僕のヒーローアカデミア Previous story   作:/いち/

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よくぞ読もうと思ってくださいました!!感謝します!!
読む前の注意です。お気を付け下さいませ。

1:オリキャラ、オリジナル展開ばっかり。
2:ニホンゴガメチャクチャダヨ!!
3:あれ、話脱線してね?(まだ話数多くないけど今後あるかも)
4:何やこの世界観・・・

以上のことが受け入れられる方、最後まで楽しんでいってください!!
それから、いろいろ指摘していただけたら嬉しいです。

ではどうぞ!


#5 ここがスタートライン

女性「初めまして、小形小介君。先の雄英高校受験の結果報告をさせていただきます」

 

小型投影機に映し出された女性は丁寧な口調で語る。

 

女性「合否について、同封させていただいた書類でご確認いただけたと思いますが、改めて発表させていただきます」

 

まだ見ていない。ただ、このような形で合否が発表されるのはまた別の意味で緊張する。

小介は両手を額の前で合わせ、祈った。

 

女性「受験番号269番小形小介君・・・、合格です。おめでとうございます」

 

無意識に握り拳を掲げていた。小介は自分の耳を疑った。確かに合格と言ったのか?体が「合格」という言葉に反応したからこの姿勢なのだろう。

念のため一緒に送られてきた書類を確かめた。しっかり「合格」と記されていた。

 

女性「筆記試験は素晴らしい成績ですね。合格範囲内です。問題は実技試験」

 

そうだ。合格と聞いてつい浮かれて忘れていたが、実技試験のPは20P。ほかの受験生は40、50Pは軽く超えていたはず。

そのうえ、ほかの会場にも受験者はいたのだ。たかが20Pで合格できる道理はない。

 

女性「獲得Pは20P。当然、これだけなら間違いなく不合格でした」

 

女性の言葉に疑問を感じた。「だけなら」?

 

女性「受験者各位に伝えてはいない隠しポイント、レスキューポイントというものが存在します」

 

確かに知らされていなかった。渡された書類にも、プレゼント・マイクからも。

 

女性「実技試験の内容はすべて我々雄英教師陣がモニタリングさせていただいておりました。レスキューポイントは他人を助ける行動をとったものに加点されていくポイントシステムです。中でも小形小介君、あなたがダントツの成績を上げました」

 

真っ先に一人の女性を助けた場面を思い浮かべた。

 

女性「受験番号270番鳥月 憑太郎との協力攻略もこのポイントに加算されていますが、何よりも最終局面、あなたは一人の女性を助け出しました。」

 

女性はまっすぐ小介の方を見て語る。自然と小介は膝に手を置き、背筋を伸ばして聞いていた。

 

女性「あなたのその行為には私を含め、多くの教師陣が目を奪われました。まさにヒーローそのものを見ているようでした。そして、その行動に評価がつけられました。小形小介君、レスキューポイント63P!」

 

体の奥底から何かがこみあげてくるのを感じる。

 

女性「仮想敵(ヴィラン)撃破ポイントと合わせて83P。余裕の合格です。わかりますか?小介君。ヒーローとは敵(ヴィラン)を退治するだけの仕事ではありません。困っている人を助けることこそが本当のヒーローというものです。今年の受験者の中でもあなたは誰よりもヒーローらしい活躍をして見せました。そして、私たちは確信しました」

 

女性の言葉が徐々に力強くなる。そのたびに、小介の体の底からあふれ出す不思議な感覚は徐々に高まる。今にもはじけだしそうなほどに。

女性は「スゥ」と息を吸うと、ひと際力強くこう言った。

 

女性「あなたにはヒーローとなる素質があります!」

 

瞬間、小介の中からあふれ出す感情は爆発し、目からは涙が出、全身がぶるぶると震えた。

女性はこう続ける。

 

女性「これからはここがあなたのヒーローアカデミアです。ようこそ、雄英高校ヒーロー科へ!!」

 

そういい終わると、投影は終了された。

小介は目に手を当て、あふれ出る涙を抑えようとする。

自分のやったことをこれほどまでに褒められ、評価され、そして何より「ヒーローになる素質がある」なんてことを言われたら、嬉しくてたまらない。

涙を拭い、二人に報告する。二人ともとても喜んでくれた。

こうして小介の雄英入学が決定し、晴れてヒーローへの第一歩が踏み出せる。

そしてここからが本当のヒーローアカデミアとなる!

