曜日和   作:リヨ

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えー、まぁ今回は曜ちゃんとのイチャイチャ展開を楽しみに読んでくださる方からすればいらない話かもしれないですが、書きたかったので書きました!それだけ!評価下げないで!





42話

さて、俺比企谷八幡は現在どこにいるでしょうか。

 

「北海道はでっかいどう……なんて」

 

正解は北海道。

まぁ何故ここにいるのかと聞かれると回答に困るが、saint snowのお家に何故か招待されました。

ほんとどういうこと。

 

こんなこと言ったらあらぬ誤解を受けそうなので曜達には言っていない。幸い休日だからな。

 

「地図ではこの辺りのはずだが……」

 

そもそも何故呼ばれたのだろうか。

というか何故俺の連絡先を知っている。昨日いきなりメール来たから驚いたわ。

 

「……ここか。すみませーん」

「はーい!……あ!比企谷さん!」

「…どうも」

 

出迎えてくれたのは姉の方。鹿角聖良さんだったかな。

 

「わざわざ来てくださってありがとうございます。遠慮せずに上がってください」

「……お邪魔します」

 

家にあげてもらうと廊下を歩いているだけなのにわずかに女の子の甘い香りがする。

 

「姉様、誰か来てるの?……えっ!?」

「理亞、ちょうど良かった。あなたも挨拶しなさい」

「確かaqoursの!なんでここに!?」

「私が呼んだの」

「姉様が!?大丈夫!?具合でも悪いの!?」

 

おいなんだこいつは……俺がここに来るのそんなにおかしいか。

おかしいな。うん。

 

 

「改めまして、saint snowこと、鹿角聖良です」

「……鹿角理亞」

「比企谷八幡です……それで何故俺がここに?」

「……理由は2つあります。1つは……比企谷さんは、どうしてaqoursのマネージャーを?」

「……まぁ1番は彼女が所属してますからね。応援したいと思うものなんじゃないですか。あとは……あいつらなら……俺が言う言葉じゃないですけど、輝ける、そんな気がしたんで」

「……そうですか。信頼されてるんですね」

「まぁ馬鹿なヤツとかすぐに暴走する上級生とか天使のような義妹もいますけど、いい奴らだと思いますよ」

「ちょっと今のはよく分かりませんでしたけど……」

「それで、あと一つは?」

「……今から言うことは、冗談ではありませんからね?本気です」

「はぁ」

「比企谷さんに彼女がいることは重々承知です。さらに言えば私なんかほとんど関連性がないから可能性も薄いってことも。それでも言葉にしておきたいんです」

「な、なんですか」

「……比企谷八幡さん、あなたのことが好きです」

 

……………ほう?俺の聞き間違いかな。

 

「完全に一目惚れでした。吸い込まれるようなその目!すべてを見透かしているかのような……とても魅力的でした」

 

おぉ、俺の目がべた褒めされているぞ。どうなってるんだ。

 

「恋人になってほしいとは言いません。いきなりこんなことを言われてお困りだと思います。でも伝えておきたかったんです」

「ね、ねね姉様……」

 

ほら、妹さんもかなり動揺してるじゃないですか。

 

「おおお落ち着け鹿角妹」

「あ、ああんたが落ち着きなさいよ!あと理亞!」

 

俺もかなり動揺していたようだ。

 

「すみません、わざわざ来ていただいてこんなことを……」

「……いえ、本気で言っているのは顔を見れば分かるんで……まぁ好意を素直に向けられて嫌な気はしないので安心してください」

「ほ、ほんとうですか?」

「えぇ。でも、俺なんかよりもっといい人がいますよ。一目惚れなんですよね?きっと俺のこと知ったら嫌いになりますよ」

 

まぁ俺の周りは何故か俺のこと逆に信頼してそうだけど。

 

「……随分と評価が低いんですね」

「まぁろくな人生送ってきてないので」

 

今がまさにピークかもしれない。

 

「……分かりました。では八幡さん、今からデートしましょう!」

「……は?」

 

この時俺は彼女の言葉が理解出来なかった。

 




2話に分けました

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