「やぁきたか少年…少年!?」
イズクが筋肉の人から呼ばれたのはゴミ山のある海岸。ボクは何故か約束の時間があるのに寝てるイズクを此処まで運んできた。約束の時間の30分前に到着、師匠役を寝とろうとする間男もとい筋肉の人、更にもとい骨の人は約束の時間の30分前にいた。
有名なヒーローだし忙しいから居ないと思ってた。
来なかったとイズクに説明してイズクを連れ帰ってたのに残念
「イズクー。もう骨の人いるよ」
「……」
骨の人に反応するかと思ったら白目を向いて気持ち良さそうに寝てる。イズクを砂浜に優しくおいた。
「ぐえ!」
砂浜にうつ伏せに倒れて痙攣してるイズク。別の師匠を勝手に作ろうとかしたイズク、その寝とり師匠の所まで連れてくるとか…ヤレヤレ、ボクは本当にお人好しだよね。
「少年?しょ少年!?大丈夫!?生きてるよね死んでないよね??」
みかけ骸骨の人からそんな事は言われたくないと思うよ。まだそっちと比べたら無事に見えるよ。これがあの筋肉の人になるって、やっぱ個性の効果でムキムキになれるの?……この人の個性を継承するってことはイズクもムキムキになるのかな?それはイヤだなぁ。タダでさえ厄ネタぽいのに
「は!あ、オールマイト……此処はあの世、天国ですか」
「い、生きてた。良かった。病気に連れてこうか本気で迷ったよ…このゴミ山を見て天国に見える?それとあの世だと私も死んでることになるからそう言うこと言うのはやめてよ」
骸骨な人を見て天国と思うの変だよね。そこは地獄だよね。天使みたいに優しいボクをみて天国と思うなら仕方ないけどね。
「(たしかに天国はない。地獄の獄卒みたいなのがいるし)」
なんで此方を見てるの?
「…はぁ…よかったぁ。何とか生きてて。今日も生きれるかな。おはようございます」
「普通に挨拶するんだ!?うんおはよう。…挨拶の前にスゴイこと言ったね。今日もって、あの、もしかして結構さっきと同じような事に?」
「アハハハ、特訓がキツくて」
「め、目が虚ろで怖いよ。私も昔はわりとキツイ特訓はしてきたけど君ほど酷い状態には成ったことは……うん、あんまりないよ。君の師匠はどんな特訓をさせてるの。聞くの怖いけど聞いとかないと不味そうだから聞きたいよ」
「スミマセン、師匠に直接聞いてください…自分の口から言うのはキツイので」
「…特訓の内容を話したくないって身に覚えがあるのが嫌だな。ならピトーくんに聞きたいんだけど…遅れたけど…その、ピトーくん?君はピトーくんで良いんだよね」
「そうだよ見たらわかるよね。少し前に会ったばかりだよ…そう言えば年齢」
「猫の見た目で見たら判るかとか言われても困るなぁ…あと年齢で考えるのは止めて、痴呆とかする年じゃまだないから」
年齢しか言ってないのに震えた声で言われた。
「そう言えば昨日は人型で会ってたね。コレでわかる」
人型になる。自分の事ながらヘドロもだけど質量どうなってるのか猫サイズから人サイズになる。いつの間にか人の姿になれるようになってた。HUNTER×HUNTERの師匠が理想の自分を考えてたらいつの間にか姿を変えられるように成ったのと同じ原理だと思う。
人の姿がピトーぽい姿なのは、初めから念みたいな力があって猫だったからイメージ的にピトーを思い浮かべたからだよね。
また猫の姿に戻った。
「君は本当に個性もちの猫なのかい?…君に聞きたいことはあるけど今は少年の方を優先するよ……先ず特訓はどんな感じのことさせてるのか教えてほしい。相当厳しい特訓をさせてるよね」
「まだ中学生だから軽いモノだよ」
「うん全く信じられない」
即答とは骸骨の人は失礼だな。本当に軽いのなのに、骸骨の人も師匠になるんだしイズクの修行内容を話しておいた。
「…っていう特訓と他には」
「待ってまだ続くの」
