ぐだ男がサーヴァントとしてぐだ子に召喚されたそうです 作:橘 翔
受験生だからね!許して!
受験終わったら連続投稿するから!(友達いないから遊ぶ予定なんて無いよネ!)
『これより!第一回、ローマ帝国大運動会を始めるっ!!』
『うおおおおおお!!』
そこにはローマ帝国の市民、兵士、上級階級の人々、全てのローマの民が集まっていた。
『準備はいいか野郎どもー!!!』
『うおおおおおお!!』
いや、それだけではない。
まさに今、ローマはひとつになっている。
いや、なんで?
―――◇◆◇―――
「ネロちゃま、運動会やろう!」
「む?」
「……は?」
むー、受けが悪い。
現在、作戦会議中。ちなみに昨日は邪ンヌが城で迷子になって大変でした。
まさかネロちゃまが開口一番に
「何か策はないか?」
なんて振ってくるからすぐさま答えたのだけど……あれは運動会とは何かわかっていない感じか。ここはプレゼンあるのみ。
「ぐだ男?策って言われたのよ?大丈夫?精神科行く?」
「…………昔、『大丈夫?おっぱい揉む?』みたいなの流行ったよね……チラッ」
「ガンドぉ!」
「あべしっ!!」
じ、冗談だって。……やってくれても全然いいよ!
「そもそもネロちゃま、運動会ってわかる?」
「運動をする……会、とな?わからぬ、申してみよ」
「えー、簡単に言えば競技で人と競う大会のことだね。それを個人戦だけでなく団体としても競う。その個人の成績によって所属団体にもポイントが入って、合計が多い所の優勝」
「ふむ……コロッセウムの決闘のグループ戦か」
「似てるけど惜しい!それの安全バージョン、綱引き、徒競走、玉入れ、大玉転がし、リレーにパン食い競争などなど。市民も兵士も、老若男女も関係なく楽しめること請け負い!」
「…………楽しそうではないか!!」
「だろ?」
「すとーっぷ!」
「「?」」
なんだいマスター。今ようやく合意が得られそうだったのに。
「いやなんだじゃないでしょ!?なんで運動会する流れになってるのよ!!今私達が戦うのは連合ローマ帝国で……」
「「運動会で戦えばいいではないか!!」」
「!?」
うん、完璧にハモった。とりあえずハイタッチ。
「うむ、うむ!余はうんどーかいなるものが気に入ったぞ!ローマの民と共に競技……くぅー!燃えるではないか!!」
「連合ローマ帝国への使者は俺がやろう。4日で十分だ」
「うむ!会場の設営は余に任せるがよい!未だかつてない絢爛な大会にしてみせよう!」
「それじゃ!」
「うむ!」
「すとーっぷ!」
「「?」」
どうしたんだいマスター。これからひとっ走りしてこなきゃならないんだが……
「いやいやいや、2人ともなに不思議そうにこっちを見るの!?てか馬鹿か!!」
馬鹿とは失礼な。至って大真面目です。
「それが馬鹿って言ってるの!!大体、相手がそんなあからさまに罠な誘いに乗る訳がないでしょ!?それに運動会で勝負ってなに!?負けたら相手のサーヴァントが消えて聖杯が手に入るの!?そんなの無理にきま」
「いや、大丈夫だぞ、若き魔術師よ」
「……へ?」
「元来ローマとは祭りが大好きだ。そのような未知なる行事をローマの者が見過ごす訳がなかろう?いくら連合ローマ帝国とはいえ、あやつらもローマであるゆえな!」
「ローマって理由なの!?」
てことでいってきます!
「え?ちょ、ほんとに!?」
……一人旅は詰まらんから邪ンヌ借りてくわ、行くぞ邪ンヌ。
「はぁ!?なんで私まで巻き込まれなきゃギャー!?」
邪ンヌの腕を掴んで猛ダッシュ、窓から飛び降りて民家の屋根に飛び乗る。そのまま屋根伝いにジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!!
「のろってやるぅぅぅうう!!!」
邪ンヌの炎もなんのその、あっという間にローマ市街の外へ脱出。そのまま金時バイク、ゴールデンベアー号を引っ張り出す。
「え?ちょ、ほんとに!?ほんとに行くの!?」
「もちのろん」
邪ンヌを後ろに乗せてフルスロットル。目指せ、時速250km!
「は、速すぎない!?てか戻りなさいよぉおお!!」
必死にしがみついてくる邪ンヌ、可愛い。
割と鬼の形相だけど、致し方ないよネ!
