遊戯王転生?(タイトル未定)   作:モフモフ好き

9 / 13
続きました。
今回、原作ペガサス島編では無かったデュエルがあります。
そしてちょっと短め、デュエル内容もダイジェストに近いです。
お許し下さい。
マスタールールはおろか、エキスパートルールまでとおいな~w


城からの脱出、城之内VS梶木漁太

「それでは皆さん、また来世で~」

「言ってる場合か!」

「ですよね(ウォルフ、ブラック、お願い!」

 落下する直前、精霊に頼んでから、カードにヘカを込めた。

 

「うぁあぁぁぁぁ……あれ? 痛くない?」

「ふぅ、着地成功!(二人共、ありがとう)」

(間一髪だな、無事でよかったよ)

(なんのこれしき、姫に怪我がなくてよかったでござる)

 ほんの数秒実体化してもらい、地面との衝突を防いでもらいました。

 そして、落下したのに全くの無傷で着地した木馬くんは

「え?なんでだ? 木の枝がクッションになったとかそんなレベルじゃないぞ?」

 ちょっと混乱してる様子。

 

「モクバ君、今はここから離れましょ」

「っ! そうだな、今はここから離れることが優先だぜ!」

 

 声をかけたところで、正気に戻り、優先するべきことを思い出して森の奥へと走り出したのだった。

 

 

 

 

 

 その頃塔の上では

「お客様、お食事の時間です……なに!」

 部屋にだれもいないことに気付いた見張りは直ぐ様ベッドに結ばれたシーツに気付いた。

「しまった!」

 

 そしてそのままペガサスに急いで報告しようと思ったところでベッドに置かれた一枚の紙を見つける。

 

 

 

 ちょうどその頃ペガサスは至福の時間を満喫していた。

 世界最高のワインに、ゴルゴンゾーラチーズ、そして世界最高のコミックを読んでいた。

 だがそんな至福の時に、従者のMr.クロケットの報告がはいった。

 

「私の至福の時というのは、わかっていますね?」

「申し訳ございません……」

「まあ良いでしょう、それで? 何事デース?」

「例の少年と少女が城を抜け出しました、どうやら少年の主導のようです」

「オー、セッカクゲストとして招いたのに、我々のもてなしがよっぽどオキニメサナカッタノデショウカー? まあ心配ありません、彼の考えてることなど見当がついています」

 そしてリモコンを押してモニターを呼び出し、武藤遊戯のデータを呼び出した。

「さて彼は……ワンダフォー! さすがは遊戯ボーイ、すでにスターチップ4つとは、彼には勝ち残って、この城にきていただかなければナリマセーン、遊戯ボーイから目を離してはいけませーん、いずれあの少年達は彼の前に現れマース、こんど捕まえたら逃げないように地下牢にでも入れてオキナサーイ」

「ハ! それと、部屋にこのようなものが置かれていました」

 

 ベッドの上に置かれていた一枚の紙を差し出すMr.クロケット。

 

「置き手紙ですか? 果さて一体何が書かれているのでしょうね~」

 

『拝啓、ペガサス会長様。

 突然ですが私達、この城の持て成しが余りにもあれだったので逃げさせていただきます。

 料理は美味しかったですよ、でも、お風呂もなければ娯楽もありません!

 一日中ずっと部屋に押し込められてる状況に退屈すぎて耐えられませんでした。

 女の子の扱いがなっていませんよ!

 

 P.S

 ペガサス会長、ショタコンやロリコンを悪いとはいいません、ですがYESロリコンショタコンNOタッチですよ、触れる場合はちゃんと許可を取りましょう

 それでは、会長により良きロリショタコンライフがあらんことを心から祈っております。

 鈴音より』

 

 これを呼んだペガサス会長は頭を抱え

「ノー! スズネガール! 私はロリコンでもショタコンでもアリマセーン!

 誤解が全く解けてマセーン! それは誤解デース! スズネガール、カムバーック!」

 そう叫んでいた。

 

 

 時を同じくして、海馬邸にて

 

「モクバァァァ!」

 モクバの危機を察してか海馬が目を覚ましていた。

 

 

 

 

 

 それから一時間、念のためブラック(速攻の黒い忍者の呼び名)に周辺の偵察を任せながら、森を進んでいった。

 

「ところでモクバ君、どこに向かってるの?」

「どこって、そりゃあ遊戯のところだろ! こうなったのもあいつの! あいつの……せい……で」

 木馬くんはそう言っているけど、最後の方でどんどん発音が弱くなっている。

「くっ、本当はわかってるんだ、こうなったのは遊戯のせいじゃないって、元々は俺達が原因なんだってことぐらい……」

 ダンっと、横に生えていた木に拳を叩きつけてそう言った。

 

