東方鵺行記   作:タリオン

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妖々夢のEXって難しいよね。
今、式紙「橙」でとまってるんだけど。

妖々夢を頑張りながら書いた第五話です、どうぞ!


第五話

 

 

 

 

 

夜鳥 剣二は 晩飯 を 手に入れた!

 

 

 

 

 

インド発、複数の香辛料を使い、肉や野菜など、様々な食材を味付けした、常に小学生の人気料理の上位に位置する、子供なら誰もが大好きなあの料理。

 

 

 

そう、カレーである。

 

 

 

先程俺は同じ寮の友達の所へ行き、カレーを貰ってきた。

一回言ったとは思うが、俺たちは自炊をしているのでこのようなことが多々あるのだ。だから少なくとも俺の友達は全員飯が作れて、レパートリーもそこそこある。……味はともかくとして。

 

しかし、このカレーを作った奴は格が違う。

 

なんせ、そいつ自身が無類のカレー好きで、一週間に一回は必ずカレーを作っているぐらいだ。

そんな奴のカレーがうまくない訳が無い。

しかもその友三点…めんどくさいな、Kでいいか。Kは毎回毎回試行錯誤を繰り返してカレーを作っている。

それで中々いい出来のカレーを、友達価格で配ったりしているのだ。

ちなみに、有料であるにも関わらず、友達からは大好評だ。

正直言って、俺もあれはプロ顔負けだと思う。

もうカレー店開けばいいのに。

 

 

 

で、それほどうまいカレーの香りは必然的に強く、いい香りになる訳で、

 

 

「おいしい!!」

 

 

香りを嗅いだらしいぬえが飛び出してきた。

って、ちょwwおまww

まだ食ってないでしょうに。

つーか、よくそっから嗅ぎ取れたな。

 

 

「とりあえず食べよう! そういえばお腹減ってるの忘れてた!」

 

 

テンションたけぇな。

じゃ、さっそく食べるとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年準備中……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の献立

 

・友達による特製カレー

 

・サラダ

 

・麦茶

 

 

……シンプルイズベストってことで。決して手抜きでは無いぞ?

たまにはこんなのもいいでしょ。

ってか、さっきからぬえがウズウズしてるな。どんだけ腹減ってたんだろう。

そろそろ焦らすのも可哀想なので、食べるとしよう。

 

 

「もういいぞー、って馬鹿野郎」

 

 

「あ痛ぁ!?」

 

 

ぬえの頭に軽くチョップした。なんでかって?

そりゃお前、「いただきます」ぐらいは言わないとダメだろう。

 

 

「食う前にはいただきますぐr「いっただきます!」速ぇなおい」

 

 

早いではない。文字通り無駄に速く、動きが見えなかった。

今も手を合わせたままの残像が残っている。

妖怪クオリティマジパネェ。

しかしおいしそうに食べるな。どれ、俺も食べるか。

……うん、いつも通り美味い。

 

 

「こんなにおいしい料理食べたのいつぶりだろう!?」

 

 

「そりゃ良かった。作っ……じゃない、貰ってきた甲斐があるってもんだ」

 

 

やっぱり美味いなこのカレーは。

しかし、初めて食べたときは吃驚したもんだ。何故かというと……

 

 

「モグモグ……う、うん? …………かっ、辛ァ!!」

 

 

そう、滅茶苦茶辛いのだ。

もう今では慣れてしまったが、大分前にこれを食べたときは悶絶してたっけなぁ。

だがそこがいい。

今日このカレーを夕食に選んだのは、実はこの反応を見たかったからだったりする。

そして、このカレーの凄い所はここからだ。

辛くても箸が止まらない。辛いけどあとを引く美味さがあるので、あと少し、あと少し、と食べ進めていくうちにカレーが全部無くなっているのだ。

というか、もう器が空になってた。勢い余って、スプーンを皿に思いっ切りぶつけてしまった。バカス。

気づかずに全部食べ終えるとか絶対におかしいよね?

