ロクでなしTS転生者と禁忌教典   作:男の子に、オレはなる!

3 / 9
再来するグレン

 レーンside

 

 

 折角の魔術を教わる絶好の機会を失い、意気消沈していた翌日の夕方近く。やはりセリカ=アルフォネアの下へ直談判する他ないかと考えていたら、何故かニーナが昨日の焼き直しの如くグレンを連れて帰ってきた。なに? またチンピラ共に絡まれたワケ?

 

 違った。どうやらニーナが頼んでグレンに勉強を教えてもらうことになったらしい。皆のお姉さんだからってこの孤児院を守るためにあらゆる『力』を欲するニーナらしいと言えばらしいな。オレとしては手元から離れていった魔術(カモ)が戻ってきたのでウェルカムだ。

 

 しかし、この世界の学生はレベルが高いな。ちょっとグレンが持ち込んだ教科書を覗いてみたけど、この歳で二桁同士の暗算はできて当然とか、筆算しないと計算できない自分が恥ずかしいわ。

 

 いっそオレも便乗して参加しようかと思ったけど、下手を打つとある程度学があることがバレかねないので止めておく。ちびっこ達にはちょくちょく教えてはいるが、アルド爺さんとニーナにバレると誤魔化すのが面倒だからな。騙しているような気がして罪悪感を覚えるが、前世知識(これ)ばっかりは隠し通さなければならない。だって二人には嘘を吐きたくないから。

 

 二人の勉強会に参加しない以上、邪魔をしないためにもちびっこ共を連れて外に出る。分かってる分かってる、庭で相手するだけだから。抜け出したりしないから安心しろ。

 

 グレンとニーナを孤児院の食堂に二人きりにし、オレは例によっていつもの如くちびっこの面倒見。今日は新しく氷鬼を教えて遊ぶ。初回なので鬼役はオレがやろう。さあ、ちびっこ諸君、無様に逃げ惑うがいい!

 

 きゃいきゃい騒ぎながらあっちこっち逃げ回るちびっこ達を追いかけ回す。範囲が庭だけなのですぐに全員捕まえることができ、今度は鬼役を変えて第二ラウンド。ちびっこ共が満足するまで繰り返し続けていると、何だかよく分からん不審者が現れた。

 

 いや、ほんと不審者としか形容できない輩だ。無駄に鍔の広い帽子を深く被り、きょろきょろと挙動不審な様子で敷地内に踏み込んできたそいつは、何故か孤児院に向かわずオレに話しかけてきた。

 

 あまりにも怪しい(ナリ)なので念の為にちびっこ共を孤児院内に押し込んで応対したのだが、尋ねられたのはグレンのことと何故かオレのこと。何故そんなことを訊くのか今ひとつ分かりかねたが、オレが家族との記憶がないと聞いた時の妙な動揺ぶりが気にかかる。ほんとに何なのだろうか。

 

 その怪しいヤツは幾らか話を聞くと満足したのか帰ってしまった。もしやグレンのストーカーか何かか? 確かにちっこいグレンはその手の趣味がある輩にとっては魅力的に映るかもしれんが、どうなのだろう。うぅむ、ロクアカ世界だと重度な変態貴族も実在するから否定できない。念の為にグレンには伝えておくべきか?

 

 などと考えているとニーナとグレンの勉強会が終わったらしい。孤児院から二人が連れ立って出てきた。え、もう帰んの? いやいや、ちょっと待ちたまえよグレン君。ニーナとしっぽり仲を深めたならオレとも仲良くなりましょうや。というかこのままだとオレのポジションがただの知り合いまたは他人に固定されかねない。意地でも魔術(グレン)との距離を縮めねば……。

 

 ニーナとは二人きりのお勉強で仲を深めたわけだろう? ならオレは……そうだ、格闘術。組手をして絆を深めようではないか。グレン君としても同年代との組手は良い経験になるはず。悪い話ではないだろう。

