ラブライブ! ジードサンシャイン!!   作:ベンジャー

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12話共々更新です。

???さんの許可を得て、???さんに書いて頂いたグランブルーファンタジーとジードサンシャインのコラボ作品「ジードサンシャイン‼駆けるぜ、青空!Aqours Sky High」の序章部分のみ宣伝の為こちらで掲載します。
続きが気になった方は是非???さんの無料簡単ホームページへ。
こちらがURLです↓

https://www4.hp-ez.com/hp/hatenathird/page20




コラボエピソード宣伝 グラブルジード・序章

その世界は、どこまでも果てしなく広がる青い空が広がっていた。

人々は空の上に浮かぶ島々に居住を構え、その島々における独特の発展を遂げていった。その代わりからか、地上と呼べる場所は闇に覆われ、人と呼べるものはなく、空で暮らす人々もまた地上を空から見下ろせる未知の世界にして死後の世界として捉えていた。

 

この世界には、伝説の龍がいた。

破壊による創造を司る龍『バハムート』。

己の使命に従い、神に見捨てられたその世界を芳醇なものへと進化させる使命を持っていた。

しかし、その世界は『星の民』と呼ばれる侵略者の攻撃を受ける。

星の民は星の獣『星晶獣』を操り、圧倒的な力を持って空の世界を蹂躙し、空の民を苦しめていき、長い時の間、空の世界を支配し続けた。

だが空の民は蹂躙されるだけの己の運命を否定した。知恵を絞り、学び、策をもって劣勢を覆した。やがて星晶獣さえも超える者もあらわれ、逆に星の民から離反する星晶獣や星の民さえも現れた。

そしてついに空の民は、星の民から世界の支配権を奪い返すことに成功、以来星の民は自らの母星へと引き返す者、ひっそりと人知れず空の世界に留まる者に分かれ、現在に至る。

この激しき争いは後に『覇空戦争』と呼ばれ、長い時を経た現在でも語り継がれている。

 

 

『覇空戦争、そして星晶獣か』

 

その伝説に、興味を惹かれた者がいた。

 

『面白そうな力だ。実に興味深い…』

 

深淵の闇の中から空の世界を見ていたその者は愉快そうに笑い、その世界へと近づいていった。

 

 

 

 

 

空の世界は、狙われている。

 

 

今、神に見捨てられたその世界に、恐ろしい魔の手が伸びようとしているのだ。

 

 

 

 

 

 

ラブライブ!ジードサンシャイン!!

駆けるぜ、青空!Aqours Sky High!

 

 

 

 

 

 

みなさん、こんにちは!

私は高海千歌。静岡のとある港町、浦和の『浦の星学院』に通う高校2年生。

部活動は『スクールアイドル部』!

スクールアイドルっていうのは、学校を宣伝するために、歌とダンスを見せる学校所属のアイドルのことなんだ!

私はそのスクールアイドル『Aquors』のメンバーなんです!

どうしてスクールアイドルを始めたのかというと、きっかけは進級前に、曜ちゃんと一緒に東京に来た時のこと。

UTX学園の校舎の外観に設置されていたモニターで見た、今から5年前に活躍した伝説のスクールアイドル『μ’s』のライブ映像。

普通の女子高生が、かわいい衣装を着て、素敵な歌とダンスを披露してたくさんの人たちを魅了する姿に、私はすごく感動した。

私と年齢が変わらなかった人たちが、あんなにキラキラ輝けるんだって。私はあの人たちが見ていた輝きを見つけたい、私も輝きたいって思って、耀ちゃんと一緒にスクールアイドルを始めました!

色々大変なことはあったけど、今では私も含め、9人の個性的なメンバーに恵まれました!

でも、現実というものは厳しいものです。

現在内浦は少子化、過疎化が進んでいて、住んでいる人たちが少なくなってるんです。

もうひとつ…過疎化を加速させる大きな壁が私たちに立ちふさがっています。

 

それは…怪獣。

 

最近になって内浦とその周辺…そして世界の各地に怪獣が現れ、たくさんの人たちが苦しめられてます。自衛隊や各国の軍の人たちも立ち向かってくれていますが…ケガをした人や、最悪死んでしまった人も…

そのこともあって、長らく住んでいた人たちも、内浦の付近が危険だと思って離れていってます…。

その影響は学校にも及んでいて、入学希望者も最低人数を下回っています。怪獣騒ぎのせいもあって、その数はさらに減っていってるんです。

このままだと本年度を持って浦の星も統廃合にされてしまうんです。みんなと出会ったこの学校が好きだから、私たちはスクールアイドルとしてパフォーマンスを披露し続け、この内浦を、浦の星をもっとたくさんの人たちに知ってもらいたいんです。

