地球に似てるけど違うわね。
「ここがナメック星……マジでここがナメック星なの?」
「うむ。間違いない 」
計測器を出すと地球上でないことだけはたしか。本当に地球の宇宙船で数千年掛かる距離を一瞬で宇宙を移動したの。あの娘の瞬間移動はどういう原理なのかしらね。SFにありそうなテレポートを生身でやってるってとんでもないわ。このナメック星でフリーザからドラゴンボールを守る。私達の地球を護るためにもね!
私はあの子の瞬間移動で空に浮かぶ神様の神殿に行った時、パラガスさんから頭脳面で協力を求められた。まぁ無関係とも言えないし孫くん達に頭脳労働は無理だし安全な場所でいることを条件に協力することにした。
先ず始めに食料とか物資の用意、あとは情報の擦り合わせと話し合いが必要。戦場の場所はナメック星。頭脳面を頼られるなら現地のナメック星に行かなきゃ駄目よね。
それで早速ナメック星に行くことになる。あの娘に連れられてパラガスさんと一緒にね。 地球で準備があるって言ったのに瞬間移動でナメック星まで一瞬で行き帰りできるとか言うから。
ナメック星…ピッコロみたいな人達が沢山いる!!!本当に大丈夫なの?
「パラガスではないか。地球に行ったのではないのか」
疑問は感じてるみたいだけど敵意が有るって感じはないわね。温和そうに見えるわ。
「ああそうなんだが、急いで君たちに話すことがあってな。最長老殿に会えるかな。ナメック星が危ないという情報があるのだ」
「なんと…わかった。直ぐに最長老さまにとりつごう」
アッサリ通してくれるの。嘘とかに騙されそう。
「この星をフリーザが狙ってると?」
パラガスさんがナメック星のトップの最長老って人、凄い大きなナメック星人にフリーザが攻めてくる事を話した。
「どこでその情報を知ったのですか」
情報って界王さまって人の情報なのよね。
説明して納得してくれるかしら。
「口で説明するのも難しい。最長老殿は記憶を見れるのでしたな。記憶を読んで貰えるか。記憶を見てもらった方が手っ取り早い」
え、記憶が読めるの。
「ソチラが良いのでしたら少し記憶を読ませてもらいますね」
最長老はパラガスさんの頭に手を乗せられた。
「なんと界王さまからの情報でしたか………フリーザは地球でドラゴンボールを知り、ナメック星人がドラゴンボールを造ったならナメック星にもあるとドラゴンを狙いに来るのですね」
ちょっと隠したかった部分も知られてる。これ私達が責められない?
「これは早く皆にも知らせないといけませんね。ネイル」
「はい、直ぐに長老方を呼んできます」
それは説明するわよね。来る原因の一端は私達みたいなもんだし責められそうで怖いわ。
「なんとあのフリーザが!ドラゴンボールを!」
「噂に聞くフリーザの暴虐さが事実なら…ドラゴンボールのためなら我々を皆殺しにするかもしれません!?」
最長老が話すとアッサリ信じてくれた。人望がある人なのね。あと結果的にナメック星が襲われるのは私達にも少し責任あるけど、ナメック星の人達全く責めてきたりしなかった。ありがたいけどピッコロに似た外見で善良な人達ばかりで違和感が…!
「フリーザの様な邪悪にドラゴンボールを使わせるわけにはいきません。戦わないと!」
「うむその通りだ」
ナメック星人の人は戦う気のようね。
「えっとドラゴンボールを使わせて降伏とかそう言うつもりは無いんですか?」
「ない。フリーザなどという邪悪に使わせればどんな事になるか」
「最悪我等が全滅してもドラゴンボールを使わせるわけにはいかない!」
私達には有りがたいけど凄いわね。
地球人だったら意見の統一とかこんな出来ないわよ。
後で聞いたけど、邪悪な相手にドラゴンボールを使わせるわけにはいかないから、ドラゴンボールを使うのに試練もあるみたい。……地球のドラゴンボール、これまで使ってきた私が思うのはなんだけど、集めたら善悪関係なく使える状態なの駄目じゃない?