 

 グレンもセリカ=アルフォネアからの教導ばかりでは物足りなかったらしく、オレのお誘いを二つ返事で受けてくれた。いいね、そういう思い切りが良いところは好きだぞ。

 

 で、組手をした感想であるが、流石は主人公。こちらが大人気なく幻惑(フェイント)を挟んでも釣られず、軽快なフットワークで拳を躱し、的確に撃ち込んでくる。これで心身ともにオレより歳下って言うんだから嫌になるわ。

 

 だがオレもそこそこ健闘した甲斐あってか、グレンから直々にまた組手をしてほしいと頭を下げられた。どうやらオレとの組手は彼に何かしらの影響を与えられたらしい。オレとしてはまた一歩、野望実現に近づけたので内心で歓喜しつつ了承した。

 

 また明日も来る、と言いながら笑顔で手を振って帰っていくグレン。心なしか昨日より笑顔な気がする。ここで過ごした時間が彼にとって有意義なものであったのなら、それはとても良いことだ。(オレ)にとっても、グレンにとっても──

 

 

 

 

 

 

 

 グレンside

 

 

 昨日、ニーナに勉強を教えてほしいと頼まれた僕は、学院から屋敷に帰るなりすぐに集合場所である貧民街前の広場に向かった。一応謝って仲直りしたセリカが昨日の今日でまた出掛けることを気に掛けていたようだけど、適当に誤魔化しておく。何となく、女の子と勉強会というのが気恥ずかしかったのだ。

 

 広場ではニーナが噴水のへりに腰掛けて待っていた。僕が声を掛けるとニーナは嬉しそうに笑って立ち上がる。そこからは二人並んで昨日と同じ道を辿っていく。

 

 今度は一人で帰られるように道を憶えながら進むことしばらく。昨日と変わらない孤児院の建物が出迎えてくれた。

 

 孤児院内に入ると広間には沢山の子供達。はしゃぎ回る子供達に囲まれているのは何やら難しい顔で悩み込んでいるレーン。「やはり屋敷へ突撃か……いつ出発する?」とか呟いているけど、一体何処の屋敷に突撃するつもりなのだろうか。

 

 疑問に思っているとレーンが僕とニーナに気づいた。レーンはニーナの隣に立つ僕を見ると驚きに目を見開き、次いで心から嬉しそうに笑う。

 

「おう、どうしたんだよグレン。またぞろチンピラにでも絡まれたのか?」

 

「違うよ。今日はニーナに頼まれたから来たんだ」

 

「ニーナに? 何を?」

 

 首を傾げてレーンがニーナに視線で問う。ニーナは少しはにかみながら頬を掻く。

 

「いやぁ、ちょっと勉強を教えてもらおうかと思ってさ。グレン、頭良さそうだし」

 

「あーなるほどなぁ……」

 

 僕がここに来た理由に得心がいったのかレーンは曖昧な笑顔で頷いた。何だか頬が引き攣っているように見えるけど、気のせいかな。

 

 ニーナの案内で孤児院の食堂に入る。そこのテーブルを使って早速勉強を始める。まずは簡単な読み書きと計算からだ。

 

 基礎の基礎から、初等教育の分野である。そう思って持ってきた鞄の中から参考書を取り出すと、さり気なくついてきていたレーンが後ろから覗き込んできた。

 

「ほーん? それが教科書か。なになに……?」

 

 僕の背中に凭れるように教科書を見るレーン。ち、近い。昨日のニーナもそうだけど、どうしてこう距離感を考えないのだろうか。女の子としてどうかと……レーンの場合は単純に自覚がないだけか。

 

 軽く諦めの境地で背中に感じる成長途上の女の子の柔らかさを意識しないように努めていると、後ろから「うへぇ……これが初等教育? レベルたっか……」と嫌そうな声が聞こえてくる。

 

「レーン、もしかして分かるの?」

 