「くそ、くそう……」

「モクバ君……、大丈夫だよきっと」

「鈴音?」

 モクバくんがこちらを向いたところで私は抱きしめてしまった。

「え?」

「遊戯さんはそう簡単には負けないよ、あのもう一人の遊戯さんがもし負けるとしたらそれは多分、海馬さんぐらいじゃないかな。

 だから大丈夫、モクバくんが拐われたのならきっと海馬さんはモクバくんを助けに来るよ」

「鈴……音、だけど、兄様は……」

「遊戯さんは言ってたじゃない、モクバくんの事を大切にしていたなら、絶対に海馬さんは返ってくるって」

 

 そう言ったところで、もうすでに色々限界だった木馬くんは泣き出してしまった。

 私は、泣き出してしまったモクバくんを抱きしめてあげることしかできませんでした。

 

 

 

「落ち着いた?」

「ああ……、迷惑かけたな……」

「迷惑なんかじゃないよ、それにモクバ君、ずっと辛そうな顔してたから心配だったし」

「ありがとう……(もし、母さんが生きてたら、こんな感じなのかな?)」

「とりあえず、先に進もうか? 遊戯さんを探すのは賛成だけど、接触するのにはまだ早いと思う」

「え?」

「今のモクバくんならわかるんじゃない? 私やモクバくんが遊戯さんのところに向うのは多分ペガサスも考えてると思うから、遊戯さんの周辺は多分見張られてると思うんだ」

「あっ!」

「だからしばらくは、見つけても接触しない方向で行こうと思うんだけど、モクバくんはどうおもう?」

 モクバくんも少し考えてから。

「そうだな、考えてみれば当然の事だな、俺だって向こうの立場なら同じことしたと思うぜ」

 

 そして、そんなところに私達のお腹は森の中をあるき続けたせいか『ぐぅ~』っとなるのでした。

 見上げればお天道様は真上に、お昼をさしていたのだった。

 

 

 

 

 

 一方その頃、遊戯さん達はと言えば。

 

「腹減ったな~、誰か、すぐに食べれるもん持ってねぇか?」

 インセクター羽蛾、孔雀舞と戦った後、海岸線近くの森を歩いていた。

「「「ないよ」」」

 遊戯、本田、杏子の三人は口を揃えて断言した。

 

「鈴音ちゃんが念のために渡してくれたセットに、生米やちょっとした調味料は入ってたけど、これはすぐには炊けないし、3人分しかないからな~」

 

 それを皮切りに、杏子さんが主催者に食事への文句を爆発させたり、本田さんがサバイバルブックを取り出したりと有りましたが、犬並みの嗅覚を発揮する城之内さんが海の方に食い物の匂いを捕らえ、走り始めました。

 

 

 

 

 

 一方その頃、鈴音とモクバは

 

「カバンに入れてたのと、お城から持ってきたので昼食にしようか」

「なぁ鈴音、いくらなんでもおかしいだろ? なんでカバンにタッパーが入ってるんだよ!?

 しかも、なんかできたての様に見えるんだが!? ホカホカの湯気も出てるし!」

「え? 気の所為「気の所為な訳あるか!」ですよね~」

 ちょっとはごまかせるかな~とはおもったけど無理でした。

 お腹減ってた、判断力が落ちてた、反省してます、だが後悔はしていません……、と言いますか、ぶっちゃけこの後のこと考えると、多分見せることになると思うんですよね。

 襲われたら精霊を実体化させるぐらいしか今の私には抵抗する手段がないですから。

 

「で? どういうことなんだ?」

「あ~、それはなんといいますか……モクバ君、闇のゲームって知ってる?」

「まあ一応な、遊戯にやられた奴らの事や、兄様の様子を見る限り、噂にあった闇のゲームは事実なんだろうけど、なんでそれが出てくるんだ?」

「えっと、実は私、それに巻き込まれたことがあって……、それからほんの少しだけど、こういう風に、ゲームみたいに言うなら、魔力みたいなものが使えるようになりまして……、これはその魔力で物を入れておける空間に入れておいたものだよ」

 物は試しと、虚空に手をツッコミ、そこから水筒を取り出す。

 それからしばらくモクバくんにじーっと見つめられた後に

「まあ、こうやって目の前に出されたら、信じざる得ないよな……、とりあえず細かいところは置いといて食べるか」

 