「戦うというならドラゴンボールのある地球も後で襲われる可能性が高いので私達も協力をします。それと老人とか子供とか戦えない人員は地球に避難しませんか?」
「感謝する地球の人よ」
孫くんが住んでるパオズ山なら騒がれるとか無いわよね。仮設の家とかも用意する必要もあるし。避難するのはフリーザが来る直前ぐらいかしら。
「む、子供はともかく老人でも戦えるぞ」
「私も囮ぐらいにはなれる」
そんなこと言われても困るわよ。囮にする指示をする人の罪悪感とか考えなさいよ!地球人より民度が高いのも困るわね。
さて戦力としてはどうなのかしら。
襲ってきたサイヤ人のベジータとかが持ってたスカウターを貰ってきた。
戦ってくれるナメック星人の人達だけど実力はスカウターで確認すると戦闘力数千、あのラディッツの倍よ。パラガスさんが居た頃のフリーザ軍の雑兵なら圧倒できるそう。幹部格になるとナメック星人で最強のネイルって人なら対抗できるんだって。今のクリリンくんたちはネイルさんより少し弱いぐらいらしい。
戦闘力で言えば幹部の相手はネイルさんに孫くん達で、雑兵は他のナメック星人の人達に減らしてもらえば良いのかしらね。犠牲がでないように、勝てる相手と有利に戦える状況を造るのが私の役目になりそうね。
ナメック星の地図の作成、ナメック星の各所に通信設備とカメラの設置と、スカウターを複製して改造したレーダーを造っておく。それとサイヤ人の使ってた装備の複製。父さんにも手伝って貰うけどやることが多すぎる!
そんな開発をしてる間、孫くん達はフリーザが来るまで残された日数で訓練。重力室を更に拡大するとか余計な仕事を増やされた。
あの娘がきた。
なんでか私の近くに近付かないのに珍しい。
最近孫くんと何かしてなかった?
「孫くんが覚えた界王拳って技を自分も覚えたから、他の人にも教えて良いかどうか?」
ナメック星人の人達に教えたら戦力が一時的に飛躍的に上がる。けどデメリットもある技だから教えて良いのか頭脳担当の私に相談したいのね。
「界王拳は具体的にどんなデメリットがあるのか詳しく」
界王拳について詳しく聞いた。
「バカじゃない」
界王拳を考えた人って(悪い意味で)アレね。車にニトロを入れて車体の事を考えずに無理矢理に加速させるみたいな狂気の技じゃない!!確実に筋肉にも骨にもダメージあるわよ。下手したら使った反動で筋肉は断裂して骨が折れたり血管破裂!力のコントロール間違えたら自爆にしか成らないって、戦闘中にそんな正確な力のコントロール出来るの??
…けど上手く使えば戦闘力が文字通り倍ってメリットは捨てるには惜しいわね。
だから力は上がるけど死ぬ危険もある技だと説明をして自由意思で覚えるかどうか決めてもらうことにしたら…全員が覚えるんだって。
「脳筋ばっかね…」
界王拳の練習の様子を見たらナメック星人の人の体が大変な事になってた。ナメック星人の回復能力だよりでグロい。クリリン君たちは一応は無事だしナメック星人の人達が無茶をやりすぎ!
「はぁ自分の星を守るためでも命を掛けすぎでしょ」
けど、お陰でナメック星人の人達は半分ぐらい界王拳を習得してた。戦闘力を確認しようとスカウターで確認したらスカウターが壊れた。新型のスカウターを開発して戦闘力を確認した。
「どうだろうか」
「戦闘力が5桁になってるわね」
「以前は3000程度なのだよな。なら倍の強さになったのか!」
パラガスさんが言うにはこれでナメック星人の人も一時的なら幹部クラスにも通用するかもだって。最強のナメック星人のネイルさんは6桁になってる。これでもフリーザには勝てないそうよ。
「……うーーん、フリーザ」
幾ら幹部を倒せてもフリーザに勝てなきゃ意味がないのよね。勝敗がどうなるかはフリーザに勝てるかどうか。最強の帝王って話が大袈裟でないなら……孫くん達でも勝てるかどうか。
「ま!私がそんな心配してもしかたないし、私は私でできることを頑張るしか無いわよね!」
ただストレスは溜まるから適度に発散したい。あの娘に今度は何を着せようかしら。
今の地球は平和だ。
私は皆に修行をつけている
「……生きて…るか」
「あぁ、フリーザたちと、戦う前に……しんで、たまるか……」
「……コロス、フリーザ、コロス」
クリリン達の修行を任された時から思ってるが、こんな修行よく続けられるな。
「ちょ!たん!?…がは!!ぐは!」
孫悟空を殴りながら思う。私は修行の方針としてとにかくギリギリの修行をやる。ハードルを下げる形式の修行をするつもりでいた。辛すぎる修行よりはマシで楽に感じる方が体感的に楽になる。だから始めに厳しくし耐えきれなくなったらやさしめにするつもりだった。
なのに、ずっとギリギリの修行だ。特にナメック星人は回復能力があるから地球人組よりも無茶な修行になるが。それなのに耐えてるな…もしかして、ギリギリと思うのは間違いで、まだ足りないんだろうか。もっと厳しくすべきなのか?
