※ただのヒロイン
白と黒は、混ざりあって灰色になる。
黒には、何も色をのせられない。
ただし、濁すことはできる。
反対側の白を使って。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「う、うん。ま、ま、迷った。」
小学生?の女の子は、リュウジ以上にオドオドしていた。
どーも神様(作者)です。少し質問。
オドオドした男が、オドオドした女の子に話しかけました。
さぁ、どうなると思いますか?
1話が円滑に進む。
2話進まない。
3女の子がこけて、リュウジのラッキースケベになる。
(いやいや、ちょっとまてぃ!!この場合、2番しかないだろ!助けてよ神様ッ!)
リュウジは、この状況で、さらに話しかけるほどの度胸はない。
ついでにだが迷った女の子を親元(もしくは友達のところ)まで返してあげれるほど、この砂浜を知っているわけではない。
つまり
(ヤバイよ。ヤバイよ。詰んじゃうよ!どうしたらいいんですかカミサマッ!)
互いに無言になり、気まずい雰囲気が作り出されたその空間は、リュウジにとって喋り出すことさえ罪のような、重苦しい《あくまでもリュウジにとってだが》ものとなっていた。
黙って見つめあい時間が過ぎていく。
30秒。
1分。
2分。
・
・
・
3分が過ぎようとした時、意を決したように女の子が話しかけて来た。
「あ、あの。ま、迷ったときに、ゆ、ゆうかが、そ、その、あの、かっか、かっ、か、かき、かきごうり、屋さんに、いっ、行けば、よかっ、よかって。」
もどかしい位に話が進まなかった。
しかし、リュウジにとってこの程度の噛みぐあいなら、問題なく(その時点で問題ということは置いておいて)話せるのだ。
(かきごうり屋さん?あぁ。かき氷屋さんかな?そっちに迷ったら行けばいいって言われたのか?)
あの読みにくい、(中の人にとっては、聞き取りづらい)会話を読みといたリュウジも、意を決して、(忘れられているかもしれないが、女の子は、表情だけはめちゃくちゃ落ち着いて)鋭く自身を見つめている女の子に話しかける。
「え、えと。かき氷屋さんは、あっちだよ。その、一緒に、行く?」
その一言を、言っただけでリュウジは、かなり体力を削られているような感じではあった。
(コミュ症には、こんなシチュエーションは、辛いのに。)
軽く泣きそうになるリュウジの放った一言に女の子は、安堵したようで1度大きな深呼吸をする。
「えと、その、あ、明道(アキミチ)、アキミチ 奈緒(ナオ)ですッ!ふ、不束ものですが、あの、よ、よろしくお願いしまふッ!」
盛大に自己紹介で噛んだ、表情キリリのオドオド少女と、コミュ症少年の夏の出会いの始まり始まり~。
テナワケデ、ヒロイン名前公開どす~。
りゅうおうのおしごと!を読んだばかりなので、名前にアイを入れたかったけど、踏み止まってナオにしました。
第二歩終了です!
明日?の第三歩にコウゴキタイ。