⑨話かと思ったか!
残念! 九話だよ!!
やっと文化祭が終わりました。
という訳で投稿です。
それでは九話、お楽しみください。
目が覚めたら、そこは知らない天井だった。
……といった都合のいいことは無く、どこまでも澄み渡った青空が広がっていた。
まぁ、これはこれで綺麗だからいいんだけどね。
紹介が遅れたね。俺の名前は夜鳥 剣二だ。
とりあえず、周りを確認するために起き上がろうとする。
が、
とてつもない痛みにそれを遮られた。
(痛ゥッッ!!)
全身がガタガタになってる気がする。
これはヤバい。
例えるとするならば……
いや、例えるのなんて無理だな。俺の人生の中でこれほどの痛みを感じたことなんて無い。故に例えようが無い。
大事なことなので二回言いました。
とりあえず、このままで歩くのは絶望的なのでもうしばらく横になっていることにする。
……ハッ!?
イカンイカン、寝てしまっていたようだ。
体のほうは……まだ大分痛いが、動けないという程でもないな。
ていうか空が若干赤みがかっているのだが……何時間寝ていたのだろう。
体を起こすと、そこには絶景が広がっていた。
「おおおおおぉぉぉ!! すっげぇ綺麗!!」
小学生並みの感想だが、もうこれ以外に表現のしようが無いほどに綺麗だった。
赤みがかった空に、遠くの方まで見渡せるこの高さ。
ここから見渡す限り、鮮やかな紅や黄が広がっている。
ゑ?
見 渡 す 限 り ?
イヤイヤ、おかしいよねこれ?
なんか一つくらい民家が見えてもいいくらいなのに。
人が住んでいるような痕跡というか、気配がここには無いのだ。
どんだけ田舎?と言いたいところだが、スキマからここへと来たのだ。
ここはどこぞの異世界かもしれない。
ただの田舎だったらどれほどいいことか。そうであって欲しいと切に願う限りだ。
チラリと横を見てみる。
思いっきり石段だった。自分が立っているところを見ると、土だった。土の上に落ちてきたおかげで、衝撃が緩和されたのだろう。
もし少しでも横にズレていたら、と思うとゾッとする。
生きる喜びを噛み締めながら、俺は立ち上がった。
あぁ、この痛みも生きている証なんだな、などと、本日二度目になる生への感謝をしながら、これからどうするかを考える。
とりあえず、人を探さなくちゃいけないよな。
もしくは民家か。
幸いこの石段があるから、人が使っていたということが予測できる。誰かが住んでいなくても、家くらいは見つかるはずだ。
というわけで、石段を登っていくことにした。
しかし長いなこの石段。
下の入り口であろう所がゴマ程度にしか見えないのだが。
さらにでっかい門もある。
ここに住んでた人はどんだけ金持ちなんだ、とパルパルしながらも石段を黙々と登っていく。
うぅむ、この長い石段にでっかい門……
もしかするともしかするのか?
しかし、いくら考えたところで進まないことには分からないな。
兎にも角にも進むしかないか。
少年前進中……
ふぅー……大分進んだな。
辺りは大分薄暗くなってきた。早く見つけねば今日は野宿をすることになりそうだ。
因みに、既に石段は越えて道に入っている。
もうそろそろ何か見えてもいいはずなんだけどなぁ……
と思っていた矢先、ちょっとした明かりが見えた。
おぉ!! これはひょっとしたら!?
俺はその明かりに向かって走っていく。
だんだんと輪郭がはっきりしていき、その家が大きい屋敷であることが分かる。
表札は……無いな。
誰もいないのか?
うむ、とりあえず訪ねてみようかな。
「御免ください!! すいませーん!! ごーーめーーんーーくーーだーーさーー……」
と叫んでいると、パタパタという音が門の向こう側から聞こえてきた。
「はい! 分かりましたから! もう少し静かにしてください!」
「おぉ、人がいたのか」
「いますよ! まったくもうどちら様で……って本当にどちら様? 天狗の新聞配達かと思ったのに……」
「まぁまぁ、立ち話もなんですから、上がらせてもらいますね」
「それはこちらの台詞です!! というかまだ上がるとは決まっていません!! 少し待っていてください!」
ここで追い返さないあたり、ええ子やなー。
とか、こんな適当なことを思っているが、内心滅茶苦茶テンションが上がっている。
今なら空もトべそうn……違う、飛べそうな気がする。
え?
今まで話してた人は誰だって?
そりゃ、こういうでっかい日本屋敷に住んでて、刀二本を標準装備、周りに人魂みたいなのが浮かんでる人なんて、
魂魄 妖夢さん以外に誰がいる?
あ、そういえば永夜抄Exクリアしました。
フジヤマは鬼門だった……
そして来週には部活の新人戦ですねー
……どうしよう、勝てる気がしない……
まぁ、とにかく頑張っていきたいです。
それでは。