衝動的なの   作:ソウクイ

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第78話

 

連合の皆さん何だか慌ただしくなってる。

まぁ連合の秘匿区間に一番いちゃいけない相手(プラントのコーディネーター)が居たら慌てますよね。(他人事)

 

何処かに連絡してる少尉さんに伝えとこう。

 

「少尉こんな時に部外者が居たら邪魔に成りますよね。なので此処から離れておきます」

 

「…………ご配慮ありがとうございます。それとスパイの捕縛も心より感謝します。事態が落ち着きましたら改めて」

 

「はい。では頑張ってください」

 

複雑そうな少尉の顔に見送られながらオーブの技術者を伴って立ち去った。本当に頑張ってほしい。

 

 

「三佐、スパイの捕縛お見事でした」

 

「ほんと!鮮やかでしたよ!」

 

やったね。評判が上がったよ!しかし男しか居ない。何で、何で技術者に男しか居ないのか!!女性の技術者もモルゲンレーテには居たのに!なんで男しか!チクショウ!

 

それはともかくスパイが見つかって安心してるなー

 

「ヤバイのむしろ此れからなんだけどなー……」

 

「え、なんでですか」

 

あ、聞かれてた。教える?別に彼等が知っても意味がない。しかし、どうせなら分かち合おう不幸を!

 

「スパイがなんでヘリオポリスに来てたと思う?」

 

「何でってそれはザフトが此処に連合が居るなどの情報を知ってでしょう」

 

「イグザクトリィ……まぁこんな所でコソコソ何かしてるなら軍事兵器……新造の戦艦とかMSを開発してるなんて予想はしてる筈。それでプラントがスパイを送るだけで済ますと思う?」

 

「それは、思いません」

 

「さ、三佐の予想では…ザフトはどうすると」

 

「……プラントの戦艦とかが来ててぇーー連合の新造戦艦にMS破壊か奪還する為にヘリオポリスへの襲撃」

 

「ええええ!!?」

 

「いやいや!此所はヘリオポリスは中立コロニーですよ!?プラントが襲撃する訳が……」

 

「もしプラントからオーブに連合の兵器を開発して中立を破ってるのオーブだって……正論言われたらぐうの音もでないのに?」

 

と言うかNJで地球全土にやらかしたプラントが中立を絶対に護ると思える根拠は。

 

「そ、その、もし予想通りでして……襲撃が起きるとすれば、何時ごろ」

 

そんな事此方が知りたいわな!

 

「まぁ…何時襲撃が起きても不思議でない」

 

皆の顔がブルーになった。

やったね!ヤバイと思う仲間が増えたよ!

 

「さ、三佐、連合にこの事は」

 

「ん?別に此ぐらいはスパイが見付かったなら向こうも察してるだろうし」

 

「そう、ですか?」

 

技術者なら兎も角本職の軍人さんだぞ。

 

プラントにボコボコにやられたけど……あれは、プラントとの戦争前は平和だったのから平和ボケな軍人がだいぶと居たそうだから仕方ない。今はそれなりに平和ボケも直って…まさか?前線でないから平和ボケなの送ったとかない?

 

 

 

「ザフトのスパイが見付かったと報告があったが本当かね」

 

「はい、昨日来ていた件のオーブの三佐が発見捕縛をしてくれたようです」

 

「なに、オーブの軍人がだと?オーブの軍人なら相当短い期間しか居なかったろう!なぜ平和ボケしているオーブの軍人が直ぐに見付けた者を我が軍の兵士が見付けられなかったのか!」

 

「此処では技術者が中心ですので、スパイなどを見付けるのは……」

 

「まったく!技術を開発してもそれを盗まれては意味がないではないか!スパイ対策の為の人員を派遣して貰わんといかんな……他にもスパイが居る可能性があると思うか?」

 

「あり得ると思います。それとスパイを捕縛した三佐も他にスパイが居る可能性を指摘していたそうです」

 

「その三佐、オーブの軍人などでなければ素直に称賛出来るのだがな………保安部にはスパイを探すように通達は出したのかね?」

 

