冒険者共   作:サバ缶みそ味

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 イベ終了前にエリスとアイシャ(拳)が来てくれました
 アイシャが来たときは嬉しさのあまり某梨の精霊の如く発狂をば

 どれだけの諭吉が犠牲になったことか‥‥(白目 


▲7 Brave the knights③

 白猫の世界に存在しないはずの存在、ただ対象を殺すために造られた機械系モンスターことキラーマシン。それが目の前にいること、キラーマシン2やキラーマシン3といった別のタイプのキラーマシンがいることにクオンが驚きを隠せなかった。

 

「クオン、あれを止める方法はあるのかい?」

「ただ倒せば問題はないけど‥‥思った以上に数が多い」

 

 一体どれくらいの数を製造したのか、十機は軽く超えているだろう。今のところただただ武器を使った攻撃しかしてきていないがもしかしたら特技や魔法も使ってくるはず。油断はできない。

 

 案の定、一機のキラーマシンが持っているサーベルに氷を纏わせ斬りかかって来た。

 

「マヒャド斬り…!?」

 

 クオンはギョッとして驚くがすかさず背負っている大剣『レッドクイーン』でキラーマシンの氷の刃を防ぐ。力を込めて剣を振って氷を纏わせたサーベルを斬る。その隙にアイシャがよろけたキラーマシンのモノアイに狙いを定めて赤い光の矢を放ちキラーマシンを倒した。

 

 空中にいる数機のキラーマシン2がクオン達に向けてボウガンの矢を乱射していく。二人は躱していくが、2機のキラーマシン3がスクリューをこちらに向けて竜巻を放ってきた。

 

「ちょ、あれってバギ!?それもできるの!?」

 

 襲い掛かってくる風の魔法にクオンは焦りながらもアイシャを庇って防いだ。吹き飛ばしてくる暴風と切り裂くような疾風が体を掠め、風で飛んでくる石の礫が当たってくる。なんとかバギを耐え抜いたが、初段階のバギであれ程となるとバギの上位魔法、バギクロスはかなり強力な物になるのではないかとクオンは冷や汗を流す。ゲームではただ映像だけを見るだけの技や魔法を実際に目の当たりにしてどう手を出せばいいか戸惑っていた。

 

「いたたた…アイシャ、大丈夫?」

「私は大丈夫だ。だが、あれを一機ずつ相手してると此方が持たないな‥‥」

 

 アイシャは苦笑いしながらキラーマシンの群れを睨む。これだけの数を相手に1機ずつ相手にしていてはいずれ囲まれて袋叩きにされかねない。

 

「ここは少し負担はかかるが本気を出さないといけないかもしれないね…」

 

 目を細めるアイシャにクオンは察した。アイシャは概念使いという特殊な力を持つ能力者であり、彼女は『拒絶』という強力な概念を持っている。ゲームではアイシャは魔物の群れを一瞬にして一掃する技があった。ここでその技を使えばこのキラーマシンの群れをあっという間に倒すことができるはずだ。

 

 安堵したその刹那、キラーマシンの群れの中から青いキラーマシン2とは別のカラーリングのキラーマシン2がクオンに向けて細長いサーベルを振り下ろして飛び掛って来た。クオンはレッドクイーンで防ぎ弾き返したが、目の前に現れたシルバーカラーのキラーマシン2の姿を見て青ざめた。

 

「嘘でしょ!?キラーマジンガ‥‥!?」

 

 目の前にいるのはキラーマシン2の色違いの個体のモンスター、みんなのトラウマ(?)ことキラーマジンガ。西陣営の領主が『高性能型』と言っていたのはこいつの事かと今になって気付いた。そしてキラーマジンガの後ろからもう一体のキラーマジンガが現れた。2体のキラーマジンガが現れたことにクオンはこれはヤバいと結論付ける。

 

「アイシャ!キラーマジンガは危険すぎる‼ここは一旦退こう‼」

「その様子から見てあれはマズイ相手なのか?」

「マホカンタを最初からかかってるかもしれない‼」

 

 魔法を跳ね返す魔法『マホカンタ』。概念や白猫の世界のキャラの技を跳ね返すかどうかは分からないが無暗に手を出すのは危ない。そして理由はマホカンタだけではなく他にもある。

 

「キラーマジンガはメタル斬りとかドラゴン斬りとか強力な攻撃を2回してくるし、1ターンであのハッサンを葬る強敵なんだ‼」

「は、ハッサン?よく分からないがそれほど危険、ということなんだね…!」

 

