衝動的なの   作:ソウクイ

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カストロよん

 

 

気づくとベッドで寝ていた。  

 

お腹がすごい痛い……。

 

何がいったい。

 

此処は病室だろうか?

 

 

病室に何で…いるのか……思い出してきた。ナゼか年齢詐称の原作キャラに道場に喧嘩を売りに来たと誤解を受けて、誤解されてたのか?戦闘しないと助からないと、戦おうとして…なにか、何かキツイものを見たような…巨体のムキムキな老婆の姿ななにかが、う!頭が痛い。思い出したくない…その次に…お腹に大きな金色の砲弾を受けたような。さっきから緑の某大魔王の様に貫通した光景が脳裏に浮かんでる。…訳がわからない。

「起きたのか!? その、すまん。まさかこんな事になるとは思ってもいなかったんだ。本当にすまない」

 

道場の師範がいた。

 

道場に入ってから殆ど放置みたいな事をされてただけで、この人自身には何かされたという事はない。明らかに他からの扱いが可笑しかったのに放置していた。指導もろくにされてない。虐めの黙認をしてた怠慢な教師みたいな人か。

 

そんな師範がまず謝ってきた。

 

謝るという行為……謝られる覚えはある。タイミング的に放置関係でなく…腹部が痛いことの関係か。

 

何がどうなってああなったのか聞きたい。

しかし言葉を出せない。

 

それは…そうだろう。

 

師範の隣に私の死因に成り掛けた年齢詐称の人がいる。ソコまででもアレなのに…老人がいた。どうみてもあの…会長…脳が処理不全になるぐらい脳内に埋め尽くされる『トウソウ』の文字『逃走』であって間違っても『闘争』なんて文字はない。

 

忍者、インストラクター、召還

 

「大元はコイツが悪いんだけど…私も悪かったわさ。ごめんなさい」

 

寝起きの脳をフルに使い逃走経路を探っていた私は、年齢詐称の人に謝られた。たぶん謝られた。

 

「謝罪される意味がわかってないようだ。ほれ、なんであんな事になったかの説明が必要だろう」

 

ご老人が至極真っ当な事をいったような気もする……けどこの人が誰なのか。やっぱり会長?

「あ、ワシの事は気にせんでええから」

 

気にしないでええて…気にしないでおこう。見掛けは同年代にみえる人に顔を向けた。

 

「ごほん!えーと簡単に説明すると…」

 

説明の前に、先ず名前を教えてほしいといった。

「名前すら名乗っておらんかったのか…」

 

「う、私はビスケ、そこの道場主の関係者みたいなモノよ」

 

やっぱりビスケだった。

なんか道場主の関係者って言うところで少し言い澱んでいたような。

 

どうしてこうなったのかの説明もされた。とにかく、道場で誤解が発展してこんな事になったと、理解はできた。

 

つまりは敵対勢力の手先みたいな扱い?この一月は見て覚えろとか、模擬戦で強くなれとかじゃなく、他の流派の人間だと思われて放置されてたと……道場にいたこの一月はなんだったんだろう。

 

「それでね。謝罪が言葉だけじゃだめよね。お詫びとかもいるわよね……お詫びとしてなんだけど、あんた私の弟子にならない?」

それお詫び?

 

原作で最上位の師匠という感じの相手から学べるのはありがたい…ありがたいが……断ろう。

将来的に原作キャラと関わる可能性が高くなるのがデメリットが気になる。あとお腹の痛みが止めとけと訴えてる。

 

お詫びを受け入れた。

 

「ふむ、ワシの弟子でもいいぞ?」

 

次に言われた此方が怖すぎて咄嗟に…。

 

 

 

弟子になると答えると、これから指導する方針の為と、年齢詐称の師匠に此までの修行内容を病室で尋問された。質問でなく尋問だ。 病室に寝かされてる人間

 

「………アンタ、アホね」

 

内容を話すとドンドンと呆れた顔になり呆れた顔で言われた。一緒に聞いていた師範の人も頷いていた。わりと原作の目の前の人物のを参考にしてたのに…。

 

病室で話してることに看護師の人が怒った。ビスケ、師範は謝ってでていった。会長?の人は笑って将来が楽しみだとか笑って出ていった。

 

それから病室から退院ご。

 

「さ!今日から頑張るわよ」

 

退院後に年齢詐称の女子に即捕獲された。

ビスケ…いや師匠による修行の日々。

 

師匠は原作のイメージ的に地獄の特訓をさせられると思えば、イメージは悪い意味で裏切られなかった。悪い意味で裏切られなかった。大切な事なので二度いった。

 

