ゼロの使い魔〜if〜 サイト・ラ・ヴァリエール   作:匿名サンタ

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書いててすっごく楽しかったです!

こういうお話メインに増やしていこうかなと思うぐらい!

あと、評価お気に入り登録すごく嬉しいです!ありがとうございます!


第七話 姫様のおなーりー!

ーー姫様登場!ーー

 

 

ヴァリエール家は大忙しだった。

その理由は簡単だ。トリステインの姫であるアンリエッタがヴァリエール家にやってくるのだ。

 

「ねえ兄様。姫様とわたし仲良くなれるかな?」

 

遊び相手として姫様と会うことになっているルイズはどこか不安そうだ。

「大丈夫だよ。姫様とルイズは絶対仲良くなれるさ」

 

そう言って頭を撫でる。

何しろ二人は以前親友だったのだ。今回もそうなれるに違いない。

 

ーーだが、実際は……

 

「貸してくれたっていいじゃない!」

 

「やー! うさちゃんはわたしのなの!」

 

最初は悪くなかった。

二人仲良く遊んでいたのだが、今は少し前に買ってもらったうさぎのぬいぐるみを取り合って大喧嘩をしている。

 

周りの大人が止めてくれればいいのだが、子供の喧嘩をわざわざ止める気はないのかただただ見ているだけだ。

 

才人は大きなため息を吐いた。

 

本当は可愛いご主人様改め妹であるルイズの味方をしてあげたいのだか、相手は姫様である。

 

「なあ、ルイズ。姫様に貸してやれよ」

 

才人の言葉にルイズは不満気だ。

 

「ほら、おままごとしてやるから。な? そんな顔すんなって」

 

「じゃあ、わたしが兄様のお嫁さんね」

 

「おう、じゃあ俺がルイズの旦那さんだな」

 

「ねえ、ルイズ。これ返します」

 

とことこ、とこちらにやってきてルイズにぬいぐるみを返すアンリエッタ。

その急変にルイズは目をぱちくりさせている。

 

「だから、サイト兄様を貸してね」

 

「ダーメー!!」

 

アンリエッタの言葉にルイズは大声で怒鳴る。

 

「なによ! ぬいぐるみを返したんだからいいじゃない!」

 

「いやなのー! 兄様はルイズのものなの!」

 

「ルイズのケチ!」

 

「姫様のどろぼーねこ!」

 

今度は才人がうさちゃんの代わりになってしまった。

 

その様子を見て周りの大人たちは吹き出して笑っている。

 

 

「ほ、ほら、3人でおままごとすればいいじゃないか!」

 

「じゃあわたしが兄様のお嫁さんね」

 

「いいえ! わたくしがサイト兄様のお嫁さんです!」

 

2人は睨み合う。

 

「「兄様はどっちをお嫁さんにしたいっ?」」

 

「え、あー、あ、あはは?」

 

「「選んで!!」」

 

「じゃ、じゃあ……うさちゃんで」

 

結局配役は、才人が旦那でうさちゃんがお嫁さん。残る2人は子どもということになったのだが、次はどっちが才人パパのお気に入りかで揉めたのは言うまでもない。

 

 

ーーーー

 

 

 

「じゃあね! ルイズ、サイト兄様!」

 

夕刻、姫様は笑顔で帰っていった。

 

色々あったが、結局ルイズとアンリエッタはそこそこ気があったようで仲良くはなれた。多分。

 

姫様と公爵家の娘としての顔合わせとしては充分成功だろう。

 

だが、とりあえず……。

 

「疲れた」

 

そういって姫様を見送った後、ベットに倒れこむ才人だった。

 

 

 

「ねえ、公爵のおじ様! わたくし次の誕生日プレゼントはサイト兄様がいいわ!」

 

「そ、それは……」

 

「予想が当たったわ……」

 

と、二人が、頭を悩ませていることはサイトとルイズの知るところではなかった。

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