猫と骸こ、ごふオールマイトの会話……物凄いシュールだ。オールマイトよく猫相手に平然と話せるよね……と、ボクは地面に突っ伏しながら思う。起き上がりたいけど身体がガタガタで動けない。
ボクは放置されてるなぁ。オールマイトにピトーがボクの特訓内容を話してる。うん……色々と省いた特訓内容を話してた。ボクが聞いててそんな優しい内容なら嬉しいなぁって思うオブラートに包まれた特訓内容を聞いたオールマイトに言われた。
「少年、なんで死んでないの?」
オールマイトに説明されたの特訓の半分ぐらいなのにこんな評価だよ。笑えるよね。笑えない。
「流石にさっきの特訓内容は嘘だよね。本当はどれぐらい」
訂正しようと思ったら嘘では有るんだった。
むしろ少ないって意味で()
半分でも死んでると思われる量なんだし嘘と思うのも仕方ない。普段の特訓で普通に臨死体験出来るのに生きてるのか。ピトーの治癒?のお陰なんだよね。………オールマイトに言っても大丈夫なのかな。
治癒ってどう考えても法律的に免許とかいるし。猫が治癒って法律でどんな扱いに成るのか不明だけど…治癒は稀少な個性みたいだし…幾らオールマイト相手でも迂闊に話したら駄目な話だよね。
そう言えばピトーはオールマイトの治療を出来ないのかな…………オールマイトなら最高の治癒を受けられたんだろうし意味ないか。いやけどピトーのはだいぶ特殊な感じだし少しだけ改善出来たりするかも…ただやっぱりオールマイトの為でもピトーの治療を伝えるのは……一応恩のある師匠だし 家族だし。
「…むぅ、これは困ったな。君の話した特訓内容が大袈裟としても、少年の状態を見ると…此処から私のを増やすのは危険すぎるかな」
大袈裟な誇張は無いですよ。むしろ隠してましたよ!オールマイト、危険かなじゃなくて絶対に危険です!死にます!致死ですよ!だからピトーのを減らしてオールマイトの特訓に…
「大丈夫、大丈夫。ボクの個性である程度は回復できるから。まだまだイズクには余裕はあるよ」
ピトー!!なんで普通にバラしてるの!?ボクの配慮と葛藤の意味は!?それと余裕なんて欠片もねーーよ!?
「……回復?」
ほら!オールマイトの顔が険しくなってる!回復系の個性って無断の使用て問題になるのかな。医療行為を無免許でするみたいな感じで
「君の個性は人への変身なのでは無いのかい…?」
「色々できる特殊な感じな個性なんだよ」
確かに特殊としか言えない。何年も一緒に居るけどボクもよくわからないんだよね。オールマイトの顔が更に険しくなった。
「その個性については誰にでも言ってるかい」
「んーちゃんと人は選んでるよ。前に大変な事に成ったしね」
意外とオールマイトになら話しても大丈夫だと信頼して話たんだ。ピトーにこんな直ぐに信頼されるなんて流石ナンバーワンヒーロー!…ボクの場合は個性の事を教えてくれるどころか結構な時間ただの猫って感じで騙されてたんだよね。
「……君に聞きたいことは更に増えたけど、また置いとくよ。どんな感じで回復できるんだい」
「マッサージみたいな感じかな」
は…マッサージ?あれがマッサージ?何を言ってるのかサッパリわからない。確かにスッキリはするけど全く別物だよね。痛くて何度も気絶して今じゃ受ける直前には反射的に気絶する様に成ったんだよ。
「ふむ疲労の回復か……どんな感じなんだい」
「体験してみる?」
「え」
「……あ、ああよろしく頼むよ」
ちょ!出すの!オールマイトの前にあのグロテスクなのだすの!……あれ綺麗な透明な感じの女の人が出た。なにそれ。ナニソレ
「これは……人の形をしてるけど人では無いね」
「うんエネルギーみたいなのが人の形に見えてるだけだよ。じゃあやるよ」
「それにマッサージさせるのか。ただマッサージするだけで無い効果はありそうだ…よろしく頼むよ」
綺麗な女の人がオールマイトの全身をマッサージしはじめた。あれ?いつものあれは?