「へ? い、いや? 難しい字と数字が沢山あることくらいしか分かんねえよ? いやぁ、やっぱオレに勉強とか向いてないな、うん。オレはちびっこ達の相手してっから、二人は頑張ってくれよ」

 

 僕の問いにレーンはあからさまに動揺しながら答えると、追及から逃れるように食堂から出ていってしまった。ふと対面に座るニーナを見ると、彼女はレーンが出ていった扉を少し寂しげに見つめていた。

 

「どうかしたの?」

 

「ううん。ただ、やっぱりレーンは頭が良いんだなって思って」

 

「じゃあさっきのはやっぱり……」

 

 レーンは読み書きも計算の類もある程度できる。でなければ教科書を見て、その難度についての感想が出るはずもない。けれど彼女はそれを隠そうとしている。どうしてなのだろう?

 

「多分、ボクと父さんに訊かれたくないんだよ」

 

「訊かれたくない? どうして? 家族なんだろ?」

 

「家族だからって全てを共有しているわけじゃないんだよ。グレンだって、お家の人に隠し事をしてたりするでしょ?」

 

「それは、まあ……」

 

 セリカにはここに来ていることを誤魔化した。それは確かに隠し事に値するのだろう。だとすれば家族の間でも秘密や隠し事の一つや二つ、あってもおかしくないのかな。

 

「まあ、隠し事があるからってレーンが家族の一員であることに変わりはない。レーンだってそう思ってるはずだよ。でなきゃ、チビ達に読み書きを教えたりしないさ。でもボクには教えてくれないから、キミを頼ることになったんだけどね」

 

「そっか……まあ、別にいいけど。ぼ……俺は厳しいぞ」

 

「望むところだよ」

 

 不敵に笑ってニーナは僕が用意した教科書と睨み合いを始め、僕は一から懇切丁寧に教え始めた。

 

 

 

 ▼

 

 

 

 日も暮れてきたので今日のところは区切りをつけて勉強会を終わらせる。ニーナはまだ物足りないみたいだけどあまり遅くなるとまたセリカに心配を掛けてしまうから、今日はここまでだ。代わりに宿題を出しておくから復習がてら頑張ってほしい。

 

 孤児院を出ると玄関扉付近でレーンが門番のように立っていた。何やら不可思議な顔をしていたけど、何かあったのだろうか。

 

「ん? おお、グレンか。勉強会は?」

 

「もうそろそろ日が暮れるから、今日は終わりにした」

 

「え? もしかして帰っちまうのか?」

 

 途端に眉尻を下げて残念そうな表情になるレーン。そんな顔をされても困るのだが……。

 

「……そうだ! ちょっと一勝負付き合えよ、グレン」

 

 拳を握り締め虚空に向けてレーンがシャドーをする。要するに、格闘術での模擬戦をしようということだろう。ニーナが帝国式軍隊格闘術を手習っているように、レーンも格闘術を身につけているのなら相手としては申し分ないだろうけど、女の子相手にやり合うのはちょっと……。それに時間もあまりないし。

 

 渋っていると玄関まで見送りにきてくれたニーナが耳元で囁いてきた。

 

「ごめん、ちょっとだけでいいから付き合ってあげてくれないかな。レーンも色々とストレス溜まってるみたいだからさ。それに、レーンは結構強いよ?」

 

「──ッ。わ、分かったよ。あと、いきなり耳元で囁くのは止めろよな」

 

「んー? ふふっ、善処するよ」

 

 小悪魔っぽく笑うニーナを軽く睨みつけてから僕はレーンに了承の旨を伝える。セリカとのマンツーマンでの鍛錬は悪くないけど、偶には同年代を相手に戦ってみたい想いもあったので丁度いいだろう。

 

 僕の返事にレーンは心底嬉しそうに笑い、早くしろとばかりに僕の腕を引いて庭の中央へと駆け出した。

 

