最近行きつけのカフェでブラッドオレンジジュースと新作だというチョコレートクッキーをいただく。
目の前には独特の風貌をしたおねえさまと呼びたいヴァリアーランキング一位のルッスーリアがいる。
ルッスーリアは中々の変態性癖を持ち、男をボコっては、うっとりと眺めたりする少し怖い人だ。
そんなルッスーリアと俺はこうしてお茶を飲んだり、小旅行に行ったりとまったりとした友人関係を築いている。
「ねえ、レオーネ。ちょっと聞いてよぉ」
「んー? どうしたどうした」
「沢田 綱吉がどうやら婚約するらしいのよぉ」
「う、ん?」
そう言うのって部外者に話して良いものなのだろうか。
娼婦の仕事を始めて早五年。ご贔屓にしてくれるお客さんは大体マフィア関係者となってしまった俺は色々なファミリーの秘密を知っている。師匠から独立し、始めた頃はそりゃあ驚いたが、中マフィアたちの噂話や巨大マフィアの悪口なんかは日常的に聞いているし、それなりに驚きの耐性も付いてきた。
しかし、ボンゴレという巨大マフィアの、しかもそれなりの地位にいるルッスーリアからのたれ込みは信憑性からして段違いだ。そんな話を部外者にする部分とか、うん、俺はスゴくいいと思うな!
「レオーネったらクッキーを溢してるわよぉ! んもぅ、お行儀悪い!」
「ん、ああ、ごめん」
驚きすぎて口が開きっぱなしになっていたらしい。
現在のボンゴレボス、沢田 綱吉は中学から色々と逸話を残している。
例えば学校の地面を割ったりだとか、何日も続く戦いで校舎をボロボロにしたりとか、いや中学生で戦ってるとか一般人にはよくわからない世界だ。
まずあんな個性的なメンバーが集まるヴァリアーの上司なのだからその実力は確かなものだろう。
ボンゴレボスは俺の三つ上だったかと考えながらルッスーリアの話に耳を傾ける。
「沢田 綱吉ったら近寄ってくる女子は対処できるのに、自分からは行けないのよぉ。この婚約話もずっと前からあったのに、彼が婚約指輪を渡すまでは本人たちの自由にさせてくれ~って言ってずぅっと待たせてたのよぉ」
「へぇ、俺は冷静なボンゴレボスしか見たことなかったからなぁ。女性関係は結構チキンなんだ」
「そうっなのよぉ! もう皆まだかまだかってねぇ、さっさと婚約して美味しいワインをご馳走して貰おうとヴァリアーで言ってたからもうたいっへんだったのよぉ!」
「あ、ご馳走する側じゃないんだ」
「それでねぇ! 婚約披露宴があるんだけどよかったらレオーネも来ない?」
「遠慮しとく。あ、でも写真撮ってきてよ。俺ちょっとボンゴレボスが惚れた子見てみたい」
「どうせだったら今度連れてくるわよぉ?」
「遠慮しとく」
数日後
「聞いてよぉぉぉぉぉぉぉ、レオーネ、ねぇぇぇぇぇぇぇ」
「え、なに? どうしたルッスーリア」
「ボスがけ、け、」
「ザンザス様がどうしたって?」
「結婚するのよぉぉぉぉぉぉぉ」
「おぉ、おめでとー」
「ありがとぅぅぅぅぅぅぅぅ」
レオーネ 22歳 男 甘党
珈琲はカフェオレ派、紅茶はそもそも飲めない。
100%オレンジジュースをこよなく愛する。
師匠がいる。
行きつけのカフェ
本編の数年前に物理的に潰れた。本編では場所を移して営業中。
今のところ出る予定はない。
ルッスーリア
オカマ口調のサングラスをしたちょっと危ない人。
多分爽健美茶とか飲んでる。
作者は口調が全然分からなくて悩んでます。
ボンゴレボス 沢田綱吉
婚約した。尚婚約の数日前までは別に彼女がいた模様。
この時はやることは彼女にはやってた。婚約者の子の我慢がスゴい。
ヴァリアーボス ザンザス様
Xが名前に二つ付く人。婚約披露宴には行かなかった。
婚約披露宴の三日後に結婚を発表。相手はどこかの社長令嬢だとか。
スクアーロ
今話の書類整理枠担当。尚、ヴァリアー幹部で一番初めに結婚した人。
お嫁さんも書類整理枠に入っているため、夫婦でストレスがマッハ。
胃薬と愛人関係にある。
レヴィ
婚約披露宴で曲芸を披露した。ボスの結婚式では号泣してそれどころではなかった。
ロリコン。
ツナさんは多分本気で好きになった人には奥手なんだろうなぁと思いながら書いていました。
この小説のツナさんは奥手・チキン・非童貞です。なよっちいツナさんが苦手な方はご注意ください。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
次の更新は未定です。多分もうそろそろ転生します。