最強の目を持つハンター   作:kurutoSP

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予定より早くできたので載せておきます。


彼女の天才的頭脳は愛と怒りの数式を見つける。

『まさか、最強を自負する私が怒りに昇華できないほどのダメージを受けるとは、流石はハンター試験というわけか。だが私は最強の目を持つ女、ともっ......、畜生がぁあぁぁぁ!!フアック!」

 

 彼女は無事辛い過去を傷つきながら怒りに昇華させることができたようだが、口からその怒りが溢れ出すのと同時に気のせいか、彼女の目に何か光るものがまた.........

 

 

 

 

「お姉さん大丈夫かなぁ」

 

「ゴン、放っておけよ、それよりこの階段の向こうに光が微かに見えるしあそこがゴールじゃねー。おいてっちまうぞ」

 

「でも、何か辛そうに見えるんだけど」

 

「行くぞ。俺たちが落ちたら意味ねーんだし、見た所疲れているってわけでもなさそうだしな」

 

「あ、うん。そうだね」

 

ゴンが釣り竿にレオリオのカバンを持ち、後ろから「ハンターに絶対になったるんじゃー」という叫び声が聞こえてくるのを彼女は確認し原作通りに進んでいるのを確認して二次試験のメンチ対策をどうしようかと考えているのと同時に彼女はひたすらひたすら怒り狂うという、器用なことをしていた。

 

『クソ、...でも原作通りなら寿司をどうにかしないと、...畜生、...ネタはどうする、...ガッデム、...そもそもあれは確か忍者もどきとヒソカが原因だったか、...カスが...、奴らを処分するか、...虫ケラが、...いや、そのまま豚の丸焼き試験だけだっならどうする、...ぁあぁぁぁ何なんですかぁあぁぁぁ、次から次へと、最強の目を持つ私が何で解決できない様なことが試験内容なんだよ!死ね氏ねしねシネdeath。何を切れば試験に合格できる、それとも何を殺れば合格できる、それともばらせば、...落ち着けそもそも私は奴らとは違う、最強の......!そうか、私は最強の目を持つ女、私が私である限り何も問題ない、つまり解決策は私の愛を彼女に渡せばいいのだ、そうじゃない、料理は愛情、何も問題はないはね、ウフフフフフ、やはり私が最強、私は最強...............』

 

 

 

 

彼女が狂気に身を委ねている間に地下からでて、ヌメーレ湿原に到着していた。

 

「ようやくゴールかよ」

 

レオリオが疲れ、腰を下ろしていると、

 

「あっ、レオリオ」

 

ゴンが彼を見つけて、原作メンバーが集合した時、試験管により、今度はこの詐欺師の塒と言われるヌメーレ湿原をただ試験官の後をついていくという前半と場所が変わっただけの試験に嫌気を出す一同だが、ここで人を食べるための生態系ができており、騙されるなと、忠告されたすぐ後に原作通りに、人面猿が出て着て試験官の振りをして受験生を騙そうとする。本来ならここでヒソカが殺し、ここの厳しさを受験生が身をもって体験するところだが、

 

「騙されるな、そいつはぁ、……」

 

「ぁあぁぁぁ、出たらまたジメジメしてるし今度はは泥かよ、フザケンナ、手前も私の前に立つな、そのせいで臭い獣臭をなんで嗅がなきゃならんのよ死ね。」

 

彼女の沸点は相変わらず低く、同時に人面猿は運の無いことに彼女の前に立ってしまったがために、原作より出番がないまま、退場となった。同時にトランプを取り出し自分が暇つぶしに利用しようと考えていたヒソカはとてつもなく悦んでいた、どこがとは言わないが。

 

『まさか、気づいたらもうサーベルを振り抜き終わってるなんて❤あぁ、彼女と戦いたい、彼女とならとっても気持ち良くなれるはずだよ♠︎...我慢しなきゃ、流石に今はまだ試験中だし、摘み食いじゃ終わらなくなっちゃう♦︎、...やりあう時が楽しみだよ♣︎』

 

ヒソカは滾っていた。そして他の者たちの反応は、

 

「すごいや、全くいつ切ったか分からないや」

 

「おいおい何か言いかけていたが、殺して大丈夫なのかよ」

 

「………」

 

「マジかよ、親父たち並みの奴何てそう存在しないと思ってたんだけど、バケモンかよ」

 

それぞれゴン、レオリオ、クラピカ、キルアである。

 

「『これはすごいですね。』では、二次試験会場にご案内いたします」

 

サトツは驚きながらも、平静を保ち、一次試験同様歩きだした。

 

 

 