自分でやってた修行に比べて肉体的な負担はそんなに変わらない。しかし精神的には比べ物にならないぐらい遥かに辛い。精神面が弱点だと徹底的に鍛えられた。普通に実戦を体験させられる。危険な魔獣やら闇系の人やら…精神的にはイヤでも成長できた。

 

精神的に成長したからか弟子入りから半月程で念も習い。念能力を覚えて大幅に強くなった。因みに強化系だった。

 

地獄のような修行の時間は過ぎていく。 

 

修行として実戦訓練として天空闘技場に連れてかれた事もある。行きたくないと言っても、師匠の方針に逆らえず、死因とさえ出会わなければ問題ないと思おう。…原作の死因とちゃんと出会ったりした。

 

天空闘技場と言えば原作のメガネの彼、ウイングも一緒にきた。原作通り彼も師匠の弟子になっていた。立ち位置的に弟弟子。弟子に成りたいと思った相手が弟弟子…。

 

自分としては複雑の気持ちになる。本人が師匠と違い厳しさが薄そうな相手なので本当に惜しい気分になる。試しに私みたいな弟子を持ちたいか聞いたら真顔で冗談でも嫌ですと言われた……。

 

それから何年かして、ビスケ師匠から受けさせられ…修行がある程度終わると卒業した。

 

卒業から更に何年。師匠から解放され自由になった!と成らずに、師匠からは修行として課題を定期的に受けさせられる。師匠が好きな宝石目当てに危険地帯につれ回されたりもする。ウイングの方はそんなモノはない。卒業してから別れた切りで久し振りに出会ったウイングから教えられた。

 

久し振りに出会ったウイングは弟子とハンターライセンスを持っていた。会場にすら行けなかったから若干悔しい。弟子持ち…弟子なんて居ない…負けてる感が…!

 

「え、まだライセンス持ってなかったんですか…」

ウイングが驚いていた。

 

師匠ならとっくの昔に試験を受けさせてたと思ってたらしい。ハンター試験…どうしよう…初めに受けた時の目的の念能力は既に習得してる。ハンターライセンスは便利らしい……それに弟弟子が持ってるライセンスを持ってないのは…

…今は試験を受けるのは止めておこう。ウイングに弟子が、ズシがいるし。

 

ハンター×ハンターの原作の年代は覚えてない。ただズシが居るという事は原作の年代に近い。原作の年代に近い試験、原作通りなら原作の死因は参加してる可能性が高い。

 

原作通りといえば、ウイングが主人公やらを弟子になるんだろうか?弟子になってたら私も気兼ねなく試験を受けられる。原作主人公が念やらを習得する時期なら死因も試験を合格して居ないだろうから…

 

そう思っていたんだ……。  

「久し振りねはな垂れ」

「ウイングです。弟子の前ではな垂れは止めてください」

 

ウイングに会ったことを師匠に伝えたら近くに居るから久し振りに皆で会うことになった。師匠とウイングと孫弟子のズシ。四人で集まってる時に、ズシくんが余計な事をいった。

 

「そう言えば、師匠が言ってたんすけど、カストロさんがハンター試験に試験会場に着くまでに落ちたって本当すか」

 

ウイング…なんでそんな事を教えてるん?

本当の事だと笑いながら言われた。

 

「試験といえば…そう言えばカストロってハンター証…まだ持ってなかったんだっけ………」

 

師匠の次の言葉は予想できた。

 

「カストロ今年の試験受けてきなさい」

 

「いやです」

 

予想できたから食い気味に拒否した。

 

「は?なんでよ。受けなさいな」

 

断るとむきになって試験を受けろと言ってくる。イヤだと頑張って抵抗した。どんなに脅されても行かない。死ぬぐらい酷い事でもないと…

「ああもう!試験を受けに行かないと婿にするわよ!!」

 

「試験受けます」

 

「…そこで即答されたら無茶苦茶腹立つんだけど?」

 

試験は受ける。ただ試験会場に辿り着けるかはわからない。

 

「師匠、カストロさんがハンター試験とか大丈夫すかね……」

 

「彼の実力なら大丈夫ですよ……たぶん」

 

たぶんって言われた。

 

「そんな目を向けないでください。ハンター試験は実力の他にも運次第な所もありますし」

 

そう言われたら反論できない……原作の死因でも試験内容があれで素で落ちそうになっていたし。

 

「ねぇそのズシって子も一緒に試験を受けさせない?」

「え!?」

 

「ズシもですか……体験するのは悪くもないですか…ズシ貴方もハンター試験を受けてみますか?」

 

「えぇ、カストロさんが不合格に成るようなハンター試験に俺なんかが合格できるんすか」  

 

「合格出来ないだろうけど良い修行になるわよ」

 