―――◇◆◇―――
ほ、ほんとに行っちゃった!?
「先輩、どうしましょう……追えます……か?」
「…………はぁ」
「(もぐもぐ)」
エミヤは頭を抱えてるし、オルトリアはなんか食べてるし!!
「ね、ネロ?ほんとにやるの?」
「うむ!そういう訳だ、補佐せよ。なにせ余はうんどーかいについて一切知らんからな!」
控えていた兵士に民を広場に集めるように指示すると、ネロは大きな紙を取り出した。
「まずは大会についての規則を決めねばな。なにか必要だと思われるものを挙げてみよ」
「あー、えーと」
運動会の規則……言われてみると難しい。
「まずは暴力の禁止が原則だ。それと意図したルール破りなどを禁止し、正々堂々戦うことを最優先にしろ」
「ぬ、なかなかいい事を言うではないか。正々堂々!これほど余に似合う言葉もなかろう!」
「その他には競技ごとに……」
エミヤ……案外ノリノリなのね……
――――◆――――
そうして大会についてルールを細かく決めていき、ローマ市民に発表した。運動会についてはイマイチ飲み込めていなかったけれど、オリンピックの男女参加型だと説明すると歓声が湧き上がった。さすがローマ、大きな行事は大好きらしい。
けど、それからが大変だった。
「オレは機械、オレは機械、オレは機械…………うぉおおお!!」
競技のための器具作りをエミヤが死にそうになりながら投影していたり(たぶん三日三晩作り続けていた)、
「おねーさん!できたよ!」
「はい、よくできましたね」
「えへへー!」
マシュは街の子供たちと装飾品を作り、
「モルガーン!!」
「す、すげえ!」
「俺達が苦労した岩を一撃で!?」
「……作業を再開しなさい」
『うぃ!!』
オルトリアは会場設営のための土地確保、というより障害物の排除。
そして私は
「だーかーらー!!ここを黄金にしねぇと見栄えが悪いだろうが!!」
「んだとおら!こちとらタダでさえキツキツのスペースを削って観客席作ってんだ!見栄えなんか気にしてられるか!!」
「あぁん!?」
「やんのか!?」
「あ、あのー、それくらいで」
『あ゛!?』
「ひぅ!」
建築士達の案をまとめる……まとめ……まと……
「うむ!威勢がいいのはなによりであるな!」
「…………無理…………」
結論、ごちゃまぜ競技場〝場所が無いなら広げればいいじゃない〟になった……はぁ……
―――――◆――――
それでも人間、やれば出来るものだ。
やりきったぞおら。
目の前には豪華絢爛を通り越しておぞましい競技場が光を放っている(誇張でもなんでもなく、至る所に金が使われているせいで眩しいことこの上ない)
「……ふふふ、はっはっはー!!これぞ、余のローマの総力を挙げて完成した、大ローマ運動場である!!」
『しゃあああああああ!!!』
大歓声である。全てのローマ市民が咆哮していた。
ぐだ男め……
―――――◆――――
そして、その日はやってきた。
ぐだ男が飛びだしてから4日目の昼、
陽炎揺らめく街道を
ローマ市民とほぼ同数とみられる人、人、人
その中でもひときわ目立つ巨体、もはや神々しさを感じる佇まいの男。
ローマ市民がざわめく、
「あれは……まさか……」「神祖……様?」「そんなばかな!」「生き返ったのか!?」「私達はどうすればいいのだ……」「ふむ、やはりハンバーガーは旨い」「皇帝陛下!我々はどうすればよろしいのですか!」「皇帝陛下!」「陛下!」
ネロは市民に向けて軽く手をかざした。それだけでざわめきが収まっていく。誰もが、皇帝の言葉に耳を傾ける。
「戦おう、ローマの、かの神祖の子ならば!!」
皆が息を呑む。神祖に逆らう?戦う?畏れ多くもかの神祖に?
「神祖が……このローマを否定するはずがない!ならば、時の皇帝として、そして、ローマの子として!戦わずしてなんとするか!それこそが!神祖ロムルスに対する不敬ではないのか!」
熱い言葉に浮かされた民衆は、やがて闘志をもつ。そうだ、ここが栄えあるローマだ。神祖が築いたローマを守ろう!
