パーシヴァルの物語   作:匿名

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お久しぶりです、お待たせして申し訳ありません。漸く修正版が書き終わりました。
しかし修正版と言ってもあまり変わりはありません、変わったのは最後らへんのパーシヴァルとアルトリアの会話とかです。




18━親と子

 甲高い鉄の擦れる音と臭い。

 片方は剣、片方は槍、農園の近くにある小高い丘の上で激しくぶつかり合い、幾何もの猛攻を互いに繰り返す。

 

「ぜりゃァっ!!」

 

 モードレッドは剣を真一文字に振るう。

 常人の認識の埒外へと至った素早い剣閃は、されどいとも容易く朱槍で受け流される。

 絶えず諦めずに剣戟の嵐をパーシヴァルに叩き込むが、尽く全てが躱す、弾く、いなされる等して一撃も入れる事が叶わない。

 

「よっ!」

 

 パーシヴァルはモードレッドの一撃を弾いた反動を利用し、槍を(しな)ら威力の乗った横薙ぎを放つ。

 弾かれた事により僅かにだが体勢を崩されたモードレッドは、避けられぬと踏み横薙ぎの延長線上に跳び威力を削る。

 

「ぐっ、そがぁ!」

 

 二転三転と転がった後、地面に剣を突き刺し立ち上がる。

 バチバチッとモードレッドの周囲に僅かな赤雷が現れ、直後パーシヴァルを身の丈を超える無数の赤雷が襲った。

 四方八方から放たれる視界を埋め尽くす赤き雷撃、しかしそれを華麗なステップで跳んで難なく避けるが間髪入れずに視界の端から迫り来る小さな影が見えた、それを頭を傾ける事によって躱すが薄皮一枚切られる。

 投擲されたのはモードレッドが使う白銀の剣、自身の得物を投げてきたのだ。

 その事に驚きはない、何故ならその奇襲戦法を教えたのは他でもないパーシヴァルなのだから。

 辺りの気配に気を配りパーシヴァルは視線を動かして、いなくなったモードレッドを探す。

 

「貰った!」

 

 背後から聞こえる声と、同時に振り抜かれる拳。

 間違いなくパーシヴァルの死角からの一撃、モードレッド自身も決まった、とそう油断した。

 

「ふっ」

 

 パーシヴァルは口角を釣り上げ、不敵に笑う。

 瞬間。モードレッドの視界からパーシヴァルは消え、モードレッドは背に腕を回され地面に組み伏せられていた。

 頬の僅か数センチ隣にある朱槍の穂、瞳に映るの遠くにあるログレスの城壁とキャメロット。モードレッドは未だ何が起きたのかを理解でなかった。

 

「惜しかったなモードレッド。赤雷と剣を使った二段の囮、そして死角への瞬時移動。うん、上出来だな」

「それでも負けたけどな! ……今のなんだよ、いきなり視界から消えたぞ」

 

 パーシヴァルはモードレッドの上から退き拘束を解くと、モードレッドは先の瞬間移動紛いの事に指摘する。

 転移魔術を使った様にも見えるが、パーシヴァルが魔力を使った形跡は無い。そもそも魔術を使う隙すらも与えなかった。

 どんな手品だ、そう思うがパーシヴァルの口から語られたのは手品もクソもない呆れたものだった。

 

「なんだよも何も、単に早く移動しただけだ」

「は、はあ!? そんな訳ないだろ! 仮に出来たって逃げる隙間すらなかった筈だ!」

平面(よこ)には、な。だけど立体(たて)ならどうだ」

「縦って、無理に決まってんだろ!」

 

 パーシヴァルの言葉を真に受けるならば、パーシヴァルは横への回避ではなく、上に飛んで避けた事になる。

 しかしそれは不可能だ、何故なら囲む様に絶え間なく放たれた無数の雷撃がそれなりの大きさで、あれを避けるには宙でもう一度……。

 そう考えたモードレッドは、ありえない答えに至る。

 

「パーシヴァルまさか……」

「そのまさかが何かわからんが、二段ジャンプの事ならそのまさかだと言おう」

 

 ニヤリと笑ったパーシヴァルに、モードレッドは頬を引き攣らせる。

 そうパーシヴァルは跳び上がった後、空気を踏んでもう一度高く飛んだのだ。

 そうして猛攻を避けたあと頭を下にしてモードレッド目掛け、再度空気を踏み高速で接近し組み伏せたのだ。

 因みにだが、パーシヴァルは垂直跳びで十メートルは跳べるし、やろうと思えば小細工なしに身体能力だけで縮地モドキも出来る。

 後にモードレッドは語る、円卓で一番人間やめているのはパーシヴァルだと。

 

 

 

 ♢♢♢

 

 

