現在俺はまさに閻魔大王に天国へ行くか地獄へ行くかを決められる寸前かのような状況に陥っていた。
まぁ八割地獄行き確定だけどな。閻魔様激おこぷんぷん丸だし。
「それで八幡、内緒で聖良さんたちのところに会いに行ったってほんと?」
「しょ、招待されてな」
「ふーん……それで、楽しかった?」
「まぁ北海道そう行かないし楽しかった」
「そういうことを聞いてるんじゃないんだよ?分かるよね?」
「は、はひっ……い、いや、あいつらとはほんと何にもないぞ。うん」
いやまぁ告白されたり帰り際にキスされたり色々ありましたけどね。
言ったら殺される。
「八幡って嘘つく時アホ毛が左右に動くんだよ」
「え、俺のアホ毛にそんな機能あったの?一生嘘つけねぇじゃん」
「やっぱり嘘なんだ」
「……い、いやまぁ色々あったようなないような」
「海のど真ん中に投げ捨てるよ?」
「怖いやめてお願いします殺さないで」
正直に言わないとマジで殺されかねないので全てを話した。
「……そ、それで、告白されてどうしたの?」
「いやどうしたのって……別に付き合ってって言われたわけじゃないしな。向こうも俺達が付き合ってるの知ってるし。ただ気持ちを伝えたかったそうだ」
「それで八幡はニヤニヤ鼻の下伸ばして北海道を聖良さん達と楽しんだと」
「いや、ニヤニヤ鼻の下伸ばしてないから。……まぁとにかくお前か怒るようなことは何も」
「そっか……じゃあこの写真は?」
「写真……つっ!?」
曜が見せてきた写真。それは俺の頬に聖良がキスしているあのシーンだった。あのシスコン妹いつの間に撮りやがった。
「……八幡の浮気者」
「うぐっ、いや、これは俺が頼んだんじゃないし……」
「言い訳は聞きたくないよ!一緒に過ごして好きになったんでしょ!聖良さん、私なんかより大人っぽくて美人だし、歌も踊りもうまいし……」
出ました曜のネガティブタイム。怒ってるのかと思えば結局最後は私なんか……ってなるんだよな。
「……確かにあの人は美人だしいい人だった」
「やっぱり……!」
「でも、俺はお前の方が何倍も可愛い。料理だって俺好みの味にしようと頑張ってくれるし、俺のささいな我儘も聞いてくれる。お前ほど俺に尽くしてくれる人なんてそういない。むしろお前しかいないまである。……まぁ、だからあんま自分を過小評価するな。俺はお前が好きなんだ」
「う、うん……な、なんか恥ずかしい」
「いや、言ってる俺が1番恥ずかしいから」
「……でも、最後のは八幡には言われたくないなぁ。過小評価してるの八幡でしょ?」
「そんなことは無い。俺は自分のことを正当に評価してるぞ」
「……八幡は普段はひねくれてるけど、時々デレてくれるの可愛いし、さらっと歩幅合わせてくれたり荷物持ってくれたりあざといって思うくらい優しい時あるし、めんどくさいとか言いながらいつも私の話にも付き合ってくれる。八幡ほど私に尽くしてくれる人いないよ」
「……んだよいきなり。彼氏ならそんなもんだろ」
「さっきのお返しっ。八幡顔真っ赤!」
「うるせ。慣れてないんだよ褒められるのは」
「じゃあこれからはたくさん褒めてあげるね!」
「やめろ俺のSAN値が削られていく」
「八幡はすごい!優しい!かっこいい!」
「抱きつくなばかっ」
「「「……部室でいちゃいちゃするなぁぁぁぁあ!!!」」」
今日もaqoursは平和です。