東方鵺行記   作:タリオン

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はいどうもタリオンです。
つい先日、アクセス数を見てみました。10000超えてました。
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
ヤバイです。いまだに嬉しいです。0四つですぜ? 私には多過ぎるくらいですよ。
ともあれ、ここまで来れたのは皆様のおかげです。この小説に関わってくださった方にお礼を言いたいのですが、今の私では表す言葉が見つかりません。まだまだ続けていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

長々とすみませんでした。それでは、狂喜乱舞して書き上げた第十七話、どうぞ。



第十七話

 

 

 

 

 やぁ、毎度お馴染みの夜鳥剣二だ。

 先程藍さんと話し合った結果、俺はマヨヒガにお世話になることになった。ま、ほんの数日間だけだと思うけど、それでもありがたいことだ。

 あと、本当にどうでもいいが、俺が藍さんと呼んでいるのは心の中での呼び方と、話しているときの呼び方を混同しないようにするためであって、つまり端的にいえば、俺が間違えて藍さまなんて呼んでしまったら気持ち悪いし、さらにドン引きされるだろうからこの呼び方にしているのだ。

 

 

 

 

 さて、こんな話は銀河の果てまで投げ捨てて、今の話をしようか。

 一言で言うと、ただ今絶賛夕食中だ。

 さっきは藍さんや橙に混じって準備手伝ったりとか、料理手伝ったりをしていた。それからは別に何か事件が起こったり、作業が中断させられたりすることもなく、今に至るというわけだ。

 

 

 ……話す必要なかったかなこれ。

 

 

 ちなみに今晩のメニューは、御飯、俺作(ここ大事)の油揚げと小松菜のおひたし、油揚げと豆腐の味噌汁、揚げ出し豆腐、魚だった。

 

 

 ……油揚がやたらと多くね? 料理の大半に混ざっているのだが。

 

 

 狐が油揚げ好きって真実だったんだな、幻想郷に来てからこういった知らないことが多く学べて新鮮だ。今日だけたまたま油揚げが多かったという可能性もあるかもしれないが。

 というか白玉楼でも気になってたことなんだけど、幻想郷には海なかったはずだよね? それならなんで魚が食卓の上に出されているんだ?

 あ、川魚ならあるかもしれないね、霧の湖や九天の滝もあることだし。でもね、このお皿の上の魚がどう見ても秋刀魚なんだよね。テラテラと脂がのっていて、まさに今が旬! といった感じで非常においしそう……って、そうではない。

 この海産物をどっから調達してきたのか非常に気になるところだが、ここはスキマパワーで解決しておこう。うん、俺にはそれしか考えられないな。

 いやー、便利だね、スキマって。

 

 

「ところで剣二君」

 

 

 おっと、考え事に耽りすぎて危うく藍さんの話を聞き逃すところだった。

 

 

「はい、何でしょう?」

 

 

「さっき言っていたけども、聞きたいことっていうのはなんだったんだ」

 

 

「あー……今話したら少し時間がかかりますし、後でゆっくり聞かせてもらいます」

 

 

「ふむ、時間はたっぷりとあるからな。それなら後でゆっくりと聞かせてもらうとしよう」

 

 

 やっぱり藍さんは話しやすくて助かる。ちょうどいいところまでこちらの話を聞いて、キリのいいところで的確な意見をくれるところは流石計算の得意な式神といったところか。

 今思えば、妖夢とかは話しかけると、何かにつけて斬るという単語をおまけでつけてくるし、ゆゆさまはなんか考えがよく分からないところもあったし、白玉楼ではよくあれだけ自然に溶け込めていたなと思う。

 まぁ、もっとひどいところもあるのだろうけど。主に紅すぎる館とか楽園の素敵な巫女さんが住んでいる神社とか。

 そんなことを考えていると、不意に秋刀魚に向けてかなり強い視線のようなものが飛んできたので、ヒョイと秋刀魚の乗った皿をずらした。

 

 

「あむ……ありゃ?」

 

 

「こら、ちぇ……ん!?」

 

 