 僕とレーンは庭の中央で対峙し、互いに拳闘と格闘の構えを取る。

 

「んじゃあ、軽く打ち合うくらいな。いけるか?」

 

「ぼ……俺はいつでもいい。掛かってきなよ」

 

「おう。じゃあ先手は有難く頂く、ぜっ──!」

 

 瞬間、レーンが一足で間合いを詰めて殴り掛かってくる。やはり格闘術を習っているだけあって拳が纏う圧力はそこいらのチンピラとは比べものにならない。でも、僕だってセリカから本格的に拳闘を教え込まれているんだ。

 

「ふっ──」

 

 セリカに叩き込まれた小刻みのフットワークで拳を躱し、隙を窺う。一発目が外れてもレーンは気に留めず、続けて二撃三撃と続ける。隙の少ない身のこなしだ。ちょっと荒削りな部分はあるけど、時折幻惑(フェイント)を挟んだり工夫もあって油断ならない。

 

「そこッ!」

 

「うぉわっ!?」

 

 一瞬の隙を突いて拳を突き込む。殆どクロスカウンター気味の一撃は、しかし咄嗟にレーンが上体を反らしたことで外れる。でも、その回避行動は大きな隙だ。

 

 即座に踏み込み追撃を放とうとして、下段から僕の鼻先を掠めていった蹴り上げに攻撃を中断せざるを得なくなった。

 

「わ、悪い。ちょっと熱くなりすぎた。当たってないよな?」

 

「大丈夫だ、問題ないよ」

 

 寸前で気づいて下がったから問題ない。むしろ崩れた体勢から蹴りを放つレーンのバランス感覚に驚かされた。ニーナが強いと言うだけはあるな。

 

 僕は今一度構えを取り直し、意識を組手に集中させる。レーンは確かに強いけど僕だって負けていられない。

 

 気合いを入れ直す僕に対してレーンも応じるように拳を構えて、そこで水を差すように外野で見守っていたニーナが手を鳴らした。

 

「はいはい、今日はここまで。もう日も暮れちゃったから、続きはまた明日ね」

 

「おいおい、折角盛り上がってきたところなのにもう終わりかよ。短すぎだろ。ズルいぞ、ニーナは長いことグレンを独占しやがって」

 

「じゃあ明日からはもう少し早く切り上げてもらうようにするから、それでいいでしょ? グレンも、またレーンに付き合ってくれるかい?」

 

「構わないよ。思ってたよりレーン強いし、むしろこっちからお願いするよ」

 

「お、マジ? いやぁ、照れるなぁ〜」

 

 にへら、と締まりなく笑うレーン。実際、気を抜けない相手であったのは事実だ。レーンとの組手は僕にとっても有意義なものになると思う。

 

 それに、色々と似ているからなのかは知れないけど、レーン相手だと鏡に写った自分を相手にしているような感覚がするから、自分を見つめる良い機会になる。あくまで似ているだけで僕とレーンじゃ習っている武術が微妙に違うからあくまで参考程度だけど。

 

 本格的に日が暮れ始めたのもあって僕は今度こそ帰ることにする。学院では才能のなさから肩身の狭い思いをしていたけど、ここではそんなこと気にせずに過ごせた。口にするのは恥ずかしいけれど、久しぶりに楽しい時間だった。

 

 また明日、と手を振りながら告げて誰よりも明日のこの時間を楽しみにしている僕がいることに、少しだけ笑みが零れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不審者side

 

 

 昨日、ちょっとした行き違いからグレンと喧嘩してしまった。幸い飛び出していったグレンは日が暮れる前には帰ってきて、お互いに謝ることで仲直りできたので良かったのだが、問題は今日である。

 

 あれほど自分の魔術特性(パーソナリティ)を知って気落ちしていたグレンが、今日は学院から帰るなり慌ただしく何処かへ出かけていった。出先は尋ねたが要領を得ないもので、明らかに誤魔化そうとしている魂胆が透けている。

 

 昨日の今日で色々と心配が先立ってしまった私はグレンの安全を守るために、あいつの行く先を探ることにした。グレンが柄の悪い奴らにいいように騙されているとも限らないからな。親としてこれくらいは当然だろ?

