続きを投稿しますよ!
相生は図書室の前で手紙の入った封筒を持ったまま中を見るか見ないかを考えていた。そして決心を固め封筒を開けかける時、一人の女の子が走って駆け寄ってきた。
「あっ、姫ちゃん居た!探したよ」
相生は手に持っていた手紙をポケットに隠すように押し入れた。
「探してた?どう言う意味ですか?」
友達は息を切らしながら言った。
「日高君と…図書室に居たって…本当…?」
「えっと、さっきまで居たけど今はもう居ないですよ」
すると突然、相生は友達に肩を捕まれた。
「話した?嫌なこと言われたり、されたりしてない?」
「別に何も、でもそれはどう言う意味ですか?」
その友達から話を聞くと日高は小学生の頃、手がつけられない程の厄介者だったそうだ。
中学になってからも性格は変わらず、教卓ごと担任の先生を蹴飛ばしたことがあったり、喧嘩ばかりしていた。
しかし、二年の半ばになってからは今までのことが嘘のように人が変わり勉強に打ち込むようになった。
「昔はそんな性格だったなんて、それ本当ですか?」
しかし、相生は喧嘩ばかりしていたっと言う言葉を聞いた時、思い出した。図書室で二人の男子生徒が騒いでいるとに時、追い出した時のことである。その時の日高が異様に強いことをしっかり覚えている。
「そんな情報何処から?」
「他のクラスの子達が廊下でそう言ってたのが聞こえたから」
「で、一緒に図書室で喋っていることを知って何か言われているって思って来てくれたってことですか?」
「そんなことろかな…心配だね」
その友達は相生に優しく笑って見せた。
「あ、ありがとうございます」
今とは全く違う日高の性格の変わりように相生は難しい顔をして考えていた。
(もしかして何かあった?)
そんな様子を見ていた友達がまた口を開いた。
「ただの噂じゃあない?」
「えっ?噂なんですか?」
友達の発言に相生は再び考えた。そんな厄介者なら先生から厳重注意を受けたりするのだはないのか、喧嘩の件に関してもそうだ。学校から親に連絡が入ったりするものではないのかっと言うことだった。
そしてそんな問題を起こしている人物が受験する高校に
生徒の情報が入っていない訳がない。
それにどんなに二年の半ばから猛勉強しても残りの一年半良い成績を取っていたのだろうか。相生の頭の中に色々な謎や気になることが次々浮かんでくる。
「考えるのやめましょう、何故私が彼のこと考えないとけないのか…」
「って、言ってるけど本当は気に…」
「なってません!」
「そうですか?」
強がって言ったものの相生は内心、日高の性格を180度も変えた出来事が何なのか気になって仕方なかった。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
今回はちょっと謎っぽく書いてみました!