 どうやら橙が俺の秋刀魚をとろうとしたらしい。俺が反応できない素早さだったのは天晴れと言いたいところだが、相手が悪かった。

 なんせあの白玉楼での食事(せんそう)を潜り抜けてきた人間だからな。いつの間にか食事に関しては人一倍優れた嗅覚を持つようになっていた。

 これ幻想郷で生きていくために使えないかな。食事に関してだけは並外れた才能と身体能力を発揮する程度の能力とかで。

 ……自分で言っててなんだけど、こんなピンポイントで長い能力いらねーわ。もっとオールマイティな、そう、魔法を扱う程度の能力とか。 ……無理か。

 横目で見やると、橙は不思議そうな顔をして箸とこちらの秋刀魚を交互に見ている。

 かわいい。

 

 

「どうやって今の動きを見切ったんだ!? 私でさえ不意打ちを喰らうときがあるのに!?」

 

 

 え、不意打ち喰らうときあるんだ。今のは寝ながらでも防ぐことができるくらいの攻撃だったぜ?

 ……すいません、盛りすぎました。正直言うと、少しだけ自分の周りに注意していないと防ぐことはできないくらいの攻撃だった。というか無意識に注意を張り巡らすことができている俺すげぇ。どんなことでも身になってるんだね。

 

 

「うーん、少しだけ白玉楼での経験が活きたってことですかね」

 

 

「君、あの食事のとき限定の人外魔境をやり過ごしたと言うのか!? その話、是非詳しく聞かせてくれ!」

 

 

 九尾をもってしてここまで言わせるとは。俺がいた場所って本当になんだったのだろう。生き残れたのが奇跡っぽいなこれ。

 そういったことも含めて藍さんに臨場感たっぷりに話すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少年説明中……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇー! そんなことがあったのか!」

 

 

「本当にあのときは吃驚しましたね。まさかあんなテクニックが存在するなんて思いもしませんでしたよ」

 

 

 今更だけど幻想郷でやることじゃないよねこれ。こんなのやるのは美食屋が跋扈する世界だけでいいと思う。話してて違和感しか感じないしね。

 

 

「いい話を聞かせてもらったよ。それじゃそのお礼といっちゃ何だが、後で君の質問を聞かせてもらおうか。答えられる範囲ならどんなことでもお答えしよう。さ、まずは食卓の片付けといこうか」

 

 

「よっし、ちゃっちゃと片付けよう。橙ちゃんも手伝ってくれるかな?」

 

 

「ちゃ……ちゃん付けはやめてよ!」

 

 

 顔を赤らめながら言い放ってきた。

 何このかわいい猫。今すぐにでも抱きしめたい。

 

 

「あぁ、ごめんごめん。じゃあ橙さん、これ運んでいってくださいな」

 

 

「もう橙でいいよ、敬語じゃなくても大丈夫だから。言われ慣れてないし、橙のほうがしっくりくるもん」

 

 

 今回はからかうのを自重しようと思う。

 何でかって?

 そりゃあ、何か前の方から「ッチ」とかいう舌打ちが聞こえてきて命の危険を感じるからに他ならないからだが?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー、これで一段落つきましたね」

 

 

 わりかし時間がかかった気がする。一人増えるだけで結構かかる時間が違うのな。

 

 

「さて、することも無くなったことだし話を聞こうか」

 

 

 藍さんは普通に愛想とかいいし、しっかりと物事を考えて動けるんだけどなぁ、橙が関わってこなかったら。

 橙が関わってこなかったら幻想郷の力のある人物の中でも良識ある方なのに。

 大事なことなので二回言いました。

 

 

「それでは単刀直入に……スペルカードってどういうものなのですか?」

 

 

 スペルーカードについてゲームの中での知識だけなら知っているが、細かい決まりなどは知らないのでとりあえず一から聞くことにした。

 

 

「ほう、スペルカードのことを知っているのか……って君は白玉楼から来たのだったな。知っていてもおかしくはないか。では、スペルカードのことを簡単に説明すると……」

 

 

 藍さん曰く、スペルカードとは必殺技のようなもので弾幕ごっこの最中に紙にかかれた言葉……まぁスペルのことだな、を宣言することによって発動する、至ってシンプルなものだった。

 しかしシンプルゆえに奥が深く、使用者によりさまざまな弾幕を見せるそうだ。

 

