「驚きましたね。お伽噺の類いと思っていましたが、まさか願いを叶えるモノが実在したとは……ナメック星人の造り出したドラゴンボールでしたか……………ナメック星人については」
「は!我が軍にありますナメック星人についての情報は此方になります」
「用意が良いですね。ふむ…ナメック星人の母星は滅んで居ますが…ナメック星人が移住した星があるんですね。移住先は資源もなく価値が低いと放置されてたと……よかった。ドラゴンボールとやらがナメック星人が造るものなら、ナメック星にもドラゴンボールが有るかもしれませんね」
「ええ、しかし地球とは違い確実に有るかは判りません」
「………そうですね。ザーボンさんドドリアさん出立の準備をしてください。なるべく急いでくださいね」
「は!早急に必要物資と燃料の積み込みをさせます」
「兵士はどうしましょうか」
「兵士ですか。ふむ、場合によっては人海戦術でドラゴンボールを探す必要となるかもしれませんか……とりあえず、この星で召集できる者達だけで良いですよ。下手に集めれば注目を集めて余計な相手を呼び込むかもしれませんしね」
「わかりました」
「ザーボンさん、ドドリアさん。準備が終わり次第ナメック星人の移住した星に出発しますのでそのつもりで」
「え、地球じゃないんですか」
「辺境の地球では距離はナメック星より遠いですが……」
「確かにナメック星より確実にドラゴンボールのある地球に行く方が良いのかも知れませんが……ですが素直にドラゴンボールを狙い地球に行くのはあの通信をわざとらしく聞かせてきたベジータさんの思惑に乗ることに成ります。それは癪にさわるのですよ」
「あぁなるほど、それは確かに、ベジータの野郎の思い通りに動くってのは不快ですね」
「フリーザさま、ナメック星のドラゴンボールを使うとして、ドラゴンボールのある地球を放置するのは些か面倒では」
「わかっていますよ。ドラゴンボールの願いによっては私に迷惑が掛かるかも知れませんしね。放置する気はありません。ドラゴンボールの事を抜きにもベジータさんへの罰に、地球にいる他のサイヤ人も気になりますしね。まぁしかし今は良いでしょう。地球に行くのはナメック星にドラゴンボールが有るかどうか確認してからにするつもりです。無ければ地球のドラゴンボールが必要ですしね。どちらにしてもナメック星の後に地球に行くつもりなので物資の量もそのつもりでお願いしますね」
「了解いたしました」
速攻で消し飛ばした方がよかった。面倒な勢力がドラゴンボールを求めて地球に来る。ベジータ王モドキが助かるために呼び込んだ。
元上司のフリーザ、フリーザは私たちサイヤ人の元上司でサイヤ人を嫌っていた。けど特に直接関わる事も無かったし特に思うことはない。仮にサイヤ人の終わりが私の想像通りとしても意見は変わらない。
「フリーザがくるか……どうする」
正直、相手をしたくない。軍隊相手とか面倒臭い。仮にフリーザを倒しても大量の残党が残る。残党が何をするか。復讐に狙ってくるとかありそうだしな。出来れば地球人側だけで何とかしてほしい。
フリーザ軍の情報は元フリーザ軍の規模は二人から可能な限りきいた。その情報を元にどうするか、神とクリリン達の知る中では地球でトップクラスに頭の良いブルマという女性に相談するそうだ。ブルマという女性への相談には孫悟空とオヤジ、あと何故か私がいくことになった。
ブルマとやらはただの民間人の科学者らしい。相談する相手として何か可笑しくないか?
国とかに伝えなくて良いのか。まぁ伝えても意味はないか。
孫悟空はブルマに私たちを紹介する枠、オヤジは情報を教える枠。私の役割はなんだろうな。私しか知ってる情報なんて無いんだが
ドラゴンボールで甦らせた孫くんがきた。それは良いわよ!!サイヤ人相手に誰も犠牲に成らずに無事に勝ったのも朗報よね!!で、親玉が攻めてくる。星を侵略したりする宇宙の帝王とか呼ばれるフリーザってヤツが地球にくるってなに!!事態が悪化してるじゃない!!?
