んーーーー……んーーーー……ん
あかるいなー。
もーー朝かーー。
時間は、まだこんな時間かー……日の出早いなー。
折角起きたけど…。
むぅうーーー…ねむぃ。
とてもとてーも眠いーー。まだ寝ようかな寝ようかな寝たいなら寝るべきかなー
どうしようー…
うーーーん、うーーーん…うーー
う
あーー……
ん、やっぱ寝よう。
そうだねーーそうだよね…眠いときは眠るに限るよねー。"今は"仕事とか学校もないし早く起きる必要もない。二度寝最高…さいこう…う…あーーけど、お腹空いてる。意識したら余計にお腹空いてきた。眠い…けどお腹もすいた…眠い…お腹減った…ねたい。お腹へった…うーーーーーーー…ん…うーーーー………起きよ。
起きた。
ボク専用の寝床(段ボール)の中でうにーーーっと体を伸ばす。それから毛深い手で顔をくしくしと洗う。手じゃなくて前脚か。
クシクシとすごーく今さらなんだけど改めて思うと完全に猫の習慣が身に付いちゃってるねー。
そうボクは猫
猫なのかな?
まぁネコ
ボクはナゼか人から転生して猫ぽい何かに成っていたネコだ。ついでに普通に人語を話せたり何十年も生きてたり沢山能力あるネコだね。ちょっと怪しいけど分類したらネコ。きっとネコだよ。人からも猫扱いされてるからネコだね。
えーーと…ネコになってから始めに覚えてるのは見知らぬゴミ山に猫の子みたいに捨てられてた。文字通りだね。それから頑張ってご飯集めたり、寝床探したり、邪魔するのを蹴倒したり、変な奴等に捕獲されたり、逃げたり、戦ったり、逃げたり、暴れたり、色々とあったりして、ふらふら、ふらふらアッチコッチ独りで長いこと捨てネコから野良で長くながーーーーーく放浪してたけど、つい十年ぐらい前に色々あって怪我してたら普通……ぽいのに随分と変な子供に拾われて、何だかんだ飼われることに、今は普通の飼い猫ちゃん。
一時的に休むだけで本当に飼われるつもりとか無かったんだけど、猫のふりをしてたらピトーって名付けられたから……いやー初めは思わず笑ったね。取り敢えず自分で名乗ってた名前がピトーだったしね。
なにか運命かなーって飼い猫にされて最初はちょいとムカいついたけど、馴れると飼い猫生活いいし本格的に飼われることにした。
ホント今だと何でサッサと飼われなかったと思うよ。野良猫の時と比べたら雲泥の差、安心できる寝床に何もしないでも貰える御飯、食っちゃ寝生活は最高だよ!!
元人としてのプライド?何処に行ったのかなー。地平線の向こう辺りにあるんじゃない。いやだって人の時より長く猫として過ごしてるし人のプライドが百倍ぐらいに薄めたカルピスみたいに味がしなくなるぐらい希薄になるのも仕方ないよね!!
あとこの世界も地球ぽいけど"個性"なんて訳のわからない力のある元とは違う世界だし。別世界の人だった頃のプライドとか気にしなくていいかなーーと思うよね!わりと警戒してたちょっかいとかも無かったし。
ぐぅぅぅ
あーーーー今、お腹が減ってたんだ。
昔のことどうでも良いね。何で思い出してたんだろ。今大事なのはごはんごはん、段ボールから降りてゴハンのある筈のリビングに向かったよ。
さて優雅に朝御飯。
リビング端に置かれたボク専用のお皿を見る。
いつも昨日の夜には用意されてるんだよね。
さてさて、今日のご飯はなにかなー。
何かなー
何か…んーーー
うん、見間違いかなーー
もう一度お皿の中を見る。
皿の底しか見えない。
即ち空の皿
可笑しいなぁ。
とても可笑しいなぁ…
オカシイナァ
中身が無い。
朝御飯がねぇ。
皿から顔を上げて時計を見る。うん五時でちょっと早い。何時もの朝御飯は6時…トテトテ走って移動、ドアのノブに飛び乗りガチャとドアを開ける。これ普通の猫でもやるよね。ドアをあけて部屋の中を見る。相変わらずヒっドイセンスの部屋だよぉ。部屋の中は筋肉男のポスターや人形やグッズが飾られてる。変態臭がキツい!!
