らき☆すた〜変わる日常、高校生編〜   作:ガイアード

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旋律達の夏休み1〜海へ、第二話〜

旋律達と海に行く事になり、命の危険?と隣り合わせの初日が終わった。

 

あの後寝る前に次の日の事を話し合ってその日はお開きになった。

 

そして次の日・・・・・・

 

俺は、いつもの時間帯よりも少し早めに目が覚めたので、眠気覚ましも兼ねて裏手の海岸へと軽く散歩に行く事にした。

 

外に出るとまだ気温的にはそれほど上がっているわけではなかったが、埼玉にいる時よりもからっとした暑さで、何気に空を見上げて見ると、今日の”やる事”には丁度いい快晴だった。

 

俺は、しばらく波打ち際で腰を降ろして波の音を聞きながら水平線を眺めてのんびりとしていた。

 

みゆきside

 

いつもと違う環境という事もあるのでしょうが私はいつもよりも早めに目が覚めてしまいました。

 

とりあえず起きてしまったので顔を洗って来ようと思い部屋を出ると、同じように早起きしたらしい慶一さんの姿を見かけました。

 

様子を見ているとどうやら外へと向かうようです。

 

私はとりあえず慶一さんを追いかけて外へと向かう事にしました。

 

しばらく慶一さんの後を気付かれないように付いて行くと、慶一さんは波打ち際付近で腰を降ろして水平線をみてぼんやりとしているようだったので、私は慶一さんに声をかけるために近くへと寄って行ったのでした。

 

そして私はなるべく慶一さんを驚かせないように気をつけながらいつものように笑顔で

 

「おはようございます、慶一さん。勉強会の時以上に今日は早起きなんですね。」

 

そう声をかけると慶一さんはゆっくりと顔をこちらに向けてきて

 

「ああ、おはよう、みゆき。お前も前より早いんじゃないのか?」

 

そう返事をしてくれたのでした。

 

慶一side

 

ぼーっと海を眺めていると、突然に声をかけられたので驚いて声のほうを向くと、みゆきがいつもの柔らかい笑顔を向けて俺に挨拶をしてきてくれたのだった。

 

俺はそんなみゆきに笑顔を返しながら

 

「みゆきも朝早いよな。いつも普段からこんななのか?」

 

そう聞くと、みゆきもこくりと頷きながら

 

「はい。私は家が都内で学校もちょっと遠いという関係もあって、少し余裕を持って家をでなければなりませんのでどうしても早起きになってしまうんですよね。」

 

俺はみゆきの家の場所を思い出しながら

 

「そういやそうだったな。確かにちょっと遠いな。こうとやまともそっちだからあいつらもそれなりに早起きしてるのかもしれないなあ・・・」

 

少し考え込むような仕草でそう言うとみゆきが少し不思議そうな顔で俺に

 

「八坂さんや永森さんもなんですか?でもどうしてご存じなのですか?お2人が都内に住んでいるっていうことを。」

 

そう質問してきたので俺は

 

「俺はあいつらと同じ中学の出身だからな。当時は向こうにいたし、あいつらの家は実家からはそう離れてるわけじゃなかったからな。」

 

そう答えるとみゆきも納得したような顔で

 

「そういえば慶一さんは中学生の頃まではそちらにいたのでしたね。でもなぜ高校に入ってから家を出られたのですか?あの家にそのまま残られていても良かったのではないのですか?」

 

俺が高校が決まると同時に家を出た事を不思議に思ったみゆきがそう質問してきたので、俺はその言葉に頷くと、みゆきに事情を説明する事にした。

 

「確かにみゆきが言うこともわかるんだが、俺の過去の事は前に知ったよな?」

「はい。本当のご両親を亡くされて龍神さんに育てられ本当のご両親の事を知ったのでしたね。」

「だからかな・・・」

「え?」

「本当の両親の住んでいた家、つまり俺の本当の家がまだ残されている事を俺は知った。そしてそこには俺の本当の両親の痕跡も残されているのだと親父から教えられたんだ。」

 

そこで一端言葉を切り、呼吸を軽く整えた後、俺はさらに言葉を続けて

 

「その事を知らされた時、俺は瞬との約束を思い出し、どうすべきか悩んでいた。けど、親父の「真実を知ってこい!」と言う言葉に後押しされた俺は、実の両親の事を知ろうと決心した。そして俺の過去を乗り越えるために、真実と向き合うためにあの家に戻る決意をしたのさ。後は、まあ・・・高校生になったし今の親父達への負担を減らしたいってのもあったけどさ・・・」

 

後頭部を掻きながら答える俺に、みゆきは優しい微笑みを向けながら俺の手を取って

 

「そういう事だったんですね?慶一さん自身やっとその事実を受け入れる事を決意された。素晴らしい事です。大丈夫ですよ?慶一さんならきっと向き合えます。そして乗り越えていけます。」

 

そう力強く言ってくれるみゆきを見て俺も微笑みを返しながら

 

「ありがとうな、みゆき。不思議だな、お前の言葉は俺に勇気をくれる。そしていつも優しく背中を押してくれる。それがどれほどに心強いものかがわかるよ。」

 

