「「トリックオアトリート!!」」
「見てみて曜ちゃん!しいたけのコスプレ!」
「おぉ!写真撮らせて!」
「ちょっと待て…」
「どんどんとっちゃってよー!」
「わぁ!ルビィちゃんお姫様ずら!」
「えへへ…普段和風ばかりだから洋風もいいかなって…」
「ふふふ…堕天使の格好をなんの迷いもなく着れる…最高!!」
「おい…」
「梨子も綺麗なドレスね!」
「鞠莉ちゃんは…魔女?可愛いですね」
「ありがとっ!」
「ダイヤ、これ持ってってくれる?」
「分かりましたわ」
「あれ?八幡どうしたの?」
「…………なぜ俺の家にaqours全員集合してるんですかね」
「え?今更何言ってるの?」
「その頭大丈夫?みたいな顔やめろ」
「昨日家行っていいか聞いたよ?」
「あぁ。たしかにいいと言った。ハロウィンなのも知ってたから仮装とかしてくるのかなとか色々妄想もした」
「…その発言いる?」
確かに要らないな。いや、だって曜特にコスプレとか好きだしちょっと露出あるやつとか着てくるかなとか期待しちゃうでしょうよ。
「だが……こんなに来るとは聞いていない!」
「もう八幡もそんなケチケチしたこと言わないでエンジョイしましょ!ハーレムよハーレム!」
「俺は曜がいればいい」
「は、八幡いきなりそれはズルいよ…」
「かなーん、なんかピンク色の空気に毒されそうだわ」
「鞠莉、あの二人はいつもあんな感じなんだからそろそろ慣れたら?」
「八幡!一緒に詠唱するわよ!」
「おい善子服を引っ張るなテンション高いなお前」
「今日くらいヨハネって呼びなさいよ!この格好をして街を出歩いてもなんにも言われないのよ!?むしろこれが普通!なんて最高な日!ハロウィン!」
「そうですねー」
「なんでそんな雑なのよ!?」
「お菓子まだー!?」
「千歌ちゃん、もうちょっと我慢しよ?今果南ちゃんが作ってくれてるから」
「うー!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞー!」
「ちょ、ちょっとあはは!千歌ちゃんくすぐらないでよー!」
「八幡さんは仮装はしないのですか?」
「俺はこれで仮装してるからな」
「…ゾンビ?」
「いや、そう言われるとは思ったけども。口に出されると傷つく。俺の豆腐メンタルが」
「も、申し訳ありません」
「いや冗談だけどよ」
「さぁみんな!お菓子焼けたよ!」
「「わぁ!!!」」
果南の作ったお菓子はどれも美味そうだ。
「いっぱい食べるぞー!」
「太るぞ」
「今日くらい気にしない気にしない!」
俺達は仮装を楽しみつつ、お菓子を食べた。
俺の家がこんな賑やかなのは久しぶりだな。
前までは小町とだったからな。ちなみに小町は友達の家に行った。
「「ばいばーい!」」
「ふう…ん?曜は帰らないのか?」
「ん?…八幡と二人の時間も欲しかったから」
「…あっそ。コーヒー飲むか?」
「あ、じゃあ飲もうかな」
「そういや、その仮装は猫か?」
「猫じゃないよ!化け猫!」
化け猫…とはかけ離れた大変可愛らしい仮装だが…
「八幡!」
「ん?」
「トリックオアトリート!」
「いや、さっきたくさん食ったろ…」
「イタズラしちゃうよ?」
「もう家に菓子はない…っ!?」
「っ…ぷはっ」
「…なんだよ急に」
「あはは、八幡いつまで経ってもキスの時顔真っ赤だよね」
「慣れないんだよ。…で、今の何?」
「え?イタズラっ!」
「…ふっ、そうか」
今日は今までで1番濃いハロウィンだったな。