曜日和   作:リヨ

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しゅかしゅー誕生日おめでとうー!!!!!


10話

「ち、千歌くすぐったいよぉ!」

「ほらほら曜ちゃん動かないの!」

現在、俺は必死に耐えている。

理由は今女子たちは衣装合わせをしているのだが、カーテンの先から聞こえてくる内容が普通の男子だったら一発KOしそうなものばかりなのだ。

「やっぱり曜ちゃんお肌すべすべ〜!」

「千歌ちゃんだって綺麗だよ?」

「はちくんもきっと曜ちゃんにメロメロだよ!」

「ちょ、ちょっと千歌ちゃん!?比企谷くんすぐそこにいるんだから!」

「大丈夫大丈夫!多分聞こえてないって!」

うん。聞こえてないよ。決して。ほんとほんと。

「よしっできた!曜ちゃんすっごく似合ってるよ!」

「ほ、ほんと…?」

「うんっ!さっそくはちくんに見せよう!ほらほら!」

「こ、心の準備がっ…」

「はちくーん!」

「終わったの…か」

高海に呼ばれたので振り向くと、そこには青、というよりは水色を基調としたドレスを着た渡辺の姿があった。

「どうどう!?曜ちゃんすっごく綺麗だよね!」

「……」

「おーい?はちくーん?はちくん!」

「え?あ、お、おう。……いいと思うぞ」

「あ、ありがと…」

「良かったね!曜ちゃん!」

「う、うん…!」

いかんいかん、ほんとに見惚れてしまった。まぁ普通に渡辺は可愛いの分類に入るしな。

「じゃあ次ははちくん!こっち来て!」

「いや俺は1人で…」

「ほらほら!」

「お、おいっ!」

 

 

「お、おいお前どこ触ってんだ!?」

「じっとして!」

「お、おいバカ…ひっ!」

「な、何してるんだろう…?」

 

「できた!じゃじゃーん!」

「わぁ!比企谷くん似合ってるじゃない!」

「ほんとだ!メガネかけてるほうがかっこいいよ!」

「疲れた…」

「どうどう?曜ちゃん!」

「……」

「おーい?曜ちゃん?曜ちゃん!」

「え?あ、う、うん!か、かっこいいよ!」

「もー、はちくんと同じような反応するんだからー」

もうなんか精神的に疲れた帰りたい。帰らせて。帰る

「…比企谷くん」ボソッ

「ん?」

「…私はメガネかけてない比企谷くんもカッコイイと思うよ」

「お、おう……渡辺も良かったなそんな豪華な衣装着れて」

「うんっ!みんなのおかげだよ!…ほんとに似合ってるかな?」

「あぁ、似合ってると思うぞ。客観的に見ても主観的に見ても」

「そ、そっか。ありがとっ!…えへへ!」

「さぁ!練習もラストスパートだよ!みんな気合入れていこう!」

「「おー!!!」」

「ほらはちくんも!」

「…おー」

「元気がないぞ!ヨーソロー!」

「それはもうやらない」

 

そして、文化祭がやってきた。

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