外見だけ可愛い鬼から恐ろしい発言が聞こえた。まだ足りないとか…もうやめて俺達の体力は常にレッドラインだぞ!?
フリーザ軍と戦うために重力室の重力が+された修行地獄。悟空も修行地獄の一員になっている。
俺がぶっ倒れてる横にお姉さんの修行をしてた悟空も近くに倒れてる。悟空動かないな。
「悟空、気絶したのか。ん、心臓も止まってないか?」
胸が動いてない。あー心臓止まってるわ。
「お、おとうさーん!!」
チチさんを何とか説得して特訓に戻ってきた悟飯が叫んでた。なんで叫んで、ああ、あの鬼の修行とは流石に悟飯は無縁でいたから知らないのか。
はは大丈夫だよ心臓が止まるぐらい。
今は回復してくれるのも居るからな…居てしまうからな…
「ご、悟飯さんど、どいてください!」
「で、デンデ君おねがい!」
ナメック星人の子供が回復能力で悟空の心臓が再稼働。 因みに居なかった時は強烈な心臓マッサージで強制的に心臓を動かされる。仙豆を無理やり喰わされるか。よく死ななかったよな。
「!?」
悟空が飛び起きた。
「お、お父さん大丈夫!?」
「は…は!?…悟飯にデンデ。ああ、お、オラ、しにかけてたんか…ほ……本当に、修行、厳しい、な。へへへ」
悟空、お前なんで嬉しそうなんだ。
いや自分が強くなってるのが判るからだろうな。修行の場所に置かれたブルマさん製スカウターで判ったけど、俺達って地獄の修行であの悟空より強くなったけど、悟空に早々と巻き返しをされてしな。
地球人には無いサイヤ人の特性のせいらしい。サイヤ人って死にかける程に強くなるらしいからこの、ギリギリで死にかける地獄の修行は最適らしい。思い出したら悟空死にかけた後に強くなってたな。
デンデとかナメック星人の回復能力持ちの人達の協力もえて……さらに命がギリギリ崖っぷちな修行になることになった今の修行はサイヤ人に最高だよな。流石サイヤ人式の修行だ……俺達はもう逃げたい。
肉体は回復しても精神的にサイヤ人みたいな戦闘民族(脳筋)でないと耐えられないぞこれ……。
強くなる前に心が死ぬ!逃げたい。心底逃げたい。逃げれないんだ。あの悟空より一時的にも強くなるなんて、武道家として抗いがたい極上の体験をした後だ。まだ強くなりたい。もっと強くなりたい…止めれない…まるでヤバイ薬みたいだ。
修行の毎日で頭から余計な考えを削ぎ落としていく。そして皆の心に残るのはこの一念、この痛み。辛さ。全部、修行する原因になったフリーザやその仲間へ怨み辛みを!!
宇宙で尤も恐れられてるらしいフリーザ。パラガスさんが言うには恐ろしい存在らしいんだけど、フリーザを見たことないけど、あの鬼
師匠はフリーザに勝てないとか言ってたけど…本当なのか?なんか間違ってないか?
