東方鵺行記   作:タリオン

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はいどうも、タリオンです。
おかしいな、一日ずつ投稿日がズレているような……
あと、これ初番外です。視点を変えただけですけどね。

それでは、番外編をどうぞ。


番外其ノ一

 

 

 

やっとたどり着いた……

幻想郷の端からここまで来るのに、遠回りしなければならなかったり、雑魚に襲われたりして、数日ほどかかってしまった。

数週間前から今まで出ていたので少しばかり怒られるだろうが、事情を話せば納得してくれるだろう。

尤も、こんなことは頻繁にあったので、怒るというより呆れられるだけかもしれないが。

 

 

とにかく急がなければならないので、門の内へと入る。いつ見てもボロボロの門だ。少し前に勢い良く飛び込んでしまって、門の一部の木が剥がれて直させられた。大分面倒だったから今回は気を付けよう。

門を慎重に潜ると、せーらー服(?)という服を着た女の子がいた。

その子は私を見ると、いきなり叫んだ。

 

 

「あーっ!! ぬえだ!! 今まで何処ほっつき歩いてたのさ! 皆心配してたんだよ!?」

 

 

そう、ここは命蓮寺。

人からは妖怪寺とも言われる、少し変わったお寺だ。

聖 白蓮という僧侶と寅丸 星という毘沙門天(代理)が、このお寺の代表的存在なのだが……

色々問題が多くて説明するのはめんどくさいので、詳しいことはggrか、おまけtxtでも見てほしい。

 

 

私は封獣ぬえ。

自分で言うのもなんだけど、昔は都で恐れられていた大妖怪だ。正体不明にする程度の能力を最大限に使って、都を恐怖のどん底に陥れた時がちょうど……っと、武勇伝はまた今度にしておこう。今は急いでいるのだ。

 

 

そして先程私に話し掛けてきた女の子は、舟幽霊の村紗水蜜だ。

地底にいるときに知り合ってからは、仲のいい友達になった。

 

 

……って、こんな誰にしているかも分からない紹介なんてしてる場合じゃない!

 

 

「ムラサ! 聖は何処!?」

 

 

「へ? あそこの部屋で瞑想してたけど……そんなに慌ててどうしたの?」

 

 

瞑想か……邪魔して怒られたら事情説明どころじゃないけど、一刻を争うのだ。仕方ない、多少強引にいけばなんとかなるだろう。

 

 

「説明は後で!! 多分力を貸してもらうと思うから、その時はよろしく!」

 

 

「うん……あ、行っちゃった。本当にどうしたんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖のいつもの瞑想場所へと辿り着き、ふすまを開くと「ターン」という軽快な音が部屋に響き渡った。

 

 

「聖!! ちょっと話聞いて!」

 

 

邪魔されたせいか、イラついた様子を見せながらこちらへゆっくりと顔を向ける。

聖の説教は長いからなぁ……されなければいいんだけど。

 

 

「……誰ですか。今は瞑想中だと伝えてあったはずですが……って、ぬえ!? 貴方、今まで何処にいたんですか! 今回はいつもより長かったから心配したんですよ!?」

 

 

良かった。一番嫌なパターンは避けられたようだ。

でも心配させちゃったみたい。

……ま、出ていくのをやめる気はさらさらないけどね。

 

 

「私の頼みも、どっか行ってた理由も今からまとめてザックリと話すから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女説明中……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……なるほど、そんなことがあったとは……スキマに入ったのでは仕方ありませんね。それよりも、本当に無事でよかったです。よく帰って来れましたね」

 

 

「だから、そのときにお世話になった人が一緒にこっちに来ちゃったの! ……多分。だからなんとかして見つけたいんだけど、手伝ってくれる?」

 

 

「……その人には妖怪だということは話しましたか?」

 

 

「もう最初に気づかれてたよ。でも、妖怪だということを知っても、私を泊めてくれたの。そんな人を放っておくことなんて出来ないでしょ?」

 

 