「なんで私に話しにきたのよ!?」
「パラガスのオッチャンが対策の相談したいって言うから、オラが知ってるなかだと一番頭が良いブルマの所にきたんだよ」
う、頼られるのは嬉しいけど、もうちょっと簡単な問題で頼ってよ。
「……はぁ…具体的にフリーザ軍てどれぐらいなの」
「離れて相当経つから昔のでしか言えないがフリーザ軍の規模は…」
フリーザ軍の大体の規模を聞いた。
星を侵略する勢力だし相当に数は多いんだと覚悟はしてた。規模は想定できる範囲。
だから
「結論を言うわ……結論としてそのフリーザって人にドラゴンボール使って貰って帰って貰うしかないわね!」
「なにいってんだよブルマ」
私の発言に孫くんが不満そうにしてる。たぶんフリーザの軍もレッドリボンみたいに倒せば良いとしか考えてない。なんでこういう話で孫くん寄越したの。クリリンくんとか比較的常識的なの来なさいよ!てか!何で相談されたの!相手の規模を考えたらこれ以外の答えとかでないでしょ
「あのね孫くん。相手が何なのかわかってる」
「レッドリボンみたいなかんじだろ」
やっぱりか!
「レッドリボンなんて比べ物に成らないわよ!!地球の戦力を全部集めても相手にもならないわ!だからドラゴンボールを渡して見逃して貰うしかないの!わかった!」
ドラゴンボールは惜しいけど勝てない相手と戦って負ける方が絶対に良くないわ
「ブルマ、それ無理じゃねぇかな。ベジータってヤツも言ってたけどドラゴンボールを渡してもフリーザが地球を見逃してくれないって」
「…ソイツの言ったの嘘で…見逃してくれるかもしれないじゃない」
「星の侵略してる悪いヤツが地球を見逃してくれると思うんか?」
「ぐぬぬ、孫くんの癖に真っ当な正論を」
確かに宇宙で侵略してる相手が見逃してくれるなんて思えないわよね…
「ねぇ戦いを避ける手段とかないの?えーと、ほら、何処かの星がフリーザに見逃されたとか、そう言う前例みたいなのパラガスさんは聞いたこと無い?」
「聞いたことはないし、フリーザ相手に平和な話し合いが通じる可能性はゼロだと思う」
「ほ、本当に無理なの」
「戦闘を避ける道は…戦闘が始まる前に降伏して配下か奴隷になるか。フリーザにとって見逃した方が利益があるか……」
どちらも地球には無理ね。特に宇宙から侵略者が来るから降伏して奴隷になりましょう!なんて無理でしょ。確実に抵抗するわよ。
ドラゴンボールもむり降伏もむり
「……戦うしか道が無い…わね」
「やっぱフリーザが来るまでにウンと修行して強くなって返り討ちにするしかねーよな!」
「なんで嬉しそーなのよ孫くんのバカ!」
はぁ…項垂れて私の目にウトウトと眠りそうになってる女の子が視界に入る。孫くんとパラガスさんと一緒に来た娘なんだけど一言も話してないわね。
地球存亡の話に寝かけるとか神経図太いわね。無関係だからよね。はぁぁ…なんか腹が立つ前に気が抜けてくるわ。それにしても、あの娘、最初に見たときから思ってたけど、女の子なのに、それも素材も凄い良いのになんでジャージ……………すごい着替えさせたい。
「どうした突然」
突然、あの娘がハッと顔をあげてキョロキョロしていた。まるで危険を感じたみたいな反応ね。
『悟空、界王だ。朗報かもしれんぞ、どうやらフリーザは地球に向かってないようだ』
「え?界王様どういうことだ。フリーザが来ないって」
孫くんどうしたの。
突然天井をみて話し出して…
『お前達とフリーザの戦いが起きたら宇宙の一大事だ。界王として放置する訳にいかない。だからフリーザの動向を調べてみたんじゃよ。そしたらフリーザは地球とは違う星に向かってるのがわかったのだ』
「ええ、そうなんか!」
「だからどうしたの孫くん?上を見上げて」
「界王様っていうオラを鍛えてくれた神様の声が聞こえてな。フリーザは地球に向かって無いって教えてくれたんだ」
「え、そうなの」
もしかしてフリーザはドラゴンボールに興味がないってこと?いえ用事が有るだけで後から地球に来るつもりかも。
「界王が何者か知らんが……ドラゴンボールの事を知って、フリーザが地球に向かって無いだと?…ドラゴンボールの報告を受けていない…それかドラゴンボールを求めてないのか…まてよ…ドラゴンボールがナメック星人由来という事も知ってるはずか?…まさか!…孫悟空!!フリーザが向かった先は何処だと界王、様は言っている!」
