個性:コジマ粒子 作:ドミナントソード♂
I'm a Murder.
I can break all.
I'm a weapon.
I don't have heart.
それは、侵してはいけない領域だった。
彼が現れるまでは──
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I'm back.
俺は戻って来た。ただいま、平穏なる生活。これからは12時起床24時就寝という堕落しきった生活を送ってやるぜ。、
「なんだ、出来るじゃないか。見直したぞ、ストレイド」
セレンもデレたことだし、これはもう合格確定なんじゃないですかね?
「とは言え、あまり調子づくなよ。本番で失敗すれば、今まで積み上げて来たものがパーになるのだからな」
知ってた。どうせそう続くんだろうと思ってた。
「……まぁ、よくやったよ」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛萌え死ぬ。
「では、これからは実技を頼む」
「……え゛」
「だ、そうだ」
「え゛」
「ウィンディ、ストレイドは中々にやるぞ? こっちは厳しめで頼む」
「え゛」
「そうか、期待できそうだ。では、今から裏山に行くとしようか」
「……(諦観)」
▼▼▼
「なるほど。それがお前を守っているのか」
ウィンディから放たれたレーザーをどうにか防ぐことができた。結構心配したぞオイ。PAメッチャ削られたからビビったぞおい。
「PAって呼んでください」
その方が分かりやすいしね。
「なるほど、これからはそう呼ぶとしよう」
……さて、問題はここからだ。
「少しだけ、本気でいかせてもらおう」
「ッ! そりゃズルイ!」
ある意味じゃあ原作再現。ウィンディの個性は恐らく電気系。さっきはレーザーを出して来たし、今度は高速移動。こんな人外起動、一般人じゃ無理があるわ!
「なるほど、意外と堅いのだな」
直進してストレートを放って来たからよかった。正面なら、そこだけPAの装甲を厚くしやすい。見えてないと、何処を厚くすればいいか分からないからな。
「逃げるが勝ち!」
足元のPAを燃料にQBを発動させ、一気に上昇する。
「悪いが、撃ち墜とさせて貰う」
「じょ、冗談じゃ……」
嫌な予感がする。まさかとは思うが。
「ハァッ!」
ウィンディの発生と共に、俺の視界が閃光で埋まる。
少佐砲はズルすぎるよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
俺が全力で厚くしたPAは、少佐砲を耐えられなかった。
▼▼▼
「……なるほど。これは確かに、匹敵するな」
デュアルハイレーザーを喰らって生き残るとはな。殺すつもりの一撃ではなかったとは言え、まさか、軽度の火傷程度で済むとは。
「あたりまえだろう? 私のストレイドなのだからな」
全く。セレンもそういう表情をもっと周りに見せていれば、婚期を逃すことも無かっただろうに。今、自分がどういう表情をしてるか、分かってるか?
「まったく、可愛い奴め」
普段の貴方からは考えられない、女の顔をしているよ。
「さて、帰るとするか。安心しろ、ストレイドは私が背負う」
「あ、あぁ、そうだな」
何が安心しろなのか、よく分からんな。
よっこいしょという掛け声と共に、セレンがストレイドを背負い、歩き始めた。
「さて、夜ご飯はどうするか。今日はハンバーグにするか? いや、だが、唐揚げも……うーむ」
ご褒美、といったところか。
「……聞きたいことがある」
「……どうした、レイテルパラッシュ」
「その子供は、誰の子だ」
「……科学の子供だ。あぁ、まさにその通りだ」
「そうか、道理で……」
「……」
「カラードは、雄英高校の入学のみを承認した」
「やはりか。どうせ他に選択肢などない。死ぬ気で受かって貰うぞ」
「……シリエジオ。一つだけ、言っておこう」
「なんだ?」
「手綱は、しっかりと握っておけよ」
「……あぁ。そんなこと、分かっているさ……」
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地獄を乗り越え、受験日になった。
「必ず合格してこい。さもないと……分かっているな?」
という、ドスの効いたありがたいお言葉頂き、俺のやる気は限界点を突破した。
試験を速攻で終わらせ、余った時間は見直した。
で、問題の実技。これがまた……ね? 大変そうだね。
スタート位置に立つ。なるべくすぐに始められるよう、限界ギリギリの地点で合図を待つ。
PAの準備はオッケー。コジマ粒子も普段以上に精製してるから、PAがドンドン分厚くなっている。
まだかなーまだかなー。
「スタート!」
OB点火!
ミッション開始! 全目標の排除を開始する!
マッハで蜂の巣にしてやんよ!
指からコジマキャノンを放ち、雑魚敵を倒していく。コジマキャノンは指でチャージできるので、俺は10発分のスタックが有るのだ。フハハ、数は力だよ。
OBと2段QBを駆使する事によって生まれる人外起動で、自分でも調子がいいと感じる速度で敵を倒していく。
いい傾向です。これなら、1位で入学できる可能性もあるでしょう。
って、コレ、フラグだったな。
だってほら、めっちゃ重たい音がしてるもん。
おや? 今日は一日中晴れてる予定だったんだがな。お天気雨かな?
そう思い空を見上げると、そこには大きなロボットが。
あー、そーいや原作にこんなやついたなー。
これ、流石に倒すの無理そうだわ。撤退撤退。
……やっぱ変更。いいこと思いついたわ。
OBでロボットに近づき、足の関節部分に着地してコジマ粒子をチャージする。
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! これこそが! コジマの煌めき!
「アサルトアァマァァァァァァァァァァ!!!」
激しい閃光と爆発。恐らく、成功しただろう。平衡感覚が崩れているもの。目を開くことは出来ないが、このロボットは足関節を破壊され、もう歩くことは出来ないだろう。
取り敢えずフワフワと飛ぶことで危険を回避する。
あー、サングラス持ってくるの忘れちゃったからなぁ。ちょっと回復が遅いなぁ。
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──今年の受験者も、中々に豊作だな。
──あぁ、そうだな。今年も面白い奴が集まった。
──爆発の少年は凄かったな。圧倒的なまでの破壊力とタフネスさ。ヴィランと言われた方がしっくり来たね、アレは。
──その点で言えば、彼も凄かっただろう。0ポイントを正面からぶん殴って破壊した少年。彼は、まさにヒーローだった。
──いい加減にしろ。本題に入るぞ。
──ストレイド、か。仲間外れとはまた、随分と皮肉を効かせた名前だな。
──個性KPだと? KPとはなんなのだ。ふざけているのか?
──個性は自己申告だ。そいつにしか分からんこともある。
──安直にKill Powerだろうか?
──遺伝子を破壊することで個性を消す能力。恐ろしいまでに強力だ。
──だが、今はその毒性も消されている。あぁ、毒性を消されていても、あれだけ能力に幅がある。
──強力過ぎる。首輪が必要だ。
元よりプロットなどない。