後半戦はほぼ原作通りだったが、異なることとしては、彼女の所為で興奮した変態が、熱いパトスをよりほとばらせていたくらいだろう、もちろんそれにより他人の精神がゴリゴリと削れようと自身に影響しなければ、彼女はどうでもいい問題としてほっといた。

 

 彼女にはそれよりもどうにかしなければならない問題があったのだ。

 それは前を走る男たちの暑苦し声や熱気、そして跳ねる泥、さらに彼女をイラつかせるのは、彼女の前を走るエセ忍者ことハンゾーである。彼が頭を揺らす度に、反射した光が彼女の視界に入ってうざったいことこの上ないのである。そして、レオリオに何かあったのかゴンが叫び声を聞き飛び出した時、同じくして彼女はキレた。

 

「なぜあの変態が自由に暴れられて、自分が我慢せにゃならんのか。………ざっけんな。全てぶっ飛ばしてやる。まずはそのハゲをぶっ飛ばす」

 

「誰だハゲって言ったやつは!これはハゲじゃない、剃ってい、びぶるち!」

 

「どっちでもいいのよそんなん、その頭がムカつくのだからぶっ飛ばすのよ」

 彼女には、それでもほんの少しの理性が残っていたおかげか、頭が飛ぶことはなかったが、彼は頭に大きなもみじの後がついていた。それを見て満足したのか、清々しい笑顔で、

 

「こうすればよかったのよ、やっぱり。さあ〜てと、後は、前の数人に繰り返せばミッションコンプリートね」

 

 彼らはここで道をそれるのは危険だと分かっていたが、確実にくる災難を前に不確実な危険に飛び込んだ。彼らは実力がある所為で彼女の前を走っていただけに、彼らに非はないが、ただ一言いうならとても不幸であったといえよう。というよりも、後門のヒソカ、前門の彼女、はっきり言って詰みでありどうしようもない。彼らではなく、受験生全員が不幸であったとしか言いようのない試験となった。

 しかしそれでも最終的には102人程度の合格者が出たのは、流石というべきだろう。そんな中、ゴンと途中で別れたキルアは頭のイカれた女の所為でひどい目にあいながらも無事であり、レオリオとクラピカを助けに行ったゴンが戻ってきたことに驚くと同時に喜んだ。

 

「よく無事だったな、ゴン。てっきり今生の別れになるかと思ったぜ」

 

「こんじょう?、!根性ならハンターになるって決めた時からもってるよ」

 

「バカ、ちげーよ、てっきり不合格になってるかと思ってたんだよ。しかし、よくあんな霧の中から帰って来たな」

 

「俺、鼻はいいから」

 

「犬かよ」

 

 二人の再会による話を邪魔しないように静かにしていたクラピカだったが、流石にそろそろヒソカに連れていかれたレオリオのことを確かめないといけないと考え、

 

「二人とも、再会できて嬉しいのはわかるが、ゴン、レオリオの無事を確認しないか」

 

「あっ、そうだった」

 

「あれ、そういえば年齢詐称のやついねえじゃん。やっぱ何かあったのか」

 

「うん、ヒソカと闘って、その時にレオリオがヒソカに運ばれて行ったんだけど」

 

「マジかよ、よく生き残ってたよな」

 

「うん、殺されると思ったけど、何か合格って言われて何もせず去っていったんだ」

 

「何だそりゃ?」

 

「奴は私達と闘う前に試験官の代わりをすると言っていたから、おそらくだが、私達は奴の何らかの基準をクリアしたから合格者とされ、殺さなかったのだろう」

 

「ふーん、大変だったんだな、そっちも」

 

「そっちもって、キルアの方も何かあったの?」

 

そうゴンがキルアに問いかけると、嫌なことを思い出したというような顔をして、

 

「そっちが変態なら、こっちは狂人に追い回され張り倒されるところだったぜ」

 

「何が起きたらそうなるのだ!」

 

 クラピカはキルアの話を聞きあまりにもあまりな内容だったためつい二人の会話に再度割り込んでしまった。

 

「いやさ、あの猿を問答無用で切って捨てた青い軍服らしき服を着込んだ女が、いきなりハゲの忍者はっ倒したかと思うと、近くにいる奴を手当たり次第にぶっ飛ばし始めてさあ、しかもその時のセリフがよぉ、『あはは、いける、私はやれる、このクソどもを潰して、私の愛を知らしめながら、…素晴らしい、…だからね、君達に私はお願いしたいの、………大人しくこうべを垂れて私の怒り()を受け止めて、死ねやぁあぁぁぁ‼︎』って笑ったり、真顔になったりしながら、こっちに来たんだぜ。ほんっと、冗談抜きに怖かったぜ」

