東方鵺行記   作:タリオン

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はいどうも、タリオンです。
PC 解  ☆  禁 !!
いやー、終わるまで長かったー
今私の解放感がすごいです。
しかし明日にはこの解放感も無慈悲に打ち砕かれることを私はまだ知る由も無い……

それでは第十三話、どうぞ。


第十三話

 

 

 

 

やぁ、どうも。夜鳥剣二だ。

 

 

今、俺は庭で妖夢と向かいあっている。

勿論、真剣を持ってだ。

正直言うと、死亡フラグのかほりしかしない。

初心者相手に真剣とかありえないと思う。最初は竹刀とかじゃないの?

というか弾幕はどうした?

自分がさっき貰ったばかりの刀も、刃の出し方がぜんぜん分からんしな。

あれか、こういう感じで適当に力を入れればいいのか?

グッと力を入れながら、一般的な刀の形を想像した。

すると、薄い青色の透明感のある刃がにょきっと伸びてきた。

 

 

「おぉ! 伸びてきた!」

 

 

やれば出来るもんだね。何事もまずは挑戦が大事って偉い人が言ってた気もするし。

 

 

「あ、教えなくてもできるようですね。では始めましょうか」

 

 

「ちょっと待ってくれ、早すぎやしないか? 俺できたばk 「じゃあ一本先取ね~、命はとったらだめよ~」 聞いちゃいねぇ!! というか今不穏な単語が!?」

 

 

タマとったらだめって何処のヤの付く人達だよ!

いや、タマとられたら俺が困るんだけどさ。とっても困るんだけども。

と、そうこうしているうちに妖夢が構える。

 

 

「いきますよ!!」

 

 

言った直後、漫画だったらドォン!! という効果音が付きそうな爆音をたてて、足元の砂を後ろに吹っ飛ばしながら妖夢が突進してきた。

 

 

「くぁwせdrftgyふじこp;@:「」!!!」

 

 

おかしいって!!

俺、素人だぜ?

もう少し手加減してくれともいいでしょうに!

ヤバイヤバイヤバイ!! これマジでやらなきゃ殺られるぞ!?

落ち着いてよく見ろ!

 

 

俺にはゲームで培った動体視力がある……ハズ!

 

 

!! ……そこか!!

 

 

 

ガギィッ!!

 

 

 

妖夢の刀と俺の刀が金属音をたててぶつかりあう。

 

 

「あ、止められましたか。初戦闘にしては中々やりますね」

 

 

さっきはいきなり目の前に現れ、横に一閃したのが見えた。

怖すぎる……

 

 

「容赦ねぇな!? というかガードしなかったら首が飛んでた気がするんだけど!?」

 

 

正直言うと、このガードもまぐれでしかないと思う。

一瞬だけ見えることは見えたのだが、体がついていかなかった。

運動不足ェ……

 

 

「大丈夫ですよ、寸止めしますから」

 

 

「うわー! 信用できねぇ!」

 

 

表情一つ変えずに淡々と告げるあたり、しっかり止める自信はあるのだろうが……怖いものは怖い。

だって真剣だもの。

 

 

そして今は競り合いの真っ最中なんだが、さっきの一撃ですっごい手が痺れてしまった。

速さ×力=威力ってよく言ったもんだよ。

いくら手が痺れているといっても、男の俺と力で負けていないんだから、さっきの速さと合わせてみれば威力の大きさなど一目瞭然だろう。

しかも息一つ乱さずしゃべれるほどの余裕。

絶対本気出して無いだろ。マジで幻想郷なめてたわ。

これ以上の化け物がここにはどれほどいるのだろうか……。

 

 

「さっきは防がれましたが、これはどうですか?」

 

 

と、俺の刀をはじき返し、袈裟斬りを重ねてくる。

うわ不味った。

この刀のリーチではとてもじゃないが防ぎきれない。

ましてや今の体勢じゃ、立て直してからの防御は時間がかかりすぎる。

 

 

となると、

 

 

(刃を伸ばすしかない……)

 

 

もっと伸びろ!

頼むから伸びてくれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、刀が俺の身長の二倍ほどに伸びた。

 

 

「え!?」

 

 

妖夢も予想外だったようで、力が緩んでしまって楽に防ぐことができた。

 

 

「この軽さでこのリーチなら……いける!!」

 

 

とりあえず体勢を整え、刀を振り下ろす。

しかし、両手で持ってかなり速く振ったにもかかわらず、防がれてしまった。

妖夢の手元を見ると、二本の刀が握られていて、その二本を交差して刀を防がれていた。

そう、妖夢は二刀流であるにも関わらず、今まで一本で戦っていたのだ。

追加された一本は楼観剣、つまり長い方だ。

これからも、どれだけなめられていたのかがよく分かる。

にしても、

 

 

「二刀流でやるとか聞いてないんだけど……」

 

 

「流石にこのリーチの違いではきついので、やっぱり二刀流に戻すことにしました」

 

 

「マジかよ……」

 

 

もうこれ絶対に勝てないよね?