 

「何故ここにいる」

 

 厳つい顔の眉間にしわを寄せ、少し怒り混じりの声音でパーシヴァルに問う。

 

「アグラヴェインが一人で寂しく仕事してるだろうから、寂しくないように」

「余計な世話だ。とっとと出ていけ!」

「まあまあ、そう言わずにさ」

「ふん。貴様のそういう所は、阿呆魔術師(マーリン)そっくりだな」

「なっ!?」

 

 ヘラヘラと笑いアグラヴェインの言葉を軽く流すパーシヴァルが、アグラヴェインにはムカつくあの魔術師の姿と被って見えた。

 どうやらパーシヴァルは知らず知らずのうちに、似なくてもいい部分までも似てしまったようだ。

 その言葉にパーシヴァルは大きなショックを受けた。

 

「俺が、マーリンに……あの屑に……似て……」

 

 瞳を虚ろに激しく揺らしながら、ブツブツと小言を漏らし続ける。

 ダメージがデカすぎたのか言った本人のアグラヴェインも、雀の涙の一ピコほど罪悪感を感じた。

 暫く項垂れた後、漸く立ち直り話題を切り替えるようにパーシヴァルが言った。

 

「そういやさぁ、俺好きな人出来たんだ」

「……」

「え? どんな人か聞きたい? 聞きたいって? ふふん! なら教えてやろう!」

 

 何も言って居ないのに一人勝手にパーシヴァルは続ける。

 アグラヴェインはそのウザさにキレそうになるが堪え、無視して書類を片付ける。

 転生してきてから巡ってきた初春に舞い上がるパーシヴァルは、聞いてもいないのに喋り続けた。

 二十歳──精神年齢は四十後半──の男がまるで思春期真っ盛りの中学生のように、喜々として自分を語る。

 こういう者は決まって後から色々と後悔、若しくは羞恥にのたうち回る事となるのだ。

 

「お淑やかで、おおらかで、優しくて、たまに見せる笑顔とか綺麗な人なんだよ。なんて言うのかな、ツンデレ?」

 

 幻想である。

 モルガンは決してパーシヴァルの言う性格では無いし、ツンデレでもない。恋のせいで盲目気味となった視界に、乙女フィルターならぬ初恋フィルターが掛かったせいで、パーシヴァルにはそう見えているだけだ。

 無視しているアグラヴェインも内心は、何言ってんだこいつ状態。

 

「つかさ、見た目が超好みだったわけですよ。薄緑の髪に紫の瞳、綺麗だったなぁ」

「なに……?」

 

 パーシヴァルが最後に行った言葉に、ピクリとアグラヴェインは反応する。

 アグラヴェインはまさか、と嫌な予想をする。

 無意識にアグラヴェインの額から、冷ややかな汗が滲み出た。

 

「おい。その女は、悪趣味なヘッドドレスとロングドレスを着た女か?」

「なんだ急に? このままずっと無視されるものかと思ってたけど」

「いいから答えろ!」

 

 バンッ! と机を強く叩きその場を立ち、パーシヴァルの言葉をよそに鬼気迫る勢いで声を荒らげるアグラヴェイン。

 興味が湧いて話しかけている風には見えず、むしろ焦っているようにすら見える。

 迫力に押されて、パーシヴァルは答えた。

 

「お、おおう……。悪趣味かはともかく、確かに頭と体に黒のドレスを着てたぜ」

「……っ! そうか……」

 

 苦々しい顔で吐き捨てるように、アグラヴェインは呟く。

 今度は深く考え込みながらゆっくりと椅子に座り、パーシヴァルの口から出た女性は間違いなくモルガンだと予想する。

 

(あの女……とうとう自ら動き出したか。だが、いったい何を企んでパーシヴァルに近づいた……? いや、パーシヴァルは惚れたと言っていたな。もしや、魅了の魔術で此奴を駒に円卓内部から崩壊させるつもりか?)

 

 そう思いパーシヴァルを覗いてみる。

 見られたパーシヴァルは不思議そうな顔で、事の深刻さを何も分かっていないようなアホ面で首を傾げる。

 そのアグラヴェインにとってムカつく顔を今は無視して、己の考えを否定する。

 パーシヴァルは旅をしていたおかげで神秘に、魔術に対する耐性が付いている。それもアルトリアに引けを取らない程の強力な代物だ。

 そんな奴がモルガンの魅了程度でどうこうできるとは、アグラヴェインには到底思えなかった。

 モルガンの使う高度な魔術ならば可能性はあるが、それも掛けられた時点でパーシヴァル自身が気付くだろう。仮に気付かなかったとしても、あの阿呆魔術師(マーリン)が察知して何とかするはず。

