aqours最高!
俺達、aqoursは人気も徐々に上がってきて、現在、ツアーをやっている。まぁそんな大層なものではないが、いろんな場所に行って、aqoursという存在を、スクールアイドルの素晴らしさを、沼津という場所を広めるために頑張っている。
そして今日は最後の埼玉公演だ。
「八幡くん!着替え終わったよ!」
今はみんなの衣装確認だ。
「おう。デュオトリオのやつか?」
「そうそう!善子ちゃん!せーの!」
「「じもあいっ!」」
「かわいいかわいい」
「感情全くこもってないよ…どう?ユニコーンブリザード!」
デュオトリオの名前厨二病感すごいのは俺だけか…?
もはやイナズ〇イレブ〇の技名にしか聞こえない。
「よくできてるんじゃないか?似合ってるぞ」
「だって!善子ちゃん!」
「ふっ、当然よ!」
「八幡くん!」
「ん?梨子達もできたのか?」
「「「ハリケーンブロッサム!」」」
「…」
「は、八幡くん、無言の反応はさすがに恥ずかしいよ…」
「あ、あぁ。似合ってるぞ。それは何をモチーフにしたんだ?」
「玉子?」
「梨子ちゃんは…桜でんぶ?」
「鞠莉ちゃんは…芳香剤?」
「お前…」
「梨子ったらひどいわ!芳香剤なんて!」
「ご、ごめんね!ほ、他に思いつかなくて…」
思わず笑いそうになってしまった。
「八幡さん!」
「ん?ダイヤとルビィもできたか」
「どうですか?インフェルノフェニックスの衣装は!」
うん、もう名前については何も言わないよ。うん。
「情熱的な感じで曲にもあってていいと思うぞ。ルビィも似合ってるからな」
「あ、ありがとう…八幡さん」
「おう」
「はちくんはちくん!」
「ん?千歌に果南か」
「「私達、トワ亻ライトタイガー!」」
「似合ってるぞ」
「どのへんが!?どのへんが!?」
「そのかぼちゃとか」
「みかんだよっ!!!」
「お、おぉ、すまん」
怖い。千歌のみかん愛がすごい。
「今日デュオトリオは初お披露目だな。お客さんも喜んでくれるといいな」
「大成功で終わらせるわ!」
「最後はね!はちくんにも言ってない発表もあるから!」
「そうなのか?まぁなら楽しみにしとく」
「うん!それじゃみんな!aqours!」
「待て、最初はHPTの衣装だろ?」
「そうだった!また着替えて集合!」
「よし!じゃあ改めて!みんな!今日は思いっきり楽しもう!aqours!!」
「「「サンシャイーーン!!」」」
こうして、aqoursラストの埼玉公演が始まった。
あいつらも、お客さんも楽しんでいるようで何よりだ。
ちなみに俺も普通に席に座って応援している。
「えー、ここで、お知らせがあります!私達aqoursは……3rdライブを開催します!!!!」
「…は?まじ?」
ほんとに知らんかった。お客さんも大盛り上がりだ。
一体いつの間に決まったんだ…
「これからも!応援よろしくおねがいします!!」
「お疲れさん」
「どうだった!?」
「あぁ。最高だったぞ」
「八幡くん、最後の泣いてたもんね」
「おい梨子、何故それを知っている。席教えてないぞ」
「あ!それ私も見つけた」
「果南ちゃんも?千歌も見つけた!」
「というか、リトルデーモンであるあなたのこと見つけられないわけないじゃない!」
「なんかムカつく」
「痛い痛いわよ!なにするのよ八幡!」
「というか3rdライブなんて初知りだぞ」
「だって教えてなかったもんね!」
「でも驚いたでしょ?」
「驚き桃の木山椒の木」
「「「……」」」
「…調子に乗りました」
「こんなはちくんは置いといて!みんなで千歌の家で打ち上げやろうよ!」
「いいね!」
「私色々持ってくわ!」
「あまり騒がないようにするのですわよ?」
「ほら!八幡くんも行こ?」
「曜ちゃんもはやくー!」
「はーい!ほら早く!」
「…あぁ」
終わり