「はい。既に出してあります」

   

「まだ居たとして、見つけられるかな」

 

「スパイが居ると思って探せば案外簡単に見付かるかも知れませんよ。捕虜から聞き出せる情報もありますし」

 

「それはそれで以前は職務怠慢だったと怒らなければいけないのだが?」

 

 

『スパイが発見された事で一部危機感を持った者は居たが、ヘリオポリス連合軍全体では大きな危機感をもたれなかった。そんな薄い危機感の中で保安部は要請されたので一応他のスパイを探したが、他のスパイは見つからなかった』

 

 

 

何だか連合はダメな気がする!!

 

 

「三佐、これからどうしますか」

 

「ふむ」

 

これから、これから……此れからかー

 

「本国に今回の事を伝えとこう。最悪プラントの軍が攻めてくる可能性もあるし」

 

「そうですね」

 

なんだかとても常識的な対応をした気分。

しかし自分で言うのも何だけど……発言者の評価的に無視されないか不安。

 

 

連絡したあと

 

 

「まさか本国が戦力も送ってくれるなんて……どうやら相当に危険だと判断してくれたようですね」

 

軍での評価があれだし無視されるかと思ったけどそんな事は無かった!ただし何事もなければ悪評が追加されるのかな!!(白目)

援軍まで送られて肩透かしならどんな事になるかこえーよ。プラントからザフト来てるのか逆の意味で不安に成ってくるってなんだろうねぇ。

 

 

さて次はスクールに居る技術者と合流でも、って、あ、密航してた感じの金髪娘を放置してたら不味くない?

 

 

まぁ先ずはスクールでの合流からにしよう。人手は多い方がいいし。それにそんな急がなくても直ぐに襲撃なんて起きるわけがないはず!!

 

 

「ば、爆発音!?」

 

「三佐の懸念が当たったのか!」

 

なんでだよ!!!いやなんでだよ!なんだかスクールに行くべきと思うのにどうしていけないのか!!気にするところはそこじゃなかった!

 

おー爆発が所々で起きてるって事は……

 

「破壊工作か、陽動か」

 

指揮系統が吹き飛ばされたとかだったら最悪だわー。

 

「三佐の予想された連合の開発したMSの破壊か奪還を狙っての爆発!」

 

「一人捕まったから慌てて動いたのかなぁ」

 

まさか偶々決行する日の前日に来たなんて事はないはずだし。まさかそんな運が悪いなんて事はないよね?……問題!!冤罪押し付けられて家から絶縁状態な人に運は有るでしょうか!!

 

「あーー運が上がるお守りとか買おうかな」

 

「さ、三佐!落ち着きすぎですよ!?おお、俺達どうすれば良いんですか!?」

 

別に君らの上官でないんだけどなぁ。

年上も居るのに軍人だから指示しなきゃアカンの?

 

「えーー出来る事は二つ!民間人をシェルターに避難誘導をするか!それか連合と協力して動くか!」

 

普通にシェルターに逃げるって選択肢は言わないでおこう。金髪娘?これから大混乱になるし探して見付けるとか無理!きっとシェルターに入ってるよ!(願望)

 

「何故、連合と協力を……」

 

「いやだってプラントがね………あそこ見ると」

 

あれ何処から入ってきたんだろ? 

外壁に穴とか開けてないよね()

 

「な!?あれはザフトのジン!?民間コロニー内にMSを侵入させたのか!」

 

「ほらあれ見ると……連合に協力する方がヘリオポリスの安全に繋がると思えるし」

 

「ヘリオポリスの安全?……連合に協力とは一体なにをするんですか」

 

「ザフトの狙いは十中八九連合の戦艦かMS、なら戦艦にMS積み込んでサッサと戦艦ごとヘリオポリスから退去して貰えば良い。ザフトの狙いが出ていくならヘリオポリスは安全になるはず」

 

連合が大人しくヘリオポリスから退去してくれるのか不安では有るけどね!外に敵が居て籠城されたらやだなぁ。

 

