東方鵺行記   作:タリオン

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どうも、タリオンです。

ついに……ついにあの学校という名の悪魔が動き始めた!!

ということで、投稿ペース落ちます。まぁ、元から亀更新ですけどねw
これからもそれなりに頑張っていきます。

それでは、第三話をどうぞ。




第三話

 

 

今、ぬえ(仮)と俺は、机に向かいあって座っている。

お茶と茶菓子を出してあるので、口寂しくなることも無いだろう。

 

さて、まずは何故こんなことになったのかを話すとしよう。

 

 

 

 

 

東方やってた

なんか隣にぬえっぽい人がいた

色々やって何故か涙目になった

慰めがてらお茶と茶菓子持ってきた

今ここ

 

 

 

 

ということで、この状況になったわけだ。

……うん。何一つ分かんないな。これでは詳しい説明のしようが無い。

とにかく、まだ一言も言葉を交わしていないので、そろそろ話を始めようと思う。

え?

そんなこと一々言わなくてもいいって?

貴様、リア充だな!?自分家に女の子が来るとすっげぇ緊張するんだぞ!?

俺に彼女ができないくらい当たり前なことだけどな!何話していいかわかんねぇし、頭まわらんねぇし、話題見つかんねぇし、というかそもそも貴様らリア充はだn(ry

 

 

コホン、少し取り乱してしまったな。すまない。

それでは、改めて、

 

 

「自己紹介でもしようか」

 

 

「……」

 

 

「俺は夜鳥 剣二っていうんだけど、君は?」

 

 

「……ぬえ。封獣ぬえ。」

 

 

おっ?

最初に名前教えてもらえるとは、意外と好感触?

あと名前はやっぱりぬえだったか。うぅむ・・・まだまだ情報が足りないな。

 

 

「どうも。まぁ、お茶でも飲んで落ち着きなよ。色々話すのはその後でも十分間に合うから。」

 

 

女の子を前にしてここまで淀みなく話せている自分を褒めたい。

そしてぬえはズズズ・・・と不機嫌そうな顔でお茶を啜っている。何故?

 

 

「なんでそんなに不機嫌そうなの?」

 

 

聞いてみた。すると、「プチッ」っと何かが切れたような音がして、ぬえがいきなり椅子からガタッと音をたてて立ち上がった。

あれ?これ地雷踏んじゃった感じですか?

 

 

「みんなあんたのせいなのよ!! 能力が解けたのも、幻術が失敗したのも、全部あんたのせいよ! 大体なんなの? なんで化け物の姿の私に易々と話しかけられるの!? 馬鹿なの!? 絶対そうよ!!」

 

 

一気に言い切ったのですごく疲れたようだ。

息も荒いし。あと八つ当たりと馬鹿認定されちまった。ひでぇ。

しかし、気になったのは化け物という単語だ。化け物なんて見たか?

考えられるとすれば……ぬえだな、というかぬえしかいない。

俺が見ていたのは子供の姿だったが、伝説によると鵺は、頭が猿、手足は虎、胴は狸、尾は蛇、というような怪物だったはずだ。

でもその姿を俺は見ていない。となると、考えられるのは能力だ。

ぬえの能力は「正体を判らなくする程度の能力」で、効果はその場の環境やら人の精神に依存するものだったはずだ。

簡単に説明すると、夜に不安な状態で正体不明なものに会ったら怖いものに見えるだろ?ってことだ。

このように、その場や精神にもっとも合った姿に見える。

それが、たまたま今回は家の中で、しかもハイテンションな状態で出会ったから、子供の姿に見えてしまったのだろう。

空き巣に入ってきたおっさんなら自然に見えるだろうが、見知らぬ子供て。小説の読みすぎですか、そうですか。

まて、これって「この方が俺にとっては自然だろう。というかそうであって欲しい。」みたいな希望も含んでいるはずだ。

そして、子供が見えたということは、子供が家に来てたらいいなという希望……

まさか俺はロリ、もしくはショタコン……だと……!?

なんてこった、こんなところでそんな疑惑が浮上してくるなんて!

なぜ普通の女性に見えなかったんだ!

……あ、さっき自分で家に女の子来るのが初めてだ、的な発言してたような……

畜生!自分で納得しちまった!死にたい。

 

 

ま、まぁ、このことはどっか遠いところにおいといて、問題は何故ぬえが「俺が見たのは怪物だった」という結論を出したのか、ということだ。

こんな俺でもちょっと考えれば分かったくらいだ、能力を持っているぬえ自身が分からないはずが無い。

では何故間違えたのか。

それは、見知らぬ場所に突然呼び出されて、どうしたらいいか分からないので、とりあえず能力を発動させてみたものの、ゲーム内に現れた自分に驚き、思わず能力解除してしまい、正体がバレたので、妖術を発動させようと試みたが、それも出来ず、ついには涙目になってしまった、というわけで、

 

 

つまり、何が言いたいのかというと、

 

 

 

 

 

 

テンパって判断ミスするぬえさんマジキュート

 

 

 

 

 

 

ってことだ。

 

 

「……あんた、なんか失礼なこと考えてるでしょ?」

 

 

何故バレたし。

 

 

「顔に思いっきり書いてあるわよ。」

 

 

そんなに顔に出やすかったかな?