「……zzz」
予想通り。この変態部屋の主でボクの朝ごはん係りの変態がまだ寝てる。朝ごはん用意せずに寝てるとは不貞なやつ。腹へりご立腹の可愛いニャンコのお怒りを受けるがいい。え?まだ朝御飯まで一時間早い?五時には用意してくれてたし実質朝御飯は五時!なのでギルティ!
とう!!
「zzz……ぐふぁ!!!???」
体重丸々キロのボクがジャンプして下僕、もとい飼い主の腹部に飛び乗る。そしてバンバン肉球でやさしーくほっぺたを叩く。
「いずくー。おきろー」
叩くと首が左右にグリングリンって動くオモチャみたい。
「げぐ!おき!ぐふ!お、ぐふ!げぶ!?お、お、お…起き!…起きたか、ら、叩くの止め、て!首がごきって!?」
ボクのお陰さまでスッキリ目覚めた見掛けモブな感じの飼い主。陰キャなキモオタて思わないなんて凄い配慮してるよね。
「もーようやく起きた」
「いつつつ……叩き起こすの止めて!マジでやめてよ!?こんな起こしかたされてたら何時か永眠しそうで怖いんだけど!?」
「その時はちゃんと治療するから大丈夫だって、そんな事はどうでも良いよ。それよりイズク!警報が鳴ってんだよ!」
「どうでも良くない…って!!け、警報!?なんの警報!近所で火事とか!?それか凶悪なヴィランでもでて避難警報でも出たの!?」
「そんなもんじゃないよ。もっと大変な警報だよ。イズクの大切な相手に危機が迫ってるよ!」
「え?大切なものにって、いったい」
ぐぅぅ。
「聞こえたでしょ腹へり警報!イズクの大切な愛猫がピンチだよ!ピンチ!ご飯わすれられてたからね!早く起きてご飯の皿に至急ご飯を用意しなきゃね!ピトーさんは焼いたサンマをご希望だよ!」
ふふ、美味しそうなサンマが冷蔵庫にはいってたのは覚えてるしよ!
「…………」
なーんで焦った顔からスンと感情が抜け落ちるかな。ドブのようにドンよりした目、とても大事なプリティーな愛猫に向ける視線でないなー。そんな悪い目は爪でぷスッと目潰ししようか。あ、目を隠した。
「もう、ご主人さ、ゲフン、愛らしい飼い猫がお腹を空かせてるんだから迅速に起きてご飯の用意をするがいいよ!」
なにそのどうでもよさそうな目は
「いや自分で用意したら?」
「いずくが酷い鬼畜。可愛い飼い猫にエサを自分で用意しろなんて!」
前肢で涙を隠すみたいに目を覆う。ネコがこんな事をしたら堪らなく可愛いくてしかたないよね!可愛すぎてなんでも言うこと聞いちゃうよね!
「可愛い……かわいい????」
猫パンチ
「ガフぁあ!?」
さて、目覚めの一発で起きたよね。起きたなら早く朝ごはんって、あれ?白目向いてる?
「もう、たかが猫パンチで寝るなーー」
鳩尾にドスって入ったけどたかがプニプニ肉球ネコパンチだよ。とても手加減もしたから石も…たぶん砕けない程度の威力だよ。肉球でペチペチしてたら起きた。
「だからそれ止めて!はぁ…痛いし眠いよ。今何時…って!…まだ5時じゃないか!朝御飯の時間まで一時間もある。今起きて用意したら寝る時間減る……一時間後に起きたらごはん用意するよ」
一時間、一時間ねー。うん無理!一時間とかお腹が持たない。
「ええ一時間お預けなんてとても我慢できないよぉー。お腹をすかせた可愛い子猫を助けてにゃ」
ネコの上目使い
この魅惑の眼差しに叶うモノなし!
「うわ、気持ちわる」
まだ寝ぼけてるみたいだから口で布団をひっぺがした。
ピトーさんのパワーすごいよ。
熊を噛んで振り回したことがある!
「うわぁあ!!ひぐぇ!」バキ
布団とると勢いでベッドから落ちた。
ちょっと異音が聞こえたような。
気のせいだね!
「流石におきた?全く、ご飯を早く用意する。これは"師匠"命令」
「……うぅ了解です師匠」ゴギゴキ
イズクとボクの関係はペット兼師弟関係。勿論師匠はボクだよ。ペットもイズ…ボクだよ?
