とある究極の魔術師   作:和嶋平

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すいませんかなり前回から時間経っちゃいました...(まだ初回なのに...)。受験勉強の息抜きで書いているので投稿ペースはめちゃ遅いです。それでも温かく見守っていただけたら幸いです。



禁書目録
魔術師と魔術師


「よしっ、手続きも終わったし早速寮に向かいますかね〜。」

と、背伸びをしながら俺、すなわち"神山みちと"はのんびりと言う。

案外手続きには時間を要しなかった。

あらかじめアレイスターが手を回していたんだろう、名前を言って身分証明書みたいなのを受け取っただけで終わってしまった。

俺がここにいるのは天下の学園都市統括理事長の命があってのことなので当たり前といえば当たり前だ。

いやしかし、急にアレイスターから"上条当麻の監視に当たってくれ"みたいなことが書かれた手紙が来た時はびっくりしたものだ。

アレイスターとは本当に古くからの知り合いだが今回の意図は全く意味がわからなかった。

まあ、最近__と言っても70年ほどは会ってなかったからしょうがないか。

などと考えながら歩いていたら寮についてしまった。

「えーっと俺の部屋は...ここか。で、隣が上条の部屋と。」

「さて、荷物は先に届いているだろうしここは上条さんとやらに挨拶でも行きますかね。」

と、そのまま隣の部屋をノックする。

_____。

返事がない。

仕方ないので勝手に扉を開けてみる。

「おっ、開いてるじゃん。」

「隣に引っ越してきた神山みちとです。」

一応自己紹介しながら入って速攻で後悔した。

まさか幼女と裸で戯れているなんて......。

学園都市恐るべし!!

「しっ、失礼しましたぁー_______。」

そぉっと扉を閉める。

すると頭を幼女に噛まれた上条の叫び声が聞こえてきた。

「わあああああああぁ、不幸だー!!」

うん、一旦自分の部屋に帰って出直そう。

そう思ったのだった。

 

隣に幼女趣味の変態がいるのは難点であるが、部屋は全然いいものだった。

荷物のダンボールが山積みではあるが、俺のためにリフォームしてくれたのかかなり綺麗である。

と言ってもこのままダンボールを置いておくのは見苦しいので、夕方までに一通りダンボールを片付けて荷物の整理をすることにした。

 

「......終わったあぁぁー。」

流石にかなり疲れた。

ダンボール50箱のおかげでもう日が落ちようとしていた。

「そろそろ上条さんに挨拶しますかね〜。」

さっきは最悪のタイミングだったが、今ならもう落ち着いているだろう。

そう思い、部屋を出る。

しかし、今度は自分の部屋の扉を開けようとして後悔した。

「最悪のタイミング...。」

思わずため息が出る。

扉に手をかけようとしたら扉が溶けて、目の前には死にかけシスターと厳つそうな赤髪神父に上条当麻という状況。

どう見てもやばい...

しかも炎の巨人とか勘弁してほしい。

「これはどういうことで?」

呆気にとられている2人だったが、先に口を開いたのは上条当麻だった。

「いや、あの...何といいますか魔じゅ...じゃなくてでしてね。赤髪神父が急に襲いかかってきたんでせう_____。」

なんかモゴモゴと言葉を濁す上条はよそに赤髪神父はとんでも無い事を言ってくる。

「見られたならしょうがない。彼と一緒に口封じさせてもらうよ。」

ほぉ〜、いい度胸じゃ無いか。

まだあの神父は俺が魔術師である事を気づいていないらしい...。

確かに俺の扱う魔術は特殊だから気づかなくて当然ではあるのだが。

ここは先手を打たせてもらうかな。

「口封じとは物騒だな、赤髪神父さん??いや...ルーン文字が書かれたカードに、その巨人_____イギリス正教の人間かな......?。」

ちょっとニヤッと笑って言ったが、効果あったようだ。

「貴様__何を知ってる?まさか同業者か?」

よしっ、関心がこっちに向いた。

俺の魔術はあまり狭いところで使うものではないが、ここはひとつ魔術で答えてあげるとするか。

投影(トレース)開始(オン)