「それにな、余は皆とうんどーかいをしたい!一緒に楽しみたいのだ。それ以外に理由はいらぬ。そうだろう?」
可愛らしい笑みに、民衆が沸き立つ。彼らは戦い以前に、楽しい行事のために頑張ったのだ。根本的なところは変わらない。
「皆、今一度問うぞ……目一杯、楽しもうではないかー!!!」
『うぉおおおおお!!!』
この皇帝と一緒に、楽しみたい。
ただ、それだけなのだ。
「ただいまー……え、なに?どうしたのそんなニコニコして。な、なに?どうして握り拳を構えてるの?」
「悪は……滅殺!」
「へぶらっ!!」
―――◇◆◇―――
いやー、大変だった。
……いや、ほんと褒めて欲しいんだよ……
道中のエネミーはバイクでぶっ飛ばした。だから割と早く着けたのは良かったんだけど……
正面から入ろうとしたらバレた。
いやー、まさかバレるとは思わなんだ。気配遮断してロムルスに近づくつもりだったのに……仕方がないので、
門の前で美しいマッスルポーズをだね。
待ってくれ、別に俺だって好き好んでこんなことしない。だが考えてみてくれ。カッコつけて4日とか言ったアホのせいで迷ってる暇はなかったんだ。なんでそれでロムルスが出てくるのかって?そら、ローマだからに決まってら。
一人、また一人と俺の前でマッスルポーズをとってはすごすごと引き返していく。……レオニダス先生、ありがとう!そしてついに、
「見事な
お目当ての人がやってきた。
ちなみに、ここまでに邪ンヌの好感度がいい塩梅に減っていくのを肌で感じた。泣きたい。
「ローマで
「……実にローマである」
正直に言おう。伝わるとは思ってなかった。
ロムルス分かっちゃったよ……イントネーションはほとんど区別出来ない。
「今から移動は?」
「任せるがよい」
そこからはトントン拍子にことが進んだ。一言、
「ローマである」
と呟けばあら不思議、人々が準備し始めたではありませんか!……ロムルスってこんなに片言で会話してたのね、すげぇ(偏見)
移動中、人々に襲いかかるエネミーは孔明先生の策で一箇所に集めてボッコボコにするわ、
途中体調不良者が出るとロムルス直々に助けに行ってすぐ治すわ。いや、治療はしないよ?ただ何かを呟くとその人が元気になって……あっ……(察し)
そうして、恐らく万はくだらない人々の大移動を成し遂げたのである!……気が狂ってるのかとしか言いようのない行為だが、なんとかなったからいいよね!良い子は真似しないでね!
ローマに着くと、なんていうか、おぞましいほどに豪華絢爛な運動場……運動場?……運動場(?)が出来上がっていた。なんであんなふんだんに金使ってるの……
そして、
『これより、第一回ローマ帝国大運動会を始めるっ!!』
ネロの宣言がコチラにも聞こえてきたその時、
空気が、爆ぜた。
『うおおおおおおお!!』
さっすがローマ、祭り大好きかっ!!
周りの人々が駆け出す。その目は一心に、
ローマの市民が走り出す。楽しい祭りに心躍らせながら。
かくして、ローマ帝国大運動会の火蓋が切って落とされた。
「え、ちょ、押さないで、わぷっ!むぐっ!ふにゅ!?うきゃあ!?」
その前に邪ンヌ回収せねば……
―――◇◆◇―――
レフ・ライノールは高まる魔力を前に高笑いしていた。
この召喚に成功すれば、あの邪魔者達を倒すだけでなく、この特異点の人理を焼き尽くして余りある成果が得られるはずだった。
そう、はず
「我はフンヌの大王」
ひときわ魔力が高まり、閃光が視界を白く染め上げる中、
レフは自分の首が高く飛んだのを自覚し、そしてそこで意識が途絶えた。
「文明を破壊するものなり」
果たしてアルテラはローマに勝てるのか!!
頑張れアルテラ、負けるなアルテラ、
明日のアルテラは……どっちだ!?
つづく
??「なんでローマの方が強そうなのかしら……」
??「ローマだからねぇ……」
どうも、橘です。
いや、ほんとすまん……せめて月イチに出来ればよかったんだが……
受験勉強がいよいよ大変になってきまして……たぶんこれからも更新遅いままです……
3月になったら連投するから!ねっ!?(必死)
ロムルスの喋り方を教えてください。じゃないとローマしか言わねぇぞあいつ。
オルタサンタがゲット出来ない……だと!?
レアプリで交換制度実装はよ。じゃないとツラい。オルタは集めたいんじゃあああ!!!
てことで靴下集め頑張りましょう。
最高の礼装と鯖を提供してくださるフレの皆様に感謝……