この世界では個性って能力があって、個性で戦うヒーローって職業が公式に認められてる。個性前提のヒーロー、なのに無個性なのにヒーローに成りたいって言うイズクは可笑しいよね。変だよね。ボクが頑張って説得してもヒーローを目指すなんて言う変人。個性なしでヒーローって目指す先がバットマンって感じかな。相手は異常者でなくて本物の怪物な世界でバットマンするみたいな話、目指すのどう考えてもやめた方がいい。それは皆も反対するよ。
でもヒーローになるのを諦めるつもりのないイズク、そんなイズクの為に師匠になってあげるボクは飼いネコの鏡だよね。え……ネコが師匠なんてしない?
ク◯ちゃんとか言う黒ネコも学校の先生に師匠とか呼ばれてるよ。なのでネコが師匠になるのあり得ない事でない○ローちゃん猫なのか怪しい二足歩行だけど
ガチャっとなとキッチンの冷蔵庫を開ける。おお冷蔵庫から出されたサンマが宝石に見える!ネコになってから生魚の匂いがたまらない。昔はヤンチャでお魚くわえたどら猫に何度なったことか。
ジューーーー
あーー焼ける匂いも堪らない。
「イズクーまだーー」
「そんな直ぐに出来ないよ…」
「まだ?…まだ?…まだ?…まだ?」
「(しつこい。まぁ生焼けでもいいか。遅れたら噛んできそうな目だし)………はい焼けたよ」
きたーーーー!!!
なんか早い気がしたけど我慢なんてできない!
即座に焼きたてサンマにかぶり付く。
ウんマイうんまい。ネコになってから魚が極上に美味しく感じて仕方ない!生だけど!
「生だけどコレはコレで」
「……やっぱ生でも良いんだ。なら初めから生で食べたら良いのに」バキバキ
「むぐむぐ、生も好きだけどサンマは焼いた方が格別なんだよ。と言うかお刺身の魚でないと生は体に悪い。体調崩しちゃうよ」
「毒をそのまま食べても平気そうな癖に…」ビキビキ
「なにか言った?…ハグハグ…ゴクン、ふぅ美味しかった。おかわり!」
「無いよ!…はぁ、じゃあボクはもう一度寝るから、もう6時まで30分しかないけど……」
無いのか。仕方ない物足りないけど朝御飯まで我慢しよう。 さっきの?何の事かな。朝御飯は六時だよ。
それより
「イズクまた寝るの?時間もないし今から寝たら起きるの辛いよ」
「…そうだね」
恨みがましい目で見てくる。
なんでかな?
「眠気覚ましに昨日の修行の続きでもやる?」
ボクも二度寝したいけど生焼けだけどサンマを焼いてくれたお礼にやってあげるよ。義理堅いネコだよね。
「あのね。身体からヤバイ感じの音が鳴ってるの気づいてるよね?筋肉もいたくて少し動くのでもつらいんだよ」ゴキ
ん、そう言えばさっきからイズクの骨からいい感じの音が鳴ってるね、これじゃあ運動も無理かな。なら仕方ない。
「それなら六時まで優しいボクが身体の治療(修理)を「あ!?な、なんでもないです!やっぱり大丈夫です!!!っ、い、痛いの気のせいだった!」ゴキュ
身体から面白い骨の音がなってるよ。
「遠慮しなくてもいいよ。寝てなよ。その間にボクが治療してあげるから」
「大丈夫!!!大丈夫!ホント大丈夫!ほんとぉぉ!?」グキィ
脂汗もかいてるのに遠慮すんなよー
この世界には個性って不思議な能力がある。で、個性を持ってるのは本来は人だけなんだけど動物にも個性持ちが少ないけどいる。数少ない個性持ちの動物の一人がボク。個性はハンター×ハンターの念みたいな感じかな?
正確にはどうなのか不明だけどハンター×ハンターに出てきた念能力を幾つか使えると思ってくれたら良いよ。自分のオリジナルもあるよ。人型になるとか普通の猫より長生き出来てたりするのも個性のお陰。
個性に関して感謝と恨みは半々、個性のお陰で厳しい野生の世界を楽に生きてコレたけど個性持ちの動物って事でわりと大変だったからプラマイゼロ…ややマイナスかな?
まぁそんな事より時間も少ないんだし修理もとい治療しなきゃ。
玩具修理者(ドクターブライス)
背後に現れるナースさん(?)