 

 

――春 引っ越し当日

 

小介「じゃあ、行ってきます」

 

じいちゃん「たまには連絡よこせな」

 

ばあちゃん「しっかりご飯食べなさいよ」

 

新幹線に乗るギリギリまで口酸っぱく繰り返す。

 

小介「お盆とか正月くらいには帰ってくるよ。二人も体には気を付けてね」

 

小介は新幹線に乗り、席に座る。発車の合図が鳴り、新幹線は走り出す。窓越しに二人へ手を振り別れる。これからは自分ひとりの力で生活していかなければいけない。その覚悟を胸に、小介は旅立つ。

 

 

――入学当日

 

小介「鍵全部閉めた、家電は全部電源落としたな。あ洗濯物干さないと。一人暮らしはやること多くて大変だな」

 

慣れない家事をしながら小介はつぶやく。そうしているうちに、携帯のアラームが鳴る。

 

小介「やべぇ、そろそろ行かないと」

 

スニーカーを履き、外に飛び出す。外は雲一つない青空。とても気持ちの良い朝だ。

 

小介「中田さんおはようございます!」

 

中田「あら小介君、おはよ。今日入学式?制服に会ってるわよ、頑張ってね!」

 

小介「あざっす!」

 

隣人の中田さんに挨拶を済ませ、小介は走り出す。住宅街を抜け、多くの人で賑わう商店街へ。そこを抜けると、雄英高校が見えてくる。

商店街を抜け、交差点へ出る。スマホをいじりながら信号を待っていると、白い髪の女性が出っ張った石畳につまずく。それを小介が間一髪で支える。

よく見ると同じ雄英の制服で、その真新しい制服を見るに、彼女も小介と同じ1年生なのだろう。

 

小介「大丈夫?」

 

白い髪の女性「うん...あ、入試の時の親切な人」

 

突然小介を指さし、言った。キョトンとした小介に続けて女性は言った。

 

白い髪の女性「入試の時、トイレの人に受験票わたした親切な人でしょ?受かったんだね、良かった良かった」

 

小介は彼女がだれかわからないが、彼女は小介のことがわかるらしい。しかも、入試の朝の鳥月とのやり取りも知っていた。

 

白い髪の女性「いやぁ、あの朝のやり取りはまるで漫画を見ているようでした。面白かったですよ」

 

彼女は淡々と話を続ける。

信号が青に変わり、二人は教室までお互いのことを離しながら歩き始める。

彼女の名前は氷川 涼美(ひかわ すずみ)。北海道出身で、小介と同じ今年から一人暮らしを始めたという。しかも同じBクラスだそうで、何かの運命を感じた小介は胸がドキドキしてきた。

で、入試の朝の出来事については、たまたま居合わせて、個人的にツボだったらしく、印象に残っているようだ。その割には表情一つ変えないのが不思議だった。

彼女の話を聞いていると、そういえば入試で出会った人たちは無事に受かっているだろうか。一緒に実技試験を攻略した鳥月、方向音痴がバレたが優しい奴だった空間、そして実技試験最後の最後に助けた鳥の人。みんな無事合格しているだろうか。

合格していたとして、同じクラスになれる確証がないが、できれば一度出会った仲、三年間一緒にいたいものだ、と小介は思っていた。

そんな事を考え、話していたら教室の前まで来ていた。どんな個性の人間が来ても入れるようにするための配慮からか、ドアがとてつもなく巨大だった。

その大きなドアを開け、教室の中に入ると、見覚えのある顔が出迎えた。

 

鳥月「おおぉ!小介!久しぶりだぁ!やっぱりお前も受かってたんだな!」

 

小介「あぁ、お前の言う通りだったよ」

 

