フルーツバスケットの日常   作:ハーメルン’s

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フィラーです!
番外編を二つ挟みましたが、本編入れますよ!


第13話 僚

「間知先生~例の人達から原稿が上がって来ているようですがどうすればいいですか?と先方から連絡があったのですがどうします?」

私が朝の支度をしている中、私の担当編集の中尾花楓さんから電話があり、応答一番にこう告げられた

「それって今どこにありますかね」

「今日社の方に持っていく予定だったらしく、まだ寮の方にあるみたいですけど~どうします~?」

「それなら学校に登校するときに取に行きますので封筒に入れておくように言っておいてください」

そう言って私は電話を切り、寮の方に行ってから登校するための家を出る時間を逆算しながら朝の支度をしていった。

 

「間知ですが益田さんいらっしゃいますか?」

寮の方についた私はインターホンを押し、そう告げた。

しかし、出て来たのは寮生の二人だった

「先輩、来ていたのですね」

「来なくてよかったのに…」

「なんですって?!」

「そっちこそ!」

そう言っていがみ合っているのは上から岸上香純(きしがみかすみ)赤沢煌星(あかざわきら)で学年は共に一つ下の高校一年生だ。

「あなた達はどうして仲良くできないのやら…」

「貴女がいないときはまだましなのですけどね…で、はいこれ、今回の分の原稿ね」

そう言って原稿を渡してくれたのは寮母である益田永恋(ますだえれん)さんだ。

「いつもすみませんね。」

「いいですよ。ここでの仕事は結構やりがいもありますし、結構楽しいのですが何分あの子たちの小説を誰よりも近くで応援出来るのですから、もしヒットしてくれたりしてくれたらそれ以上の幸せはありませんよ」

その言葉を聞いて私はここで受け取った小説を味わうように読んでいこうと心に決め、これから読む作品に対し、心から楽しみになっていた。

その一方でいつもの二人の様子を思い浮かべつつ、その様を文に綴るのもありなのかもと考え、こう言った。

「益田さん、もしよかったらで良いのですけども、普段の寮の様子を文にしてもらう事ってできますかね?もちろん二人には内緒で」

「別にいいですけども、何に使うのですか?」

「別に深い意味は無いのですが、けんかしている二人しか見ていないので、普段は喧嘩していないと言われてもしっくりこないわけなのですよ…でも、いいなと思う部分がありましたら私の小説に少し流用させてもらうかもしれませんけどね」

「そういう事でしたら、私も昔は小説を書いていた時期もあったので書かせてもらいますよ。でも、クオリティは求めないでくださいね。書いていたといってもwed小説止りなのですから」

「ありがとうございます。では、それも次からは楽しみにしておきますね」

そう言って、益田さんの仕事が増えたわけだが、案外本人も乗り気であり、二人の日常の風景も感じ取れることに感極まりながらも、二人の後輩に悟られぬようにこう言った。

「お二人さん!いがみ合ってないで、もうそろそろ学校行かないと遅刻するよ!なかなか行けなくなったりもするんだから行けるうちは行っておきなさい!」

「「はーい」」

「あらあら、お母さんみたいなことを言うのね…」

「益田さんは茶化さないでくださいよ…では行ってきます」

「「行ってきます!」」

「三人とも、行ってらっしゃい」

そうして私にとっては沙羅場開け一回目の登校であり、初めての寮からの登校となるのであった。

その最中、岸上さんと赤沢さんの言い合いが止まることは無く、私は、こう衝動的に言っていた。

「あなた達、そんな様子だったら今回の原稿読まずにシュレッダーにかけるよ!」

その途端、二人はおとなしくなたが、本当に二人は仲がいのかと、少し心配に思えてきて、益田さんからの文に少しは期待しようと心に決めたのだった。

 




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