「つまり連合への協力と言うのはMSの運搬の協力ですか……」

 

「どちらにする?民間人を避難させる方か。連合に協力するか。危険度は言うまでも無いけどMSに関与する方が高い。しかしヘリオポリスの安全の為により働けるのは後者……」

 

え?誘導してる?なんの事か判らない。正直に話してるだけだもの!……本当に正直言えばMSの中で一機だけ絶対に持ってかれたら不味そうなの有るしね。出来たら協力して欲しい!やっぱり問答とかしてる時間は勿体無いし行こう。

 

「自分はちょっとMSの所に行ってくる」

 

「あ、三佐!我々も行きます!行かせてください!」

 

「そ、そうですね!!俺達も技術者の端くれ、他人の開発したモノを奪おうなんて悪事を見過ごせませんよ!」

 

「技術泥棒なんて許せません!」

 

よし!皆立派なフレンズだね!君らのモルゲンレーテも技術情報盗んでるぽい形跡があるけど!何も言わずに行こう!!

 

さて!第一目標は!勿論あの機体!

とられてたら!第二目標!!

 

連合が使ってる区画に入った。

混乱してて簡単に入れた。

つまりはこの爆発を起こした側もスイスイ入れる…

 

あのMS無事だろうかな!?

 

あ、ある!まだある!!

よくぞ、よくぞ無事だった!

 

ブリッツ!!

 

男のロマンの体言した機能を持った機体、機能を複製されて奇襲部隊を作られたりしたら恐い。持っていかれて無くて本当によかった。

 

では早速移動をさせ……

 

ん?

 

誰かブリッツの近くに居る。気付いてないな。あのスーツはザフトの、つまりは敵のイケメン、射たなきゃ(使命感)

 

即座に無言で銃を構えて発砲。

 

「うあ!?」

 

スッとライクーー。

あ、まだ動けてる。

動きは鈍いけど銃で反撃しようとしてる。

また射たなきゃ(使命感)

 

「あぐあ!?」

 

よし!今度は仕留めた!神は!イケメンを天に召せとおっしゃってる!と、死んでない。意識は無さそう。しかしイケメンはいけ!!って、む、イケメンだけど童顔。童○と一文字違い……まぁ捕虜でいいか!

 

連合軍に任せたいけど……連合軍の兵士は居ないな(御遺体以外)

簡単にやれたの連合の兵士を排除して油断してたんかなぁ。

 

「彼を厳重に縛って見えにくい所にでも転がしといて」

 

後から追い付いてきた技術者に丸投げした。

 

「え!?わ、わかりました」

 

「さて、連合の人も居ないし仕方ないから、勝手にトレーラーを動かして戦艦の所まで運ぼうか……この爆発で道が通れるか判らんし、ザフト兵が狙ってるのは確実になったし。直接動かせるなら動かした方が良いかぁ」

 

(男の)技術者を担いでブリッツのコックピットに向かう。此処に居る技術者が女の子じゃないのが心底悔やまれる。

 

「三佐、コイツを動かすんですか?OSが未完成なんですよ!」

 

「まぁOSは未完成なのはアストレイも同じだったし。動かせたら良いなぁ」

 

コックピットに座らせて起動させる用に頼む。

 

「どう?」

 

「……行けそうです。起動状態には直ぐに出来そうです………………いけました!」

 

「ありがとう。それじゃあ交代」

 

技術者をコックピットから出して下に降りて貰った。女の子だったら二人で乗るとかロマンがあったんだけどなぁ。  

 

操縦系統はアストレイからそんなに離れてない。なんとかいけそう。

 

さあ!立つのだブリッツ!

 

「三佐、どうですか!」

 

「普通に動かす分には何とか成りそう、か?」

 

「そうなんですか。それなりにOSは完成してたんですね」

 

「あーー……そうだね……(完成度10%ぐらい?)」

 

これ他のMSを技術者が動かしてとかは絶対に無理そうだわ。

 

 

 

 

 

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