東方鵺行記   作:タリオン

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 はいどうも、タリオンです。
 っしゃぁ! テスト終わりましたぜ! 明日には返されるけどな! 
 結果次第では拙い自体にもなりかねませんが、とりあえずこの話は投稿しておきます。あと英語と政経難しすぎワロタ。数学? あいつは論外さ。
 なにげにヤバイ状況で書き上げた十八話ですが、まぁどうぞ。


第十八話

 

 

 

 

 

 やぁどうも、夜鳥剣二だ。

 

 

 さて、今俺が何をしているのかと言うと。

 

 

「ハッハッハ!! その程度の密度の弾幕じゃあ俺を被弾させることは出来んなぁ!」

 

 

「なんで当たらないのよぉ!」

 

 

「地上で避けているというのに凄いな……」

 

 

 そう、みんな大好き弾幕ごっこだ。

 今がどんな状況になっているかというのを詳しく説明するためには、少し時を遡らなければならないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっとこさ最後の一枚。二時間休んで若干回復した今の俺の霊力を半分ほどカードに染み込ませて……できた……!!

 

 

「フフフフフ……できた、できたぞ……!! 睡眠時間は驚きの二時間! こんな眠たいのは久しぶりだぜ……そしてあとはこの俺の全力を注ぎ込んだスペカの威力を試すだけだ!! 今ならどんな妖怪にも勝てそうだ! フゥーハハハ!」

 

 

 近年稀に見るテンションの高さだ。いまなら空も自由に飛べそうだ。あれ? おかしいな、彼岸花の花畑が見え……

 

 

「君は朝から元気だな……」

 

 

 危ねぇ、危うくこっち(此岸)からあっち(彼岸)へと行くところだった。

 

 

「あっ、藍さん、おはようございます! っべーわ、昨日二時間しか寝てねーわ」

 

 

「いやもうさっき聞いてたから。それよりも朝餉ができているから顔を洗って居間に来てくれないか?」

 

 

「ハイ! ラジャーでっす!! ッフゥーー!」

 

 

「本当に大丈夫か君……」

 

 

 ちなみにこの会話からも分かるように、俺は寝ていないときはテンションがヤバいことになる。そうでもしないと立ちながらでも寝てしまいそうになるからだ。

 体育祭のとき、前夜祭と銘打って徹夜したのはいいものの、眠すぎて100mを走りながら寝てしまい、観客席に突っ込んでしまったり、玉入れのときに盛大にポールにぶつかって中の玉ぶちまけてこっぴどく叱られたりしたのはいい思い出だ。

 友人Mは俺よりもさらにテンションがヤバくなって、放送席をジャックし、「私は東方が好きだ(中略)よろしい、ならば戦争だ」と言い切ってたっけなぁ。その後謹慎処分くらったそうだけど。

 あれは本当にカオスな体育祭だった。俺らからあふれ出る雰囲気に毒された生徒たちがスポーツマンシップ? 何それおいしいの? といった感じでお互いの組を潰しにきてたし。

 あるものは情報戦で相手の組の生徒を寝返らせたり、あるものは敵の使う道具にトラップを仕掛けたり、挙句の果てには騎馬戦で皆が皆バットやら竹刀やら持ち出してきていた。

 絶対無いとは思うけど、よい子のみんなはマネしないようにね!

 

 

 盛大に話がそれたな。えーっと今は……そう、顔洗いに行くんだっけ。

 そんじゃとっとと洗って飯にしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「いただきます」」」

 

 

 今日の朝ごはんも昨日と同じようなものだった。強いて言えば、一品減って納豆に変わっているくらいか。

 うぅ……それにしても眠い。何か、何か俺のテンションを維持できるような話題が……あった。

 

 

「ところで橙、今日は弾幕ごっこするんだよね?」

 

 

「うん。ところでスペルはちゃんとできたの?」

 

 

「そりゃ夜通し考えたからね。それよりも、普通に弾幕ごっこやるには何か物足りない気がしない? ……率直に言うと、ちょっとした賭けをしたいと思うんだけど、どう?」

 

 

「賭け?」

 

 

「そう、俺が負けたら君にマタタビをプレゼントしよう」

 

 

「え!? 本当に!?」

 

 

「は?」

 

 

 実は俺は無類の動物好きで、いつも犬か猫を喜ばせられるようなちょっとしたグッズを持ち歩いている。

 今回持ってきたのはマタタビとその他色々で、流石に今回使う予定は無いだろうし、どっかの道具屋で売り払おうかと考えていたのだが、こんなところで役に立つとは思わなかった。準備はしてくるもんだね。

 というか、藍さんから「は?」とかいう声が聞こえた気がするんだけど、気のせいだな。多分。

 

 

「俺が勝ったら……ま、そのときはそのときでいいか」

 

 

「よーし! やる気出てきた! 絶対負けないから覚悟しといてよ!」

 

 

「あの……」

 

 

「よし、そうと決まれば食べた後に早速勝負だ。いっとくが、こっちも初試合だからといってそう易々と負ける訳にはいかないからな? そっちも覚悟しておいた方がいいと思うね」

 

 

「ふふん、そう言ってられるのも今のうちさ。あんまり早く勝負がついてもう一回やろうとか恥ずかしいこといわないでよ?」

 

 

「言ったなこいつ~!」

 

 

 よし、元のテンションに戻ったな。これで弾幕ごっこの最中は普通に過ごせるだろう。終わった後は知らん。勝負もまぁ、こちらには秘策があるのでね。そう簡単に負ける気は無いさ。