俺がそう返すと、みゆきは顔を真っ赤にして照れながら、そして自分が無意識に取っていた俺の手を慌てて離しながら

 

「い、いえ、その、私は私の思ったことを言っただけですから。」

 

と言うみゆきの慌てた言葉に俺は、さっきの礼の意味も含めて

 

「お前のそう言う部分はもっと自信を持っていいと思うぞ?お前のいい所なんだからさ。」

 

俺がそう言うと、みゆきはさらに顔を赤らめて黙り込んでしまった。

 

俺はそんなみゆきの様子を微笑みながら見つめていたのだった。

 

そうしてしばらく海岸で過ごしているとその後で起きてきたかがみとやまととあやのとゆたかとみなみが俺たちの姿を見つけてこっちにやってきて俺たちに声をかけてきたのだった。

 

「みゆき、慶一くん、おはよう。2人とも勉強会の時より早いのね。それに2人してここで何をしてたのよ?」

 

そう挨拶してくるかがみに俺は、簡単な説明を交えながら

 

「おはよう、かがみ。まだ頭がさえないからな。とりあえず波の音を聞きながらぼーっとしてた。そしたらみゆきもやってきたって所かな。なあ?みゆき。」

 

そう言ってみゆきにも話を振ると

 

「ふふ。慶一さんが言った通りですよ?かがみさん。2人していつもよりも早く目が覚めただけですから。」

 

と言う説明にかがみは少し疑惑の眼差しを向けていたが一応納得したようで

 

「まあ、それならいいけど・・・まだ朝食とかにも時間があるわよね?私もしばらくここにいてもいいかな?」

 

というかがみに俺は笑いながら「今しばらくは海でも眺めてようぜ?」とかがみに言うとかがみも「そうね」と俺に笑顔を向けながら俺達の近くに腰を降ろした。

 

「おはよう、慶ちゃん。今日もいい天気になりそうね。泳ぐにはいい天気になりそうね。」

 

と、あやのも俺に声をかけてきたので俺もその言葉に頷きつつ

 

「そうだな。しばらくはこういう天気が続くといいけどな。あやの、みさおの方は起こしに行かなくて平気か?」

 

そう聞くと、あやのは微笑みながら

 

「まだ時間もあるし、もうしばらく寝かせてあげようかなって思ってね。私もここにしばらくいるね?」

 

と言って来たので、俺もあやのに「時間までリラックスしてようか。」と言うと、あやのも頷いて俺達の側で腰を降ろして海を眺めているのだった。

 

「おはよう先輩、あいかわらず早起きなのね。あの頃からそこは変わらないわよね?」

 

そんなやまとの言葉に俺は苦笑しつつ

 

「まあ、親父に叩き込まれた結果だな。お前も少しのんびりしてくか?」

 

そう答える俺にやまとは

 

「そうね。ここにいると潮風も気持ちいいし時間まではいる事にするわ。」

 

いつものやまとの特徴の、薄い微笑みを俺に向けつつ、やまとはみんなと同じように俺達の側で海を眺めながらただずんでいた。

 

「おはようございます、森村先輩。先輩は朝は早いんですか?」

「・・・おはようございます・・・森村先輩・・・気持ちのいい朝ですね・・・」

 

ゆたかとみなみからの思わぬ呼び方に俺は驚きながらも

 

「おはよう、2人とも。しかし、いきなり先輩って呼ばれたから驚いたよ。急に呼び方を変えてなんか理由があるのか?」

 

2人にそう聞くと、ゆたかが俺の質問に答えてくれた。

 

「はい!あの後田村さんと3人で話あったんですが、私たちは陵桜を目指すのだからここにいるときは私達も森村さんの事をそう呼んで、受験に向けてさらにはずみをつけたいなって思ったんです!」

 

そう説明してくれるゆたかに俺は2人に笑いかけながら

 

「そうか・・・陵桜を絶対に合格したいからっていう気持ちは理解できたよ。ゆたかたちがそう呼びたいというのなら好きに呼んでくれればいい。そうする事で3人が受験に少しでも気合を込めれるっていうなら呼び方程度どうって事はないしね。こんな事でも役立てるならうれしいからさ。」

 

そう言うと、2人とも照れながら「「ありがとうございます」」と笑顔で返事をしてくれた。

 

そんな話をしているうちに気付くと朝食の時間が迫っていたので俺たちは合宿所へと戻っていくのだった。

 

朝食を終えて午前中はのんびりと過ごしていた俺たちだったが、午後には海で遊ぼうという事になっていたので各自着替えて海岸へ集合という事になった。

 

俺は、とりあえず先に自分達のスペースの場所取りのため先に赴き、ビーチパラソルを準備してみんなが来るのを待っていた。

 

そしてしばらくしてまずはゆいさんと黒井先生が現れた。

 

黒井先生は黒の大人っぽいビキニ、ゆいさんは青と白の縦のストライプのワンピースという姿でこちらにやってきて俺に

 

