私は小さい頃、ある施設で育っていた。
私の大切な家族である姉2人と私のもう2人のお姉ちゃん、5人といつも仲良く一緒にいた。
お母さんとお父さんがいないのは寂しかったけどお姉ちゃん達と一緒なら寂しさなんて感じなかった。
でもあの日の惨劇が全てを変えてしまった。
私はうさぎのお姉さん ー 篠ノ之束 ー に研究所から連れ出され織斑千冬の妹として生きていた。
けど、中学生のあの日。
私は運命の再会を果たす。
「ここ、何処だろう・・・早くしないと試合始まっちゃう・・・」
「何処だろう・・・早く行かなきゃステージ始まっちゃう・・・」
「「ん?」」
私は千冬姉の試合を見るためにドイツに一緒に来ていたけど会場で迷ってしまった。
ある角を曲がったところでとんでもない人と遭遇した。
あの超有名アイドルであるセレナ・カデンツァヴナ・イヴと遭遇した。
でも何故だろう、私はこの人を知っている気がする。
いいや、違う。
知っているんじゃない、私の大切な家族だ!
「え?い、イチカ・・・なの!?」
「せ、セレナ姉sっ!?あ、頭が・・・痛い・・・!?」
「イチカ!?大丈夫!?だ、誰か!」
「思い・・・出した・・・!なんで私は忘れてたんだろう・・・私の大切な家族の事を・・・!セレナ姉さん!!」
「わっ、ちょっ!?イチカ!?大丈夫なの?」
「セレナ姉さん!セレナ姉さん!」
「・・・久しぶり、イチカ。また会えたね」
「うん、うん!」
「セレナ!もう、遅かったから探し・・・に・・・!?嘘・・・!?イチカ・・・なの・・・!?」
「マリア姉さん!マリア姉さーん!!」
「わぷっ!?・・・もう、泣き虫さんねイチカ・・・おかえりなさい」
「うん、ただいま!」
こうして私は大切な家族と再会したのだった。
因みに千冬姉はいつのまにか勝ってました。
この後色々ブチギレた千冬姉が束さんを半殺しにしに行ってたけど私は久しぶりに会えた姉さん達に甘えていた。
マムもまだ元気だったけど私はあの2人がいない事に気付いた。
「ねぇ、マム」
「どうしましたか?イチカ」
「きりねぇとしらねぇは?一緒じゃないの?」
「っ!?あの2人は・・・!」
「?」
「・・・マム、それは私から話すわ」
「マリア姉さん?」
「・・・こっちに来なさいイチカ」
「う、うん」
私がマリア姉さんについていくとそこにはきりねぇとしらねぇの写真があった。
それだけで私は全てを察してしまった。
あの2人は、私の大好きな2人のお姉ちゃんはもうこの世には居ないのだと。
「きりねぇ、しらねぇ・・・」
「・・・2人はセレナを庇って天井の崩落に巻き込まれて・・・ごめんなさい・・・!私は2人を・・・!」
「マリア姉さん・・・」
「イチカ・・・」
「セレナ姉さん・・・」
「切歌さんと調さんから貴方に最後の贈り物と言葉があるの・・・これ」
セレナ姉さんから渡されたのは赤い結晶のペンダントと手紙。
若干煤けているけど中身を取り出して私は読んだ。
『イチカへ
これを見てる時はもしかしたら私たちは居ないかも知れないデス
でも心配する事は無いデス。たとえ私たちが居なくなっても私達
はずっとイチカと一緒デス。
マリアとセレナの事を頼んだデスよ 切歌
イチカへ
泣かないでねイチカ。私たちはイチカの側にいる。見えなくてもず
っと私たちの心は繋がってるから。
お姉ちゃん達からの約束だよ 調』
私は涙が止まらなかった。
しらねーちゃんに泣かないでって言われたけどこんな反則な事を書かれたら誰だって泣いちゃうに決まっている。
「最後に2人からの伝言、『悲しまないでイチカ。私たちの分まで生きて。それが私たちの最後のお願いだから』・・・そう言って2人は・・・!」
「大丈夫だよセレナ姉さん」
「イチカ?」
「私は生きるよ。お姉ちゃん達からの約束だから・・・けど、しばらく1人にして欲しいかな・・・」
「分かった・・・」
私は2人の写真の前で泣き続けた。
1〜2時間くらい泣いて、泣いて、泣きじゃくって私はようやく涙を拭いて改めて2人に約束した。
私は生きるよ、2人の分まで精一杯生きて、生きて、生き抜いてこう言ってやるんだ。
私は世界で一番幸せで最高なお姉ちゃんを持ったって。
そして今の私は。
「デスデスデース!」
「マリア姉さん!そっち行ったよ!」
「任せなさいセレナ!」
私はマリア姉さんとセレナ姉さんと一緒にノイズと戦っている。
2人が遺してくれたこの「ZABABA」でこの世界を守るんだと。
そしてあの日、私にとって2度目の出会いと再会が起きるのだった。
「うそ・・・きりねぇ、しらねぇ?」
「イガリマとシュルシャガナが2つで1つになってるデス!?」
「マリアとセレナの妹・・・?」
再会する2つのZABABA。
この再会がもたらすのは一体何か。
※要望があれば設定ガチでねって製作します。
イチカの見た目はマリアとセレナに近いです。
声は水橋かおりさんで想像しています。