 どう考えてもパーシヴァルに近付くメリットがモルガンには無い。

 だからこそモルガンは何の理由でパーシヴァルに近づいたのか、アグラヴェインには理解が出来ない。

 というかそもそも、近付いたのはパーシヴァルからだと言うことを知る術がない。

 

「おーい、アグラヴェイン?」

「今すぐに出ていけ」

「は?」

「私には至急にすべき事が出来た」

「へ、あ、おい、ちょまっ」

 

 有無を言わさずにパーシヴァルは部屋から追い出され、バタンと扉が締められる。

 こうして部屋にはアグラヴェインだけが残る。

 アグラヴェインは机にある書類をどかし、一旦仕事を止めて舞い込んできた厄介事(モルガン)に対しての対策を考え初めた。

 

(なんとしてもあの女の好きにはさせん……!)

 

 

 

 ♢♢♢

 

 

 

「なんだよアグラヴェインのやつ……」

 

 追い出された事にぶつくさ言いながら、廊下を歩く。

 実の所パーシヴァルがこうして部屋を追い出されたのはこれが初めてだった。

 意外に思うかもしれないが、ああ見えてアグラヴェインはパーシヴァルが嫌いではない──かと言って好きな訳でもないが──。人間嫌いのアグラヴェインにとって、パーシヴァルは唯一の理解者だからだ。

 職務や王への忠義、組織の運営の為ならば身内であっても決して容赦しない上、必要ならば汚れ役や嫌われ役を被って他者から非難や誤解を受ける事も全く厭わないアグラヴェイン。

 故に円卓内や騎士達からも嫌われていたが、ただ一人パーシヴァルだけが積極的にアグラヴェインに関わっていた。

 必要以上に嫌われているアグラヴェインを、パーシヴァルはほっとけなかったのだ。

 アグラヴェインはそんなパーシヴァルを面倒に思っていたが、時が経つにつれ同情では無く、自分の事を僅かにでも理解してくれているからこそ積極的関わってくれていることを知り、アグラヴェインはただ一人の()と心のどこかで認めた。まあ、本人に聞けばもの凄く嫌な顔で否定されるだろうが……。

 そのアグラヴェインが強制的にパーシヴァルを叩き出した事に疑問を感じるが、パーシヴァルはこんな事もあるかと勝手に納得をした。

 

「ん?」

 

 家にでも帰ろうかと考えて、丁度円卓の間を通った時。

 円卓の間から二つの声が聞こえた。

 

(この声は……モードレッドとアルトリア?)

 

 何故二人が、そう思い嫌な予感かしたパーシヴァルはそっと扉に近寄り、常人より優れた聴覚を澄ませ聞いてみる。

 

『オレは貴方の嫡子だアーサー王! どうか認めほしい』

(……っ!)

 

 その言葉を聞いた時、パーシヴァルは掠れた記憶を思い出す。

 モードレッドとは、伝承によればアーサーと義姉モルガンのあいだに出来た息子だ。

 何故女のアルトリアから息子が出来るのか等の疑問もあるが、何故今この時それをモードレッドが言い出したのか、それがパーシヴァルが真っ先に感じた疑問だった。

 これではまるで急にその事を知ったかのようで、パーシヴァルには作為的に感じたのだ。

 

『そうか。確かにいかな出生と言えど、貴公が私の血筋を引いていることは間違いないのであろう』

『じゃあ!』

『だが……。━━━━()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

『……っ!?』

(ば、アルトリアの奴……!)

 

 アルトリアの言葉を聞いた時、パーシヴァルは焦った。

 パーシヴァルには分かっていたのだ、モードレッドが家族に飢えていることを。

 モードレッドは国の転覆を目的に生み出され、その為だけに生きて……生かされていた。その為に家族愛というものを知らず、家族に対してのある種の憧れがある。

 そしてモードレッドが、その家族愛を無意識にパーシヴァルに求めていた事もパーシヴァルは分かっていた。だから何時も親身になって構っていたし、威勢のいい妹分のように思っていた、

 だがそんなモードレッドに本当の家族が居てしかもそれが敬愛してやまないアーサーだと分かった時、モードレッドの喜びようは言いしれないものだっただろう。

 それが、それがあんな風にはっきりと「認めない」等と拒絶されたら……。

 気付けばパーシヴァルは勢いよく扉を開けていた。

 

「ちょっと待ったーー!」

『な、パーシヴァル(卿)!?』

 

 急に現れたパーシヴァルに、モードレッドもアルトリアも驚き目を見開く。

 構わずパーシヴァルはアルトリアにずんずんと近付き。

 

「ちょっとこっち」

 

 パーシヴァルはアルトリアの手を引き、モードレッドに話が聞かれない程度の距離まで行く。

 そこまで行くと、ぱっと手を離しアルトリアに向き直った。

 