パラガスさんが冷や汗を掻いてる。
「い、いったいどうしたのパラガスさん」
「地球に向かってくるよりも不味い事態かもしれない…」
「不味い事態…」
「界王様、まだ聞いてるか?聞いてるならフリーザちゅう奴が何処に向かってるか教えてくれよ」
会話をしてるんだろうけど天井を見てる孫くん、幽霊とでも話してる様にみえるわね。
『ん?何処にって…ちょっと待ってろ…えーーーと………………んーと……あった。地球で言うところだとポイントーー座標×××方面じゃな』
「ポイントーー座標×××方面だってよ。パラガスのオッチャン」
なにそれ無茶苦茶遠い所にある座標ね。
「地球の座標だな…私の知る座標に直すと…な、なんてことだ。その座標の方面にはナメック星がある。タイミング的に偶然とは考えられない!」
「どういうこと?ナメック星て、ナメック星人?ラディッツの言った神様やピッコロの種族の居る星?そこに向かうのは地球に向かわれるより不味いの……あ、もしかしてドラゴンボールは向こうにもあるの!?」
ドラゴンボールはナメック星人の神様が作ったならそうよね
「あぁその通りだ。ナメック星にドラゴンボールはある……フリーザのやつ、地球でなくナメック星のドラゴンボールを狙っているようだ。ドラゴンボールの由来から考えてナメック星人の居るナメック星ならドラゴンボールがあると判断したんだろう」
「それってつまり、ナメック星が地球の代わりに狙われてるんか!?」
孫くんが慌ててるけど…
「…け…けど、これで地球は助かったってこと?ナメック星のドラゴンボール使うなら地球のドラゴンボール求めないわよね?」
ナメック星の人達には悪いけどそう考えちゃうわよね。なんで首をふるの
「いや、むしろ危険が増してるよ。願いを叶えるドラゴンボールが有ると判った星をフリーザが放置する訳がない。ナメック星のドラゴンボールを確保できるなら、地球のドラゴンボールは必要ないと地球ごと破壊する可能性すら出てきた」
「む…むしろ状況が悪くなったってこと!?」
たしかにそれは地球に向かってくるより最悪ね。こ、こうなるとフリーザがナメック星に行くのは時間が稼げたと思うしかないわね
「よし、ナメック星にいこう!」
「ナメック星って、孫くん何を言ってるの」
『ご、悟空!?』
「だってよ。ナメック星にフリーザが行くのは元を辿れば地球での事が原因だろ。だったら助けに行かねーと悪いだろ」
今日の孫くんいやに正論を吐くわね。
「悪くないないな。ナメック星でフリーザを何とか出来れば地球を戦場にしなくても済む。それに平均的な戦闘力が高いナメック星人との共闘も可能で戦力的にも良い」
「ほらパラガスのオッチャンもいい案だって言ってるぞ」
「それに…フリーザの願いが不老不死等の可能性もある」
「フリーザって化物みたいに強いんでしょ。放置したら化物が不死身の化物になってから地球に来るのね…」
複数の理由からナメック星に向かわないって選択肢がないわね。ナメック星に孫くん達を送らないと………
「…って、待って、物理的に無理じゃない!!」
「え、なにがだ」
「ナメック星に行くのがよ!!」
「宇宙船で行けないんか?」
「無理よ!ナメック星の距離!座標的に少なくとも地球の最新のロケットでも辿り着くのに数千年は軽くかかるのよ!」
「いい!!そんなに掛かるんか!」
流石に孫くんでも不可能って判るわよね。寿命で死ぬまえに食糧と燃料が尽きて終わるわ。私か父さんが宇宙船を開発したらもっと速い宇宙船を造れるとは思うけど…流石に天才の私でも1から開発すると時間が……なにかお手本になる宇宙船があれば行けるけど…
「いや其処は問題ない。我々の乗ってる宇宙船ならそれほどかからない。現にナメック星から地球にまで移動時間だけなら半月でついた」
「ほんとか!パラガスのおっちゃん!その宇宙船でオラをナメック星まで送ってくれねーか!」
数千年を一月未満て、そんな高性能な宇宙舟を持ってるの…ちょっと調べてみたいわね。
「元よりナメック星人には借りがあるから助けに行くつもりだ。ついでに乗せていってやるよ」
「よし!そんならパラガスのオッチャンの宇宙船でナメック星にまでーー」
また孫くんが上を向いた。
また界王さま?
