都心の外れに建つホテル・『ロヨティー』
そこが私・角屋克忠(すみや かつただ)の職場だ。
専門学校を出た後、ここのオーナーにスカウトされ、ホテルマンとして働いている。
ホテルマン・・・と一言にいっても、いろいろな職場あり、それによって仕事も違う。
チェックインやチェックアウトの受付の他、メッセージの預かり、両替業務、FAXの管理、などが主な仕事であり、ホテルマンという仕事と言えばこの仕事、ホロントクラーク
ロビーでお客様をお出迎えしてホテルのご案内をし、チェックインのお客様が来たときは荷物を預かり、お部屋までご案内するのが役目のベルボーイ
お客様に快適に過ごして頂くため、ホテルのお部屋を掃除して点検するのが仕事のハウスキーピング
その中でも私は、ベルボーイと呼ばれる仕事をしている。
何故ベルボーイを選んだかと言うと、それは通常の業務に加え、ルームサービスでお客様のお世話を出来るという点と、お客様に対し自由なサービスが出来るという二点を知った日から、ベルボーイは私の憧れで、ここにスカウトされた時も何の迷いなくこの職を希望し、現在に至る。遣り甲斐があり、楽しい仕事だと私は思うのだが、先輩方からは「変わってるな」と苦笑された時もあった。
そんな風に、物思いに耽っていると、不意にチリン、と機械的な音が耳に入る、聞きなれたルームサービスの呼び出し音。しかし、この音を聞く度に私は自然と笑顔になる。『自分を必要としてくれる』と思えるからだ。
そんな自論を思い浮かべながら、呼び出し音を止め、私は部屋に向かった。
89号室・・・呼び出しがあったの扉の前に私はメモを見る。メモにはお客様の部屋番号・名前を表にしたものが書いてある。
「89号室のお客様の名前は・・・八雲、八雲紫さんか」
名前を確かめ、軽く深呼吸をしたのち、ドアを二回ノックする。
・・・しかし返事がない。
「八雲様、ルームサービスの者です。扉を開けて頂けますか?」と言うと、少しして部屋の鍵が開く音がした。・・・入れ、ということなのだろうか。
ここで迷っていて、八雲様の機嫌を損ねる可能性を考えた私は、ドアノブに手を掛けた。
「失礼します・・・」扉を開けて目に入ったのは・・・「なっ!?」無数の目が渦巻く空間だった。小説や漫画ではありそうで、しかし現実にはありえないものが、空間が確かに目の前に存在している。
「夢でも・・・見てるのか・・・?」驚き、戸惑った私は後ろに下がろうと後ずさりをするが・・・。
「夢などでは、ありませんわ」という女性の声が聞こえたと思ったその段階で、私は背中を誰かに押され、その空間へと落ちていった・・・。
第0章、如何だったでしょうか?
主人公をホテルマンという職業のキャラにしたのは・・・主人公を、ある勢力の処に乗り込めー^^させたいという浅はかな考えに沿った結果です。まあ、結果として自分で自分の首を絞める破目になった訳なんですが・・・ぐぎぎ。
そして、まだ幻想入りしてないのにこの長さ・・・実の兄に「これ、東方でやる意味あんのか?」と言われるのも仕方ないですね・・・。 くやしいのう・・・くやしいのう・・・。
次回は、主人公が幻想入りした所からスタートし、東方キャラと(少しずつではありますが)交流をさせていく予定です。
そして(後書き含め)小説初心者の駄文に此処まで付き合って頂き、ありがとうございます。厚かましい作者は感想や批評を頂ければ、ゲッ☆ダンするほど歓喜します。
でわでわ、(何時になるか分りませんが)次回でまたお会いしましょう。