仮面ライダールナーズ   作:hozupi

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『仮面ライダールナーズ!はっじまーるよー!』


仮面ライダールナーズ 〜黒木零果の戦い〜 1話 ネオヘルヘイム

沢芽市………

かつて様々な戦いがあった町………

しかし、その戦いは一人の青年よって幕を閉じ…平穏な町として長い年月がたった………………

 

この物語はそんな未来の沢芽市を生きる若者と過去の沢芽市の若者達の新たな戦いの物語………

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダールナーズ~黒木零果の戦い~

1話 ネオヘルヘイム

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは………緑の植物、禍々しくも何処か食欲をそそる木の実、所々機械じみた触手が生えてたり……奇っ怪な生物が彼方此方にうろう

ろしている

葛葉紘太や呉島光実などが見たら

「ヘルヘイムの森」

と呼ぶような不気味な森………だがそこは彼らが知っている「ヘルヘイムの森」と

は少し違っていた。

 

「ヘルヘイムの森」

沢芽市で起こった戦い………それを銀河系で例えるのなら太陽に位置していた森…… 奇っ怪な生物インベス、又奇っ怪で禍々しい植物ヘルヘイムの果実、そしてそれらを司るオーバーロード………しかし、それらは一人の青年、葛葉紘太がオーバーロードを倒し、ヘルヘイムの森に隠されている黄金の果実の力により戦いと言う名の銀河系の太陽は消え去った……。

そしてそんな「ヘルヘイムの森」とこの「ヘルヘイムの森らしき森」とは前述の通りいささか違っていた所がある。

それは機械じみた触手が生えている、いや、配置されていると言った方が適切だろうか………過去の沢芽市を脅かしていたヘルヘイムの森にはこのような触手はなかった。

それもそのはずこの森の名前は「ヘルヘイムの森」ではなく「ネオヘルヘイム」という名の人工施設である。

人工施設と言っても人は殆どいない。

この森はある者たちの野心のために作られた所謂軍事施設である。それも極秘の………

このネオヘルヘイムに生息しているインベスはネオインベスと呼ばれこの森を支配している者達の思うがままに行動する。正にこのネオヘルヘイムが未来の沢芽市の平穏を脅かしている元凶である。そして、ネオヘルヘイムの存在に察知した幾人かの研究員が過去の沢芽市を支配していたユグドラシルが保有していた。戦極ドライバー、ゲネシスドライバーの設計図を元にネオヘルヘイムの脅威に

対抗しようとしていた。しかし、問題があった。戦極ドライバーやゲネシスドライバーを利用するにしてもロックシードと呼ばれる錠前がなければ只の鉄のか溜まりでしかないと言う点だが、実を言うと問題はロックシードの有無ではない。過去の沢芽市に暮らしていた呉島光実がロックシードをいくつか所持していたのでそのデータを複製し、それを利用して、アーマードライダーに変身することは可能であった、にも関わらず何故、問題が発生しているかと言うと、ネオヘルヘイムに属しているアーマードライダーが使用しているロックシードやネオインベスは人工的に作られた物………その構造はかつてのヘルヘイム森、ロックシード、インベス、オーバーロードそして過去の沢芽市で活躍したアーマードライダーそれらのデータを元に作られた物であるので対ネオヘルヘイム側の研究員が使っているツールではネオヘルヘイムに対抗しえない。

そして、不利な状況の中、ネオヘルヘイムの戦いの中で研究者達は次々と倒れていった。

そして、生き残ったのは二人の青年と少年であった。

青年の方の名前は

藤間凌太………18歳の天才研究者、自ら限界までチューニングした戦極ドライバーを使用しアーマードライダー黒影に変身する。

少年の方の名前は黒木零牙………まだ、十才だが既にロックシード、アーマードライダーシステムの構造を理解している。また天才である。

彼もアーマードライダー黒影に変身する。

そんな彼らはネオヘルヘイム側が使用しているロックシードの研究をすべくネオヘルヘイムに潜入するための計画を練っていた。

「ねえ、零牙…本当に君も来るの?」

「当たり前でしょ……僕だってアーマードライダーだし、凌太一人じゃ不安だよ」

「でも………」

「大丈夫、今回の目的はネオヘルヘイムに侵入してその果実を採取………しその成分を調べてあいつらに対抗するためのロックシードを作る………要は果実を採取すればすぐに帰ればいいんだし楽勝だよ♪」

「そう簡単に行けばいいけどね………」

と言って凌太はそこまで零牙の同行に積極的に反対しなかった。理由は零牙の言う通り、今回の目的は簡単に言えばネオヘルヘイムの果実を採取する。その一点だけであった。なので上手く行けば五分とかからずに目的を達成できるからであった。

 

しかし、ネオヘルヘイムに部外者が入ると言うのは、ネオヘルヘイムの支配者側から見れば小さな小箱の中に虫が入るようなものであった。つまり、入った瞬間彼らは此方の存在を察知し、直ぐに迎撃してくる。侵入したさきでヘルヘイムの果実が見つからなければ、この二人を待つのは死か捕虜であるだろう。

だが、この作戦を実行はネオヘルヘイムに対抗するための絶対条件である。

行かなかったとしても、恐らく自分たちが生き残る事は容易ではない。

この沢芽市を救うには、そして、自分たちが生き残るためにはネオヘルヘイムに侵入し、新たなロックシードを作り敵と同等の戦力を所持しなければならない。

そのための第一歩がこの作戦である。

 

「よし、最終確認だ……まず、このゲートロックシードを使用してネオヘルヘイムへのクラックを形成、その先で探索、ネオヘルヘイムの果実を採取次第、急速に撤退する…………ふぅー作戦と言えるのか分からない位単純だな……」

「そのゲートロックシードってちゃんと動くの?」

「分からない……まだテストをしてないからな最もしたくても出来ないが……」

「そうだね…………兎に角、やるべき事はやったし、後は天に任せよう。」

「そうだな…………よし、今日はもう寝よう!お休み…………」

「うん、お休み…………」

ぎこちなくお休みの挨拶を交わした二人だがこの時二人は知るよしも無かった。この時交わしたお休みの挨拶が黒木零牙としての最後の挨拶であったことを………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告、無事、ゲートロックシードを始動させネオヘルヘイムへ侵入する二人しかし、そこで待ち受ける悲劇とは…………

次回

仮面ライダールナーズ第2話

さらば、黒木零牙………

 

 

 

 

はい、第1話です。

pixivから丸々コピペしましたが初めての書物だけあって、今見るとなかなか恥ずかしいですねw

主人公は一応、二人です。

一応、次回。ある人が女体化します。身も心も女の子に変えられます。

 


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