「…む…お、おお…おおお!…こ、これは…気持ちいい……疲労が溶けるように消えていく。……痛みも和らいで……」
綺麗な女の人にマッサージされてオールマイトがスゴく気持ち良さそうにしてる。あ、あれーーピトーさん。それは何ですか?ボクがいつも体験してる絶叫必至な悪夢のようなトラウマ治療と全く違うよね……。
「ふぅううう…きくなぁぁ」
骸骨の人は極楽にそのまま逝きそうな顔をしてる。それに対して地面に突っ伏したままイズクは名状しがたい顔芸をしてる。どうしたのかな?まるでわからないなー。
某ハンターの年齢詐称の人がやってた能力、ドクタープライスだと外傷だけで疲労回復は出来ないしね。羨ましそうに見てるけどイズクにもやってるんだよね。気絶させてからだけどね!
違うよ。楽しんでないよ。イズクを気絶させる理由はあるよ。イズクって無茶するからね。気絶するぐらい痛みをわざと与えてる。痛い治療されるなら無茶も避けると思ってだよ!ほんと決して怖がるイズクが面白いとかじゃないよ。
其れにしてもこの骸骨の人、疲労多すぎない?イズクの特訓終わりより酷い。うーん大怪我のせいかなコレだと完全に回復出来ない。たぶん病院で寝てろって感じ。よくこんなんでヒーロー活動とかできるよね。これがヒーローかー。イズクもそうだけど……ヒーローに成ろうって人はドMなんだなぁ。
「完全に回復してないけど、そろそろ終わりでいい。一時間は過ぎたし」
「…ぁ……もう一時間!?少年待たせてゴメン気持ちよすぎて…」
一時間ぐらいやってようやく筋肉の人の疲労がある程度抜けた。イズクはちょっと目と耳をふさいで拘束しておいた。…なんかセクハラ的な視線を筋肉の人に向ける怖さがあったから一応、骨の姿だし大丈夫かな?
「はぁ気持ちよかった。ありがとう。こんな清々しい気分は久し振りだ。凄い個性だよ。その上でビルの屋上までこれる高い身体能力に人への変化、ピトーくんの個性ってなんだい。特殊な個性と言ってたけどまるで複数の個性があるようだね……」
ジッと見てる。
なにか警戒されてないー…
複数の個性て…ボクにそんな事を聞いてくる人なんて二人目だ。
「んー複数じゃないんだけど、複数みたいな感じになるかな?」
複数の個性って言われても否定は出来ないんだよね。
正直個性についてよく分かんない。原作に有った念の発を色々使えて制約とかメモリーとか制限ない感じ。念能力とかスタンドやら個性みたいに1人一種類だし複数使えるのも可笑しいし。だから念能力じゃなくて念能力ぽい個性?
自分でもよくわかんない。個性について一回実験場みたいな所で調べられた事はあるけど結局は不明だった。
「当然だけど君の個性も秘密にするからボクの事も広めないでね。結構前とかボクを狙ったイヤなヤツも居て大変だったし」
もうイヤなんだよね。しつこいアイツに追われるの。再起不能になったとかみたいな噂が流れてから大丈夫だけど簡単に消えると思えない油汚れみたいなのだし、今の居場所は気に入ってるしもしアイツがまた狙って来るようなら戦うけど、厳しい相手だしなるべく相手したくないんだよねぇ。
「秘密にするのは良いけど…狙う輩を警戒する必要があるなら政府に保護して貰おうというのはどうかな。何かしら検査とかは求められるだろうけど、私の紹介なら保護して貰うことは出来ると思うよ」
「んーそういうのは良いかな」
一時保護狙いで個性を調べたりした所だけどそう言う所を頼って普通に動物扱いされた経験ある。端的に言えば動物愛護団体が激怒するような扱い。
「……わかった。君の意思を尊重するよ」
ってイズクの弟子入り初日に筋肉の人、オールマイトに秘密含めて話したんだよね。ボクってこれでも結構秘密主義な所があるのに、あの筋肉の人って義理堅そうだし信じて能力見せたりしたんだよ?本当に信じてたんだよ?ボクが猫で人間でないからって人権もないから酷いことをしても問題ないとか思わないって
ねえ?それなのになんでボクは檻にはいってプロヒーローぽい人達に囲まれてるのかな?そこの気まずそうにしてる筋肉の人に教えてもらいたいなー?教えて貰いたいなーー。
「やぁ!お久し振り!」
特にあのネズ公が居るところとかをね。