僕のヒーローアカデミア Previous story 作:/いち/
読む前の注意です。お気を付け下さいませ。
1:オリキャラ、オリジナル展開ばっかり。
2:ニホンゴガメチャクチャダヨ!!
3:あれ、話脱線してね?(まだ話数多くないけど今後あるかも)
4:何やこの世界観・・・
以上のことが受け入れられる方、最後まで楽しんでいってください!!
それから、いろいろ指摘していただけたら嬉しいです。
ではどうぞ!
小介「俺、雄英高校ヒーロー科に行きたい」
小形小介の目はまっすぐ前を向いていた。二人からどんなどんな反応があっても動じない。どんな答えが返ってきても後悔はしない。たとえそれが望んでいた答えではなかったとしても。
じいちゃん「雄英?あれか、すごいとこか」
雄英高校ヒーロー科。そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成校。全国同科中、最も人気で最も難しく、その倍率は例年300を超える。
人気ナンバーワンヒーロー『オールマイト』、事件解決数史上最多の『エンデヴァー』。ベストジーニスト8年連続受賞の『ベストジーニスト』。彼らのような
そんな超名門校に小介は、受験しようと考えていたのだ。
小介「そう、そこうけようと思ってんだ。でまぁ、その勉強会みたいなのに参加してて、遅くなってるわけよ」
ばあちゃん「頑張り屋さんだねぇ」
雄英高校ヒーロー科を受験するということは相当の努力が必要。それに備え小介なりに準備を進めていた。二人に黙って。それは合格して二人を驚かせようと考えてのことではない。
小介「でさ、俺が雄英受かって入学することになったらさ、引越ししなきゃなんないわけなんだよ。今まで黙ってて悪かったけど、もし俺がそうしなきゃいけなくなったら二人はどう思うかなって。なんか怖くて聞けなかったんだよ」
一人都会に引っ越し、老人二人を残すのは小介的に心苦しいことでもあった。それでも憧れたものへの思いは強く、諦めたくなかった。
じいちゃんは腕を組み、黙って小介を見つめたまま何も言わない。その沈黙が小介へのさらなるプレッシャーとなった。
小介「急なことだと思うけど、二人はどう、思う?」
ばあちゃんは穏やかな表情を崩さぬままじいちゃんの顔を見た。そのじいちゃんは腕組みをしたまま動じない。
ばあちゃん「ばあちゃんはいいと思うよ。小介が頑張ってる姿がすぐ近くで見れんくなるのは寂しいけんど、そんだけ一生懸命ならばんちゃん達も邪魔できねぇさ。なぁじいさんや」
そう言うと、また編み物を始めた。そして、じいちゃんがようやく口を開く。
じいちゃん「そうじゃな。ばあさんの言う通りじゃ。小介が今までどうして言ってくれんかったのかは知らんが、お前なりの優しさなんやろな。じゃが、ワシらには何の遠慮はいらん。今までもそうだったじゃろ?」
小介はうなずく。
じいちゃん「そんなら何をためらうことがあるか。ヒーローになって人助けをするために己を磨く。立派なことじゃないか。それも天下の雄英高校で。こっちとしちゃ誇らしいことじゃ」
自然と体が震える。
じいちゃん「ワシらのことは心配いらん。そんなことより自分の心配をしな。合格できませんでしたーじゃ話にならんぞ。しっかり合格して皆に自慢させてくれ」
ニッと笑った。小介は潤んだ眼を拭い、大きくうなずいた。
じいちゃん「それからこういうことはもっと早く言いなさい。ワシらも心配するからな」
小介「あ、それはホントにごめん」
ばあちゃん「勉強、がんばんなさいよ。あとでお菓子持っていくからね」
小介「ありがとう。それじゃあちょっと勉強してくるわ」
小介は立ち上がり、自室に向かう。その後ろ姿を見ながら二人は、
ばあちゃん「・・・立派になったのぉ」
じいちゃん「何言うか。元から立派な孫じゃろがい」
ばあちゃん「今の姿をあの二人にも見てもらいたいねぇ」
じいちゃん「どこかで見守ってくれてるだろうさ。今もどこかでなぁ」
――翌日、学校にて
担任「そうか、お二人は雄英への受験を許してくれたんだね」
小介「はい。二人に認めてもらった以上、半端な覚悟じゃ挑めません。これからはもっと厳しくご指導、よろしくお願いします」
体育教師「よく言った!小介君!!」
教室の扉を勢いよく開け、体育教師が入ってきた。
体育教師「君はうちの中学唯一の雄英志願者!君を必ず雄英へ合格させ、ビッグな漢に育て上げることを約束しよう!」
小介の背中をバンバン叩きながらそう言った。それに対しては苦笑し、「よろしくお願いしま~す」とだけしか言いようがなかった。
担任「先生、気合が入るのは良いのですが、まずはこちらを先によろしいですか?」
参考書をちらつかせながら担任は言った。
