壊れた女の子   作:天城修慧/雨晴恋歌

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次は響と恋心だと言ったな。あれは嘘だ。

夕立の二重人格について、知っているのが夕立自身と村雨だけで、村雨視点も夕立視点もしばらく出てくる予定がなかったので説明も兼ねて。


夕立A(仮称) 夕立の、ぽいぬのイメージを集めた方。少しだけ子供っぽい。

夕立B(仮称) 夕立のちょっとオトナな夕立さん、のイメージを集めた方。村雨に少し似ている。

AとBと仮称してますが、どっちが主人格とかじゃなくて2人いて「夕立」、脳内で対話が可能、体を使った行動ができるのは一度にどちらか1人だけ、相手が体を使ってる間、死角にあたる部分も意識を向ければ見える、

ってことを覚えてて貰えれば嬉しいです。





夕立と夕立

 

 

 

 

また、見られてるよ。

 

私がそう言ったので時雨の方をふりむいてみる。

 

しぐれがあわてててもとの本に目を向けるのが見えた。

 

………しぐれがわたしに告白してくれて、それは嬉しいんだけど、今みたいにスカートのすそとか、お胸のあたりを見られることが増えた。

 

どうしたんだろう。何かついてるのかな。

 

違うわ。……時雨はね、夕立の体に興味があるの。

 

私が言ったけど、いまいちよくわからない。夕立の体?夕立じゃなくて?

 

考えてみてもわからないので、ベッドまで歩いて行ってそのまま倒れこむ。

 

もちろんね、体だけじゃなくてね、ちゃんと夕立にも興味あると思うよ。村雨もえっちな事だけじゃなくてちゃんと私達を見てくれてるでしょ?

 

それは…そうだけど。なんだかイヤっぽい。

感情がぐるぐるうずまいて、どこに向ければいいのかわからなくなって、ベッドの上のまくらにがぶりとかみつく。

 

それでも感情が薄れることはなかった。

 

こら夕立、咬んじゃだめよ。

 

ごめんなさい…でも、

 

うん。苦しいわよね。感情が詰まってるの。

……そうだ、ちょっと変わるね。

 

ちゃんと見ててね、と言うと夕立はベッドから起き上がって、おしいれに向かって歩いていく。途中で落ちていたかばんに足をひっかけて転んだ。

 

スカートがめくれ上がって白のパンツがさらけ出される。私はなんでこんなこけ方ができるんだろ。

 

「夕立、大丈夫かい⁉︎」

 

見ててね、と言われたのが何のことなのかようやくわかって、しぐれに意識を向ける。

 

読んでいたほんをそのままとじて、起き上がってひざを押さえながらうずくまっている私にちかよってくる。

 

「大丈夫よ。ありがとう」

ね、ちゃんとパンツなんかより私を見てくれたでしょう?

 

うん。

 

私に変わってもらって、しぐれにぎゅっとだきつく。

 

「ありがとっぽい!」

 

「ど、どうしたのさ急に」

 

何でもない。うれしかっただけ。

 

すりすりと顔を押しつけると甘い匂いがした。

 

抱いた体はやわこくてあたたかかった。

 

あ、

 

……どうしたの?

 

…ううん、何でもないわ。

 

何で何で?わたしに言えないことなの?

 

言えないわけじゃ……あのね、今胸あたってるでしょ?時雨がこう、顔を赤くして手を伸ばしかけたの。

 

……ふーん。

 

やっぱり嫌?

 

ちょっとイヤっぽい。でも、好きっていってくれたし、わたしのことも見てくれたから。

 

わたしはしぐれに顔を近づけて、唇をほっぺに押しつけた。

 

私が子供みたいににっこり笑う。

 

 

おどろいたしぐれが、次の瞬間あわて出すのが少しだけおもしろかった。

 





2人で1つの体なのは不便であるとは思うけど、うまく折り合いつけて平和に生活してます。


見分けるぽいント

A:子供っぽい行動をする。セリフ、思考でのひらがな。無意識にぽいが付いてるのはこっち。思ったことを考える前に…というか思ったと理解する前に行動する事もしばしば。

B:からかうような行動、えっちな行動。Aがひらがなの部分も一部漢字。基本ぽいは付かない。 思ったことを考えるけど時々理性で押さえきれずに行動しちゃうのがこっち。


夕立ちゃん抱いて(健全)寝たい
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