「おー森村、場所取りご苦労さん。他の連中も後からくるやろからまっとけばええ。」

「森村君任せちゃってごめんねー。でもさすが、こういう時には頼りになるねー。」

 

2人とも(一応?)俺の苦労をいたわって声をかけてくれた。

 

「この程度はなんてことはないですよ。それよりお2人ともお似合いですよ?水着。」

 

さり気なく誉めると2人ともまんざらでもないような顔で笑っていた。

 

そして少し後に他のみんなもやってきた。

 

「慶一君、おまたせー」

 

一番先に声をかけてきたこなたに俺は、勉強会の時に着ていたスク水を着てくるかもとの予想を立てていたのだが、こなたの蒼い髪に合わせた青のワンピースに胸元に星のワンポイントがある普通の水着を着ていた。

 

「お?こなた、今回はスク水じゃなかったか。」

 

俺がからかうようにそう言うと、こなたは少しほおを膨らませて

 

「むう、スク水は前に見せちゃってるから違うのにしてみただけだよ。ひょっとして慶一君私がスク水だけしか持ってないとか思ってない?」

 

俺のほうを睨みつけながら言うこなたに俺は謝りつつ

 

「ごめんごめん、ちょっとからかっただけだよ。でもその水着も似合ってるぞ。」

 

そうフォローを入れるとこなたは今度は顔を赤くして「あ、ありがとう・・・」と言っていた。

 

「まあ、私もあの時こなたのスク水姿見てたけど、確かにあれしか持ってないと思われてもしょうがないんじゃない?違和感まったくなかったし・・・」

 

トレードマークのツインテールをお団子状に頭の左右でまとめて赤いワンピースの水着に身を包んだかがみがこなたに突っ込みを入れると、こなたは涼しい顔で人差し指を立てながら

 

「そういうニーズもあるんだよ?」

 

と、力説するこなたにかがみは軽いため息をついていた。

 

俺もそんなこなたに苦笑しつつも

 

「かがみ、結構似合ってるぞ?その水着」

 

そう言ってかがみの水着を誉めると、かがみは顔を赤くしてうつむきながら小声で「ありがと」と言っていたのだが、小声過ぎて聞き取れなかった俺は頭にハテナマークを飛ばしつつかがみを見ていた。

 

「似合ってるって言ってくれてよかったね?おねえちゃん」

 

いつものぽやぽやとした笑顔を見せながら薄いピンクのワンピースにショートパンツの水着を着たつかさがかがみにそう言うと、かがみはさらに顔を赤らめて慌てていた。

 

「つかさのだってかわいいじゃないか。お前らしくていいと思うぞ?」

 

俺がそうつかさに言うと、つかさも照れながら「ありがとう。うれしいな」と言って笑ってくれた。

 

「お待たせ、慶ちゃん。」

「わりー、待たせちゃったゼ。」

 

と言いながら次にやってきたのはみさおとあやのだった。

 

あやのは自分の髪の色に合わせたワンピースの水着でみさおはすごくみさおらしいスポーツタイプのビキニだった。

 

「そんなに待ってないから平気だよ。あやの、よく似合ってるよ。みさおはなんと言うかかっこいいという感じだがらしいといえばらしいな。」

 

俺は2人に笑いかけながらそう言うと2人は照れながら

 

「ありがとう。色々悩んだんだけどやっぱりこれがいいかもって思って。」

「私にはあまり普通のってにあわねー気がしたからな。かっこいいとか言われると何か複雑だぜ」

 

そうやって3人で話していると、次にやってきたのはゆたかとみなみとひよりだった。

 

ゆたかは髪の色と合わせた赤いワンピースの水着に腰の所にフリルのついたかわいい水着で、みなみはみさおに近い白地にグリーンのストライプのスポーツタイプっぽい水着、ひよりは控えめなオレンジのワンピースの水着だった。

 

「森村先輩、お待たせしました。」

「・・・お待たせしてすいません、先輩・・・」

「準備に少し手間取りましたっス。待たせてしまいましたかね?」

 

3人がそれぞれ声をかけてきたので俺も首を左右に振りつつ

 

「そんなに待ってないから平気さ。ゆたかには合ってる水着だな。それと体調は大丈夫か?みなみ、何かお前のもかっこいい感じだな。ひよりも中々似合ってると思うぞ?」

 

そう声をかけると3人はそれぞれ反応を示しつつ

 

「あ、ありがとうございます。今日は体調がいいので大丈夫ですよ。」

 

少し赤らめた顔で笑いながら俺にそう答えるゆたか。

 

「・・・か・・・かっこいい・・・<ずーん・・・>」

 

そう呟きつつ、何故か落ち込むみなみ。

 

「いやー、なんだか照れるっすね。」

 

照れながら俺に答えるひより。

 

そんな3人を見ながら俺も微笑んでいた。

 

「まったく、先輩、しまらない顔してるわよ?」

 

後ろから声をかけてきたのはその後にやってきたやまとだった。

 

赤い、胸のところにリボンのワンポイントのワンピースの水着に身をつつんだやまとは俺をにらみつつきつい言葉を投げかけてきた。

 