体育教師「おぉっと!こいつは失敬!!では小介君、後で体育館で待っているぞ!!」
ガハハハと笑いながら教室を出ていく。全く暑苦しい人だと、小介はため息をつく。
担任「それじゃあ始めようか。昨日の続きからだね」
小介「はい」
自分は恵まれ過ぎている。まだ幼い自分を信じ、期待してくれる二人、自分が憧れに手が届くように支えてくれる人たち。こんな自分にそこまでしてくれるなんて、本当に恵まれ過ぎている。
ここまでしてくれる以上、失敗は許されない。プレッシャーを感じながらも、ここでつまずいている場合じゃないと自身に鞭をうち、目の前の課題をこなしていく。入学試験まで残り僅か。自分を極限まで追い詰める。
そして入試前日の夜。
鞄を背負い、靴ひもを固く締め、玄関前に立つ。
小介「それじゃあ、いってきます」
ばあちゃん「ちょっと待ってしょうちゃん。はい、これ」
大きな文字で"必勝"と書かれた手のひらサイズの小袋を手渡した。
小介「ナニコレ?」
ばあちゃん「ばあちゃん特製必勝お守りよ。一生もんだからね」
ほほほ、とばあちゃんは笑いながら言った。
じいちゃん「これは是が非でも合格せんとダメだなぁ」
にやにやしながらじいちゃんが言う。
小介「またプレッシャーを...。ありがとう、頑張るよ」
ばあちゃん「それからね、もしこの先つらいことや悲しいことがあったらその中のものを読みなさい。きっとあんたの力になるからね」
小介は不思議に思ったが、すぐにうなずき玄関ドアを開けた。
小介「改めて、行ってきます」
じいちゃん「小介!!負けんなよ!!」
ばあちゃん「しっかりな~」
小介は握りこぶしを高く上げ、二人に返事する。
寒い夜の中、わずかな外套を頼りにバスターミナルへと向かう。これから夜行バスに乗り、雄英高校へ向かう。朝には向こうについているだろう。
寒さのせいか、緊張のせいか、体が震えていることに気づく。しかし顔は笑っていた。美しく輝く星空を眺めながら、歩みを進めた。
――朝 雄英高校前
いよいよ運命の時。受験会場の雄英高校に到着した。校門前で立ち止まり、その大きさに、広さに圧倒された。小介は大きく深呼吸をした後、力強く一歩を踏み出した。
すると後ろからドタドタと青年が走ってきた。小介とのすれ違いざま、その青年のカバンから何か紙が落ちた。受験票だ。
小介「あ、ちょっとそこの人―!」
小介は呼び止めようとしたが、その青年は聞く耳を持たず、どんどん遠くに行ってしまう。
小介は彼の受験票を見て、名前を確認した。
小介「えっと、鳥・・・鳥月くん!」
鳥月「へぇ!?」
〝
小介「これ、落としたよ。なくしたら大変だよ」
鳥月「お、おぉおお!あっぶねぇ!これがなかったら受験できねぇな!!」
ガハハハと笑う彼は少々息が上がっている。
小介「なぁ、どうしてそんなに急いでるんだ?集合はまだ余裕あるぜ?」
笑い声がピタッと止まり、顔色が悪くなる。
鳥月「トイレ・・・」
小介「え?」
鳥月「トイレェーーーー!!」
そう叫びながら猛ダッシュで建物の中に入っていった。小介はポカンとその場に立ちすくんだ。
小介「・・・何だったんだ?」
鳥月と小介のやり取りを少し離れたところで青い瞳の女性が見ていた。白く長い髪をなびかせながら彼女も試験会場に赴く。
――廊下
小介「迷った・・・」
学内地図を見つつ歩いているはずが、一向に試験会場にたどり着けない。小介自身、薄々感づいてはいる事だが、そこそこ方向音痴であった。
地図をいろんな方向から見ながら歩き、気づけば同じ場所をグルグル回っていた。受験開始時間まではまだ時間はあるが、少し焦り始めてきた。
するとそこへ、同じく地図を開きながら歩いている人を見つける。薄茶色の髪の青年は困ったような顔をして歩いていた。
小介は同じ方向音痴仲間だとなぜかほっとした。
小介「ね、ねぇ、試験会場までの道分かる?もしよかったら一緒に行かない?」
どこかの誘拐者かと心の中で自分に突っ込みを入れた。青年は顔を上げ、
青年「試験会場?ここの通路の先だよ」
すぐ横にある通路を指させて言った。その方向を見るとしっかりと『試験会場』と示されていた。
おかしい。同じ方向音痴仲間じゃなかったのか!?と思った小介は、青年の持っていた紙をチラッと覗くと、それはいくつもの計算の方程式や漢字、英文がたくさん書いてあった。それが何枚も。
小介は同胞だと思った自分が情けなく、赤面した。それに気づいた青年は、
青年「あ、雄英は広いから迷っちゃうよね。僕もずっとグルグル回ってたよ!」
必死にフォローした。しかしそれが余計恥ずかしかった。
青年「そろそろいこうか、遅れちゃまずいし」
青年よ、まだ時間には十分余裕があるぞ。
彼に誘導されるがまま、会場に入っていった。