 アイシャは戸惑いながらも熱く語るクオンの説明で一応キラーマジンガの危険性を理解した。一体だけならまだしも2体目そしてその後ろにいるキラーマシンの群れ、2人だけで相手するには危険すぎる。一旦退いてジーク達と合流して戦う方がいいかもしれない。

 

「東陣営に俺の仲間がいる。まずはそこへ戻って態勢を立て直そう!」

 

 クオンは先導して森の中へと駆けていく。逃げていくクオン達を逃がさまいと2体のキラーマジンガは追跡をした。

 

____

 

 夜が明けて、陽の光が戦場を照らす。東陣営が勝利を収めた大地にジークは仁王立ちしたまま、レイジはその場に胡坐をかいてじっと待ち続けていた。微動だにせず待っている二人をリアムは半ば呆れ気味に見ていた。

 

「あいつら、ずっとあのまま待ってたのかよ‥‥すげえ根性だな」

「それほどクオンさんを信頼しているってことじゃないっすか?」

 

 チャックが気さくに返すがリアムはやれやれと呆れながらため息をこぼす。じっと腕を組んで遠くを眺めて待っているあの二人だが終始腹の音が響かせていた。

 

 待ち続けていたジークとレイジであったが、エイジが最初に動いて横目でジークを見つめる。

 

「‥‥なあジーク、クオンのやつ遅っせーな」

「心配すんな。クオンならきっと無事に帰ってくる。」

 

 レイジはそうかと返すと大きく息を吐いて頬杖をついた。時折ゆさゆさと体を揺らしたりしてだんだんと落ち着かなくなってきたレイジをジークはちらりと横目で見つめる。

 

「‥‥レイジ、そう焦るな。もしもの時は俺達で殴り込みすりゃいい」

「わーってるっての。そん時は殺意の波動で大暴れしてるかもしれねえけどよ‥‥クオン、大丈夫だよな?」

「大丈夫だ。というかこれで128回目だぞ」

 

 夜が明けるまで同じようなやり取りを繰り返していた。ここで待たされるのは多少苦ではあるが、クオンの帰りを待つのも大事な仕事だ。心配しすぎて落ち着かないレイジを宥めさせているがこれ以上クオンの帰りが遅くなっては自分までも心配になってくる。

 

 ふと落ち着きがなかったレイジだったが遠くを眺めているとピクリと何かを見つけて立ち上がり、持っていた双眼鏡で見ると退屈そうだった表情が一気に明るくなった。

 

「おい、クオンだ!クオンが戻って来てたぜ‼」

 

 レイジの喜びの声にジークだけでなくリアム達も反応する。

 

「本当に戻って来たのか‼やるなあいつ!」

「くんくん‥‥間違いないっす。この匂いはクオンさんっすね!」

「ほれみろ。クオンなら絶対に熟すってな!」

 

 ジークはクオンが無事に戻ってきたことにほっと安堵した。安心しているジークを他所に双眼鏡でこちらに戻ってくるクオンの姿を見ていたレイジが眉をひそめる。

 

「んん?クオンのやつ‥‥女を連れてきてるぜ?」

 

「えっ」

 

 レイジのその一言にジークは凍りつく。喜びが一瞬にして驚愕に転げ落ちたジークは恐る恐る双眼鏡でエイジが指さす方を見た。

 

 双眼鏡で見えたのは必死に走っているクオンと並走しているフードの付いた金の刺繍がされている黒いコートを羽織っているショートボブな黒髪の青い瞳の女性の姿が。目の当たりにしたジークはわなわなと震えだした。

 

「ま、ま、マジで…?クオンが女の子をつ、つ、連れてきた‥‥!?」

 

「ヒュー!あいつやるなー。どっかの上半身マッパと違ってモテモテじゃねえか」

 

 ニヤニヤとレイジはジークをプギャーと笑う。ジークはクオンが女の子を連れてきていることに衝撃でエイジの悪口は耳に入っていなかった。

 

「く、く、クオンが…女の子を‥‥‼」

 

「ちょ、ジークさん、顔!?顔が歪みかけてるっすよ!?」

 

 某ザワザワ漫画の如くジークはショックのあまりぐにゃあっと顔が歪みかけていた。ジークのその様にレイジは腹を抱えて爆笑する。そんな騒がしくなってきた二人を無視してリアムは双眼鏡でクオンを見ていたが気付いた。

 

「おい、あいつ何かに追われてるぞ!なんだアレは‥‥‼」

 

