繭の中   作:桃音@まゆすきp

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まゆと結婚したい(真面目







第7話

CM撮影の日が来ました。

 

「プロデューサーさん♪行ってきますね。」

 

そう言って、部屋を出ました。

かちゃんと部屋の鍵を閉めます。

 

ドアの鍵も閉めました。

 

「あら、まゆちゃんは今からお仕事?」

 

管理人さんからそう尋ねられます。

 

「そうですよぉ。それでは行ってきますねぇ。」

 

管理人さんはにこやかに送り出してくれます。

 

 

 

 

 

事務所には人が全く居ません。

ちひろさんが忙しく電話をかけています。

 

「あ、まゆちゃん。スタジオまでタクシーを呼んであるわ。頑張ってちょうだいね。」

 

なんだか忙しそうです。

 

「わかりましたぁ。」

 

スケジュールを見ると、志希ちゃんと一緒だそうです。

 

「どもども~。」

 

タクシーの中にはもう志希ちゃんが居ました。

 

「こんにちは♪今日はよろしくお願いしますねぇ。」

 

いきなり匂いを嗅がれます。

 

「あれ?まゆちゃんからプロデューサーの匂いがするよ~?」

「そうですかぁ?

きっと気のせいですよ。」

 

志希ちゃんの目の色が変わりました。

 

「う~ん、アヤシイねぇ♪

とぉっても興味があるよ~!」

 

どうしよう。この人には気付かれてる。

 

「撮影・・・終わったら、話聞かせて?ね?」

 

いつの間にかスタジオに着いていました。

 

どうやって隠せばいいんでしょうか。

プロデューサーさんとの甘い生活を壊さないで。

 

 

 

 

 

 

 

「まゆちゃん、もっと笑って!」

 

上手く笑えません。

 

「こう、ですかぁ?」

 

アイドル専用のスマイル。上手く出来ていますか?

 

こんな時、私はどうしてたんだろう。

 

 

『プロデューサーさん♪

上手くできたら褒めてくださいねぇ?』

『あぁ。まゆ、頑張ってこい!』

『はい!』

 

 

なんでここにプロデューサーさんが居ないんだろう。

それは私がまゆの部屋に閉じ込めたから。

 

愛して欲しい一心で越えてはいけない線も越えてしまった。

どうしよう。

 

プロデューサーさんの場所がバレたら捨てられちゃう。

 

プロデューサーさんに捨てられちゃう。

 

 

「まゆちゃん、もっと笑って!」

 

「笑って!」

 

 

ぱんぱんと手を叩く音がします。

 

「アタシ疲れちゃったからきゅーけー!」

 

志希ちゃんです。

 

「さ、まゆちゃん。お茶しよっか♪」

 

妖艶に笑う彼女が今は一番怖いです。

 

 

 

「プロデューサーの匂いってさー、すっごく分かりやすいんだよね~♪

まゆちゃんから匂いがしてびっくりしちゃったよ~。」

 

口調はにこやかだけど、目が笑っていない。

 

「それで?

 

プロデューサーはどこなの?」

 

冷や汗が止まりません。

 

「うーん、花の匂いもするね~?

これは沢山の花の匂いだ。」

 

やめて、気付かないで。

 

「サンザシ、スグリ、マリーゴールドの匂いだぁ。

他にもまだあるね?桑、とか。」

「もう・・・やめて。」

 

 

 

 

「やめないよ~?にゃはは」

 

 

 

ちくちくと針をさされるような感覚がします。

 

 

「まゆちゃん、イケナイ子だねぇ。

匂いでぜーんぶお見通しだよ~?」

 

心臓を鷲掴みにされるような気分です。

 

 

「さ、全部が終わったらまゆちゃんの家にお邪魔するね~♪」

 

 

 

 

 




まゆちゃん、イイ匂いがするね~♪

って言わない志希にゃん。

志希にゃんの作った香水が欲しいです。

そういや、私は一応女性pだったりするんですけど・・・。



シンデレラって女性p少ない気がする!!
寂しいよおおおおおお!

むり久保pとままゆpの女性と話がしたいぃ・・・。

いや、アイマスpだったら誰でもいいから話したい・・・。

話ずれましたw

今回誰よりも好きなのに聞いてましたが、やっぱままゆ可愛い。超好き。

次回も頑張って執筆します~
やみのまです♪

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