ブロリーがナメック星から戻ってきた。
ブロリー、パラガスさん、鬼の師匠達は交代でナメック星に行って向こうでナメック星人の特訓をしてたりする。そして鬼から交代しての修行、ブロリーにボコボコにされる模擬戦。たまにテンションが上がったブロリーにマジで殺されかける。
これが三人の師匠の中だと一番マシ何だよな。肉体的に死にそうになるけど、後の二人って精神的にも殺してくるから。
「ん、ベジータはどうした」
「ベジータは料理の手伝いだって」
ベジータのヤツ最近特訓に出れるようになったのに、強くなるのに俺達を利用してやるみたいな感じなのに、ブロリーの時は料理に戻るよな。ブロリーに岩盤に叩きつけられながトラウマに成ってる
地獄に落ちたような数ヵ月が過ぎ。いよいよフリーザがナメック星まであと数日と言う距離まできたと界王さまから連絡があった。
「修行は終わりだな!!」
「あぁナメック星に行かないと!」
いよいよ戦いが始まる!皆が嬉しそうなのは…うん!!
「…し、師匠、お願いします」
俺達は皆、ナメック星に移動した。
師匠の瞬間移動で……修行から逃走しても一瞬で取っ捕まる瞬間移動で。
「ぴっ、ピッコロみたいな人ばかりだな」
聞いてたけどビビる。
「皆さまが地球の戦士の方達ですね。私はナメック星人の代表となります最長老です。来てくれて有り難うございます」
「い、いえ地球を護るためですし。それに今回の事はドラゴンボールを知られたからで、俺達のせいとも言えますし…」
「知っていますが貴方達が責任を感じることではないでしょう。少なくとも私達ナメック星人は誰も貴方達のせいだとは思っていません」
「ありがとうございます…」
「それで皆さんに提案なのですが…」
最長老さまの能力で潜在能力を解放できるそうだ。皆の潜在能力が解放するかどうか。もちろん俺達は解放してもらうことにした。これまでの修行で潜在能力は残ってるのか疑問だけど、解放してもらうと限界まで鍛えたと思ったのにパワーアップした。
「では予定どおり最長老どのや戦えないナメック星人は地球に移動して貰いましょうか」
「判りました。どうしましたデンデ、カルゴも」
「あ、あの回復役として僕たちも残りたいんです」
回復能力で修行をさらに地獄にし…助けてくれたデンデたちだ。
「じゃあ私の所で待機!怪我人がきたら治してね。」
「はい!」
「……デンデ、皆さん、どうかご武運を」
それから戦闘員でないナメック星人達は師匠が地球に送り届けた。
パラガスさんたちはブルマさんの護衛、ブルマさん用意した洞窟の中の秘密基地。中は食料、パソコンやらモニターやら、モニターでナメック星の全域の情報が確認できるそうだ。スカウター機能もあるレーダーもあって相手の強さも位置もある程度把握できる。それと俺達が装備するプロテクター。ベジータ達が着てたのをより性能を高くしたそうだ。ブルマさん随分と気合いを入れて用意したな。
鬼師匠のプロテクターがフリフリな可愛い感じなのはみないようにした。笑うな!笑うなよ俺!笑ったら!パラガスさんみたいにぶっとばされる!
本人はもっと準備をしたかったみたいだけど十分だよな。本当に十分過ぎるよな。
あとはフリーザが来るのを待つのみだ。
「よし!準備はオッケイ!フリーザを倒すぞ見んな!」
悟空の号令に皆が気炎をあげた。
気炎を…真っ黒く見える…怨念が見えそうだ。
「……フリーザ、フリーザコロス、必ずコロス」
「…………チャオズ、おまえの仇は俺が討ってやる。絶対にフリーザを殺してやるからな!見守っていてくれ!」
「天さん……僕死んでない。天さんをこんなことにしたフリーザころす」
「なして俺はこんな所にまで来てるんだぎゃ。なんであんな地獄に居ることに成ってたんだぎゃ。全部、フリーザのせいだ……フリーザのやつを俺の刀で、ヒヒヒ」
「「「フリーザブッコロス」」」
みんなヤル気に満ち溢れすぎているな。まったく……フリーザは俺の気円斬でコロスんだよ!!
「……ワシら場違いじゃなー」
「あぁ……あの修行毎日受けてたらこうなるのか…」
「おい!亀仙人にナッパ!俺はお前たちと違う枠だからな!」
おい……ベジータ、エプロン外せよ」