 目を丸くして驚いているリアムに続くようにジークとレイジは双眼鏡を覗く。必死にこちらへ走っているクオンと女性の後方を追う2体のシルバーの装甲でウォーハンマーと細長いサーベルを持った機械のような魔物が見えた。その魔物の姿を見たジークとエイジは目を丸くする。棒立ちになった二人を他所にリアムはすぐさま仲間達に迎撃態勢をとるよう怒声を飛ばして指示する。

 

「野郎共!急いで迎え撃つ準備をしろ‼ったく…!見たこともねえタイプの魔物だ!何だあの魔物は‥‥!?」

 

「「キラーマジンガか(じゃねえか)‼」」

 

 ジークは驚きの声を上げて、レイジは目を輝かせながら嬉しそうな声を上げてクオンの下へと駆けだしていった。

 

____

 

「まだ追いかけてくる!?」

 

 森の中を駆け抜け、夜が明けても陣営に戻るまで必死に撤退して撒いたかと思っていたが、2体のキラーマジンガは追いかけ続けていた。

 

「対象を抹殺するまでしつこく追い回してくるみたいだ…!」

 

 もう少しでジーク達の下に戻れる。あと一息というところだというのにこのままキラーマジンガを連れてきたまま逃げ込むのはまずい。ジークやエイジは対処できてもリアム達に被害がでるかもしれない。やはりここは…とクオンは決意して2体のキラーマジンガの前に立つ。

 

「ここは俺が食い止める。アイシャは先に陣営に行ってジーク達に知らせて‥‥!」

 

「クオン‥‥気持ちは分かるが、その必要はなさそうだ。誰かが私達の下に向かってきているよ?」

 

 へ?とクオンはキョトンと振り返った。遠くから叫びながらこちらに向かってくる2人の人影の姿が。それはだんだんと近づいて来て、漸く姿がはっきりしてきた。

 

 ジークとレイジだ。二人は気合いと勢いのまま猛ダッシュし、クオンとアイシャを通り過ぎて2体のキラーマジンガへと迫った。

 

「燕穿牙っ‼」

 

「蛇翼崩天刃!」

 

 ジークは鍔の無い刀を一気に引き抜いて炎の纏った一閃を放って斬り、レイジは大きく踏み込んで体をひねりつつ黒い光を纏った上段蹴りで高々と蹴り飛ばす。ジークが着地し、レイジは態勢を戻すとエイジがジークをジト目で睨む。

 

「おい燕穿牙て酒瓶斬って火を出す技じゃなかったか?」

「細かい事気にすんなよ。こういう燕穿牙もいいじゃねえか。というかお前がその技やるとカッコ悪いな」

 

 その直後二人はすぐに取っ組み合う。ジークとレイジのそんなやり取りを見ていたクオンはポカンとしていたがすぐに顔を綻ばせた。

 

「ジーク、レイジ‼遅くなってごめん!」

 

「クオン!いつの間に女の子と仲良くなっちまって。隅に置けねえな!」

「クオーン!後で詳細をくーわしく俺に教えてくれ‼どう口説いたんだ!?」

 

 レイジはニシシと笑いながらクオンを小突き、ジークはわなわなと震えながらクオンを揺らす。クオンを苦笑いするが今はそれどころじゃない。炎の一閃をくらって倒れていたキラーマジンガと高々と蹴り飛ばされ漸く落ちてきた2体目のキラーマジンガが起き上がり赤いモノアイを光らせる。

 

「二人とも、詳しい話は後で。今はキラーマジンガを‥‥」

 

「任せておけよ‼おらーっ‼瞬殺されたハッサンの敵ー‼」

「ハッサンにスカラかけてにおうだちさせとけばいいだろ。後はマダンテかギガスラッシュすればいいし」

「ジーク‼てめえは先に習得してから挑んだだろ!ずりぃだろ!」

「ズルくないですー。これも攻略ですー」

 

 ギャーギャーと敵前で口喧嘩をしだした。そんな二人に一機のキラーマジンガがサーベルで激しく斬りつけてきたがクオンが慌ててクイーンローズで受け止めた。

 

「ちょっと二人とも!?それどころじゃないってば!?」

 

 鍔迫り合いで押しているが、もう一機のキラーマジンガがクオンめがけてウォーハンマーを振り下ろす。そこへアイシャが赤い光の矢を放ち弾き返した。

 

「ハッサンが誰だかよく分からないのだが‥‥とりあえずハッサンとやら敵討ちでいいのかい?」

 

「おおっと、麗しきレディが戦ってんだ。この脳筋バカに構っている場合じゃねえな‥‥レディに指一本触れさせやしないぜ」

 