「……外の世界の妖怪に優しい人ですか、私も興味が出てきました。ぜひ、こちらまで来ていただきたいものです。しかしそのことは無しにしても、ぬえの恩人に何かあったら大変です。こっちに来てから何日経っているのですか?」

 

 

「六日ぐらいかな……」

 

 

「それでは、今すぐにでも出発しましょう。ムラサとナズーリンを呼んで来て。早くしないと時間がありません」

 

 

「ッ……!! ハイ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「という訳なんだけど、皆お願いできるかな?」

 

 

「なんかよく分かんないけど、船はまかせて! 何処へでも行ってあげる!」

 

 

そう言ったのはムラサだ。舟幽霊というだけあり、聖輦船を操縦することが出来る唯一の妖怪だ。

船ではキャプテンと言わなきゃ怒られる。

……なんでだろ?

 

 

「探し物なら私にまかせてくれ。ご主人の宝塔探しで培った能力ならすぐに探せるさ」

 

 

こう言うのはナズーリン。鼠の妖怪で、物を探すのが得意だ。ナズー曰く、鉄の棒を持ってるだけで、物を見つけ出す出来るらしい。謎だ。

いつもは何処かで外の世界の漂流物を発掘しているみたいだけど、今日はたまたまこっちにいてくれて助かった。

 

 

「ちょ、ナズー、皮肉混ぜてくるのやめてくれないですか……?」

 

 

弱弱しい声で懇願しているのは毘沙門天の代理、寅丸星だ。こんなんだけど実は命蓮寺で一番偉かったりする。命蓮寺の信仰を一手に引き受けているのだが、裏では聖が動いているとかなんとか。そこらへんの話はよく分からないし、関係無いので気にしない。

しかし従者に皮肉言われるってあんた……

 

 

「だって本当のことでしょう? この前だって普通見つかる場所に置いていたのに……」

 

 

従者から主人が説教されるなんともシュールな光景が見られるかと思ったが、ここで聖が間に入って仲裁をした。

 

 

「まぁまぁ、その辺にして出発しましょうか。星には私達がいない間の留守番を頼みます」

 

 

「任せてくださいよ。必ず命蓮寺は守りますから!」

 

 

「それでは行きましょう。ムラサ! 船を出して!」

 

 

船が動き出した。もう少しで全体が宙に浮くだろう。

 

 

「じゃあ行くよー!! 皆乗り込んでー!! それとナズ、どっちに進めばいいの?」

 

 

「ふむ……北東の方向にそれらしき反応があるな。そっちの方向に進んでもらえるかな?」

 

 

「目指すは北東だね! よっし! このまま向かうから、ナズは近くに着いたら船を止めるよう言ってねー!」

 

 

「これだけ人手使わせといて、勝手に死ぬんじゃないわよ! 剣二!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……フッ……フッ……フェックショーイィ!! ズズ……あー、風邪かな? しかしマヨヒガに着かないな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一輪「あれ? 私出番無し?」

 

 

雲山「……」

 

 

 

 






 おまけ 



剣二が幻想入りをしたときのこと……

A「剣二が消えた!?」

K「よく見ろ! あそこにスキマが!!」

M「うぉぉぉぉお!! 俺は幻想入りしてみせる!!」

B「華麗に頭から飛び込んだー!! そして華麗に頭をぶつけたー!!」

K「スキマ閉じちまったみたいだな……剣二め、抜け駆けしやがって……」

A「ま、土産話でも期待しようぜ。富士の樹海にキャンプ行ったとでも伝えとけばなんとかなるでしょ」

B「それもそうだな」

K「剣二ー!! 「「絶対帰って来いよー!」」」

B「で、そこの馬鹿はどうする?」

A「放っておいてもそいつだったら長野からぐらい走って帰ってくるだろ」

B「じゃ、家帰って天則しますか」

A&B&K「オオー!!」




なんだかんだで優しい友人達なのでした。
更新速度に関しては、もはや何も言いますまい。
とりあえず更新できるように頑張ります。
それでは、また。
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