個性:コジマ粒子   作:ドミナントソード♂

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第2話 その世界に、色彩はなかった

 

I'm a Murder.

 

I can break all.

 

I'm a weapon.

 

I don't have heart.

 

 

 

 

 

それは、侵してはいけない領域だった。

彼が現れるまでは──

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

I'm back.

 

俺は戻って来た。ただいま、平穏なる生活。これからは12時起床24時就寝という堕落しきった生活を送ってやるぜ。、

 

「なんだ、出来るじゃないか。見直したぞ、ストレイド」

 

セレンもデレたことだし、これはもう合格確定なんじゃないですかね?

 

「とは言え、あまり調子づくなよ。本番で失敗すれば、今まで積み上げて来たものがパーになるのだからな」

 

知ってた。どうせそう続くんだろうと思ってた。

 

「……まぁ、よくやったよ」

 

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛萌え死ぬ。

 

「では、これからは実技を頼む」

 

「……え゛」

 

「だ、そうだ」

 

「え゛」

 

「ウィンディ、ストレイドは中々にやるぞ? こっちは厳しめで頼む」

 

「え゛」

 

「そうか、期待できそうだ。では、今から裏山に行くとしようか」

 

「……(諦観)」

 

 

 

▼▼▼

 

 

 

「なるほど。それがお前を守っているのか」

 

ウィンディから放たれたレーザーをどうにか防ぐことができた。結構心配したぞオイ。PAメッチャ削られたからビビったぞおい。

 

「PAって呼んでください」

 

その方が分かりやすいしね。

 

「なるほど、これからはそう呼ぶとしよう」

 

……さて、問題はここからだ。

 

「少しだけ、本気でいかせてもらおう」

 

「ッ! そりゃズルイ!」

 

ある意味じゃあ原作再現。ウィンディの個性は恐らく電気系。さっきはレーザーを出して来たし、今度は高速移動。こんな人外起動、一般人じゃ無理があるわ!

 

「なるほど、意外と堅いのだな」

 

直進してストレートを放って来たからよかった。正面なら、そこだけPAの装甲を厚くしやすい。見えてないと、何処を厚くすればいいか分からないからな。

 

「逃げるが勝ち!」

 

足元のPAを燃料にQBを発動させ、一気に上昇する。

 

「悪いが、撃ち墜とさせて貰う」

 

「じょ、冗談じゃ……」

 

嫌な予感がする。まさかとは思うが。

 

「ハァッ!」

 

ウィンディの発生と共に、俺の視界が閃光で埋まる。

 

少佐砲はズルすぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

 

俺が全力で厚くしたPAは、少佐砲を耐えられなかった。

 

 

 

▼▼▼

 

 

 

「……なるほど。これは確かに、匹敵するな」

 

デュアルハイレーザーを喰らって生き残るとはな。殺すつもりの一撃ではなかったとは言え、まさか、軽度の火傷程度で済むとは。

 

「あたりまえだろう? 私のストレイドなのだからな」

 

全く。セレンもそういう表情をもっと周りに見せていれば、婚期を逃すことも無かっただろうに。今、自分がどういう表情をしてるか、分かってるか?

 

「まったく、可愛い奴め」

 

普段の貴方からは考えられない、女の顔をしているよ。

 

「さて、帰るとするか。安心しろ、ストレイドは私が背負う」

 

「あ、あぁ、そうだな」

 

何が安心しろなのか、よく分からんな。

 

よっこいしょという掛け声と共に、セレンがストレイドを背負い、歩き始めた。

 

「さて、夜ご飯はどうするか。今日はハンバーグにするか? いや、だが、唐揚げも……うーむ」

 

ご褒美、といったところか。

 

「……聞きたいことがある」

 

「……どうした、レイテルパラッシュ」

 

「その子供は、誰の子だ」

 

「……科学の子供だ。あぁ、まさにその通りだ」

 

「そうか、道理で……」

 

「……」

 

「カラードは、雄英高校の入学のみを承認した」

 

「やはりか。どうせ他に選択肢などない。死ぬ気で受かって貰うぞ」

 

「……シリエジオ。一つだけ、言っておこう」

 

「なんだ?」

 

「手綱は、しっかりと握っておけよ」

 

「……あぁ。そんなこと、分かっているさ……」

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

地獄を乗り越え、受験日になった。

 

「必ず合格してこい。さもないと……分かっているな?」

 

という、ドスの効いたありがたいお言葉頂き、俺のやる気は限界点を突破した。

 

試験を速攻で終わらせ、余った時間は見直した。

で、問題の実技。これがまた……ね? 大変そうだね。

 

スタート位置に立つ。なるべくすぐに始められるよう、限界ギリギリの地点で合図を待つ。

 

PAの準備はオッケー。コジマ粒子も普段以上に精製してるから、PAがドンドン分厚くなっている。

 

まだかなーまだかなー。

 

「スタート!」

 

OB点火!

ミッション開始! 全目標の排除を開始する!

 

マッハで蜂の巣にしてやんよ!

 

指からコジマキャノンを放ち、雑魚敵を倒していく。コジマキャノンは指でチャージできるので、俺は10発分のスタックが有るのだ。フハハ、数は力だよ。

 

OBと2段QBを駆使する事によって生まれる人外起動で、自分でも調子がいいと感じる速度で敵を倒していく。

 

いい傾向です。これなら、1位で入学できる可能性もあるでしょう。

 

って、コレ、フラグだったな。

 

だってほら、めっちゃ重たい音がしてるもん。

 

おや? 今日は一日中晴れてる予定だったんだがな。お天気雨かな?

そう思い空を見上げると、そこには大きなロボットが。

 

あー、そーいや原作にこんなやついたなー。

これ、流石に倒すの無理そうだわ。撤退撤退。

 

……やっぱ変更。いいこと思いついたわ。

 

OBでロボットに近づき、足の関節部分に着地してコジマ粒子をチャージする。

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! これこそが! コジマの煌めき!

 

「アサルトアァマァァァァァァァァァァ!!!」

 

激しい閃光と爆発。恐らく、成功しただろう。平衡感覚が崩れているもの。目を開くことは出来ないが、このロボットは足関節を破壊され、もう歩くことは出来ないだろう。

 

取り敢えずフワフワと飛ぶことで危険を回避する。

あー、サングラス持ってくるの忘れちゃったからなぁ。ちょっと回復が遅いなぁ。

 

 

 

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──今年の受験者も、中々に豊作だな。

 

──あぁ、そうだな。今年も面白い奴が集まった。

 

──爆発の少年は凄かったな。圧倒的なまでの破壊力とタフネスさ。ヴィランと言われた方がしっくり来たね、アレは。

 

──その点で言えば、彼も凄かっただろう。0ポイントを正面からぶん殴って破壊した少年。彼は、まさにヒーローだった。

 

──いい加減にしろ。本題に入るぞ。

 

──ストレイド、か。仲間外れとはまた、随分と皮肉を効かせた名前だな。

 

──個性KPだと? KPとはなんなのだ。ふざけているのか?

 

──個性は自己申告だ。そいつにしか分からんこともある。

 

──安直にKill Powerだろうか?

 

──遺伝子を破壊することで個性を消す能力。恐ろしいまでに強力だ。

 

──だが、今はその毒性も消されている。あぁ、毒性を消されていても、あれだけ能力に幅がある。

 

──強力過ぎる。首輪が必要だ。

 

 

 

 

 

 




元よりプロットなどない。
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