俺は苦笑しながら

 

「相変わらずきつい物言いだな。でもそんなにしまらない顔してたか?」

 

やまとに聞いてみるとやまとは

 

「はたから見たらかなりみっともない顔だったわね。」

 

という指摘をしてきた。

 

俺はさらに苦笑しつつ

 

「そう言うなよやまと。それと、似合ってるぞ?水着。」

 

やまとの水着姿を見て素直にそう思えたので感想を口にするとやまとは途端に顔を赤らめて

 

「な、なにいってるのよ!・・・でも・・・ありがとう。」

 

と、しどろもどろになりつつもそう答えるやまとに笑いかけるとさらに顔を赤くして俺から視線をそらすやまとだった。

 

そんなやまとの態度にハテナマークを頭の上に飛ばしていると最後の2人がやってきた。

 

「お待たせしました先輩、私たちが最後みたいですね。」

「すいません、慶一さん。ちょっと忘れ物があったので最後になってしまいました。」

 

2人の声に俺はそっちを振り向いたが、即座に2人から視線を外した。

 

みゆきは白のビキニ、こうはやはり髪の色に合わせた黄色のビキニの水着だったのだが、2人とも、その・・・直視できないほどスタイルが良くて俺は目のやり場に相当困っていたのだが、そんな俺の葛藤にも気付かないみゆきは俺に

 

「慶一さん、どうかしましたか?」

 

と、頭の上にハテナマークを飛ばしつつ俺に聞いてきた。

 

「い、いや、なんでもない。(目のやり場に困りすぎる・・・)」

 

俺がしどろもどろになりつつ答えていると

 

「おやおやー?先輩、どうかしたんですかー?」

 

こちらは俺がなんでしどろもどろになっているのかわかっていながら、いつものように俺をからかってきたのだった。

 

「先輩ー、どうですかー?私達の水着姿はー?」

 

なおも追い討ちをかけるこうに俺は赤くなり慌てながら

 

「ふ、2人とも似合ってるよ(俺にはまぶしすぎる・・・)」

 

俺がそう言うと、みゆきはほおを赤くして「あ、ありがとうございます。」と言っていたが、こうはそんな俺にさらに追い討ちをかけてきて

 

「そうですかー?何か嬉しいなー」

 

と言いながら俺の右腕に抱きついてきたので、俺はその行動にさらに慌てて

 

「こ、こう!よせ!流石にそれはきつい・・・とりあえず離れてくれー」

 

と、こうの説得を試みたが、こうはさらに腕に胸を押し当ててきて、俺が慌てる様を楽しみつつ

 

「嬉しいですかー?先輩」

 

ニヤニヤした顔でそう言っているのをみゆきは顔を赤くしながら見ていて俺はさらに困惑するのだった。

 

それを見かねたやまとがこうに

 

「こう、いい加減にしなさいよ!先輩が迷惑してるじゃない!」

 

そう言いながら俺とこうを引き離しにかかる。

 

「何するのさやまと、別にこんなの今回が初めてじゃないんだからいいじゃない。」

 

やまとにニヤニヤしつつそう言うこうにやまとは

 

「そういう問題じゃないでしょ!?先輩困ってるじゃないの!」

 

俺もそのやまとの助け舟で何とか冷静さを取り戻しこうの額にデコピン(強)を一閃する。

 

「い、痛いです、先輩・・・すいませんまた調子に乗りました・・・」

 

涙目になりつつ俺から体を離すこうに俺は、ため息一つつきながら

 

「お前が俺を慕ってくれるのは嬉しいが、困らせるような真似は勘弁してくれ。俺の身がもたない。」

 

俺がそう言うと、こうはしれっとした顔で手を振りつつ

 

「ああ、心配しなくても先輩とやまと以外にはこういう事しませんから大丈夫です。」

 

などと言う爆弾発言をしたので、俺は再び顔を赤くして困惑していたが、そんな俺の様子を見たやまとはこうを睨みつけながら

 

「まったく、こうはもう少し発言や行動をわきまえたらどうなの?」

 

明らかに不機嫌の塊になったやまとがこうに文句を言うが、こうは

 

「別にやまとが怒る事もないじゃない。それとも私にやきもちでもやいたの?」

 

やまとに強く言われてもあまり動じていないこうがそう切り返すと、やまとは顔を赤らめながら

 

「な、なんでそうなるのよ!今はあなたの事を言っているのであって私の事は関係ないでしょう!?」

 

明らかに動揺するやまとは最初の勢いはどこへやら、しどろもどろになりつつこうと相対していたがついに切れたようで

 

「いいかげんにしなさいよ?こう。とにかくあんたはもう少し常識ってものを・・・・・・」

 

そう言いながらこうに対して説教モードを展開するやまとを俺は、軽いため息をつきながら見ていたが、その後ろで俺達のやりとりに不機嫌な視線を向けてる何人かの事には気付かなかった俺だった。

 

「わ、わかったよやまと自重するからそのくらいで勘弁してよ。」

 

ついにやまとに折れたこうはやまとに謝り倒していた。

 

