「ほらさっさと着いてきて」
「ハイ」
『wwww 』
どうもスバルです。一見は何処にでも居そうな小学生。しかしその正体は世間を騒がせてる蒼い流星のロックマン。数々の怪人をバッタバッタと倒し多くの人を救っているヒーローです。
……たぶんヒーロー……ですよ?
今は同年代のショタに首輪を掛けられて犬の散歩中、多数の子供に視られる通学路の公道を堂々と歩かされるノーマルな男の子です。ほんと本人の性質はドノーマルなので恥ずかしくて死にそう。時間が経つごとに羞恥心と草生やしてるクソ分身への殺意は増し増し。
ただでさえ不登校明けの小学校に行くのに此れは酷い。童貞くん、最初の目的とかたしかに不登校児童の登校の付き添いでしたが?普通ロックマンバレで学校はうやむやになりませんぬか?
いや学校に行くのは良いとしても、逃げないように首輪を付けてまるで犬のように移動って可笑しいでゴザル……一緒に登校って喜んでた妹は首輪をつけられたボクを見て何処かに行きました。無情でござい。
「あの童貞"くん"……これ外して貰えません?」
ここまで来たら流石に逃げませんし。
「……」
「おーい童貞"くん"」
「……………………四つん這いになって行きたいのかな?」
「なんで!?」
マジで四つん這いにされそうなんで黙って学校に行くことになりました。ああ視線が痛い。変な性癖に目覚めたらどうしてくれるんですか。
そして学校に付き更に教室に着くと。
「浮いてるなぁ」
ボクもそうだけど童貞くんも浮きに浮きまくってる。まぁあんなプレイをあんな堂々とやって登校してきて浮かなきゃ可笑しい。浮いてなきゃ怖いですよね。童貞くんは教室につくなりノートパソコンをカタカタやってますし。……あとボクの犬の散歩セットが其のままですし。これは遠巻きにされる。学校に来たのはコミュ障直し。母さん……ここからコミュ障なおしの交流とか無理ですって。
「………出来るよ。このクラスならこれくらいなら問題ないんだよ、クソ」
童貞くんに聞いてもこの返答ですし。
同年代の犬の散歩が問題ないってどんなクラスですか。何か言われてますね。
ちょっと耳を澄ませて見ますか。
「あのドウテイさんに、まさか私と同じ趣味だなんて、ふふうれしい……」
「いいなー……頼んだら私にもしてくるかな」
「抜け駆け禁止だ。俺さまが先だぜ。準備万端だしな」
「犬耳と尻尾を持参とはたまげたなー」
「そう言えばあのスバルってやつ、ドウテイさんから四つん這いになれって言われてたのになってないんだぜ、勿体ないよな」
「あのスバルってヤツはバカだな。犬扱いは四つん這いなってこそだろ」
『そうだよな!』
「四つん這で踏みつけるのが正義ですわ」
小学生の会話?
まさか犬の散歩が羨望の目で視られるとは、
童貞くん何ゲンドウポーズしてるんです。
変態じゃないと辛そうなクラスですねぇ。ボクは馴染むの無理そうです。小学生生活は最初から暗礁に乗り上げて座礁してますね。
時間は流れて放課後
「スクール水着の白が至高だろうが!」
「全裸にも見えるからですか?スク水に過剰なエロを求めるとは笑止」
「スパッツはダメだよな。やっぱりブルマだよ」
「スパッツはスパッツで良いものですよ?短パンテメーはダメだ」
『オメーの事だぞビリビリヒロイン』
「ミニスカいいよね」
「ミニスカよりロングのスカートがいいのです、チラリズムとは見えなければ見えないほど見えたときの感動が大きいのです。安易なパンチラなど価値がないです」
むぅ小学生にしてソコまでの悟りを開くとは。確かに見えなければ見えないほど見えたときの感動は大きい。ボクのミニスカ最高論は完膚なきまでに負けたと認めるしかない。
「其処の変態、帰るよ」
その声に逃げようとするも遅かった。
童貞くんのピンクのランドセルから出てくるメカにより、授業の時に外された犬の散歩セットを再度つけられた。同年代に犬の散歩セットを付けたショタが変態とは如何に?。
「タスケテ」
「「「スバル(くん)君のことは忘れないよ!」」」
