とある究極の魔術師   作:和嶋平

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あらすじの方には禁書読破済みの方とは書きましたが、一応インデックスと上条当麻の出会いのシーンは単独でプロローグとして短くまとめて書いてみました。
できるだけ原作の口調を再現しようとしたのですが、おかしいところもあるかもしれません。
これから温かく見守っていただけたらなと思います。
誤字脱字はできるだけチェックしてますが、指摘いただけたら恐縮です。


プロローグ
上条当麻のとある夏の1日


真夏の太陽にさらされた7月20日、少年は壁の前に立っていた。

人の背丈の2、3倍はあろうかと思われる壁が、ぐるっと都市を覆い囲んでいる。

「これが噂に聞く学園都市か...」

思ったよりも壮大でなんとも言えぬ雰囲気を醸し出すそれは、少年の口から思わず言葉が漏れてくるほどだった。

「っと。ここでモタモタしていても仕方ないし、さっさと手続きしちゃいますか。」

そう言って少年は学園都市の扉をくくっでいくのだった。

 

上条当麻は思う、なぜ今日に限ってこんなに暑いのかと。

上条当麻は嘆く、その上なぜ今日に限って家電製品がオシャカになっているのかと。

そして上条当麻は狼狽える、なぜ銀髪シスターが目の前にいるのかと。

「で?お前はなんなんだ、ベランダからお邪魔する新手の宗教勧誘何かですか?」

「私はね、禁書目録(インデックス)っていうんだよ。あっ、ご飯ありがとう。」

即席野菜炒めを平らげて禁書目録とかいう銀髪シスターは言った。

「いやそうじゃなくてさー、なんでベランダで干されてたわけ?」

「むっ、干されてたわけじゃないんだよ!ちょっと屋上から屋上へ飛び移ろうとしたら失敗しちゃって...。」

屋上から屋上へなんて男子高校生の上条でもやらない。

下手したら死とか冗談じゃないって思う。

「そんなの一歩間違えば地獄行きじゃないか?」

「うん__でもね仕方なかったんだよ。追われてたからね。」

追われる⁇

みたところ中学生に見える幼げなシスターさんが追われるなど、上条には理解できなかった。

しかも屋上から飛び移る必要があるほどの危機なんてよっぽどだ。

「追われるって__誰にだよ?」

「魔術結社だよ。」

「まじゅつ......?」

「そう魔術。私はその魔術師に斬られて君の家のベランダに落下したというわけ。」

魔術を知らない人間がいるなんて初めて知った、みたいな顔で彼女は言ってきた。

だが上条は学園都市の人間、魔術(オカルト)とはとは正反対にいる身。

「いやいや、いくらバカの上条さんとてそんな嘘には騙されませんよ。」

「本当だもん。魔術はあるもん。」

「・・・」

「魔術はあるもん!」

どうしても認めて欲しいのか強調してきた。

「そこまで言うのなら魔術とやらを見せてくれよ。」

「魔力がないから私には使えないの。」

インチキ臭さがさらに増してきた。

「そんなに信じれないのならこの包丁で私を刺してみてよ。私のこの服は『歩く教会』っていう最強の防御結界だから、そんな包丁1つじゃ絶対に傷つかないんだよっ!」

「そんなこと言われても"はいそうですか"って刺せねえよ。」

「これは魔術で編まれたものだから強度は法王(絶対)級なのっ!」

あーうざい。

うるさくて仕方ない。

ここはこのシスターさんの意見に乗っかってやるか。

「じゃあこうしよう。俺の右手は異能の力を触れた瞬間、うち消す力がある。神様の奇跡(システム)だって例外じゃない。」

「今お前はそれが魔術できてるって言ったよな。ならこの右手が触れたら木っ端微塵ってわけだな?」

「君の力が本当ならね?」

小馬鹿にしたような表情だ。

「どうなっても知らねえぞ?」

「いいもん魔術は本当にあるんだから!」

ない胸を張って超ドヤ顔で彼女は言ってきた。

上等だゴルァ!

上条はがっしりと肩を掴む。

そうすると何かスポンジに吸収された感触が伝わるとともにドアがノックされた。

「何も起こらないな...それよりドアをノックする音が聞こえた気がしたんだか。」

「あれあれぇ、何もないってことは君の言葉は嘘だったのかなぁ?」

ニヤニヤしながらインデックスは言う。

次の瞬間、インデックスを包んでいた布がリボンの様に解けるとともに上条の家のドアが開いた。

そこには布がすっかり無くなったインデックスと、"隣に引っ越してきた神山みちとです"という声とともに一人の少年がいた

 

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