「ソコはせめて希望が持てるように合格できるかもって言って欲しいっす」

 

ズシくんも巻き添えになっていた。

すまない…本当にすまない…

 

「試験に行かなきゃダメっすか…」

 

「うーん……試験を喜んで受けるのと私のスペシャル修行コースとどちらが良い?」

 

「因みに師匠の修行はボクの数倍は辛いですよ……誇張とか一切なく…いえ数倍程度では足りませんか…」

 

ウイングが修行をやってた当時を思い出したのか遠い目をしていた。

 

「試験を喜んで受けるっす!!」

 

ズシくんは喜んで了承してる。

半泣きで

 

ズシくんを見てると思う。この世界は常識的な人間なほどに生き辛い。ビスケ師よりはマシでもウィングも天然気味で、ズシくんのような常識人は辛いだろうな。私も同じ常識人なので辛さはよくわかる。

 

「あの何を考えてるんですか。何か無性にツッコミをしたい気持ちになったんですが」

 

「イヤ、ただ万一ズシが試験会場にたどり着けば…大丈夫かなと」

 

将来性を見てターゲットにされるかも……? 原作主人公が居なければ…

 

数少ない常識人仲間は守らないといけない気もする。お互いに危険な試験なんて受けたく無いじゃないか。後でボイコットの相談を…いや、会場に辿り着かないようにしよう。試験の間は修行でもしてようか。

 

いや原作近くの試験時なら死因の変態は試験に出て天空闘技場は安全、天空闘技場を今度は念無しで何処まで行けるか試すか……試すと言えば、ゾルディク家の試しの門とか修行に使わせて貰えないか。無理か。

他に何処か修行に良いところがないか後でコッソリとネットで調べよう

 

  

 

 

 

師匠がバンと扉をあけてきた。

 

「何ですか師匠、ズシの試験準備で忙しいんですが」

 

「いや何でアンタも一緒に準備してるのよ。準備は一人でさせなさいな。過保護過ぎるでしょ」

 

「師匠に言われたく無いですね。…保存食とか着替えとか色々と用意してますよね?」

 

「そ、それは、だってこれぐらい用意しとかないと面倒とかで人並みな生活とか捨てそうなヤツだし」

 

一応卒業してから何年も一緒に居るんですよね。過保護なのも合わせて…お母さんの感覚なのか。真面目にオトコとして兄弟子を狙ってるのか……怖いので前者として起きましょう。

 

「それよりカストロのアホがコソコソとパソコンを使ってたのよ」

 

話を逸らした。

いえ本題ですか。弟子のパソコンを勝手に持ってきてますね。

 

「なにか変な事ですか?……ハンター試験を受けることになったんですし試験についての情報を集めてたんでは…」

 

「こんな検索履歴が出たわさ」

 

「人の検索履歴を調べるのは酷いですよ??。ボクのは絶対に調べないでください、これは……明らかに試験と関係ない場所ですね。幾つか、修行に行きたいと言ってた場所、……まさか」

 

「試験バックレる気満々よあの修行バカ……」

 

「修行バカなのは師匠のせいでは…ジャンキーになるまで修行漬けにしてましたし」

 

当時は兄弟子にボクの何倍もの密度の修行させてましたよね。息の根を止めるつもりなんだと本気で思いましたよ。

 

「そこは、ほら、カストロって才能があるから何処まで伸びるか見てみたいでしょ?」

 

…それ、修行を兄弟子ほどされない私には才能は無かったと言ってますよね。才能があってあの修行を受けた兄弟子を思えば嫉妬するという気持ちにもなりませんが。

 

才能を伸ばしたいですか、まぁ師匠となった今だと、弟子の才能を出来るだけ伸ばしたちという気持ちはわかりますが

 

「あ、そうそう話を戻して来た理由なんだけど、試験に不合格だった場合の罰ゲームを考えてるのよ」

 

「言いに来たという事は私も罰ゲームに関わるとう事ですか?」

 

「もう試験に落ちたら、弟弟子のウイングにカストロの修行をやらせる。どうこの罰ゲームならカストロも試験を真面目に受けるでしょ?」

 

罰にはなりますが……それ私にも罰ゲームになりますよね。いえ兄弟子なら私の弟子扱いも大して気にしない予感もします。下手すれば私への罰にしかならない可能性が…だからといって拒否なんてできるわけないですし…

 

…合格すれば問題ないですね。

 

「ズシお願いしますよ。あの兄弟子が試験に向かうようにしっかりとバックレないように見張っててください。あと出来れば合格できるようにサポートも」  

 

「荷が重いっすよ!?」

 

 

 

 

 

冷めた情熱(アンバランス)

 

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