青年「僕の席はあっちみたい。またどこかで会ったらよろしくね。えっと・・・」
小介「あ、まだ自己紹介してなかったけ。小形小介。よろしく」
蒼「僕は
二人は手を振り別れ、それぞれの席を探した。
小介「Fの19、Fの19・・・お」
Fの19の席を見つけ、座ろうとしたところ、その隣に見たことのある顔があった。
鳥月「あ、受験票拾ってくれたやつ!」
鳥月だった。偶然にも隣同士だった。
鳥月「こんなところで会うなんて奇遇だなぁ!!自己紹介まだだったな!!俺は・・・」
小介「鳥月憑太郎くん、だよね」
鳥月「あれぇー!?言ったっけ?」
小介「受験票拾った時、名前の所見たんだよ、それで」
鳥月「あぁー、そうか!なるほど」
ポンと手を叩き納得する。少しバカっぽい一面を垣間見えた気がする。
鳥月「そんでぇ俺はあんたの名前わからないんだが」
小介「小形小介だ。改めてよろしく」
鳥月「おぉー、小介っていうのか!よろしくな!!」
小介の手を取ってぶんぶんと上下に振った。あわただしいその動作に少々面倒くさく思った。
――
鳥月との他愛のない雑談で時間をつぶしていると、いつの間にか人がだいぶ集まってきていた。そして教壇に金髪ですごい髪形の男性が現れた。そして耳をつんざく大声で
プレゼント・マイク「今日は俺のライブへようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!!」
一同「(シーン)」
当然のリアクション。突然現れ、こんなこと言われても返答しようがない。と、小介は思ったが、すぐ横で鳥月が、
鳥月「イエェェェェイ!!」
負けじと大声で返事をした。
小介「バッカお前何言ってんの!?」
鳥月「え、何ってプレゼント・マイクだぜ?テンション上がるだろ!」
プレゼント・マイク、彼は雄英講師であり、ラジオDJでもあるプロヒーローの一人だ。大きな声が特徴的な彼が、またまたビックボイスで続ける。
プレゼント・マイク「Oh!!!元気なリスナー、サンキューな!!!他の奴らもテンション上げてけ!!!これから実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHHHHHHHHHH!!!」
鳥月「YEAHHHHHHHHHH!!」
鳥月以外「(シーン)」
鳥月以外、プレゼント・マイクのハイテンションさについていけない。鳥月の方を見るとなんだか楽しそうである。さながらヒーローショーを見に来た子供のようだ。
プレゼント・マイク「入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!」
巨大スクリーンに模擬市街地演習場が投影された。ビルが立ち並ぶ都会のような場所だったり、工場地帯が多く見える場所だったり、小介の故郷を思い起こすような田舎町だったりと様々。
このようなものが学内にいくつも完備されていると思うと、改めてすごいなと思う。
鳥月「はえー、本物の街みてぇだな。小介、お前どこだ?お、俺と同じCじゃんか」
鳥月が小介の受験票をチラ見し言った。
小介「ちょっと黙ってな」
プレゼント・マイク「続けるぜ!!演習場には"仮想
スクリーンが移り変わり、某配管工の人が敵を倒し、コイン(ポイント)を集めているアニメ―ショーンが映し出される。
プレゼント・マイク「もちろん他人への攻撃等、アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」
小介は実技試験の詳細が書かれたプリントを見ながら疑問を抱いていた。スクリーンには三種の"仮想
プレゼント・マイク「さぁらぁにぃ!!スクリーンになくプリントに記載されてる四種類目の
受験生1「なるほど・・・避けて通るステージギミックみたいなものか」
受験生2「ゲームみたいだな」
要は0Pのお邪魔
プレゼント・マイク「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ、我が校の"校訓"をプレゼントしよう!!かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていくもの』と!!」
プレゼント・マイクはひと際大きな声でこう叫んだ。
プレゼント・マイク「さらに向こうへ!!"
小介は奮い立った。力強いこの言葉に心を打たれた。
プレゼント・マイク「それでは皆、よい受難を!!」
以前の投稿から大分日が経ってしまった...。
ので、今回は思い切って試験開始直前まで書きました。
頑張ったつもりです...。
次回からはようやくキャラクターたちが動き回ります!
そのはずです!!
キャラ紹介はまたその時に
ではまた次回もよろしくお願いします!!