いつものように軽く手を開く。

思い浮かべるは最強の自分。

「何をしている...イノケンティウス!」

炎の巨人が迫ってきた。

くっ、ギリ間に合うか_____。

「_____憑依経験、共感終了。魔力変換完了(アクセスオーバー)エクスカリバー!」

詠唱が終わると同時に炎に包まれる。

だが熱さも痛みも感じない。

どうやら詠唱は間に合ったようだ。

手には彼の王が所持していた勝利の剣。

もちろん鞘も一緒だ。

とはいえこのまま炎に包まれているのではどうしようもない。

横一閃_____神速とも言える斬撃による余波とともに、巨人の体が切れる。

「やったか....。」

そう思った瞬間上条当麻の声がとぶ。

「まだだ!そいつは絶対に消えない‼︎」

なるほど、確かにいつの間にか元の炎の巨人の姿になっていた。

とりあえず一旦上条の元へ後退する。

「どういう事だあれは?」

上条に問う。

「あんたも言っていたルーン文字?とやらが刻まれている限りあれは不滅らしい。」

「なるほど...ならばあいつが手に持ってたカードが基になっているのだろう。俺が囮になるから上条当麻、その間にあのルーン文字を消し去れ。

「何言ってんだそんなのどうやってっ...!?」

「そんなの自分で考えろっ!」

俺は上条の背中を蹴飛ばし炎の巨人を横を通過させる。

「まてっ!」

案の定、神父は上条当麻を攻撃しようとする。

炎剣が出現する前に俺は目の前の巨人をもう一度切り裂き、炎剣に聖剣で対抗する。

普通ならば炎を通過してしまうはずだが、両方ともに魔術で編まれた物。

鈍い音とともにぶつかる。

「残念だな神父さん。ちょっくら俺と遊んでもらおうか。」

「貴様...聖剣を扱うなど_____。まさか魔神か?!」

「半分正解、半分ハズレ。まあそんなどうでもいい事は置いといて、集中しないと死ぬよ?」

「っ、イノケンティウス!」

また目の前に巨人が現れる。

間髪入れずに俺は剣を振るい吹き飛ばす。

そのまま踏み込み剣を振るうが、相手の炎剣で防がれる...。

いかんせん狭いためエクスカリバーを全力では使えない事がネックになり、さっきから状況が進展しない。

「なかなかしぶといな。」

ボソッと呟く。

「君も攻めあぐねているようじゃないか。」

どうやら聞こえていたらしい。

「僕はそこにいる禁書目録を回収させてもらうだけでいいんだがね...君に利用されちゃ困るんだ。返してもらえないかな?」

「俺はどうでもいいが、上条に聞けよ。」

こう返した途端タイミングを見計らったかのように上条当麻が戻ってくると同時にスプリンクラーが急に回り出す。

「だがもう終わりのようだね。さっさと退散したらどう?」

周りを見るとルーン文字が書かれたカードからインクが滲み出ている。

「やってくれたね、ここは一旦退かせてもらうよ。」

案外察しがいいのかすんなりと退いた。

「まてっ...!」

上条が叫んで追いかけるが少し遅い。

魔術師はそのまま手すりを越えて飛び降り姿を消した。

 

「それで__その子はなんなんだ? 見たところ瀕死のようだが。」

血だまりと銀髪少女を見て言う。

「ああこいつはインデックスっていうらしい。さっきの魔術師から逃げていて俺が再び会った時にはこうなってた。」

なるほど魔導図書館か、それは狙われるのも納得だ。

「それよりお前も魔術師なんだろ?じゃあ_____。」

「そいつを治療できないか?ということか。」

「ああ。」

「すまないがそれは無理だな...、俺は投影魔術一辺倒。他の魔術は一切使えん。」

「__っ、くそッどうすりゃいいんだ!」

上条が自分の不甲斐なさを嘆く。

そうか、上条当麻というやつは純粋に正しいやつなのだ。

俺とは正反対なのだな上条は...。

だが、どこか懐かしい気もした。

「そうだな、俺には何もできんがその禁書目録に聞いてみたらどうだ?」

「瀕死のやつに何ができ......、そうか10万3000冊か!」

「おいっ、インデックスお前の魔導書になんか魔術とかないのかよ!?」

上条はインデックスの頬を軽く叩く。

「あるけど__君には無理。きっと君の能力が邪魔しちゃう。

「なんでだよ!?この幻想殺し(イマジンブレイカー)がダメなのか?」

「"超能力者"っていうのがもうダメなの。才能がある人間に...才能がない人間の魔術は_____、使えない。」

息も絶え絶えにインデックスは言った。

「そんな、そんな、そんなぁ!どうしたらいいんだよ、なぁ!!」

はあ、なんかもうヒステリックだ。

正義が強いというかなんというか、"救い"で前が見えていないな...。

「なあ上条、さっきの言葉を思い返してみろ。逆に"才能がない人間"ならば誰でも使えるんだぜ?」

「何を言って_____ 」

突如ハッと気づいたかのように上条は言う。

「_____小萌先生だ。」

 

 

 

 

 

 

 




えっと感想ちょっと一つ一つ返せないので、ここでまとめて返答させてください。

一つ目
超電磁砲は全く絡ませるつもりないです。基本禁書軸でいくつもりです。たまにあんまいらないなというイベントは禁書であっても省く可能性大です。

二つ目
エミヤ×禁書と書きましたが、fateのエミヤをそのままは出してないです...すみません。
禁書の世界軸で聖杯戦争を経験しなかった魔術師エミヤ、というパラレルワールド設定でいくつもりです。
一応原作の投影魔術がベースで能力も詠唱も作っていますが、オリジナルを結構加え、再構成しています。
性格的には若干英霊エミヤよりの士郎といった感じを思い描いています。


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