お互い手を固く握る。入試の時と変わらぬハイテンションっぷりにあきれながらも、鳥月が受かっていたこと、同じクラスで学業に励めることに安堵していた。

そして、鳥月の後ろからまた知った顔が顔を出す。

 

空間「あ、小介君!同じクラスだったんだね、覚えてる?」

 

小介「忘れないさ、改めてよろしく」

 

空間とも握手を交わす。そのさなか、教室にまた一人入ってきた。

 

鳥の女性「あ、あなたは!!」

 

こちらもまた知っている人物だった。両手両足が鳥の容姿の女性。彼女は小介と鳥月が実技試験の時に助けた人物だ。

彼女は小介と鳥月に向かって、

 

鳥の女性「あの時はありがとうございました!私は化鳥 日向子(かとり ひなこ)っていいます!同じクラスに慣れて光栄です!」

 

小介「小形小介だ、こちらこそ」

 

鳥月「鳥月 憑太郎だ!礼には及ばねぇぜ、困ったときはお互い様だぜ!」

 

空間「一応僕も自己紹介させてもらうね。空間蒼です。よろしくね」

 

涼美「氷川涼美だよ。よろしくね、日向子ちゃん」

 

入学早々教室入り口にて早速仲良し集団が出来上がった。

そんなふうに入り口前で楽しそうに話をしていると、彼らの後ろに一人の女性が現れる。そして手を叩いて彼らにこう告げる。

 

女性「はい、その辺にしなさい。ここは雄英高校ヒーロー科。仲良しするのもいいですが、時間はしっかり守ってください。着席する時間です」

 

小介たちは言われるがまま、席に着いた。

するとその女性は教壇に立ち、黒板に何か書き始めた。

守屋 幸(もりや さち)

 

守屋先生「皆さんご入学おめでとうございます。本日よりあなた方の担任を請け負うことになりました、守屋幸です。これから皆さんを立派なヒーローにするため手を尽くしていくのでよろしくお願いします」

 

生徒一同「よろしくお願いします」

 

守屋と名乗ったその女性は、小介に合格を伝えた人物だった。

守屋先生は生徒たちを見回し、こう続けた。

 

守屋先生「さて、今日は皆さんが通学して初日、当然入学式があると思っていると思います。が、ここは雄英高校、しかもヒーロー科。将来この国を守るヒーローを育てるのにそんなことをしている暇はありません」

 

教室がどよめいた。小介も鳥月も、誰もが今日は入学式をするだけだと思っていた。

 

守屋先生「今日は初めに身体測定、そしてAクラスが終わるタイミングを見計らって個性把握テストを行います」

 

小介は驚いた。が、同時にさすがヒーロー科の最高峰、と感心してしまった。

守屋先生は生徒一人一人に体操着を配った。

 

守屋先生「それを着て各自保健室へ向かってください。更衣室は同時に配ったプリントに記載しています。この一年、そこを使うのでしっかり覚えてください。ではミーティングは終わります」

 

そう言ってさっそうと教室を出ていってしまった。小介は体操着を握り締め、席を立った。

今日は入学式かと思っていたが、いい意味で裏切られた。ここから本格的なヒーローへの第一歩となるのだ。

小介は仲間とともに教室を出、更衣室へと向かう。




読んでいただきありがとうございました!
新キャラいっぱい回です。新キャラと言っても前の話とかでどんな容姿の人かは出てましたけど。
今後いっぱい出てくるのでお楽しみに!

キャラ補足コーナー!
No.2
鳥月 憑太郎<とりつき ひょうたろう>キャラ補正
容姿はジョ〇ョの4部に出てくる億〇っぽい見た目を勝手に思い描いています。ここでも馬鹿だけど憎めないキャラ感を出していきたいと考えてます。頑張ります。
何気に頭がいいっていう設定です。バカっぽいのに。そこだけ億〇と違うところです。

"個性:憑依"のザツ補足
大まかな"個性"の説明は#3にある通りです。補足として、憑依中に本体に一定のダメージ、あるいは憑依対象に一定のダメージが入ると強制的に元に戻ります。あと、憑依対象に与えられたダメージは鳥月にも憑依対象にも与えられます。

以上!!
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