「な、なんのようだパーシヴァル卿?」

 

 モードレッドの前だからだろうか、その口調は依然として王のそれであり、多少の動揺はあるものの纏う風格は上に立つ者の物だ。

 見つめ合う翡翠と朱の双眸。場合によれば、男女間の甘ったるい空間が形成されるその行為は、今この場においてただただ困惑に近しい感情が漂っていた。

 

「アーサー王、臣下の身で出しゃばった真似と承知の上言わせてもらいますが……」

 

 パーシヴァルの口調も自然と、礼節を重んずる騎士のものとなる。

 

「よい、許そう」

「では。……アーサー王とモードレッド卿のあいだに何があるかは存じ上げませぬが、少し言葉が厳し過ぎるのではないかと……?」

「卿は盗み聞きをしていたのか?」

 

 アルトリアが問いただす。

 当然だ、騎士とあろうものが盗み聞き。まして、それが騎士王の会話をだ。不敬罪と取られもおかしくない。

 パーシヴァルはうっ、とバツの悪そうな顔を一瞬したあと、直ぐに直し丁寧に謝罪をする。

 

「よい、貴公の普段の働きにめんじ今回は許そう」

「寛大な言葉に感謝致します。それで王よ、モードレッド卿の事ですが……」

 

 パーシヴァルは、心配と困惑と少しの恐怖を混ぜ合わせたかのような瞳でこちらを見るモードレッドに、ちらっと視線を向けた。

 

「パーシヴァル卿、貴公は私に言葉が過ぎると言ったな」

「はい……」

「私は事実も申したまでだ。盗み聞きをしていたのなら分かるであろう。モードレッドの言葉は王位、引いてはブリテンに携わる事、であるならば現騎士王としての当然の判断を言葉にした、それだけだ」

 

 そう。アルトリアが口にしたのは単なる事実であり王としての当たり前の判断。

 それをパーシヴァルも分かっていた為、少し苦く顔を顰める。

 

(く……やっぱ、そう返してくるよな。けど、俺が言いたいのはそういう事じゃなくて……)

 

 どう言葉にすれば良いか、その場で思考を巡らせるが思いつかず苦い顔になる。

 

「これ以上の話がないのなら、私は執務に戻らせてもらう」

 

 パーシヴァルとの空気を気まずく感じたのか、切り上げるように身を翻し、足早でこの場を去っていくアルトリア。

 

(ちっ! どんなに言葉を並べてもさして頭の良くない俺じゃ無理だ。なら━━━━)

 

 一歩、また一歩と離れていく背に声をかけた。

 

「アーサー王!」

「……なんだ?」

「宵に、いつもの場所で待っています」

 

 それだけ聞くと、アルトリアはそうそうに立ち去った。

 残されたのは訳が分からない、と言う顔をしたモードレッドとパーシヴァル。

 ガシガシと頭を書きながらパーシヴァルはモードレッドに近づいた。

 

「あー……その、悪い、聞いちまった」

「……なんで出てきた?」

「なんでって……」

「答えろパーシヴァル!」

 

 パーシヴァルの胸ぐらを掴み、モードレッドは吠える。

 掴まれたパーシヴァルは、何言ってんだこいつと言った顔をしていた。

 

「ほっとけば良かった、て言いたいのかお前は?」

「そうだ!」

「アホか、出来るわけねーだろ」

 

 そう言って、モードレッドの頭に優しく手を乗せた。

 

「だってお前、今にも泣きそうじゃねえか」

「っ……!?」

 

 優しく包まれるような感覚に、モードレッドは涙を流すまいと、唇をかみしめて声を殺していた。

 パーシヴァルは、その頬が僅かに濡れている事に気付かぬ振りを続けた。

 

(勝負は今夜だな……)

 

 




はっきりいって、今回の修正、作者自身があまり納得出来ていません。
それでも投稿したのは、これ以上待たせることへの申し訳なさと、皆さんの今回の修正版の反応を見る為です。
色々と考えて、書いては消してを繰り返した結果こういう形に収まったんですが、それでも尚大多数が「これじゃ無理」「違和感ある」となった場合今一度直させてもらいます。

「まあ、最初のよりは上出来」「まあこれならば……」と言った具合ならばこれをちゃんとした最新話とします。
この作品を読んでもらっている皆様、自分の技量の無さによりこんな事となって本当にすみません。
もう少し上手く書ければ……。

それと、最後のモードレッドはApocryphaの時の、息子と認めてもらえず絶望する時のモードレッドの、その時の悔しさや辛さを表現したつもりなのですが……キャラ崩壊してないでしょうか? してないといいんですけど……。
最後に、いつも読んでくれてありがとうございます。

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