・サテン・P・アーガイン
29歳 男性 階級:中尉
「日本(カントー)」出身。
本作の主人公。地球生まれの日系黒髪の軍人。
ヤシマ重工の契約社員を経て整備兵からパイロット転向という異色の経歴を持つ。元は整備兵という事もあり、MSに随行する車輛などの構造に精通している。
「地球連邦軍北米特殊作戦群第6機動大隊第11中隊"アスタロト隊"第2小隊隊長」。
固有エンブレムは「紫色のサボテン」パーソナルカラーは「紫」だが、拘りはそれほどないため「質より量」といった電撃戦などで他パイロットと交代で併用する共有機体(RGM-79)の際は現地カラーリングを用いる。
搭乗する機体の両肩部にハードポイントを増設している。
・ウッディ・マルデン
年連:不明 男性 階級:中尉
生年月日不明
みんなだいすきうっでぃまるでん。(「ジャブローに散る」その人。)
日系のオールバックっぽい黒髪の軍人。常に帽子を被っているせいでヘアスタイルが変わらないという幸福にも大変不幸な悩みを持っている。
連邦軍ジャブロー基地の整備を統括している整備士官。サテン達の直轄の上司。整備面においては柔軟な発想も出来るが、事後報告は断固として許さない頑固な一面がある。
サテンとは浅からぬ付き合いがあり、彼が思いつく大抵の悪知恵なら瞬時に理解出来るという間違いなく信頼出来る上司である。
常に冷静で厳格な人物であり、優秀な士官でもある彼だが、マチルダ中尉の事になると猪突猛進になる事があり、サテンに冷やかされる度にいつも赤面しながら彼を追いかけていた。
・マックス・マッハ
年齢:不明 男性 階級:中尉
生年月日不明。
サテンのMS教官。頭が上がらない人の一人。
グラナダ育ちの南米系スキンヘッドの黒人の軍人。イカつい容姿をしている。
元は有名なレーサーだったが、成り行きでジオン公国軍MSパイロットへと転向。第2次降下作戦にて北米から南下、連邦軍の戦車部隊と交戦を繰り返していたが、コロニー落としの惨状を目の当たりにしザクを奪い離反、連邦軍パイロット養成教官となる。
同期と立場も経歴もスタートラインも異なるサテンに対する訓練課程の内容は特に厳しく、曰く「タマゴ野郎(ヒヨッコ以下の意)」との事だが、人一倍思い入れのある教え子とも評している。
———時は約10か月前に遡る、今年の話だ。
ある指導者の演説による扇動が1つのコロニーから宇宙全体を巻き込む事態に発展した。
「武器を手に立ち上がれ、国民よ!新しい時代は、我々を欲しているのである! 」
宇宙世紀0079年1月3日未明、地球から最も離れた月の裏側に位置するサイド3は「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府による独立戦争を布告した。
大義名分としては「支配からの解放」を勝ち取るため。…まぁ何とも大相な話だ。
しかし、その「手段」という点を取り上げると、俺が知っている話ではジオン公国の宇宙機動部隊が親連邦派4つの各コロニーに対して毒ガス兵器と熱核兵器を用いて無差別攻撃を開始して住民を全て殺戮したという話だ。
そもそも、布告直後から宇宙艦隊との交戦が繰り広げられたらしい。後に知ったのだが、総合計にして約20億以上の人命が失われたという話だ。これは人類の歴史始まって以来の虐殺だ。そんな事が正義の名のもとに許されて良い訳が無い。
だが、その時の俺はそれどころの騒ぎではなかった。
その理由は、奴等がその「住民を虐殺したサイド2・8バンチのコロニー」を地球連邦軍本部が存在する南米ジャブローへと落下させようとしていたからだ。
ジャブローは、強固な岩盤地帯に出来た巨大洞窟をそのまま利用したことで水爆の直撃を受けても十分に耐え得る強固な要塞基地として建設された基地である。が、超巨大なシリンダー型の人口都市の直撃に耐えられる能力などない。偶然にも俺はそこに居合わせていたのだが、この時の俺は必死に逃げる事しか頭に無かったから詳しい事はよく覚えてない。覚えている事と言えば、無我夢中でジャブローの非難区域に駆け込んだ事ぐらいだろうか。
コロニーが地球に落ちたのは、御偉い様方を乗せたミディアがジャブローに再度着陸してから数時間後の事だったと思う。「繁栄の象徴」ともいえる人工宇宙都市は人類史に名を遺すほどの強烈な爆弾となり、皮肉にも人類の営みの上に「死と混沌」を落とした。
俺はこの強烈な光が、水平線の向こうで光っている様子を黙って見ている事しか出来なかった。
そして、同時に俺は悟った。
この戦争が、過去の大戦を上回る史上最大の大激戦になるという事を———。