 ちょうどいい感じの高さの切り株の上にタッパーを並べ、箸やスプーンにフォーク、食器もだして昼食となりました。

 

 

 

 

 一方遊戯さん達はといえば……。

 

「おのれら~! 勝手に人の魚(ざぶーん)」

「何だ今の?」

 匂いに誘われ、見つけたのは焚き火と串刺しで焼かれてる焼き魚。

 

 そして空腹に負けて食べようとしていたところに海からの使者……ではなく、全国5位の梶木漁太が現れたのだった。

 

「君はもしかして、全国大会5位の梶木漁太君?」

「おう、そうじゃ」

「うっそ!? 漂流者だろ!」

「誰が漂流者じゃ! 俺は梶木漁太! 荒ぶる海のデュエリストじゃ!」

 

 そして、頭にタコが乗っていたり、そのタコが梶木の頭の上から顔に墨を吐いたりするトラブルはあったものの、遊戯さんが自己紹介したら歓迎ムードになり、昼食にありついていたりしたのだった。

 

「はじめまして、ぼく武藤遊戯」

「お前があの海馬をぶっ潰した武藤遊戯なのか、となるとさっきの男はまぐれとは言え、準決勝まで上がっておった城之内か、いや~大したもんじゃのう、この大会の優勝候補と言うわけじゃの~」

 なお、梶木漁太は羽蛾や竜崎たちと同じブロックだったため、城之内や鈴音とは直接的な面識は無し。

 

 その後原作とは少々違い、遊戯さんたちも持ち込んでいた飯盒と白米を使い、少々豪華な昼食になっていたりする。

 魚の切り身を使った炊き込みご飯、別の空いてる飯盒を鍋代わりにして魚のアラを使った味噌汁などを作っていた(主な魚の調理は梶木が行っていた)

 

 

 その後は原作通り、梶木と遊戯さんのデュエルになり、見事もう一人の遊戯さんが勝利。

 しかし、月を破壊するって、なかなかのパワーワードである。

 

 だがここで原作と違い、昼食をしっかり食べたせいなのか、続けて城之内さんにデュエルを挑んだ!

 

「星が2つになっちまった、また一から出直しじゃな」

「お互い頑張ろうぜ!」

「おう! じゃけえ今度の獲物はお前じゃ城之内! 俺と勝負せい! お前さんが全国大会をまぐれで勝ち上がったのか、それとも実力で勝ち上がったのか見せてもらうけぇの!」

「……いいぜ! お前に俺の実力、見せてやるぜ!」

 

「フィールドの条件はさっきの遊戯と同じじゃ、俺はチップを一つ賭ける!」

「なら俺も一つ賭けるぜ!」

 

『『デュエル!』』

 

 こうしてここに、原作にはなかったデュエルが開始されたのだった。

 

 

「俺のターン、俺はデビルクラーケンを攻撃表示で召喚じゃ! フィールドパワーソースでパワーアップ!」

「遊戯の時に使った、シーステルスか」

「そうじゃ! 遊戯にはこの戦術は破られたが、城之内! お前にこの戦術を突破できるかのう」

「ああ、やってやるぜ! 俺のターン、ドロー! 俺は手札からガルーザスを召喚! だが、フィールドには対応していない……」

「そして、お前さんのモンスターじゃ海中にモンスターに攻撃はできんぜよ!」

「くっ、俺はカードを二枚伏せてターンエンド!」

「なら俺のターンじゃ!」

 

 そう、遊戯さんと同じ条件故に、城之内さん側のフィールドは荒野になっている。

 荒野に適応するのは、アンデッド、恐竜、岩石族となる。

 城之内さんのデッキに、この種族は殆ど入っていない。

 そして、梶木漁太のシーステルスにどんどん追い詰められていく城之内さん。

 

「どうしたどうした城之内! 準決勝まで勝ち上がったのはやっぱりまぐれじゃったか?」

「くっ、フィールドパワーソースを得ているモンスターは先制攻撃、装備カードで強化しても元のステータスを超えられてたら意味がない」

「さて、こいつで流れを一気にもっていかせてもらうぜ! 儀式魔法! 要塞クジラの誓い! こいつで俺は場のモンスターを生贄に、要塞クジラを儀式召喚じゃ!」

 

 そして現れた要塞クジラの攻撃で城之内のライフポイントは残り150にまで追い詰められた。

「さぁ城之内、最後のターンじゃ! 次の攻撃でとどめを刺してやるけぇの!」

「くっ、俺のターン……(くそ、どうすればこの場を逆転できる、考えろ、考えるんだ、鈴音にも言われたじゃねぇか! ピンチの時にこそ諦めずに、逆転の方法を考えるんだ! 自分のデッキに何か可能性がないか、まず状況を纏めろ、そして何が相手を有利な状況にしているのかを……)」

 

「城之内くん、カードを信じるんだ! 城之内くんのデッキには必ず逆転のカードが眠っているはずだ!」

「そうよ城之内! そんな魚モンスターたち、三枚におろしちゃって!」

 

 そしてこの瞬間、城之内に電流走る!