俺はそんな様子をなんともなしに見てはいたが、このままだと時間ももったいないかな?と思った俺は気を取り直してみんなに声をかける。

 

「とりあえず遊ぼうぜ?時間ももったいないしな。」

 

俺の提案に全員が「「「「「「「「「「「賛成ー」」」」」」」」」」」の声をあげ、俺達はさっそく海を楽しむ事にした。

 

こなたとかがみとつかさは浮き輪を持って海の中へ行き、ゆったりと波に身を任せながらくつろいでいた。

 

こなたside

 

私はかがみたちと海の中でのんびりと浮き輪に乗って過ごす事にした。

 

かがみとつかさも私についてきたので3人で浮き輪に捕まりのんびりと水に浮いている事にしたのだった。

 

私はふと思った事もあったのでかがみたちに話を振ってみた。

 

「こういう場所だとナンパとかされそうなもんだけど私たちには何もないよねえ?」

 

そう言うと、かがみは私のほうを一瞥して

 

「あんたのようなのがいるから家族としか見られてないんじゃないの?まあ、うっとうしくなくていいけどさ。」

 

と言うかがみの言葉につかさも苦笑しながら

 

「おねえちゃんの言うとおりかもしれないけど、別にナンパされなくってもいいと思うよ?」

 

と言いながら慶一君のいる海岸の方をちらりと見るつかさ。

 

私とかがみもそっちの方をちらりと見て

 

「まあ、つかさの言うとおりかもねー。すでにいい人いるしさー。」

 

私がそう返事するとかがみも顔を赤くしつつも

 

「ま、まあ、それもそうかもね」

 

とぼそりと呟いていた。

 

ふと私達が目を離した隙に、先ほどまで見えていた慶一君の姿がいつのまにか海岸から消えていた。

 

私はその事に頭にハテナマークを飛ばしつつ周りを探ってみていたら、突然私達の背後から何かが浮上してきたので驚いてそっちを見ると、水中眼鏡をつけて潜水したまま泳いできた慶一君がいた。

 

「うわっ!驚いたー。慶一君、人が悪いよ・・・」

「きゃあ!何よ一体・・・って慶一くん何してるのよ!」

「ひゃあ!なになになに〜?ってけいちゃん?びっくりした〜・・・」

 

私達は揃って驚いて悲鳴をあげて慶一君に文句を言うと、慶一君は苦笑しながら

 

「いや、すまん。驚かすつもりはなかったんだが、なんだか楽しそうだったんでな。ちょっと様子見に来てみたんだ。」

 

そう言って来る慶一君に私達も軽く溜息をついた後、慶一君としばしの間雑談を始めた。

 

そんな慶一君と私達は、しばらく談笑した後

 

「波にさらわれないように気をつけろよ?俺は一旦戻るからさ。」

 

そう言って海岸に向かって泳いでいく慶一君を見送っていた私達だった。

 

私は慶一君の泳いで行く方へと目を向けていたが、ふいにゆーちゃん達の姿が目に入る。

 

3人は波打ち際付近で砂の城の制作をやっていた。

 

ゆたかside

 

私たちは私自身があまり体が丈夫ではないというのと、岩崎さんが私を気遣ってくれてここで遊ぼうって事を提案してくれたので、波打ち際で砂のお城をつくろうって事になって3人で一緒にやっている。

 

「うんしょ、うんしょ。意外と難しいねー」

「・・・小早川さん・・・こっちの方が少し形が崩れてる感じ・・・砂を足さないと・・・」

「こっち側は上手くいったよ?そっちも手伝うから指示してよ、2人とも。」

 

そうして悪戦苦闘していると海から上がって来た森村先輩が私達の方へやってきた。

 

「お?ゆたか達は砂の城作ってたのか。中々大きいの作ったじゃないか。」

 

私達の作る砂の城を見て感心したように言う先輩に私達も得意げに

 

「えへへ。私たちがんばりましたからね。田村さんと岩崎さんの協力のおかげもあるんですよ。」

 

と私が言うと、岩崎さんと田村さんも

 

「・・・小早川さんが的確に指示してくれたおかげ・・・私はそれに手を貸しただけですから・・・」

「あっ、こっちは私ががんばったっスよ?どうですかね?」

 

森村先輩にそう返事をしていた。

 

先輩は笑顔になりながら

 

「みなみ、あまり謙遜しなくていいよ。お前の力によるところもあるんだろうからな。ひより、意外と手先が器用なんだな。驚いたよ」

 

そう2人に声をかけてそして、最後に私に笑顔を向けて私の頭をなでながら

 

「ゆたかもがんばったな。けど、あまり無理はしないようにな。」

 

そう言ってくれたので私も「はい!わかってます」と返事をした。

 

その後先輩は田村さんと岩崎さんに

 

「2人ともゆたかの様子には気をつけていてやってくれな。頼んだよ。それじゃ俺はちょっと向こうを見に行ってくるから。」

 

そう伝えてから日下部先輩達のいる方へと歩いていく先輩の背中を私たちは見送った。

 