俺は地球連邦軍ジャブロー基地所属の整備兵という、前線からも戦闘兵科からも最も離れたいわば非戦闘員の軍人だったが、4月に連邦陸軍北米部隊による任意の召集が急募された時、直轄の上官であるウッディ大尉の制止を振り切ってこれに迷わず志願した。地上に降りた奴らを叩く為だ。しかし、俺の予想とは裏腹に編入された場所はジャブロー内部に新設された謎の養成プロジェクトだった。恐らくは大尉の計らいだったのだろう。
10月末。
第1MS性能試験場
「いいかヒヨッコ共!貴様らはこれより戦場へ赴く!新しい力と共にな! 」
「「「「サー、イエス!サー!! 」」」」
「———お前は本当に優秀だったな。死ぬなよ」
「マックス教官!今日まで有難う御座いました! 」
「———お前はMSのセンスは良い、次は指揮する立場だ。しっかりな! 」
「サー!有難う御座いました! 」
「……サテン」
「マックス教官、今まで"可愛がって"くれて有難う御座いました! 」
「貴様とは公私問わず何かと一緒に居たな。タマゴ野郎」
「その言い方はもうよして下さいよ教官」
「お前もこれからは士官として部下を持つ身なんだ。分かってるか」
「自分が死んでも部下を守ります」
「逆だサテン。お前は優し過ぎる」
「自分ではそんなつもりないんですがね」
「いいか、お前等もよく聞け。確かに仲間は極力助ける。だが、それは"助けられる状況"ならの話だ。時には非情さも兼ねなければならない」
「ですが」
「サテン。…俺は、お前にも、お前等にも死んで欲しくないんだ。…、と、立場上では言わざるを得ない」
「……肝に銘じます」
「よろしい。では行け!…"仲間を救って"来い!バカ共! 」
「「「「 !…サー!イエス、サー!!」」」」
ジムを格納したミディア前
「行くのか。サテン君」
「ウッディ大尉、色々とお世話になりました」
「寂しくなるな。…死ぬなよ、サテン"中尉"」
「…このご恩は、必ず返しにまた来ます! 」
その後、俺は初めてオデッサで大規模な戦闘を経験した。
敵も、味方も、入り乱れて瓦礫となった地を踏みしめた。
最前線でも密集戦を基本とした部隊に居た俺は、運よく生き延びる事が出来た。
そういう偶然が重なり、俺はいま地球連邦軍MS部隊の古参組にして叩き上げのパイロットとして北米に立っている。
それはまるで“見えない何か”に導かれたように。
…尤も、仮に俺を見入るものがいるとすれば、それは間違いなく“死神”なのだが。
そして宇宙世紀0079年11月末。後の世に語り継がれる連邦軍北米最大の作戦「キャリフォルニアベース奪還作戦」の前準備が行われていた。
今年はコロニー落としの景況もあり例年より厳しい寒波だといわれる。…晴れているとそれほどでもない様に感じるが、確かにそう言われると寒い気もする。
だが、そんな事はどうでもいい。俺には奴等を叩くという目的がある。
俺が心に誓った約束が、多くの血を流す行為だとしてもそれを全うする責務がある。
果たせるかどうかじゃない、「必ずやる」という選択肢しか俺の中には無い。
これは俺の…いや、違うな。凄惨な死を遂げた人々の魂の怒りを“復讐者”の一人として奴らにぶつける戦いだ。
その為に俺はこの半年間、死ぬ気で自分自身と戦った。
そして得た力こそ「MS(モビルスーツ)」だ。
過去は拭えない。……そんな事は分かっている。
だからこそ闘志を燃え上がらせ、強大な目前の敵に怯まず「正義の怒り」をぶつける必要がある。
…そうだろう?——「ガンダム」。
この物語は、そんな俺の下らない人生を綴った、君へ届けたい物語だ。
【作者より読者様へ】
・閲覧下さり、有難う御座います。
本作品は一念発起&ようやく仕事の暇が出来た事により執筆しています。
ストーリーが数年前の段階で既に完成している為、はやくMSを登場させたい・戦闘描写を執筆したい筆者の承認欲求と精神的ストレスから以降より当初の予定よりも進展が滅茶苦茶早くなります。
なんで「AID」なのかってのも後から分かる様になっているので伏線とかは分からなかったら後で説明する場を設けます。
この小説が貴方にとって愉快なものであることを祈っております。
ダラダラやりたくないので最初から北米戦線を描く都合上、余裕が出来ました。出して欲しいMSや史実キャラクターが居れば検討します。同じ項目に3票入ったらやります。絶対無いとは思うんですけど、全部の項目に100票とか入ると資料掻き集めて頭フル回転で具合が悪くなってくるのでご勘弁。
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死ぬ予定のないキャラクターの死