誰も助けてくれず教室から見送られた。
学校を出て帰宅の道に……
「随分と馴染んでたね…」
そう言われると、自分でも予想外に馴染んでましたか。
「クラスでトップの童貞くんが連れてきてくれたからだと思うよ」
童貞くんって浮いてるんじゃなくて畏れ多くて触れられないみたいな扱いでした。前まではS級ヒーローだからで首輪の事でさらに高見に上ったそうです。
「あの(変態)クラスのトップとか言わないでくれるかな?」
クラスじゃなくて変態のトップ扱いなんだけど、病んだ感じの目と空気を読んでいいません。
「はぁぁ………ようやくマトモなクラスメイトが来ると思ったのに、輪にかけて変態って……これでロックマンってどういう……いや本当にロックマン?」
同年代に犬の散歩セットを付けて歩いてるショタの愚痴です。暫く歩いて話がしたいとポツリといきなり言われて公園にはいりました。一体何のはなしなのか。あと何時になったら犬の散歩セットを外してくれるのか。
夕焼けで人気のねぇ公園。
女の子と来れたら嬉しいですねー…、
……可愛いショタ男だと嬉しくない。
其れにしても話って……
「……スバルくん。ロックマンとしてヒーロー協会に来てもらえる」
「はい?」
ちょっと家族の方々、いきなり勧誘されてるんですが。信用できるって話は?
「正直に話すとボクは君の探索と勧誘をヒーロー協会に頼まれてたんだ。一応隠蔽する事も出来るけど……どうする?協会はこれ迄のロックマンの功績からS級待遇で君を迎える事を決めてるし悪い話じゃないとおもうよ」
S級待遇って、原作のS級を思い出す…あんな変態集団ぽい中に入るの悪い話ですね。あとロックマン的にはB級ぐらいの方が良いですし。
まぁそんな変態集団に入りたくないなんていえませんし……
「えーーと…ボクあんまり指示とかされるのは、協会って入ったら指示とか大分されるよね」
「…………うん……指示される事もあるだろうけど、君の毎日の活動を考えると協会から指示される事もあんまり無いと思うよ。…………本当はダメだけどS級ぐらいになると指示を無視するって選択も。いや本当はダメだけどね。流石に緊急時の呼び出しとかは来なきゃダメだろうけど、滅多にそんな事はないし」
原作だとその緊急時は二回は……原作何時か知らないけど童貞くん居るならそんなに先でない。原作みたいに成るのかな?
「スバルくん、いやロックマン、後ろ楯にバックアップが無いと個人でヒーローを続けるのは限界があると思う…け…いや、バックアップは君の場合なら両親に頼れるか。けどバックアップは…多くて困ることはないよ」
「…………」
バックアップって、情報とか?流星のロックマンですし、電脳に文字通り潜れますしあんまり情報的に困ることはないんですよね。怪人が現れた所は情報量が解りやすく増えますし。
「……それにボクが君の正体をわかったように、他の人にもその内ロックマンの正体がバレる危険はある。バレたらどうなるか想像出来るよね。君はともかくご家族は危険になる可能性もある。…ヒーロー協会に所属して協会の助けがあった方が便利だと思うよ」
「…………」
協会は色々な意味で面倒な所だけど、家族のことか…………たしかにロックマンとバレる可能性もあって、バレた時を考えると…………
『所属するしかねーな』
結論としてそれしかないですね……。
そう言うわけで、基本的に童貞くんを通じての連絡だけであと干渉はしないって条件でS級ヒーローとして所属することに、B級にしてほしいと頼んでも駄目でした。この世界でロックマンはB級というのは伝わりませんでした。S級は変人ばかりぽいから嫌だと言うと……無言になりました。無言でS級に成れと強要されました。
協会所属となり自称ヒーローからお仕事ヒーローに
原作でもそうですが怪人出現率が増加してると言われてるんです。そんな所に現れたどんな所にでも最速で移動できるボク。ナゼかボクに厳しい童貞くんから来る大量の任務、ブラック真っ青なデスマーチ。
…………助けて労働基準法