 

「そうか! 見つけたぜ、シーステルスの突破口を!」

「なんじゃと!?」

「シーステルスを突破できるか、全てはこのドロー次第だ……頼むぜ! ドロォォ!」

 そして引いたカードは

「目当てのカードは引けたのかのう?」

「いいや、だがまだ可能性はつながってるぜ! 俺が引いたカードは強欲な壺! 更に二枚ドロー!」

「この土壇場でドローカードじゃと!?」

 そして引いた二枚のうちもう一枚は

「ついてるぜ、引いた片方は魔法カード、天使の施し! さらに三枚引いて2枚捨てるぜ! 来てくれ……ドロー!」

 目を閉じ、集中してカードを三枚ドローした。

「この土壇場で連続ドローカードとは、やるなぁ城之内……」

 

「……梶木、お前のシーステルスを破るためのカードは……全て揃ったぜ!」

「なんじゃと!?」

「俺は天使の施しの効果で2枚捨てる、そして俺が召喚するのは、レッドアイズ・ブラックドラゴン!」

「攻撃力2400じゃと!? じゃが、ドラゴン族はこのフィールドではパワーを得られん! 俺の要塞クジラを突破することはできんぞ!」

「ああ、だから俺は更にカードを2枚伏せてターンエンドだ! 梶木、これでこのデュエルの決着がつくぜ!

 お前のシーステルスが勝つか、今の俺にできる全力の戦略が勝つか!」

 

 城之内:レッドアイズブラックドラゴン、伏せカード3枚

 

「どうやらお前さんのその目、ハッタリというわけじゃなさそうじゃのう、ならばこれが俺の全力じゃ! ドロー! 俺は要塞クジラにはがねの甲羅とポセイドンの力を装備! 攻撃力と守備力、それぞれの効果で攻撃力700、守備力100ポイントアップじゃ! フィールドパワーソースと装備カード合わせて要塞クジラの攻撃力は3520じゃ!」

 

 海の神力を受け、はがねの甲羅を装備した要塞クジラはその力をレッドアイズ・ブラックドラゴンに向けて解き放とうとしていた。

 

「攻撃力3000オーバーだと!? ブルーアイズを超えやがった!」

「勝負じゃ城之内! お前が俺のシーステルスを突破できると言うなら見せてみぃ! 要塞クジラの攻撃! ポセイドン・ホエール・ボンバード!」

 

「ああ、行くぜ梶木! これが俺のシーステルス破りだ! 伏せカードオープン! DNA改造手術とDNA移植手術! こいつで俺はフィールドのモンスターをすべて岩石族に、属性は炎属性に変更だ!」

「なんじゃと!?」

「こいつで俺のレッドアイズはドラゴン族から岩石族に変更される! これによって、俺のモンスターは荒野のフィールドパワーソースを得られるぜ!」

「じゃが、まだ俺のモンスターのほうが攻撃力はう……え……しまった!?」

「そういうこった! これでお前のシーステルスは機能しなくなったってわけだ!」

 

 そのやり取りについていけてない本田君。

「遊戯? 一体どういうことなんだ?」

「簡単なことさ本田くん、城之内くんはあの永続トラップの効果でモンスターの種族を岩石族に変更した。

 だがあの永続トラップの効果はフィールド全体に効果を及ぼす。

 つまり梶木漁太のモンスターもすべて岩石族になり、海のフィールドパワーソースを得られなくなったわけだ」

「なるほど……あれ? この光景どっかでみたような?」

 それで杏子が思い出した。

「そうよ! これは鈴音ちゃんが全国大会の決勝戦であの羽蛾にやった戦法と同じよ!」

「そう、鈴音が羽蛾に決めたコンボ破りと同じ手だ、だが城之内くんがやったのは属性変更も入れて、この島のルールと合わさり更に強力なコンボになってるぜ!

 岩石族に変更されたことで、海中にいたモンスターたちはすべて島のように浮き上がる!

