個性:コジマ粒子 作:ドミナントソード♂
──あとはキミ次第だ、よろしく頼む。
みんなは国内俺だけ国外こんな世界嫌じゃ〜。
権力怖いんじゃあ〜。
権力には勝てない。いつの時代も変わらんのね。
セレンも言ってたぞ。「大人には気をつけろ。基本、みんな怖いからな」ってね。でもセレンのそれ、どう考えても俺を心配してのやつだよね? 俺、そんなに子供っぽいですかね? もう高校生なんですけれど。
ところでオーストラリアに着いたら迎えを寄越すって話だったが、はて、俺はどこで待ってればええんじゃろ。待合室的なとこの方がいいのか、それとも外に出た方がいいのか、ううむ悩ましい。
「そこの少年、ストレイドに違いないな?」
声のした方へ向くと、そこにはおっさんが。
「あー……どちら様で?」
「ふむ、どうやら間違いではないようだな。これからカラードオーストラリア支部へと向かう。ついて来い」
「あ、はーい」
空港から出て、車に乗ってわりとすぐ。カラードオーストラリア支部に到着した。今度は会議室に向かうとかでエレベーターで54階に移動。そこからまた5分ぐらい歩いてようやく到着。
あのさぁ……支部なのに、デカくない? デカすぎない?
大きすぎるよ。修正が必要だよ。もっと小さくていいよ。もっと慎ましやかでいいよ。
「失礼する」
おっさんがノックして会議室に入った。
「失礼しまーす……」
俺もそれに続いて、恐る恐る中に入る。
「おぉ、来てくれたか。よかったよかった。君がストレイドくんだね?」
メガネをかけた推定30代のおっさんが話しかけて来た。たぶん子持ち。
「あ、はい、そうです」
「じゃ、まあ適当なところに座ってくれ。これから依頼内容について説明するからね」
座っていいと言われたので、適当に空いているところに座る。
「じゃ、説明を始めるよ。依頼内容はテロ組織の殲滅。場所はクイーンズランド州、ヨーク岬半島西岸、カーペンタリア湾の東側に位置する独立無法都市グリフォンだ」
ん? なんか聞き覚えのあるような。
「あいつらは中々手強くてね。通常の方法じゃあダメなんだ。かれこれ1週間占拠されたままでね、こちらとしても、メンツってものがあるからね。最後の手段に出ることにしたよ。これは日本ではあまり知られていないことだが、そうだね。君は何のためにヒーローになるのか、それを教えてくれないか?」
なんのため? いやー、んなこと言われてもなー。
「ああ、別になんでもいいよ、本当のことを話してくれれば。モテたいでも、強いやつと戦いたいでも、なんでもいい」
じゃあ、本当のことを話すわ。
「なんか、成り行きでヒーローになることになってた」
この発言はさすがに想定外だったのか、目を丸くさせた後、大声で笑い始めた。そして一通り笑い終え、呼吸を整えてから話し始めた。
「いやまさかこんな子が居るとは雄英も中々捨てたもんじゃないね。いいよ、君は合格だ。それじゃあヒーロー稼業の裏話をしようか」
瞬間、部屋の中の空気が変わった。どこかフワフワとした空気が、急に引き締まった。
「ヒーロー。それは、人々を救う職業だ。根本的なところでそれは変わらない。基本的にヒーローは、ヴィランですら救おうとするもんだ。だが、それも例外がある。通常の手段では問題を解決できない際、一部のヒーローに対しては特別に、殺害許可を出される。そう、ヒーローがヴィランを殺すんだ。これは表には出せないことだ。ヒーローってのは、常に綺麗な存在でないとダメだからね」
あー……そういうことか。
「じゃあ、なんで俺を呼んだんです? 俺が所謂裏稼業に向いてない可能性もありましたよね?」
「いや、それはない。君はとても狡猾な男だ。体育祭の様子、私は会場で直接見たんだ。君の戦いをね」
なんともまぁ、面倒な奴に目をつけられちまったな。
「さて、話を戻そう。今回の依頼を一言で説明すると、テロ組織の構成員全員の殺害、可能なら捕縛だ。この作戦は、君のカラードに対するプレゼンテーションだ。後は君次第だ」
ほう……?