 

「いや、何だそのめちゃくちゃな理論は、そもそも会話というか言語能力は正常なのか彼女は、何というか、見た目からは想像出来ないな」

 

「だから、トンパさんも戸惑ってたんじゃない」

 

「なるほど、そういうことなのか?とっ!それも大変なことであるのは分かるが先にレオリオを見つけようか」

 

 あまりにもショッキングな内容だったため危うくレオリオのことを忘れそうになったクラピカだが、しっかり者の彼は話を元に戻した。

 

「大丈夫だよ、さっき、ヒソカを見つけたんだけど、ヒソカが指差した方の木陰で休んでたよ」

 

「そうか、なら合流しよう。それと見つけたなら早目に伝えといてくれないか」

 

「ごめん」

 

 

 

 

「ねえ、僕がいない間に随分と楽しんでいたらしいじゃない♦︎」

 

 だいぶ愛を授けることができてスッキリとした気分で二次試験を待っていた彼女の気分は一気に急降下し、一閃、

 

「危ないなぁ♣︎…でも君から誘ってくれるなんて♦、激しくしてあげるよ♠︎」

 

「なわけないでしょ、この変態。近づいたら細切れにするって言っただろ」

 

「うーん、今細切れにされるのは少し困るかなぁ♣︎、じゃあ、試験後に一緒に遊ばない♥」

 

「寝言は寝て言え、死んでも嫌だね。」

 

 不快になった彼女は、相手にするのも面倒くさくなり、戦略的撤退をした。

 

「残念♦︎、また、振られちゃった♠︎」

 

 

 

 

 

 第二次試験が始まり、最初のお題は豚の丸焼きとなった。原作通りだったと内心では喜ぶ彼女は、豚のついでに二つ目のお題である寿司ネタを探すことにした。

 

『とにかくあのクソ忍者もどきが料理をバラす前に、そしてヒソカがいない間にメンチに出すことさえできれば、合格する確率は高いはず、主人公達には悪いけど、ヒソカとともに落ちてろ。どんな闘いであれ勝利を掴むのは私一人で十分だ。くくく、私に嫉妬を、この私が原作の主人公とは言え、現時点ではただの人間の子供に何か劣等感を感じずにはいられないなんて許せないんだよ。ああそうさ、ただの人間にこの私が嫉妬を感じるなんてあるわけがないんだよ、この私が、…………やっぱりついでにヤロウカナ』

 

 彼女は本当に最強の目に憧れ、怒りをその身に宿しているのだろうか、これでは嫉妬のエン……、とにかく、彼女がプチキャラ崩壊を起こしている間に、

 

「二次試験始まり〜」

 

「「「豚を探せ〜〜〜」」」

 

「ブツブツ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

 

「ちょっとあんた‼︎早く行かないと不合格になるわよ」

 

「はっ!しまった、出遅れた」

 

 メンチに注意され、現実に戻った彼女は慌てて豚を狩りに行く。その時考えていた危ない思考を一時しまった。これで、原作主人公が助かったのだから、メンチは主人公の恩人ということになるのであろう。

 

 

 

 狩って来た豚をブハラが全部骨を残して完食したのにクラピカがショックを受けている間に、メンチが自身がだすお題として握り寿司を宣言した。

 

『よし、これなら合格貰った』

 

 彼女がそう思いレオリオに期待していると、期待通り、

 

「魚!」

 

 全員がそれに反応し、川に魚を取りに走って行った。

 

「あんたは行かなくていいの」

 

 メンチは全員が出てからしばらくしても全く動かない彼女を見て、少し心配して問いかけたが、その問いに答えず、いつの間にかもっていた魚を空中に投げた。

 

「ちょ、何してんのあんた!」

 

 いきなりの食べ物への蛮行を見て叫んだメンチだったが、次の瞬間、光の線が魚にはしり、皿の上にいつの間にか準備されていたひとにぎりのシャリの上にその身が乗った。

 

「どうぞ、召し上がれ」

 

「食えるわけねえだろアホが」

 

 彼女が、自信をもって出した寿司は一瞬のうちに投げ捨てられた。あまりのメンチの早業に、さすがの彼女も反応出来ずに呆然とした。

 

「何が阿呆か、クソあま、寿司の形は完璧だし、ネタは完璧に切ったから断面も完璧、流石にシャリはそこまでではないなしても、見た目も、ネタの食感も悪くないと思うんだけど、それを捨てるとは、何様のつもりだ、ゴミが」

 

 試験を合格したいなら普通は試験官の印象をよくしようとするものだが、すっかりそんなことを怒りで遥か彼方へと追いやる。もちろんそんなことをすれば、

 