『ちょ、ちょっと待って悟空!フリーザは下手に手をだすと不味い相手なんじゃ!フリーザを怒らせれば地球とナメック星だけでなく他の星さえ危険に晒されてしまう!』
「えー界王さま、それってオラたちにフリーザに無抵抗にやられろって言うんか。おら達が戦う気が無くても向こうが来るつもりみたいなんだぞ。それにパラガスのオッチャンが言ってたけど、フリーザが不老不死とか願ったらどうするだ。フリーザがそんなヤバイ奴なら不老不死になった方が不味いだろ」
『…それは……むぅぅ…………仕方ない。悟空、フリーザと戦うのを止めはせんが、フリーザと戦うという事は多数の星の運命さえ左右する事だと忘れるな!』
「わかった!界王さま!」
「話は済んだようだな。では孫悟空、私は隠してある宇宙船を天界の方に移動させておこう。その他の準備の方は頼んだぞ」
パラガスさんサッサと出ていった。
準備は孫くんに投げ…いえ孫くんは私に頼るだろうし私に投げられた!?
「準備任せるって…何するんだ?」
「ナメック星に行くまでの食料とか水とか色々あるでしょ。それは私が用意しとくわ。孫くんがする事はフリーザの事とナメック星に行くことを皆に伝える事かしらね。どうせ皆も行くんだろうし」
「じゃあ先ずはクリリン達に伝えるてくる!」
孫くんも出ていった。て、しまった!!チチさんに生き返った事とか先ず伝えるのが先って言うの忘れてた。伝えないなんて事は無いでしょうけど孫くんなら後回しにするわよね…。
チチさん、死んだ孫くんが生き返ったのに孫くんはまた何処かに行こうとしてる。孫くんの奥さんは大変ね。
さて、私も準備を…あ
「……」
パラガスさんの娘さんが居るんだけど。寝てるんだけど、どうするのこの子、話に参加せずに途中で寝てたんだけどなんで連れてきたの?
この娘は初めて孫くんに会った頃の私より少し下ぐらいの年齢かしらね。女の子の寝顔を間近で見ると…勿体ない。
近くで見ても素材は凄い良いのに髪はボサボサで服も適当な感じね。素材は本当に可愛いのに勿体ない。ちょっと肌の確認をーー
「…………」
あ、起きた。
「お、おはよー」
さ、触ろうとしたのに気付いたの。この子、サイヤ人なのよね。 止めてくれる孫くん居ない。もしかして不味い?あ、暴れたりは……。
私を見て固まってる。周りを見て誰か居ないか探してる。多分パラガスさんを探してる。私に聞いたりしないわね。孫くんと同じサイヤ人らしいのに随分と引っ込み思案ぽいわねー。
孫くんが死んでからサイヤ人は危険だって話を聞いてたのに…襲いにきたサイヤ人とは別口らしいけど、ギャップで笑いが込み上げてくるわね。うん、危険は無さそう。
この子を好き勝手でき…じゃない仲良くなれそうな気がする。そう思うと尚更素材が勿体ない外見をどうにかしたいわね。サイズ的には私のでも五年ぐらい前のが合いそう。母さんが趣味にあわないフリフリしたの買ってきたから着ないままのもある。まだ捨ててなかったわよね。
なんで警戒した様子を見せるのかしら。
ふふ女の子同士の子仲良くしましょう。
「ねぇ、お着替えしてみない?」
「!?」
続く場合はたぶん、トランクスが不幸になります