「留美ちゃん?」
その後ろ姿には見覚えがあった。鶴見留美ちゃん。去年奉仕部でお手伝いに行った小学生の林間学校。そこで彼女はひとりぼっちだった。
あたしには助けたくても方法がわからなくて、そんな時、ヒッキーは助けるんじゃなくて、周りもバラバラにしてしまうやり方で彼女を助けた。
クリスマス、また一人でいた彼女にヒッキーは劇の主役に抜擢して大成功に導いた。その後彼女は笑顔ではいたけど、どうなったんだろう?
「えっと、どうしたのかな?」
「…八幡。」
ヒッキー?ヒッキーに何かされちゃった⁉…ヒッキーめぇ~、こんなようじょにまで手を出すなんて~、なんて心のなかで怒ってたら留実ちゃんが話しかけてきた。
「八幡に、…お話があって…、その、会いたくて…。」
えっ⁉もしかして、もしかしなくても、留美ちゃんまでヒッキーに⁉何かされた訳じゃなくて、え~とでもされたことには変わりなくて?????あれ?ま、まあいっか!それより!
「ヒッキーに会いたいんだ?」
「ヒッキー?八幡のこと?」
「え~と、うん!そう!あのね、もしかして…ヒッキーが好きなの?」
最後の方は小さな声できく。そしたらちょっとクールでゆきのんぽかった留美ちゃんがカァーッってまるでこれもゆきのんみたいに真っ赤になる。あー…やっぱり恋しちゃってる。もうヒッキー!どんだけ女の子おとしてるのさ!
「実はね、ちょっと困った事が起きてるんだけど、ヒッキーを助ける為にもしかしたら留実ちゃんが必要かもしれないんだよね。留美ちゃん力貸してくれる?」
そう留美ちゃんにたずねる。
「…八幡何か困ってるの?それなら助けなきゃ…前のお礼もあるから…。」
うん、今前のお礼「も」って言ったね。やっぱり好きだから助けたいんだなー。あたしもそういう気持ちわかるし。
「うん!お願い出来るかな。ただあたしはそのー、ちょっと馬鹿だから説明が下手というか…明日またここに来てくれるかな?ちょっと連れてきたい人がいるんだ。」
「あ、確かにアホっぽいもんね。…うん、いいよ。八幡に会えるなら…。」
うむむ…中学生にまでアホっぽいって…。確かにはっぽーびじんの意味知らなくて後からゆきのんに聞いてヒッキーに怒ったけど…。しかも最後にぽしょっとヒッキーに会えるならって…好きすぎでしょ!
「じゃ、じゃあ明日もこの時間に来てくれる?」
「…わかった。…八幡に会えるよね?」
「うん!大丈夫、会えるよ!明日は難しいけど、明後日から総武高校とかにも来れるかもだし、帰り道もこの辺通るだろうから。」
そう言ったら留美ちゃんぱぁーって凄く嬉しそうな顔してた。うーん、やっぱりゆきのんみたいだけど中学生なんだなー!可愛い!
「それじゃあ明日だね!あ、あたしは…」
「結衣。」
「ほえ?」
「結衣、でしょ?」
「う、うん!覚えてくれてたんだ。」
「…うん。一応。」
一回くらいしか言ってないし、あんまり話してないのに凄い!…あたしより頭良いかもしれない…。
「じゃあ結衣、明日ね。」
「うん!じゃあね!留美ちゃん!」
…あれ?呼びすてにされてる?…ま、いいか。ヒッキーも八幡って呼びすてにされてるもんね。さて、ゆきのんに相談だ!
今回は繋げる為のお話なので短めです。
次回はさがみん登場!あと一人?教える訳が無いでしょう!予想して見てください♪
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