「ナチュラルに試験官を罵倒したんじゃないわよ、そんなに落ちたいわけ、というか、そもそもこのネタ、見た目をよくするためにわざと皮を残したのだろうけど、鱗くらい取りなさいバカ、さらにあんたのその刀、確か色んなもん切って来たやつだろう、普通にばっちいわよ。さらに言えば、骨が残ってる。切る場所間違えたわね。これでも文句ある」

 

「だけど、」

 

 さらに文句を言い、最終手段の愛によって説得しようとしたところで、横から頭に特徴的なモミジをつけた忍者であるハンゾーがやって来て、

 

「あんたの番は終了だ、次は俺のを頼む」

 

「形はさっきのと同等だけど、鱗や骨が残ってるなんてミスはなさそうね、はむ、もぎゃもぎゅ、...失格、もう一度あんたたちはやり直し」

 

「なっ、んなばかな!」

 

 この時ハンゾーは自分以外に握り寿司を知っている人間なんかいないと思っていただけに、自分より先に寿司をもって行かれたのもあり、とても焦っていた。つまり、やらかしてしまったのだ。

 

「飯を一口サイズの長方形に握ってワサビをのせ、その上に魚の切り身を乗せるだけの簡単な料理たろうが、こんなの誰が作っても関係無いだろうが、そこのバカみたいに料理の初歩すらできんやつとは違うんだぞ!………へぶち」

 

「貴様だけにはバカと言われたくない。次言ったら殴るからな」

 

「ちょっとあんた、そいつがバカなのはわかるけど、もう殴った後に言ってもしょうもないし、地面に顔が埋まってたら聞こえないわよ」

 

 

 

 

 この後は、原作通り進み、合格者0人となったが、あまりにあまりな結果なため、ハンター協会会長のネテロがとりなし、クモワシの卵を取る試験にかわり、原作と同程度の人数の合格者を出した。

 

 

 

 

 飛行船にすべての受験生が乗り、次の試験会場へ向かうことになり、ゴンとキルアは飛行船の探索をし、そこからネテロ会長の暇つぶしに付き合い、レオリオとクラピカはトンパの戯言を気にせずに睡眠をして、各自の時間を過ごしていたころ、彼女は一人廊下を人気のない方へゆらりゆらりと幽鬼のように歩いていた。

 

「………クソ、……クソ、…クソ、クソクソクソ、どうしてうまくいかないんだ。やっぱり、トンパか、ヒソカかゴンかメンチかそれともほかの不愉快な男どものせいかな、この世界は私の愛を理解できない嫌な奴ばかりだ。そうだよ、いやな奴、嫌な奴、嫌な奴、1やな8つ、い8な82、187やつ、18782ばかり?18782ばかり!そうか皆殺しにすればいいいんだ、そうだよなんて頭がいいんだろう。単純な足し算を持って、いやな奴を皆殺しすればいいことを証明できるなんて、そうさ、私が私である限り、私は決めたんだった、神などいないのだから私が裁くのだと、だから迷うことはない、自身の信念と数学という絶対法則に従いヤレバいいのだ、なら誰からやろうかしら、やはり会長たち?嫌だめだ、それだと外に漏れる可能性がでるから、まずは通信機器からやらないと、まだ世界に私の愛を振りまくには準備が足りないのだから、それさえ終われば、人種、民族、組織、種族の何物にも縛られずに愛をぶつけあえる。楽しみだなぁ、この世界に対する怒りを、自身に対する怒りを、他者に対する怒りを、人があらゆるものに向ける怒りをただぶつけ合えるなんて、なんと素晴らしいことか」

 

 この時の彼女は、確実に狂っていたであろう、しかし同時に怒り狂いながらもその信念にあるのはただの愛である。彼女は怒り狂う対象に愛を向け、愛を向けた対象に怒り狂い、その怒りと愛はとどまることを知らずにお互いを高めあっていく。このとき彼女の眼帯が外れていたのならば誰もが不思議に思うだろう、なぜ1匹の蛇が自身の尾を食べ輪になっているのではなく、二匹の蛇がお互いの尾を食べるウロボロスのマークが目に刻まれているのかと。

 

 そして、彼女のその二つの思いが高まったとき、

 

【『魂の書架』の「感情の書」と「知識の書」を開きます】

 

 彼女の念能力が発動した。




第4話で、彼女の目的以外ほとんどを説明できると思います。ていうかここ以外に挟めないから、説明しきれなかったら、未完もしくはナニコレ理解できんという作者の恥部だけ出して終わる可能性が。
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