 これでもう、海中に潜むことはできなくなるぜ!」

 

 そう、種族と属性の変更により、フィールドパワーソースとポセイドンの力、はがねの甲羅の恩恵が受けられなくなった要塞クジラは、見る見るうちにその力を落としていった。

 

「まさか、こんな事が……」

「行くぜ梶木、俺はさらに伏せカード、鎖付きブーメランを発動し、レッドアイズブラックロックドラゴンに装備、レッドアイズブラックロックドラゴンの反撃! ダークメガ・ロック・インパクトォォ!」

 

 上空から海上の要塞クジラに向けて隕石のように一直線で落ちていき、岩石族となった要塞クジラは、レッドアイズの攻撃で粉々に砕け散った。

 

「わ、儂の、負けじゃ……」 

「おっしゃあぁぁぁ!(鈴音の真似して入れて見たが、お陰で助かったぜ」

 

 

 こうして、原作にはない戦いは城之内さんの勝利で終わったのだった。

 

 

 

 

 

 

「へくしゅん!」

「風邪か?」

「ううん、誰か噂でもしてるのかな?」

「ならいいけど、こっちの方向でいいのか?」

「うん、そっちの方向で遊戯さんがデュエルしてた情報がきたから間違いないよ」

 

 道なき道を歩いていたのだった。

 

 

 




 という訳で、脱出した後の鈴音とモクバのやり取り。
 そして昼食風景と、まさかの城之内VS梶木漁太でした。
 まさかペガサスは空腹の極限状態のデュエルが見たいとかあったんでしょうかね?
 そしてこの島のルールだと、DNA移植手術と改造手術は結構刺さるカードなんですよね。
 この頃のアニメのデッキは種族か属性がある程度まとまったデッキが多かったイメージが有ります。
 種族や属性条件の装備カードはたくさんあって手に入りやすいけど、条件なし、デメリット無しの強化カードはこの世界ではかなりのレアカードだと思いました。

 ちなみに今作では城之内くんは正式に招待されているので遊戯さんとスターチップを分け合わずにお互い2個持っている状態に、羽蛾にエクゾディアを海洋投棄されていないのでそこまで確執はなし。
 なお、羽蛾の方は鈴音に対する八つ当たりで遊戯にデュエルを挑んだ模様。

 孔雀舞は、城之内に対する印象は原作と違い、完全素人からまぐれで勝ち上がったデュエリストと、若干上方修正されている?
 デュエル自体は、決着こそ時の魔術師とベビードラゴンのコンボで終わっているが、内容は原作よりも城之内が強くなっているため、ところどころ城之内が押し返す事があった模様。

 では皆様、また次回 次回は原作で言うVS腹話術師 奪われたブルーアイズホワイトドラゴンの話になると思います。


「負けないで海馬くん(偽)!ここで負けたらペガサスとの契約はどうなっちゃうの!? ここを耐えれば遊戯のブラックマジシャンに勝てるんだから!
 次回、腹話術師死す、デュエルスタンバイ!」
 どうでもいいですけど、あの腹話術師の骨格どうなってるんでしょうね?


 以下ボツネタ、一瞬頭をよぎっても、キャラ崩壊、完全にギャグにしかならないので没になりました。



「ノー! スズネガール! 私はロリコンでもショタコンでもアリマセーン!
 誤解が全く解けてマセーン! それは誤解デース! スズネガール、カムバーック!」

 これを聞いて勘違いしてしまった天馬兄弟
「まさかペガサス様にそんな趣味があったなんて……」
「兄さん……、だが俺達はもう……」
 というのが思い浮かびましたが、流石にこれはないな~とw

 他にも
 時を同じくして、海馬邸にて

「モクバァァァ!」
 ショタコンペガサスの魔の手がモクバに迫る、そんな危機敵夢を見てしまったのか、海馬が目を覚ましていた。
「許さんぞペガサス! 俺の弟は貴様になぞ渡さん! モクバは俺のものだダアァァァ!」
 ギャグに走りすぎててもっとないなw


「遊戯、お互いにスターチップは2個賭けじゃ!」
 梶木漁太、スターチップ4→2
「いいや梶木、おれはスターチップ2個に加えてこの白米をかけるぜ!」
「なに!? 白米じゃと!?」
「お前には更に取ってきた魚をかけてもらうぜ! これはデュエリストの誇りと、お互いの食欲を賭けた戦いだ!」

 こんなのも浮かんだりしたけど、無いな~っと思って削除しました。
 いくらなんでもこれも無いなっと、書いてて思いました。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。