あの後私は知らず知らずのうちに寝てしまったようだ……、いや、気絶したのかな?
あの瞬間体が勝手に動いていたようなきがする……。
そして、意識が徐々に定まり始めるとそこはいつもの真っ暗な空間。
そんな空間の中、灯火のような明かりが現れ、徐々にそれは人の形を取り始めた。
あなたは……。
「あなたは私?」
私と瓜二つの少女のがいた。
「そう、私はこの世界の四獣院鈴音……そのココロノカケラ、残留思念」
「心の欠片……」
「そう、死にゆく鈴音が最後に残した心残り」
「それが、舞お姉ちゃん」
「うん、だけど……これならきっと大丈夫。あなたと、それにあの人達がいてくれるならきっと舞お姉ちゃんは……」
そして、鈴音ちゃんの手から小さな光が私に送られた。
「受け取って、もうひとりの私、この世界の鈴音の思い出を」
光が私の中に入った瞬間、走馬灯のようにこの世界の鈴音の記憶が見えた。
この世界に来た時は、直近の記憶以外はおぼろげだった部分が保管されていく。
この世界の母の笑顔や声、父の暖かな手、楽しかった家族の暖かな記憶……。
そして、鈴音の悲しみと絶望も全て……。
――ね! ――て!
そんな時に、なにか聞こえた気がした。
「それじゃ、私は行くね……、さよなら、もうひとりの私。 あなたの人生に幸多からんことを」
そう言って、光の粒子になって消えていく。
「さようなら、この世界の私……」
そして暗闇に閉ざされた世界が薄れ、終りを迎えた。
「――ね! 鈴音!」
目が覚めると、木馬くんに揺さぶられてた。
「ん、も……クバくん?」
辺りから聞こえるのは、やかましいほどのプロペラ音!
「な、なにごと!?」
そして思い出したのは、舞お姉ちゃんに出会った後の事。
舞お姉ちゃんに抱きついた後、その安堵とヘカの使いすぎで倒れたことだった。
そして外に出てみればヘリが着陸してきて中から海馬社長が。
現在がどんな状況なのかを把握する。
(モクバ君が捕まってないからこの場合どうなるんだろう?)
結果だけ言ってしまえば、海馬社長と城之内さんがプロトデュエルディスクと呼べる代物でデュエルする事に。
その前段階でモクバ君との再会、遊戯さんからデッキの返却などもあったのだけど、状況の前後としてここでモクバ君と再会したことにより、海馬社長の心の最後のピースがはまるという。
その後、城之内さんが海馬社長とデュエルとなったのだけど……。
「ふぅむ、ただの遊戯の取り巻きと思っていたが、そこらの馬の骨よりは骨のある凡骨だったか」
「凡骨だと!?」
デュエルは原作と違い、城之内さんのカードプールが広がったためか、かなり見ごたえのある試合に変わってしまいました。
思わずビデオカメラを取り出し、録画しましたが、良いものが撮れました!
「だが所詮は凡骨、貴様のレッドアイズなど我がブルーアイズの敵ではない! やれ! ブルーアイズの攻撃! 滅びのバーストストリーム!」
「はっ! 終わってたまるか! リバースカードオープン、スケープゴート!」
現れた羊がレッドアイズを護る盾となる。
この頃のデュエルだとクリボーとかと併せての謎ルールです。
「だが、防いだところで所詮はブルーアイズの前では雑魚同然!」
「そいつはどうかな、俺のレッドアイズでてめぇのブルーアイズを超えてやんよ! ドロー!」
自信をもって城之内さんが引いたカードは……。
「よっしゃ! 俺が引いたカードは永続魔法、連合軍! こいつは場にいる戦士族と魔法使い族の数×200ポイント、戦士族の攻撃力を上げるカードだ」
「だが、フィールドにはそのどちらも存在しないようだが?」
「ああ、だがこいつでどうだ! リバースカードオープンDNA改造手術、宣言する種族は戦士族だ! これで俺のモンスターの攻守は800ポイントアップだぜ!」
「……」
「行けレッドアイズ! ブルーアイズを攻撃! 喰らえ!浄破黒炎斬」
スケープゴート+DNA改造手術+連合軍のコンボでブルーアイズを撃破した城之内さん。
しかし返しの手番で海馬社長は死者蘇生でブルーアイズを墓地から呼び戻し、融合の魔法カードを発動させた。
「凡骨の割にはよくやった、その褒美に見せてやろう、これが究極の力だ! 場と手札のブルーアイズをつかい、魔法カード融合を発動! 現われよ! 青眼の究極竜!」
ソリッドビジョンで現れる青眼の究極龍、その圧倒的な威圧感を周りの人間全てに与えてくる。
「冥土の土産に受け取るがいい! アルティメットバースト!」
「ぐわああああああああ」
そして青眼の究極龍の一撃に敗れ去ってしまった城之内さん……。
いや、原作に比べたら大健闘なんですよ!