一刀流ならもしかして、とか思ったけどね……

と、そうこうしているうちに、妖夢がもの凄いラッシュをしてきた。

縦に降り下ろしたかと思えば、斜めに振り上げ、その動きを利用して横に斬る。

その間も白楼剣は休んでいない。俺が防ぐために振っている刀の軌道をずらすような嫌らしい攻撃をしてくる。

これ絶対捌けないって!! むしろ今捌けているのが奇跡だよ!!

せめて刀がもう一本あれば……

 

 

 

 

 

と思っていると、なんか刃がニュッと短くなった。

 

 

「ちょ! ダメだって! 短くなったら俺死ぬって!!」

 

 

と、思ったら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニョキっという音が似合う感じで刀が二本に増えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

な、何をいって(ry

 

 

そんなテンプレはさておき、形状を分かりやすく説明すると、十手の棒の部分の長さが刀くらいになったような形になってしまったのだ。

便宜上、十手刀と呼ぶことにしよう。

 

 

……ん? もしかするとこれは……使えるか!?

 

 

「とりゃあ!!」

 

 

「あっ!!」

 

 

白楼剣を十手刀の間に挟んでひねり、後ろへと投げ飛ばしてやった。

これで妖夢は丸腰! 

勝った!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……    丸    腰    !?

 

 

 

 

 

 

「しまっ!!」

 

 

振り向いたときにはもう遅かった。

首にヒヤリとした感触を感じる。楼観剣だ。

 

 

「これで詰みですね」

 

 

後ろと前に妖夢が一人ずついる。

半霊の分身だろう。

そういやそんなこと出来たよなぁ……そこまで思考が回らなかった。不覚。

 

 

「参ったな……そんなことできるとは……」

 

 

いや、知識としては知ってたんだけどね。というか知ってるとか言ったら問い詰められるに決まってるから言わないでおこう。

 

 

「危なかったです、使わざるを得ない状況でした。この幽明求聞持聡明の法が使えなかったらどうなっていたか分からなかったですね。でも貴方は戦闘のセンスはあるみたいですよ? これで霊力増やす特訓なんかをしたら、たぶん幻想郷でも通用すると思いますよ」

 

 

こういう風に褒められるのは素直に嬉しい。

が、

 

 

「俺みたいな一般人で通用するんなら他の人が妖怪に食われたりなんてしないよ……」

 

 

「それではこの試合は妖夢の勝ちね。妖夢~、そろそろおやつの時間にしましょうよ~」

 

 

「そうしましょうか」

 

 

ま、なにはともあれ生き残ることができてよかったよ。

斬り付けられたときは本当に生きた心地がしなかったからね。

 

 

「楽しみだなー、幻想郷のお菓s…………」

 

 

といいながら刀を鞘にしまった瞬間、俺を強烈な立ちくらみが襲った。

向こうで妖夢が俺を呼ぶ声が聞こえるが、それも段々と遠くなっていくような気がする。

立ちくらみに耐えられずに地面に倒れた時、

 

 

意識がブラックアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!?」

 

 

気がつくと布団の上で寝ていた。起きてすぐだったが、倒れた時のことを鮮明に思い出すことが出来た。

一体どうしてしまったというのだろう。謎だ。

 

 

「あ、気がついたのね、よかったわ~」

 

 

ゆゆさまの心配している顔マジ天使。

一目見たら疲れも吹飛ぶほどの元気がもらえるようだ。心なしか体も軽くなったような気がする。

 

 

「大丈夫ですか? やっぱりあんなに無理して霊力使うから……」

 

 

ちょいまち、そんな副作用あるとか聞いてないんだけど?

 

 

「霊力は人の力の源なんですから、無理して使ったら倒れるのも当たり前でしょう?」

 

 

「俺は外来人。俺この世界のこと何も知らないの。OK?」

 

 

話を聞かされていないのに、さも当然のように説明されたところに若干腹がたったので、思いっきり舐めた口調で話してみた。

 

 

「何でそんな話し方なんですか!? 私は子供じゃないんですよ!?」

 

 

「いや、何も理解していないからこうやって説明しているんだよ、分かる?」

 

 

「その話し方をやめてください! 心配して損しましたよ!!」

 

 

やはり、妖夢をからかうのは楽しい。真面目キャラだからいじりがいがあるのかね?

 

 

「それじゃあ剣二も無事だったことだし、早速ご飯にしましょうか。妖夢~、準備お願い~」

 

 

「何か釈然としない……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに完全な余談になるが、この後、ゆゆさまと妖夢の二人に同時におかずを攻められて涙目になった。

 

 

 

 

 




うぅむ、最近なにかと執筆速度が遅い……
また更新速度が遅くなりそうな予感がします。
あ、あと諸連絡は活動報告でもすることにしました。
更新おせーなー、なんて思った方は時間があったら活動報告でも見に来てやってください。
何かしら書いてあるかもしれません。

え? テスト?
燃え尽きちまったよ……真っ白にな……
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