曜日和   作:リヨ

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22話

はい皆さんに問題。今日はなんの日でしょう?答えはバレンタインデー。企業がチョコを売り出すために作った日。え?ロマンがない?知るか。

さて、今までの俺ならこんな日どうでもよかった。むしろ憎たらしい日だった。

「あ、あの!受け取ってください!」

「さ、サンキュー」

どういうことだこれは。さっきから色んな人からチョコ貰うんだけど。後輩とかもいるし。

「わー、はちくん、いっぱい貰ってるね」

「俺はいつからこんな人気者に…」

「きっと文化祭の時だよ!うん!そうに違いない!」

実は俺はあの文化祭の1件から学校にいる時は眼鏡をかけている。普通に視力も良くないしな。

「そんなにもらってるなら千歌からはいらない?」

「え、なに、お前もあるの?」

「と・う・ぜ・ん!義理だよ?」

「いや、わかってるわ」

「はい!一応手作りなんだ!曜ちゃんに色々教えて貰って作ったの!」

「ありがとな。お返しはちゃんとするから」

「楽しみにしてるね!」

「…比企谷くん、たくさんチョコもらってるね」

「うおっ!?びびった…渡辺か」

なんか渡辺から黒いオーラが…

「はちくん人気者だもんね!」

「お前は火に油を注ぐようなこと言うな!」

「いたいよ!はちくん!」

「……」

「お、おい渡辺?」

渡辺はそのまま無言で席につく。怒ってるのか?いわゆる嫉妬というやつだろうか。

 

 

 

そしてお昼。

「高海、ちょっと来てくれ」

「ん?どうしたの?」

「…………俺は渡辺に嫌われたのか?」

「え?何急に?」

「いや、……渡辺からチョコがもらえないから」

「あー、そういうこと?…んー、どうだろうね?」

「…一応恋人同士だし貰えると思ってたんだが…」

「…大丈夫だよ!私戻るね!」

「何が大丈夫なんだ…」

「…比企谷くん」

「…渡辺」

「………」

「どうした?」

「………こ、これ!」

「……これ…」

「ちょ、ちょっと渡すの恥ずかしくてタイミング分からなくて…お、遅くなっちゃったけど…」

「俺てっきりもらえないかと…」

「そ、そんなわけないじゃん!いやぁ、照れくさくてさ…受け取ってくれる?」

「あぁ。……………ありがとな。曜」

「う、うん。うまく作れたか分からないけど……………!?ひ、比企谷くん今名前で…!」

「さ、教室戻るか」

「ね、ねぇ比企谷くん!今名前で」

「いやー、次の授業楽しみだなぁ」

「そんなこといつも言わないでしょ!?もう1回!もう1回呼んで!」

「そういえば宿題やったか?まぁお前なら大丈夫か」

「ねぇってばー!」

チョコは美味しくいただきました。

 

 

 

 

 

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