究極嫁を引きずり出し、LPも結構削った事考えたら……ね。
その後は海馬社長はモクバを連れてペガサス城へ旅立ってしまった……。
その後は原作通りに進む……わけにも行かず、城之内さんがゴースト骨塚と対戦するも圧勝し、バンデット・キースの罠により洞窟に閉じ込められるも、やっちゃえバーサーカーならぬ
「お願いウォルフ!」
「岩砕襲撃!」
によって脱出。
あわれ、迷宮兄弟は迷宮の中でデュエリストを待ち続ける事に……。
「なると思ったんですけど……」
「我ら迷宮兄弟! この先に進みたくば、我らを倒してみせよ!」
ペガサス城へ向かう途中に、なぜか特設デュエルリングができており、デュエリストキラーである迷宮兄弟が立ちふさがっていたのだった……。
あの、いつからここは百万迷宮になったのかな? あ、でも王国ではあったか……ペガサスさんはランドメイカーだった?
なお、デュエルは遊戯さんと城之内さんタッグの圧勝に終わった。
そら原作より強くなってしまった以上、よっぽどのことがない限りは難しいよね。
二人の対戦回数も増えてるせいか、コンビプレーまで上がって……。
迷宮兄弟は攻撃力をガン上げされたデーモンズ・ドラゴンの一撃によりヤムチャの様に倒れ伏したのだった。
その後は原作の流れに沿うかのように、海馬社長が遊戯さんと戦い、命をベットにすることで辛くも勝利を収めたり。
舞さんと杏さんがバトったり、城に入ったら海馬さんとペガサスの試合が始まり、相変わらずのチートっぷりの原作トゥーン達。
この頃だと、バックを割るカードが少なかったんですよね。
その結果、トゥーン・ワールドを突破できなくてトゥーンモンスターにやられていくという……。
スマホの方だと世界大会の決勝はトゥーンだったとか聞いたけど……。
やっぱり攻撃時とモンスターの維持にライフポイントが必要だったんだよ!(集中線)
とはいえ此処から先、私が入り込める余地は少ない。
できてバンデット・キースの手札のカウンティングをしておくぐらいでしょうか?
あ、普通に参加資格のカードを守るのもありですね。
そして、その後遊戯さんはペガサスを打倒し、モクバくんたちを助け出しデュエルキングの称号を得たのだった。
さて、この後は私の出番ですね……。
次回へ続く。
こそっと更新、かなり久々すぎていろいろ変かもしれません。
王国編だと主人公のデュエルできる機会がなさすぎたんや……。
不定期更新ですが、またちょこちょこ書いていきますのでそのときはよろしくおねがいします。
そして、思いついたからって別のモノを書き始める悪い癖が……。
一本また別のものを書き始めてしまった……。
次回で王国編を締めて、日常編に入るかな?
この主人公にデュエルさせると相手が涙目になる事が多いという。
むしろ城之内さんが主人公説まであるで!
DNA改造手術、この時期とこの島のルールだと禁止されてもおかしくないぐらい強かった。