一応書き溜めてあって時雨の恋心については完結してるんですが、アナログで書いちゃって打ち込んでいくのがめんd…時間がかかるので分けて投稿していきます。
空は青くて、雲はなくて。
何度も響く砲撃の音がなければこのままお昼寝でもしたい天気だ。
僕の隣には今2人の女の子が居る。
1人は改装で真っ白な髪になった響。名前も変わったんだけど、こう呼んで欲しいと言っているので、呼び方は変えていない。
言葉にするのは照れくさいけど、僕の1番の友達。響がどう思ってくれてるかは分からないけど…そう悪くは思っていないと思う。
もう1人は夕立。 僕の…大切な人。
いつの間にか、気づいたら好きになっていた。
まっかな色をしたその瞳も、僕と同じように跳ねた髪のような元気な声も。
改装して少し大人っぽくなった体つきや、行動には少しドキドキさせられる。
夕立が放った砲弾がイ級に吸い込まれ、轟音と共にその命を絶つ。
「時雨、おわったよ!…帰ったらいっぱいほめて!」
この想いは、誰にも伝えられていない。今の関係を壊すのが嫌だから。
夕立を好きになったと気づいた時、僕自身に違和感はなかったけど、側から見たら気持ち悪いのかもしれないから。
「終わったなら帰ろう。……司令官からお菓子を貰わないと」
「おねだりってよりは強請ってるっていうか……でも夕立も欲しいっぽい!」
それでも、僕の好きだという感情に、間違いはないんだと思う。
「時雨も、早く帰ろ…?…帰っててーとくさんのお菓子食べるっぽい!」
僕は彼女が、夕立が大好きだ。
ーー場面変更ーー
僕たちは報告のために執務室に行った。
そこにはロリコンがいた。
「今日も白露は可愛いな〜」
「えへへ、白露がいっちばーん!」
膝の上に姉さんを乗せたまま頭を撫でている提督。
執務はどうしたんだろうかと思って部屋を見回して村雨を探してみても居なかった。
恐らく明石さんの所で開発の相談でもしているのだろう。
提督は休憩してて、と言いながら笑う彼女は容易に想像できた。
「司令官、巡回は終了したよ。みんな、怪我はない。」
「夕立、頑張ったっぽい!」
「だからお菓子を所望する」
「ぽい!」
「おう、ちょっと待ってろ」
提督が机の引き出しを開けて、中からチョコレートを取り出した。
「ほら、時雨のぶんも入れて3つな。」
「はらしょー。」
「ありがとう、提督さん」
「提督、僕は別に…」
「時雨、こういう時は貰っといた方がお得だよ?…私にもちょうだい!」
「この前太ったって言ってなかったっけか」
夕立と響は喜んでチョコレートを口に入れた。時雨のぶんね、と渡されるのを断れずに、包み紙を開いて僕も茶色いカケラを口の中に入れる。
「…ありがとう。提督」
「おう…3人とも、入渠しといてくれよ、」
提督は気遣いもできるいい人だ。
恋愛感情を抱くときかれればそうではないけど、提督になら安心して命を預けられる。
さっきはロリコンなんて表現したけれど、姉さんを愛しているのはちゃんとわかるし、気持ち悪いとも思わない。
ドックに行こうとして、響が思い出したように口を開く。
「そうだ司令官」
「なんだ?」
「覗いてもいいけど、バレないようにしてね?」
提督は慌てて答える。
「の、覗くわけないだろ!」
3人で部屋を出て、扉を閉める前にちょっとだけ覗いていると、提督は頬を膨らませた姉さんに睨まれていた。
大丈夫だよ、姉さん。
提督は僕達に興味なんて……ないとは言い切れないか。
時雨くんはむっつり童貞。(注:本文とは関係ありません)