名前が同じネコみたいな虫が使ってたあれだ。
外見は原典まんまなサイコホラーな感じ。
まぁ、見えない方がいいよね。
「うわぁぁ!!でたぁぁあ!!!」
原作的には一般人に見えないけど残念だけど普通に何故か見えるみたい。念は念使いしか見えないモノだし個性であって念じゃないのかも、ジョ○ョのスタンドみたいな感じで1人一種って感じの念なのに何種類も使えるし念ぽい別物だよね。
悲鳴?気にしなくても大丈夫。いつもの事だから。
「まって!その治療はやめて!?それ受けるぐらいならこのまま修行のほうがいいからぁぁぁ!!」ゴギゴキ
後退りしてる時にも酷い音がなってる。
「もー遠慮しなくていいよ」
「遠慮じゃないよ!?」
逃げようとするイズク、沢山のメスが迫る。身体はマトモに動けなくて逃走も不可能。這ってでも逃げようとしてるね。無駄な足掻きだよね。
「遠慮無用だよ。さ、やるよ治療(修理)」
「いやぁああ!!!!や、やめて!たすけて!!ころさないで!いやぁあぁあ……」
ぐぎぃぃぃぁあ!!?
断末魔みたいな声が聞こえた?
気のせいだよ。
だってイズクは気絶させただけだし。
さて、ドクタープライスを消す。
代わりにナース服の女の子が代わりに現れる。
年齢詐称の人の念能力のあれだね。
さてイズクを回復させよう
マッサージ開始
キッチリ30分で6時
ふういい仕事したー
ボクはなにもしてない?
能力使ったのボクだし。
ナース服の女の子の幻影を直ぐに消す。
またドクタープライスを出す。
イズクをブスリと起こす
「フギャアアア!!!」
イズクを痛みで気絶させて年齢詐称な人のクィキーなマジカルな念能力で回復させたんだよ。え?ドクタープライス?使わないよ。出した理由?ほら…優しい治療に馴れたらダメだしね。怪我を気にしないで猪突猛進しそうなイズクの為にキツイ感じにしてるだけだよ。怪我しても優しく治療してくれるなんて安心が有るといけない。うん決して取って付けた理由じゃない。面白く遊んでるとか趣味じゃないよ?
「治療怖い。治療怖い、治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い治療怖い、ごふぅ!」
バシッと叩いて気絶から覚めた後にブツブツ言ってたイズクを正気に戻す。
「身体の体調はバッチリ?今日の特訓も出来るよね」
「うぐぅ身体は動くし痛みもないけど……勘弁してよ。毎日此れじゃあ心が持たないよ……」
ウーン?ボクが悪いみたいな言い方、これボクがやりたいから続けてる事じゃないんだよなぁ。イズクがヒーローに成りたいって言うから厳しくしてるんだよ。ヒーローなんて目指さないならやらないよ。
「別に止めても良いよ。ヒーローに成れなくてもいいなら」
「な、なんでそんな話になるの」
「前にも言ったよね。本物のヒーローならもっと過酷な事をしてる筈だって。イズクは個性抜きでヒーローになるのに、これぐらいでへこたれてヒーローになれるの?」
他のヒーローが過酷かどうかなんて知らんけど偉そうにいう。
「………それは」
「もうヒーロー目指すの止める?」
「止めないよ!…ボクはヒーローを目指すから!…ま、また治療もお願いします」
声が震えてるけど、イズクって折れないよね。まだ小学校に入るか入らないかぐらいではじめてから、ボクがやりすぎって思うぐらいやってるのに、泣き言は毎回言うのに止めることはないド根性もち。根性ない見かけな癖に………ドMなのかな。
「朝の特訓いこうか」
「う、うん…なにか酷い誤解しなかった?」
「なんのこと?それより朝の特訓前にイズクに特大のプレゼントがあるんだよ。ちょっと待ってて」
「凄くやな予感する」
あるものを取ってきてドンとイズクの前におく。
「あの、それは…」
「新しい重りをプレゼントだよ。前のよりちょっと重いけど、ヒーローになるために頑張って乗り越えてね!」
やっぱ強くなる特訓には重りだよね。
「……」
「どうしたの?」