 

 というところまでが俺の知っているスペルカードの説明だ。

 そしてここからの説明が幻想郷での決まりのようだ。

 

 

「まずスペルカードを作る時に注意するべきことは、相手がよけられるスキマを作ることだな。避けられなかったら遊びにならないからな。 そしてもう一つは、意図的な殺傷はしないことだ。もともと安全を確保するための『ごっこ』だから、それでケガをさせてしまったら元も子も無い。しかし逆に言えば、弾幕ごっこは戦いをごっこ遊びにしたものであるために、攻撃の殺傷力は抑えてあるが、当たればもちろんケガをする。安全だとたかをくくっていると後悔するハメになってしまうから注意をしたほうがいい。 ……フム、大まかに説明するとこれくらいかな。他に質問はあるか?」

 

 

 初めて知ることが多かったが、分かりやすい説明のおかげで一発で理解できた。もう一度聞き返すことが無くて本当にありがたい。ただ、疑問はいくつかある。

 

 

「恥ずかしながら弾幕が撃てないのですが……その場合は?」

 

 

「別に近接でも構わないぞ? 私も突撃系のスペルカードを一つ持っているしな。他に持っている妖怪で言えば、紅魔館の門番なんかもそうだな。手持ちから察するに君はその刀で戦うのだろう? それに霊力でもなんでも纏わせて名前をつければ立派なスペルカードだ。華はもう少し欲しいところだがな。 あ、相手を斬るときはしっかり刃を潰しておくか、霊力で切れ味を抑えるなどのことをして殺傷力を抑えるのを忘れずにな」

 

 

 なるほどねー。たしかに星蓮船でも突撃(?)するスペカあったもんな。エア巻物とか。でも致命的な問題があるんだよなぁ。

 

 

「うーん、霊力は一応扱えるし、スペルカードの案もありますけど霊力が足りないんですよねー」

 

 

「うぅむ……それじゃあ少し小細工をしようか。実はスペルカードに使う紙は何の変哲もない唯の紙なんだ。それどころか、お札でも大丈夫だし、果ては紙なしでもスペルカードを出せる妖怪もいる。あくまで形式的なものなんだ。そこで、その紙をうまいこと使ってみよう。 例えば、ここにある紙はお札を作るための紙なんだが、これには霊力を吸収する性質がある。これに霊力を注入して、戦闘時だけお札から霊力を引っ張り出す、なんてのはどうだ?」

 

 

「おぉ! その案貰います! これで懸念してたことは解決できましたよ、よかった~」

 

 

 俺が問題解決してホッとしていると、藍さんは何か思いついたような顔をした後に、こんな提案をしてきてくれた。

 

 

「では、明日実際に訓練といこう。橙と戦って倒してみてくれ」

 

 

「えぇ!? それは少し急すぎやしませんかね……?」

 

 

 これはひどい。例えるならば、ただの一般人が格闘技経験者と戦うようなものだ。無理ゲーすぎるぜ。

 

 

「出来るだけ早く慣れておいたほうがいいと私は思うがな。それに橙にはちゃんと手加減はさせるから大丈夫さ。 兎に角、今日中にスペルカードを三つほど作っておいてくれ。紙はこの束を渡すから好きに使ってくれて構わない。 私は橙にこのことを話してくるから、頼んだぞ」

 

 

「ちょっと待って……あぁ……」

 

 

 どうしていつもこんなことになるのだろう。白玉楼でも同じようなことがあった気が……

 ふぅ、でも過ぎたことを言っていても仕方が無い。俺は俺なりにいっちょ足掻いてみますか。

 

 

 フッフッフ、俺は普通の人間のようにはいかんぞ!!

 首を洗って待っておれ、橙!!

 

 

 

 

 

 

 

 




あのー……前書きにあんなこと書いたばっかりなんですけども、これからテスト週間に入ってしまいますので、投稿できません。
いや、本当にね? テストがあっても投稿したいと思ってるんですよ。でもね、これ疎かにしちゃうとマジで一ヶ月間、いやそれ以上の間は投稿できなくなってしまうんですよね。
というわけで二週間程空きます。楽しみにしてくださってる方、本当に申し訳ありません。
それでは、また。
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