先輩が歩いて行く方へと目を向けると、日下部先輩達がビーチボールを使ってビーチバレーをしているのが目に入ったのだった。

 

みさおside

 

私らは5人で集まってビーチボールで遊んでいた。

 

時折横目で慶一の動向をチラ見しつつ遊んでいると、慶一はまずちびっこ達の方へ行って、その後もっとちびっこ達の方へと行った後、私らの方へと歩いて来るのが見えた。

 

「よう。俺も混ぜてくれないか?少し体動かしたいからな。」

 

片手を挙げてそう言いながら私らに声をかけてくる慶一に私は

 

「一緒にやるのか?なら手加減抜きでやらないとなー。」

 

私がニヤリとしながら慶一にそう言うと慶一も不敵な笑みを浮かべて

 

「ほう?それは面白い。その挑戦受けてやる。こい!みさお!」

 

2人して勝手に盛り上がっているのを苦笑しながら見ている4人だった。

 

「慶ちゃんお手柔らかにね。」

「私もがんばりますね。」

「先輩、ちゃんと手加減してくださいよー?」

「むしろあなたは手加減抜きでやられたほうがいいんじゃないの?こう」

 

最後に永森が痛烈なツッコミを入れると八坂は慌てながら

 

「やまとー、まださっきの事怒ってるでしょ?ほんとごめんってー・・・」

 

弱気になりながらあやまる八坂に永森はツーンとそっぽを向いて突き放していた。

 

結局3対3での簡易バレーボールをすることになったのでチーム分けをした。

 

私のチームには八坂、高良が来た。

 

慶一のチームにはあやの、永森が入ったのだった。

 

かくして両者のにらみ合いの中簡易バレーボルのスタートとなった。

 

試合は相手側に慶一がいることもありかなり苦戦するものと思われたのだが、なぜだか慶一の調子が今一つな感じだった。

 

「っ、くそ、またミスった・・・」

「大丈夫?慶ちゃん、何かやりにくそうにも見えるけど?」

「先輩、さっきはあんなに大きな口叩いたんだからちゃんとしなさいよ?」

「わかってるよ・・・(くそう、あの2人が敵に回るのは厳しすぎるぞ・・・)」

 

どこか照れているそんなようにも見えたのだが、このチャンスを逃す私ではない、この気に乗じて攻勢をかけた。

 

「おら、慶一返してみろよ」

「ああ、またミスを・・・くっそー」

「どうした、だらしねえな?慶一」

「日下部先輩やっぱ運動神経いいですねー」

「流石にスポーツのクラブに所属してるだけの事はありますね。」

「へへへ、ありがとな。でも、うーん、慶一もそれなりにやると思ったんだけどなんだかやりにくそうにしてるよな?」

 

しばらくすると慶一も少しずつ調子を戻してきたのだが、その頃になって慶一が不調だった理由に気付いたのだ。

 

「あ、なんとなくわかったぞ?」

「何がです?日下部先輩。」

「何か気付いた事でもありましたか?」

「ああ。あいつお前らがいるとやりくそうにしてるみたいだ」

「え?私たちが?・・・・・・あ、そういう事ですか」

 

八坂も何かに気付いたようだった。

 

「あの?どういう事でしょう?」

 

よくわからないと言った様子の高良に八坂がニヤニヤとしながら

 

「高良先輩ちょっとお耳を・・・」

 

そう言って高良に耳打ちをすると途端に高良は顔を真っ赤にして

 

「そ、そういう事でしたか・・・」

 

高良も事情を理解したようだった。

 

どうも慶一は高良と八坂に気を取られてミスがでているようだった。

 

まあ、あれだけ揺らされていたら集中できなくもなるよなあ・・・と心の中で思いつつもなんかあまり釈然としない感じだった。

 

結局最後まで本調子を取り戻せない慶一チームが敗北、慶一は私達に飲み物を奢るというペナルティを課されることとなったのだった。

 

「ま、負けた・・・不覚・・・相手にみゆきとこうさえいなかったら・・・」

「慶ちゃん、気を取られすぎたわね・・・」

「情けないわよ?先輩・・・」

「う、返す言葉もない・・・すまん2人とも・・・」

 

そう2人に突っ込まれて落ち込む慶一だった。

 

「ちょっと休憩するよ。みんなまだ遊ぶのなら遊んでてくれ。」

 

私らとの遊びで疲れたのか、慶一はそう私らに告げて黒井先生らのいる私らの拠点へと体を休めるために移動を始めた。

 

慶一side

 

ビーチバレーで散々な目にあった俺は、とりあえず一度休憩をするために黒井先生らのところへ戻っていったのだが・・・・・・

 

「見事に酔いつぶれて寝てますね・・・」

 

だらしない姿で寝る黒井先生をみながらため息をつく俺に、少し飲んだ物のまだ正気を保っているゆいさんがにこにこしながら声をかけてきた。

 

「やあ、慶一君見てたよー?見事に負けちゃってたねえ。」

 

と言うゆいさんに俺は苦笑しつつ

 