「うん、重り…重りが前より重くなったのは……良くないけど、良いけど、ほんとよくないけど、いいとして…いいとしても…この文句だけはいわせて、何で………何で!!!また!重りが!!!亀の甲羅ぁ!!!これ付けると向けられる目が辛いんだよ!!?」
「えーまたその文句、いい加減慣れなよ」
「慣れるわけないよ!!?用意するならせめて別の用意してよ!?」
「何をいうかな。由緒正しい偉大なヒーローを育てた武術の神様が修行には亀の甲羅を使ってたんだよ。これ以上にヒーローに成るための修行に最適なモノは無い」
実際は海を散歩してて見付けた大きな亀を食べちゃったから残りを有効利用してるだけだけど。
「亀の甲羅を背負う武術の神様なんて聞いたことないんだけど」
うん、この世界にはあの有名アニメは無い。飼い猫になってから余裕が出来てから昔のアニメを見ようと思ったら無かった。そのお陰さまでわりと最近になって未来の地球でなくて別世界だって気づけた
「(この世界には)知られてないだけでスゴイ人なんだよ。それが無くてもヒーローは見られる職業なんだし体を鍛えるついでに視線に馴れられるの良い。一石二鳥だよ!」
「……ヒーローがされる注目と違う…変人とかそっち方面の注目」
不満そうだなぁ。
ヒーローも変人も同じようなもんじゃない。
格好だけみたら
言ったら怒りそうだから言わない
「んーこう言うのはイヤなんだ…そうなんだーー…」
思い付いた事が有るんだよね。
「…あのピトーさん、笑うのなんで?何かスゴい寒気がするのですが」
「甲羅はいやみたいだしね。…他の手段にしようか。家の外に出ない方法だから人から注目とかはされないよ」
「………どんな方法」
「なってみよう。改造人間系のヒーロー」
修行やら特訓でヒーローになるのよりもヒーローの王道は改造人間だよね。仮面ライ○ー、ロマンもあるよね。出来るかなドクタープライスとか他の念能力で…
「改造…人間???」
「きっと!たぶん!神経も筋力何倍にもするのボクの能力でいけそうだよ!うまく行くかな?挑戦しないとわからないかな。先ずは試してみないと!ヒーローに成りたいイズクの為にもやってみようとおもうんだ!あ…六本腕とかどうかな?」
期待に満ちた視線をイズクに向けた。
なんで外に向かおうとしてるかな。
足を引っ掻けて倒した。
「ぐへぁ!」
「何処に行こうとしてるの」
「ど、何処にも行こうとしてないよ!?よ、よく見たら甲羅カッコいいね!うん!修行には甲羅が最適だよ!!いや!本当!!ヒーローを目指すのに最高の相棒だね!」
なんかイズクがいきなり亀の甲羅を誉め出した。亀の甲羅がカッコいいってイズクの感性残念だなあ。
「いやいや改造の方が(失敗しなきゃ)お手軽に強くなれるよ。ヒーローへの近道だよ!個性持ちにも勝てるよ!改造しようよ!」
「遠慮します。本当に止めて、マジで止めて」
そんな土下座しなくても
うーん、改造なしで修行だけでヒーロー目指すの。残念だけど、凄く残念だけど、イズクが断るならしかたないか。しかたないけど、順調に成長はしてるけど今のままでヒーローは……ちょっとねぇ。
改造が嫌なら仕方ない。
「なら特訓を多めにするしかないか」
「なんですと」
「だってハンデありでヒーローになるんだしね。改造みたいな事をしないでヒーローになるならまだまだ足りないよ。地力を増やさないと」
「…どれぐらい、その、特訓を増やすの」
「とりあえずは甲羅を背負って町内3周、その後は筋トレ3セット…これを朝御飯までにね」
「………何時もより"ちょっと"多いね」
「うんちょっとで済まして上げたボクは優しいね!ほら学校の時間もあるし急がないとダメだよ」
「皮肉がきかない!!……ボク、ヒーローになる以前に明日まで生きてられるのかな?」
朝のちょっと多目の追加トレーニングも終わった。朝ゴハンはイズクの口に突っ込んだ。口を動かしてモグモグさせて胃に流し込む。イズクを見てみる。
「…………」ビクビク
死にかけのトンボ…?