「目安としては、どれくらいがいい?」
「そうだな。20人の殺害もしくは捕縛を目安としよう。20人以上であれば、ヒーロー試験を受けることなくヒーローの国際資格の仮免許を報酬として渡すのも問題ないだろう」
ほお。美味いな。どう考えても報酬と依頼内容が釣り合っていないが、絶対に罠だろうが。
「その話、のった」
障害は、真っ正面から潰してやるよ。
「契約成立だな。よろしく頼む」
「あぁ、こちらこそよろしく頼むぜ」
お互いに手を出しあい、握手を交わす。
「作戦は今夜22時から開始だ。それまで紹介しておいたホテルで休むなどして、英気を養うといい」
「……今更なんだけどさ。俺を案内してくれた人、どちら様?」
俺の問いに対し、ハッとした表情で答えた。
「あぁすまんすまん。そうだね、自己紹介してもらった方がいいよね。じゃ、よろしく」
おっさんが立ち上がり、俺の前まで移動して来た。
「今日の依頼で共に行動する。ヒーローネーム、フィードバックだ。老兵は構わず、戦場では好きに動くといい。なに、新兵を育てるのも、老兵の役目だ。よろしく頼む」
「あ、はい。よろしくお願いします」
手を差し出されたので、俺も手を出して握手する。
あ、やっぱこの人絶対強いわ。というかあんた絶対アレやん。ローディーじゃん。
というかさあ、ローディーってGAなんだし、そこはアメリカだろうに。なんでオーストラリアに居るんだよ。この依頼勝ったな。ローディーがいる時点で勝ったわ。ローディーなら背中任せられるわ。いや待てよローディーに裏切られたら……アッ、死にそう。
▼▼▼
薄明かりの付いた路地裏にて、今、1人のヒーローが殺されていた。火を扱う個性だったのだろう。ゴミに火が付き、燃えていた。運が悪ければ建物を炎上させることになるだろう。
「ハァ……無能すぎる」
そう。いくらなんでもこのヒーローは無能にすぎた。故に、彼の粛清対象となった。
「よお。久し振りだな。今日も元気に殺ってたのか」
背後から声をかけられた。
「ハァ……日本に戻っていたとは、驚いた」
ヒーローを串刺しにした刃を右胸から引き抜き、血を拭き取りながら答えた。
「お前という存在が、オレには分からない」
「俺も何度も言っている。お前のソレは、結局は殺人だ」
瞬間、男の首が飛んだ。ああ、首を切られてしまったのだ。男の体からは力が抜け、前のめりに倒れた。そして、宙に溶けるようにして消えていった。
「手間を掛けさせるな」
また、背後から声がかかる。
「なぜ、お前は死なない」
当然の疑問だ。首を切り、殺したはずが、今こうして背後から声をかけてきた。平然と生きているのだから。
「さあてな。俺にとって、これが当たり前だからな」
火の勢いが強まった。誰かが気づかねば、火災事件になるだろう。
「夜はまだ長い。せいぜい好き勝手に楽しめや」
それだけ言い残し、男の姿はかき消えた。
「……ハァ。まあいい。オレにはオレの、為すべきことがある」
偽物を粛清し、今の社会に警鐘を鳴らさねば。そして、オールマイトの後を継ぐに値する、真の英雄を見出さねば。
「そして、世に平穏のあらんことを」
ヒーロー殺しステイン。彼の戦いは、決して報われることのないものである。
頑張った。モチベない中で頑張った。もうゴールしてもいいよね。
僕の傭兵アカデミアはこれからだ! みたいな感じで打ち切ってもいいよね……?
ウソです。頑張れる間は頑張ります。
次の更新はきっとかなり先。モンハンやるし、ダクソ3やってるし、リマスターも来るし。ん? AC? 最近やる気起きなくて、AC成分足りないのもあって筆が進まないんですよね。そもそもps3 がオンボロなせいで起動すら面倒という。
ハハハ、LRクリア出来てないんで、頑張って攻略してきまーす。
タイトル入れ忘れてたので修正しますた。