 

 鍔広の帽子を目深く被り、服装も少し意匠を変える。あと魔術で声を変えて認識阻害も施しておく。万が一、グレンに出会してもバレないよう対策は完璧だ。

 

 抜かりなく準備を整えたところで屋敷を出た。遠見の魔術でグレンの位置は常に把握している。

 

 ふむふむ……やはり女か。打ちひしがれていた男の子が立ち直る要因と言えばベタであるが……むむむ。グレンめ、朴念仁かと思いきやもうそんな色気付く年頃だったか。いやはや、子供の成長とは早いもんだ。お母さん、嬉しくて笑みが零れちゃうよ。

 

 何やらすぐ側で鬼と出会したかのような悲鳴が聞こえたが無視。遠見の魔術で監視を続けつつ、二人の後を追う。するとグレンと女の子は貧民街の孤児院らしき建物に入っていった。ちっ、建物内に入られると遠見の魔術が使えない。参ったな……。

 

 仕方なく遠見の魔術を打ち切り、外から孤児院の様子を窺う。しばらく遠目に建物を眺めていると玄関扉が開き、中から驚くべき人物が出てきた。

 

 グレンと瓜二つの少女だった。髪の長さや体つきなどに違いはあれど、もはやこれはそっくりさんとかいう次元を超えている。同一人物か、それか血の繋がった間柄と言われたほうがしっくりくるレベルだ。

 

 グレンに似た少女は孤児院の子供達に何やら身振り手振り加えて教えると庭内で遊び始めた。どうにか驚愕から立ち直った私はその様子を今一度、よく観察する。

 

 見れば見るほどグレンそっくりだ。これで他人とか言われても正直信じられない。もしかして……いや、でもグレンはあの村にいた唯一の生き残りだったはず。あぁ、でもグレンは記憶を失ってしまっていたから家族構成すら憶えていない、であれば可能性はないと断言できないのか?

 

 分からない。私自身、混乱していることを自覚していた。やはり、直接本人に確認してみる他ないか。

 

 怪しまれること覚悟で少女に話しかける。やはりというか警戒されたが、話しかければきちんと受け答えしてくれた。ちょっと喋り口調が女の子らしからぬがそこは置いておく。とりあえずグレンのことから始め、本命の少女自身について訊き出す。

 

 少女に話を訊いた結果、私の懸念は更に膨らんだ。

 

 なんと少女──レーン=グレダスは家族についての記憶を失っていた。気付けばこの孤児院の前に倒れていたそうで、名前以外の記憶はごっそり抜け落ちてしまっていたのだ。

 

 加えてレーンがこの孤児院の前に倒れていた時期は二年前、私がグレン=レーダスと名付け引き取った少年と出会った時期と同時期だ。ここまでくるともはや運命の悪戯ではないのかとすら思う。

 

 明確な証拠はない。その辺りは血液検査でもしない限り分からないだろう。けれど状況証拠から考えてレーン=グレダスはグレンの──

 

 その後、私はグレンの尾行も忘れて屋敷に帰っていた。正直、どうすればいいか分からなくて、途方に暮れた。そもそも子育ての経験もなく、毎日手探りでグレンを育てている私にとって、ここまでデリケートな問題は初めてだ。

 

 はぁ……参ったな。流石にこの問題は私一人の手には余る。誰かに相談してみるか? でも私の友人で既婚者かつ子育て経験のあるヤツなんて、アリスくらいしか思い浮かばないんだよな。こういう時、自分の交友関係の狭さを実感する。

 

 大きな溜め息を吐きながら、私はここ最近顔を合わせることも少なくなった友人に連絡を取る算段を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。