でも、歌って踊るスクールアイドルだけでは、怪獣を怖がって離れていく人たちを引き留めきれません。当然戦うこともできないです。

 

けど、そんな恐ろしい怪獣に立ち向かう人たちがいます。

AIBっていう宇宙人の組織、そして何より『彼』…栗本無爪君。私と曜ちゃん、そして果南ちゃんの幼馴染で、なっちゃんって呼んでます。

 

私もなっちゃんも実の姉弟じゃないことは、子供の頃に気づいてましたし、お父さんたちからも赤ちゃんだった頃のなっちゃんのことも聞いています。まだ赤ちゃんだった頃の彼は、内浦の天文台に捨てられていたところを、私のお父さんとお母さんが引き取って育てられてきました。名字が違うのは、最初に引き取る予定だった名付け親の栗本さんっていう人が、やむを得ず引き取れなくなったからです。だから小さい頃からずっと一緒で、私にとっては弟みたいな……と思ってました。

次第に背が高くなって、男の人らしくなっていくなっちゃんが、その…だんだんかっこよく………ああもうやめやめ!なんか話逸れちゃってるし、恥ずかしい!!

とにかく!私たち高海一家にとってなっちゃんはかけがえのない家族!これからもずっとです!

へ…変な意味じゃないですからね!?

 

…でも、今年の春に内浦に現れた怪獣がきっかけで、なっちゃんは過酷な運命の戦いに身を投じることになったんです。

なぜなっちゃんが?って思う人もいますよね?

それもそのはずです。

ここだけの話なんですけど…なっちゃんは普通の人じゃないんです。

なっちゃんは…『ウルトラマン』と呼ばれる正義の宇宙人の一人だったんです。なっちゃんは私たちと一緒に暮らしている一方で、ウルトラマンジードとして怪獣や悪い宇宙人と戦い、この内浦を中心に地球を守っているんです。

でも、ウルトラマンとしての戦いは辛いものだというのは、なっちゃんの無事を祈りながら見守っている私にも伝わってきます。

なっちゃんは確かにウルトラマンの子ですが、その親が普通の人じゃなかったんです。それも悪い意味で。

なっちゃんのお父さんは……昔、この宇宙を滅亡寸前にした、悪いウルトラマン、ベリアルの子供だったんです。

それはウルトラマンジードに変身したなっちゃんの顔にも表れていて、親譲りの怖い顔になったせいでなっちゃんは、みんなを守るために戦っているのに、事情を知らない人たちから露骨に中傷されることが多かったんです。普通の人として暮らしてきたなっちゃんが辛くないわけがありません。今でこそ少しずつ、ジードを認めてくれる人たちは増えていますが、ネット社会って恐ろしいもので…未だにジードを怖がる人もいれば、わざとジードを悪く言う煽り厨という人もいる始末です。面構えが気に入らねぇ!なんてことを言った酷いお爺さんもいたくらいで、なっちゃんのことを何も知らないくせに!って、正直怒鳴り込みたい気持ちに駆られました。

でも、私はスクールアイドルだし、言ったところで余計になっちゃんが悪く思われるのも嫌でした。

私がスクールアイドルをやっているのもそこに理由があります。

 

「あのさ、千歌姉」

 

μ’sがそうだったように、普通の女の子だった私が仲間たちと共にキラキラ輝くため。

私たちの歌と躍りで沢山の人たちに内浦を知ってもらい、統廃合から学校を救うため。

そしてこれが、私がスクールアイドルをやっている3つ目の理由。

 

「ちょっと」

 

世間から悪く言われても、辛い戦いの中でも、私たちの歌とダンスで、なっちゃんには笑顔でいてほしいから!

 

だから、次のPVも絶対にいいものにしたい!

 

みんな、見ててね!

 

 

「千歌姉ってば!」

 

 

「ひゃい!?」

 

行きなり後ろから声をかけられた!

誰、何事!?もしかして痴漢?でも今日は新作PV作るために学校の部室に居残りしてるから、私たち以外に誰もいないはず…まさかお化け!?

 

「さっきからなにブツブツ呟いてるのさ。あまり遅くなると、おばさんたちが心配するよ。まだ帰らないの?」

 

それは聞きなれた声、振り向くと、幼い頃から知っている男の子の顔が飛び込んできました。

 

「な、なんでもないよなっちゃん。PVのネタ、浮かばなくて悩んでただけだから…あははは…」

そう、この子がさっき言っていたなっちゃんこと無爪君。ウルトラマンジードをやっている私の幼馴染。

ちょっと抜けてて特オタだけど、いざって時に頼りになってくれる人。

 

 

私となっちゃん、そしてAquorsのみんなはまだこの時知らなかった。

 

 

まさか私たちが……ゲームによくある、ファンタジーな世界の冒険に飛び込むことになるなんて。

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