TS賢者ハルの異世界放浪紀   作:AJITAMA5

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久し振りの投稿です

誤字とか有ったら報告よろです


第9話『冒険者ハルのレベル上げ奮闘記』

 同日 午後12時半 フィリア武具店にて

 

 僕はフィリアとフィリア謹製の昼食を摂りながら談笑していた。

 

「と言うわけでAランクになったよ」

 

 そう言いつつ、フィリアの前に赤色になったカードを出す。

 

「わけがわからないよ」

 

 フィリアが某悪徳取引業者の物真似をしつつ、カードを戻してくる。

 

「ええ…」

 

「いや『ええ…』じゃないよ、初日Aランクよ?そりゃ驚くわよ」

 

「そう?受付嬢には『あなたで三人目です』って言われたよ?」

 

「うん、それ伝説に近い人達だから。一人はイルレイン王国現国王様でSSランク、もう一人はラグナって言うSSSランクの伝説級よ」

 

「へぇ、そうなんだ」

 

「反応薄…」

 

「いや、凄い人達と一緒で光栄だなぁ…と」

 

「それだけかい。…そう言えばハル、今レベルっていくつ?」

 

「12だけど」

 

「12っ…」

 

「?」

 

「ひ…」

 

「ひ?」

 

「低すぎィ!(唐突)」

 

「そんなにぃ?」

 

「は?(威圧)Aランクの最低適正レベルは60だゾ?」

 

「ぴっ…許してくださいお願いします何でもしますから!」

 

「ん?今何でもするって」

 

「あ…(何でもするとは言っていない)つけるの忘れた…」

 

「よろしい、ならば」

 

「(プルプル」←震え

 

「クエスト受けてレベル上げだヒャッハァァァァァ!」

 

「いやぁぁぁぁぁ!」

 

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 Aランククエストその1「キングエイプ20匹の討伐」

 

 僕とフィリアは街の北側の森、《スタルの森》に来ていた。現在は森の開けた所でキングエイプの群れを確認したので、出来るだけ遠くの(くさむら)に身を隠して、屈んだまま魔法の詠唱(無詠唱なので非常に短いが)する。

 

「『ストーンブリット』!」

 

 そう唱えると、僕の周囲に拳大の石の弾丸が3つ生成された。僕はそれを操り、数十メル(この世界の単位。メルはm(メートル)と同義。さっきフィリアに教えて貰った。)離れた、キングエイプの群れに向けて放つ。

 

ドスッ ギャァァァァァ

 

「…全弾命中。ノルマあと17匹」

 

 隣で双眼鏡を覗いているフィリアがそう言う。

 

「あと何匹いる?」

 

「22匹。元は25匹だったわ…、あと凄い警戒されてる、けど場所はバレてない。一気に片付けるべきね」

 

「分かった」

 

 その言葉を最後に僕は『ファイアボール』を詠唱する。集中して…1個…2個…3個…

 

 しかし、5個目を出した所で限界が来た。どうやらこの魔法では5個が限界みたいだ。…むぅ、これだと一気にノルマ達成出来ないな、何か増やす方法って…

 

《並列思考Lv.1を習得しました。》

 

 出ぇたぁ(ドラ○もん並感)

 

 …まあ出たものは出ちゃったんだし使うしかないよね!

 

「『ファイアボール』『アイシクルランス』『アイシクルランス』『ライトニング』」

 

─────────────────────────────────────────

 

『ライトニング』…雷のLv.1魔法。範囲が広く殲滅向き。

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 別々の4属性の魔法をそれぞれ5個ずつ出す。…重複詠唱にも対応してるのね、並列思考凄い。

 

 取り合えずキングエイプに向かってそれらを()()に放つ。

 

「狙い打つぜェェェェェ!」

 

 ストトトトトッ バリバリバリィッ ボォッ ドォォォォォン

 

 今の効果音では何をしたか分からないだろうから、寧ろ分かった人がいたら教えろ下さい。…まあ取り合えず…説明しよう!(ヤッ○ーマン並感)

 

 まず、10本のアイシクルランスを敵の周囲に囲むようにして突き刺す。これで敵は動揺し、暫く身動きがとれなくなる。その隙にライトニングを10本のアイシクルランスに拡散させるように当てて、反射させ敵を感電させると同時に氷を電気分解する。そこにファイアボールを打ち込むことで、水素と酸素がごちゃ混ぜになった水酸素(ブラウン)ガスを起爆。

 

 と言うことです。

 

 まあ要するに水素爆発みたいなもの。範囲が思ったよりも広かったので次からは気を付けよう。

 

 …隣でフィリアがあんぐりと口を開けているけど気にしない気にしない(目を逸らしながら)

 

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 Aランククエストその2「クイーンギガアントの討伐」

 

 ア リ だ ー !

 

 …と言うわけで(どう言う訳だ)現在アリさん(クイーンギガアント)と追いかけっこ中です。

 

「GISYAAAAAAAAAA!!」←アリ

 

「いやぁ驚いたよ!」←ハル

 

「?…一体何に、ハル」←フィリア

 

「アリって声帯有ったんだね!」←ハル

 

「そこかよ!あれ声帯じゃなくて体の一部を震わせて出してるの!OK?」←フィリア

 

「へーそうなんだ、まあ一応分かった」←ハル

 

そういって僕はなにも言わずに土のLv.3魔法アーススパイクをアリの真下に仕掛ける。

 

「OK!」ズドン!

 

「GYA………GYAGIGYA………、、、」

 

バタリ

 

腹部が弱点だったみたいね。取り合えず消滅したみたいなので、素材回収っと。

 

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 それからと言うものの、

 

 その3「デスシザース10匹の討伐」

 

「カ ニ だ ー !」

 

 その4「常闇の風刃蟷螂の討伐」

 

「カ マ キ リ だ ー !」

 

 その5「レインボーサーモン10尾の納品」

 

「し ゃ け だ ー !」

 

 …ずっと叫んでた気がする…。

 

 そんなこんなで今はお店に帰ってきている。

 

 もう夜も近く夕食も済ませ、明日の為に準備をする時間になった。勿論夕食もフィリアが作った。…久々に料理がしたいです…ってそこ、女子力高いって言うな(上目遣い+涙目)

 

「ふいー、いやぁ狩った狩った。楽しかったわぁー、ね、ハル」

 

 フィリアがそんなことを平然と言ってくる。

 

「僕は疲れたよ…ずっと振り回されてたし…」

 

「それで良いのよ、だってあなたを鍛えるためにやったんだし」

 

 そういってフィリアは突然立ち上がった。

 

「?…どこ行くの?フィリア」

 

 そうフィリアに問うと、当の彼女は当たり前だろ、といいたげな顔で、

 

「決まってるでしょ、お風呂よお風呂」と言った。

 

 そうなのか、この世界にもちゃんとお風呂は普及してるのね…安心だ。

 

「分かった。いってらっしゃい」

 

「じゃあ行こっか」

 

「え?」

 

「何いってるの?一緒に入るのよ、お湯が勿体無いでしょ」

 

 ……………ゑ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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