「あはは、不覚でした・・・。ゆいさんも少し飲んでたんですか?」

 

ゆいさんに質問するとゆいさんは俺に頷きつつ

 

「ちょっと付き合わされてねー。でも正気は保ってるから平気だよ?元凶も酔いつぶれてねちゃってるからこれ以上は飲む事もないから安心だねー。」

 

へらへらと笑いながら相変わらず楽天的な事を言っているゆいさんを見て軽いため息を一つつきながら俺はゆいさん達の側で少し昼寝をする事にした。

 

「ゆいさんすいません。少し横になりますから何かあったら起こしてください。」

 

俺はゆいさんにそう伝えると、ゆいさんも「わかったよー」と言ってくれたので俺はとりあえず横になったのだった。

 

こなたside

 

私達もある程度海に使って涼んだ後海岸へと戻ってきていた。

 

ふいにゆいねーさんの方を見てみると慶一君が昼寝をしているのが見えたので私達はゆいねーさん達のいる方に様子を見に行くのだった。

 

「お?よーく寝てるね。これはチャンスだね。」

 

私がほくそえんでいるとかがみが怪訝な顔で私に

 

「こなた、一体何をするつもりなの?寝てるんだったら寝かしておいてあげれば?」

 

そんなかがみにつかさも私がほくそえんでる意味を分かりかねて尋ねてきた。

 

「こなちゃん、何か笑顔がこわいんだけど何かするつもりなの?」

 

と言う2人に私は親指をびしっ!と立てて

 

「ふっふっふ、実はだね・・・・・・」

 

私は2人にこっそり耳打ちをすると、2人は最初は驚いたような顔をしていたが私とおなじようないたずらっぽい笑顔になって

 

「それは面白そうね。」

「けいちゃんびっくりするかな?」

 

と言いながら私の企みに同意してくれたので、早速思いつきを実行に移す事にした。

 

私達は3人で慶一君を起こさないように気をつけながら体に砂をかぶせていく。

 

うまく体を覆い尽くすほどの砂で固められたので私達は満足げに慶一君を見下ろしていた。

 

そんな私達の行動に気付いた他のみんなもこっちに集まってきた。

 

「こなたおねーちゃん、一体何やってるの?」

 

と言うゆーちゃんの質問に私は自分の足元を指差してゆーちゃん達に見せると、ゆーちゃん達は私の指差した方をみて軽く驚きつつもくすくすと笑っていたのだった。

 

「森村先輩埋まってるー。でもどうして起きないのかな?」

「・・・ここまでされていて気付かないのもすごいかもですね・・・」

「先輩おいしいとこどりっスねー」

 

と、ゆーちゃん達3人が慶一君を見下ろしながら言う。

 

「なあなあ、どうせならかぶせてある砂もう少し形変えないか?」

「って、どうするつもりなの?みさちゃん」

 

みさきちと峰岸さんが何やら相談しているようだ。

 

私は興味が湧いたのでみさきちに「みさきち、何かするの?」と尋ねると、みさきちは「みてろよ?」と言ってにやりと笑って慶一君の砂の形を変え始めた。

 

その様子を伺っていると、しばらくして形が完成したのだが、私はその形をみて思わず吹き出してしまうのを止められなかった。

 

「ぶふっ!みさきち、それって」

 

みさきちは慶一君の体の砂の形を女体にしたのだった。

 

それを見て他のみんなも笑い出す始末。

 

「あはははは!何これ面白い!」

「お、おねえちゃん、わ、わらっちゃ・・・だ、だめだよう・・・あははは!」

「い、いくらなんでも・・・こ、これはひどいんじゃないかな?・・・くすくすくす」

「だ、だめ・・・笑っちゃ・・・いけないって・・・わかっているけど・・・耐えられない・・・」

「先輩ほんとに・・・おいしいとこ・・・もっていってる・・・あははは!」

「み、みさちゃん・・・これは・・・やりすぎだと・・・思うわよ?くすくす」

 

そんな風にみんなで笑っているとさらにみゆきさん達までもやってきて

 

「泉さん、一体何があったんで・・・ぷっ!だ、だめです・・・これは・・・くすくす」

「あはははは!先輩なんでこんなになってても起きないんだろう、あははは!」

「こ、こう、あんまり・・・笑ったら・・・悪いわよ?・・・くくくっ」

「や、やまとだって人の事言えないじゃんーあははは!」

 

その笑い声に起こされたのか黒井先生達もこっちにやってきて

 

「なんや?ずいぶん楽しそうやな、どれ?ぶっ!あはははは!なんやそれ!森村なんやそれ!」

「これは、流石に笑っちゃうねー、あはははは!」

 

みんなしてひとしきり笑っていると慶一君がようやく目を覚ました。

 

慶一side

 

なんだか俺の周りで笑い声が聞こえて来て俺の意識がようやく覚醒した。

 

寝ぼけた頭で周りを見ると、俺を見ながら笑っているみんなの姿が目に入った。

 