もうこれが、かの有名なG○Dなんじゃないかと思ってしまったほどだ。

あいつまた腕あげたな。

妬ましい。

などと考えているうちに、ぬえも器に大盛りあったカレーをたいらげた。

 

 

「「ごちそうさまでした!」」

 

 

辺りを静寂が満たし、そしてぬえとともに仰向けに寝転んだ。

 

 

心地よい満腹感と、幸福感が一挙に押し寄せてくる。

 

 

この世で最大の悪は空腹だ、って言った人誰だっけなぁ。今ならまさにその通りだと実感できる。

なんでこの世には紛争なんかが起こるのだろうか。

満腹だったらそんなことは起こらないだろうに。

ま、そんなことよりも今はこの心地良さを満喫しようかな。

 

 

 

「zzz……」

 

 

 

ヤベェ!こいつ寝てやがる!

この一瞬の間に!?

……じゃなくて、こんなときに寝たら夜寝れないし、なにより……

言うのが憚られるが…………太るぞ!?

 

 

「あべしッ」

 

 

こいつ……寝ていないだと!?

てかグーで殴られた!?

両親にも殴られたことないのに!!

……ぶたれたことはあるけど。

というか、めっさ痛い。

ピッチングマシーンの野球ボールを無防備な腹に食らったような感触がするわ。

腹を押さえて悶絶しながら、ぬえのほうをチラリと見てみると、なんか微妙な表情だった。

強いていえば、反省はしてるけど、後悔はしていないっていう表情だな。

一応反省はしてるって時点で意外に好意はあるのかね?

まだ決まったわけではないが。

 

 

「また変なこと考えてたでしょ?」

 

 

さとりだろ。こいつもう種族名さとりで確定だろ。

 

 

「私は正真正銘生粋の鵺よ?」

 

 

……もう何も気にしない。うん、そうしよう。

おっと、そういや伝えることがまだあったよな。

 

 

「はーい、ちゅうもーく!」

 

 

「何? しょうもなかったらぶっ飛ばすわよ?」

 

 

「うわひでぇ……まぁすでにぶっ飛ばされてるしいいや。今後の予定を発表するぞー」

 

 

「あんたねぇ……遊びじゃないのよ? 一刻も早く帰らないといけないって時に、あんたときたら……」

 

 

「だから、それについての話だ。明後日にちょっとしたところに行く予定があるから、そこにぬえも一緒に連れて行こうと思ってる。若干問題があるのは否めないが……気にしても仕方ない問題だから、ぶっつけ本番でいこうと思う。あと最後に聞いとくが、戻れる保障は無いし、むしろ少ない方だろうと俺は思ってる。それでもついて来る気はあるのか?」

 

 

「うん。どうせ他に方法も無いだろうし、帰れなかったらどこか放浪して、適当に探しとくから大丈夫」

 

 

たくましいな。

俺ならそんな異世界に行ったらどうするだろうか。のたれ死ぬのがオチだろうな。

旅しながら生きるなんてこと、現代っ子の俺が出来る筈がない。

俺みたいに超かっこよくて親切な紳士に出会ったら生きれないことも無いだろうが……

え?一言余計だって?どこにそんな余計な言葉があるんだ?

 

 

……ハイ、すみませんでした。

 

 

だからそんな目で見ないでください。俺泣くよ?

という俺の願いが届いたのか、ぬえはパッと顔を切り替えて言った。

 

 

「じゃ、私お腹も一杯になったし私は寝るわね」

 

 

「歯磨きは?」

 

 

「え、何それ」

 

 

どうやら知らないようだ。それでそんなにキレイな歯なのか。

羨ましすぎるぞコノヤロウ。

 

 

「知らないならいいんだ。それじゃ、おやすみな」

 

 

「おやすみ~」

 

 

さってと、俺も寝るとしますか。

 

 

歯磨きもしたし、さぁ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の布団でぬえが寝てるのだけど、いったいどうすれば良いのでせう?

 

 

 

 

 

 

 




そろそろ亀更新の本性が現れ始めてますね。
もっと遅くなるやもしれませんが、自分なりに頑張っていきたいと思います。
それでは。
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