「イズクー!!もう学校の時間!急がないと遅刻するわよ!」
あ、ママさんの慌てた声
時計を見ると……
「いずく!学校の時間。寝てたら遅刻するよ!」
「……」白目
ゴハンを食べた後に気持ちよく二度寝するなんて仕方のない飼い主だなー。ユサユサ揺すってみる。起きない。まるで永眠したみたいに深く寝てる。すぐに起きそうにない。 起きてもマトモに身体動かないかな?また治癒するのは少し時間かかるし。遅刻かな?遅刻するのはよろしくない。
「しょうがないから学校まで連れて行ってあげるよ。」
僕以外がね。 制服にズバッと着替えさせ、次に学校のカバンとイズクを引っ張ってポイと外に出す。ズシャって地面に落ちた。さて後は運搬するのにーーーボクも外に出てニャーーと合図を出すとガサガサと集まってきた。
『ボス!!おはようございます!』
『どうされました』
ニャーニャーーと集まる近隣の部下の畜生(猫)たち。部下にする気はなかったけどなんでか部下になってたんだよね。命令に従順だよ。
「いずくが学校なのに寝てるから学校まで運んでほしいんだよ」
『寝てるって…永遠に…』
『葬儀場に送るの間違いでは』
こら死体を見るような視線を向けない。体がビクビク震えて白目向いて意識がないだけだよ?死んでないよ…ね?
あれ?
「葬儀所って何処だっけ…」
「……い……一応生きてるよ」
あ、イズクが目を覚めした。
もう早く目覚めないから葬儀所の場所が何処か考えちゃったよ。
「生きてた…じゃなくて意外と早く起きたね」
『ボスが恐ろしい事を言ったような……』
『兄弟、なんで朝から死にかけんの?』
「…ピトーの追加の修行()のせいで…」
なに、皆してあぁーって顔をして
猫なのに表情豊かだね。
「そんな事は良いから早く運んでね。遅刻するから」
『へ、へい、じゃあイズク運ぶからな』
沢山の肉球持ちの畜生に御輿のように持ち上げられるイズク。マトモな猫がやる芸当でないね。
「……皆、ありがとう運んでくれて」
『気にするにゃ兄弟子、ボスの命令だからな』
『朝からボスにしごかれて大変だったろうし仕方ない』
「うん…ほんと大変だったんだよ」
『うぅ辛さは俺達もわかる』
二足歩行の猫達に御輿みたいに運搬されてくいずく。黒猫ばかり集めてこれぞクロネコヤマトやってみたいね。
亀の甲羅を背負うより目立ってるけど思うけど良いのかな?イズク物凄い見られてるねー。アイルーみたいに二足歩行の猫に運ばれてるんだしね当然か。
なんで猫が二本足で歩いてるのかな?
部下だから暇潰しに鍛えてたらいつのまにか、鍛えたからって二足歩行に。小柄とは言えイズク運べるのも可笑しいよね。
ドクタープライスで改造とかしてないよ?まだしてないよ。 改造してみたいなー。
アレ?なんか皆が足早になって離れた?
『い、今寒気したにゃ!ぼ、ボスが悪巧みしてた??』
「たぶん正解だよ。…今朝改造とか思い付いてたから試そうとかしてくるかも、みんな気を付けてね」
『か、改造!?』
『(ボスの近くの)此所は危険だ。早く学校にいこう』
「ありがとう」
イズク、ネコ達と話してない?
ネコと話すとか頭大丈夫?
魔女の◯急便の裏設定、主人公だけが飼い猫のジジってネコの声を聞いてる。それは使い魔とか魔女の能力……とかでなくて、最初からずっとジジは喋ってなくて主人公の妄想、あれ知った時はうわぁってなったなぁ。
あの映画の事を思い出しながら、イズク達についてボクもイズクの学校にいく。学校に侵入して猫達がイズクをクラスに放り込んだの確認した後、帰ろうとして爆発太郎を見つけた。
たまたま見つけた未使用の花火を置いて爆発太郎に野暮用を済ます。
「誰だ膝かっくんしやがったのは!!!……って!!!こんな事をオレにするのはアイツしかいねぇに決まってんだろ!!どこだクソネコ!![シュワァァア]なんだ!?なんでこんな所に花火が!?」
あーいけないんだー。個性使っちゃうなんて。公共の場所で個性使うのは違法なんだよー。
しかも個性で花火に火をつけるなんて。
まったく悪いヤツだねーー
やって来てる教師。
よし怒られるの確定。
じゃあかーえろーー
今日もいい天気だなーー。