俺は何で笑われているのかわからずに頭にハテナマークを飛ばしながら起き上がろうとしてみたが、体が妙に重くて体を起こせなくなっている自分に気付き、自分の首から下を眺めてみると多量の砂で自分の体が埋められているのがわかった。

 

そしてその砂に細工がなされている事もわかったがそれが何かを確認すると俺は大慌てで

 

「な、なんだこりゃ、こんなのいつの間に?って誰だこんな事やったのはー!!と言うか笑うなお前らー!」

 

慌てて抗議する俺に、こなたが笑いすぎて涙目になりながら

 

「いやー、堪能させてもらったよ慶一君。」

 

と言うこなたの言葉に俺は怒気をはらんだ表情で

 

「ほほーう?ではこれをやった犯人はお前だというわけだな?うんうん、いい度胸だ。」

 

凄みを含ませた声でこなたにそう言うと、こなたは途端に顔色を変えて

 

「ちょ、ちょっとまった。埋めたのは確かに私だけどそこまではやってないよ。信じて?」

 

と、わざとらしく可愛いい仕草で言いながらもこなたの視線がみさおの方に向けられたのを見て

 

「・・・なるほど・・・よくわかった。とりあえずここから出してもらおうか。」

 

と言う俺の言葉にみさおも危険を感じ取ったらしく慌てながら

 

「け、慶一、ほんの出来心だってヴァ、怒らないで、な?」

 

両手を合わせて懇願してくるみさおだが、ようやく砂から出してもらった俺はまずこなたにデコピン(強)を一閃させ、ついでみさおの元にいってデコピンの刑を食らわせた。

 

「あうう、痛いよ、慶一君・・・」

「悪かったってヴァ・・・痛い・・・」

 

涙目の2人をギロリと睨みつけると2人とも小さくなっていた。

 

そんな俺達をみながらかがみとあやのは

 

「まあ、自業自得よね。いい薬だわ。」

「みさちゃんもちょっと調子に乗りすぎだったわね。」

 

と呟いていたのだった。

 

他のみんなもそんな俺達のやりとりを苦笑しながら見ていたのだった。

 

やがて日が暮れて来たので、俺達は海から引き上げて宿泊施設へと戻ってきた。

 

「みんな。風呂沸いてるそうだから入ってきちゃえよ、海水洗い流さないとな。」

 

そう促すと、みんなは連れ立って風呂へと行った。

 

俺と親父は残って今日の夕食の食材のチェックとかをやっていたのだが、不足してる物があったので軽くシャワーを浴びた後買い物に出かける事となった。

 

買い物から帰ってくると丁度みんなが風呂から出てきた頃だったので、早速夕食の準備を始めた。

 

「今日の当番は私達だね。さあ、一丁腕を振るいますか。」

「ちびっこ、指示は頼むゼ?」

「泉先輩、お手柔らかにたのむっス」

 

こなた、みさお、ひよりの3人がこなたの指示の元夕食を作り始めた。

 

俺達は俺たちの出来る準備を済ませてこなた達に協力して食事の準備は整った。

 

「「「「「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」」」」」

 

と言う全員の合図で食事が始まった。

 

食事をしながら明日の予定について俺はみんなに

 

「みんな、明日は趣向を変えてこの近くにある山にでも行って見ないか?そんなに高い山じゃないけど頂上から海を見渡せる絶景ポイントもあるよ?」

 

と言うと、賛成してくれる人も何人かいたけど他の何人かは海にも行きたいという意見も出てきたので明日は海チームと山チームに分かれる事となった。

 

ちなみにチームは

 

海チーム、こなた、こう、ひより、ゆたか、みなみ、つかさ

 

山チームは、かがみ、あやの、みゆき、やまと、みさお、俺

 

食事の後、山チームの面々と明日の打ち合わせをする事になったので、部屋に集まって時間とか場所、持ち物等の確認をした。

 

「・・・・・・とまあ、こんな感じでだな。何か質問ある?」

 

俺が山チームの面々を見回しながら聞くと

 

「とりあえずは確認できたからいいわ。明日は寝坊しないようにしないとね。」

 

かがみがそう言うとみゆきも頷きながら

 

「そうですね。山にも行けるとは思っていなかったので少し楽しみです。」

 

と言うみゆきにあやのもいつもの笑顔で

 

「たまにはこういうのもいいかもね。私も楽しみだな。」

 

2人して微笑みあっていたのを見ながらみさおも

 

「趣向を変えるってのもいいものだよな。運動は好きだし丁度いいゼ」

 

わくわくという擬音が聞こえてきそうなほど楽しそうだ。

 

「たまにはこうと離れてみるのも悪くないわね。」

 

こうの方をちらりと見つつこちらも楽しげなやまと。

 

俺達は最後に持ち物の確認を行って、今日は休む事となった。

 

ちなみに先生達は明日も海チームのようだが、やっぱり年なのかな?とか心の中で考えていたら2人に

 

「「今なんか失礼な事考えてなかった(か)?」」

 

と突っ込まれて慌てて否定する俺だった。

 

明日の事を考えながら俺は、もう1つの目的の事も考えつつ、今日は休む事にしたのだった。

 

 

 

 

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