 レイジをほっといてジークはやる気満々にドヤ顔でアイシャにウィンクし、クオンに加勢する。そんなジークにレイジは呆れて肩を竦める。

 

「まーた始まったよ。おいあんた、この色目バカに構わなくていいぜ!」

 

 レイジはニシシと笑って2体のキラーマジンガへと迫った。迫ってくるエイジにキラーマジンガはウォーハンマーで叩き潰そうとしたがヒラリと躱して更に懐へと迫り、エイジはショートアッパーをぶつけるとさらに力を込めた。

 

「真‥‥昇龍拳‼」

 

 気を込めた逆手の拳で突きあげ、アッパーカットで高々と打ち上げる。直撃したキラーマジンガは今度は上へ高々と殴り飛ばされ、機械の軋む音と火花を散らして地面へと落ちる。 

 

「イートシサート‥‥って違うか。余裕‼」

 

 着地したレイジは歌おうとしたが歌詞が覚えていないので歌うのをやめてドヤ顔で頷きチラリと見るが誰も見ていなかった。レイジは少しショボンとする。

 

 ジークは鍔迫り合いで防いでいるクオンの下へと駆けており、途中で高く跳び上がった。

 

「クオン、手をかすぜ‼」

 

 ジークの声にクオンはチラリと後ろを見て頷くと、力を込めてクイーンローズを押してキラーマジンガのサーベルを押し返し後ろへと下がる。後ろへと下がったクオンをジークが飛び越えてきたのが見えたキラーマジンガはサーベルをメタリックに輝かせた。

 

「メタル斬りか‥‥だが分かってたぜ。雲長師範直伝――――」

 

 キラーマジンガのメタル斬りが放たれるよりも早く、ジークは居合斬りを放ち着地していた。キラーマジンガは斬られて宙を舞う。

 

「―――――これぞ、奥義」

 

 刀を鞘へと戻すと同時にキラーマジンガのボディに剣閃が刻まれる。ジークは後ろへと振り向いた。

 

「クオン、今だ‼」

 

 ジークの合図と共にクオンが跳んで宙で無防備になっているキラーマジンガに向けてクイーンローズを振り下ろた。

 

「せいっ‼」

 

 気合いの声と共にキラーマジンガを両断する。切断されたキラーマジンガはモノアイの光が消えて火花を散らして爆発した。

 

「やったなクオン‼」

「ナイスアシスト、ジーク!」

 

 着地したクオンにジークは嬉しそうに軽く小突いてクオンは喜び合ってハイタッチを交わす。そんな二人にレイジが頬を膨らませて駆け寄る。

 

「おいいい‼俺をスルーすんなよ!俺なんかひとーりでけちょんけちょんにしたんだからよ。もっと褒めろこのやろー!」

 

「レイジも頑張ってたもんね。ナイスガッツ」

「へへへー。クオンは褒めてくれんのに上半身マッパは色目しかつかってねえもんなー」

「あぁ?お前は脳筋だからなー。筋肉の事しか考えてなかったかと思ってたぜー」

 

 すぐさま取っ組み合いになりそうになる二人をクオンは苦笑いして喧嘩を止めようとした。そこにエイジが真・昇龍拳で倒したはずの2体のキラーマジンガが起き上がり、軋む音と火花を散らして襲い掛かってきた。

 

 3人はすぐさま身構えたが、クオンの横を赤い閃光が通り過ぎた。赤い閃光はキラーマジンガに直撃するとボディを貫通し大穴を開けた。大きく空いた穴から火花が飛び散り、モノアイの光が消えたキラーマジンガは倒れ爆発四散。3人はポカンとしてゆっくりと後ろを振り向くとアイシャが苦笑いしていた。

 

「やれやれ…クオン、君達はなかなか面白いな」

「アイシャ‥‥!あ、ありがとう‼」

 

 嬉しそうに笑顔で返すクオンにアイシャはふっと笑って微笑む。そんな二人にジークが再びわなわなと震え始め、レイジが目を輝かせる。

 

「く、クオン!?ちょっとどういう事だ!?なんでいつの間に仲良くなってんだ!?そのへん詳しく教えてくれ‼」

「クオンやるなー。こんな強い奴ともう仲良くなっちまってさー!後で勝負とかさせて‼」

 

「いやそれは後で‥‥って、ジークが真っ白になってる!?」

 

 わらわらと迫る二人にクオンはどう説明したらいいかあわあわと慌てふためいた。




 新イベ蒼き炎テンペスト‥‥ブレイブルーかな?(オイ

 アンジェラがすんごいエロイと思いました(コナミ感
 でかいもん‥‥
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