おっと、それよりもっと大事なことを聞くのを忘れてたな。

 

 

「あと聞きたいんだけど、ぬえはどっから来たんだ?」

 

 

さて、何が出てくるのか・・・?

 

 

「幻想郷ってところだけど、それがどうかしたの?」

 

 

 

ビンゴォォォォォオオオオオ!!

出ました俺が一番求めてた答え!出ましたよ!

ぬえで、妖術で、幻想郷ときたら、もう東方の世界しか無いでしょうよ!もしかしてスキマですか!?スキマで来たんですか!?

 

 

「多分そうだと思うけど……うっわキモ」

 

 

なんか言われた気がするけどそんなことはもう気にならないぜ!

ヒャッホーイ!!

などと心の中で小躍りしていると、ぬえが質問をぶつけてくる。

 

 

「ところで、あんたは何なの?」

 

 

何、ときましたか。何者、ではなく何、ですか。物扱いとは……完全にぬえの中で格下げされたねこりゃ。

少し頭がクールダウンした俺は、クールに答える。

 

 

「俺はこの日本に住むしがない高校生さ。」

 

 

ポーズも決めてみた。

……ちょっとやめて、その可哀想な目で見るのやめて。

こっちも悲しくなってくるから。

しかしぬえはまだこちらを最低ランクには格下げしていないようで、話を続ける。

 

 

「そういうことじゃなくて、なんで幻想郷のこと知ってたり、スキマのこと知ってたりするのかってことよ」

 

 

なんだそんなことか、と俺は東方について色々説明をしていく。

 

 

「なるほどね……そういうわけか。ということは、ここは外の世界なのね? 道理で知らないものがたくさんあるわけだ。」

 

 

納得してくれたようだ。

さて、これであらかた聞きたいことは消化できたな。これからどうしようか……

と考えていると、ぬえが言い出した。

 

 

「じゃあ、いる場所も分かったわけだし、そろそろ行こうかな。」

 

 

「……何処へ?」

 

 

ピシッ、とぬえが固まった。何も考えてなかったのだろう。ギ・ギ・ギ・と首をこちらに向けてくる。一々挙動がかわいい。

 

 

「……何処だろう?」

 

 

「いや、俺に聞かれても。」

 

 

何処に行けばスキマがあるか、なんて分かったもんじゃないしなぁ。

というか本当にどうしたかったんだろう。飯も食えないし、寝る場所も無いし。

……いいことを思いついたぞ?

 

 

「なんか悪いこと考えてるでしょ。」

 

 

だから何故わかる。

 

 

「だから顔に書いてあるって」

 

 

「そんなことより俺、幻想郷への帰り方分かるかもしんないぜ?」

 

 

「本当に!?」

 

 

おぉ、食いついた。さぁ、畳み掛けるぞ。

 

 

「あぁ、幻想郷とこの世界に接点が無い、というわけじゃないんだ。幻想郷がある時点で確信した。つながりはかなり薄いと思うけど……試してみる価値はあると思うな。」

 

 

「何処なの、そこ!?」

 

 

「まぁまぁ、慌てるな。その前に、なんも用意が無いのに、行って何するつもりだ?」

 

 

ぐぅ、と唸った。本当に何も考えてなかったんだな。だがそこがいい。

 

 

「心配するなって、そこに行くまでの間、俺の家にいとけばいいから。」

 

 

また固まった。

頭を抱えてもの凄く悩んでいる。ハッハァ!さぁ悩め!

 

 

「うぎぎぎ…………ふぅ、仕方ない。行くまでの間はここにいさせてもらうとするわ。……ハァ、なんでこんなことに……」

 

 

よっしゃぁ!

夢が……夢が叶ったぜ!

横の方で「あのスキマ、今度会ったらぶっ殺す」とか不穏な言葉が聞こえてくるけど、俺には関係ないぜ!

 

 

「あ、一応言っとくけど、なんか変なことしたら……分かってるわね?」

 

 

と、笑顔で机に置いてあった湯のみを握りつぶした。

 

 

 

 

 

……なんか、シャレにならないことになった気がするけど大丈夫だよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さてさて、いかがだったでしょうか?

文として成立していない箇所等ありましたら気軽にどうぞ。

あとこれ結構重大ですが、この作品は幻想入りメインです。
現代入りで話が続くと思っていた方、申し訳ありません。

それでも読んでくださる方、今後ともよろしくお願いいたします。
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