 あと、今視界の端のほうに藍さんが映ったときに、なんか凄く暗い表情をしていたんだけど気のせいだと俺は思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ、飯食べて腹も膨れて霊力が少し回復したところで始めますか!」

 

 

 橙を見ると準備運動の屈伸をしていた。やる気は十分のようだ。

 

 

「いつ来てもいいよー」

 

 

 どうやら準備は万端のようだ。妖力でも集めているのだろうか、普通ではない気配を橙から感じる。しかし、こんなのを感じられるようになった時点で俺って人間やめてると思う。この世界にはもっと人間やめてる人はいると思うけど。

 

 

「藍さん、ルール説明お願いしますね」

 

 

「ん、あぁ……ハァ……それではルール説明といこうか。今回は初心者がいるのでスペカは三枚のみの使用とする。一回被弾したら負けだな。特別なルールは無しでいこう。 ……そして、剣二君。マタタビを賭けの商品にしたからには付き合ってもらわねばならんことがあるので覚悟しておくように。もちろん負けたら、の話だがな(ボソッ」

 

 

 ん~?

 もしかして非常に不味いことしちゃったかな? 今更後悔しても遅い訳だが。

 

 

「それでは、始め!」

 

 

 藍さんの大きな声が庭に響き渡る。今更だけど庭でやって大丈夫なの? コレ。

 

 

「さぁ、この弾幕を避けられるかな!?」

 

 

 橙はそういうと、毎度お馴染みマスカットのような通常弾幕を放ってきた。この密度から察するに、Easyモードといったところか。しかし悪いんだが、俺は小学生じゃないんでこの程度の弾幕なら地上でも楽に避けれる。自機狙いだし。

 ただ、やはりというかこの世界は当然平面ではないので、放たれる弾幕も縦に厚みがあった。

 うーん、3Dとはやはり新鮮だ。

 

 

「この程度だったら寝ながらでも避けられるぜ!」

 

 

「ならこれはどう? 仙符「鳳凰卵 -Easy-」!!」

 

 

 大きな声でスペルカードを宣言した橙はスペルカードを放り投げてすぐさま行動を開始した。

 くるくると縦回転をしながら五芒星……陰陽師風に言うとセーマンかな。その形の線をなぞるようにして移動する。

 その際に頂点すべてに卵形の弾幕を置いていくのだが、次の頂点に移動すると卵形の弾幕が弾け飛び、赤やオレンジを基調とした弾幕がばら撒かれる……というのがこのスペルカードの全容だった。

 しかし俺は友達の家で妖々夢のパターン作りを手伝ったことがあるのでこのスペカは攻略済み……言ってしまうと、橙のスペカや通常はすべて見たことがあるし、避け方も知っているのだ。これ以上のチートがあるだろうか、いや、ない。(反語) さらにEasyということもあり、すいすいと避けることができる。地上で避けるんだからかなり難しいかな、と思っていたが、案外いけそうだ。問題は俺の運動神経なのだが……まぁ、その辺は追々考えていくとしよう。

 ときどき避けた先にまた別の弾幕が、なんてこともあったが、意外に速度が遅いおかげで難なく避けられた。そうこうしているうちにスペカを避けきった。

 この間まだ俺は一回もショットを撃っていない。いや、そんなポンポン撃てないと言ったほうが正しいだろう。

 だって体力を弾幕にする訳だから、打ち続けたらガス欠で負けることもあり得る。さらにスペカを夜通し

作ったせいで今既に限界が近い。

 たった三つ作るのにここまで労力を使うとは思わなかった。それを勝てない言い訳にするつもりは無いけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、最初に戻るというわけだ。

 あんまりEasyで俺を舐めすぎてると痛い目見るぜ?

 

 

「初心者だと思って舐めすぎてたようね。ちょっとこれから出力上げてくよー!!」

 

 

 というと、少し弾幕の密度が上がった。恐らくNomal程度までレベルを上げているのだろう。

 だが、まだまだ避けれるぜ!

 

 

「それじゃあいくよー! 天符「天仙鳴動」!!」

 

 

 またクルクルと回りながら移動し始める。どうでもいいけど、これ目は回らないのだろうか。見ているだけでも気持ち悪くなるくらいの速度で回っている。

 その移動時に宙を漂う並サイズの弾幕をばら撒いていく。宙で漂うそれはあっという間に橙の居る辺りからかなり広くまで上空を覆い、スキマの多い壁のような形になる。そして、弾幕が震えたかと思うと、いきなり小さな弾に分裂してこちらへと自由落下してきた。

 というかおかしいよね? 斜めなのに自由落下って物理法則無視……いや、もともとそんな常識は通用しないか。巫女が空飛ぶような所だしね。

 だんだん速くなって、避けるのは厳しいかな、と思われたのでこちらも秘密兵器を発動しようかなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さ、次はこちらの番だ。覚悟しろよ?

 

 

 

 

 




 この話は妖々夢をプレイされてる方には想像しやすいかと思います。されてない方はプレイ動画を見るとより一層楽しめるかと。まぁ、あくまで想像しやすくなるというだけですが。
 それと今更ですけど、この小説には独自設定、二次設定なんかが多分に含まれてます。できるだ原作準拠でいきたいのですが、馬鹿な私は、どうしても二次設定使いたいところとか、独自設定使わないとつじつまが合わなかったりとかしてしまうので、その辺はご勘弁を。
 それでは、また。
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