流れていく時間のなかで   作:なゆたとふかしぎ

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灰色の世界に終止符を。


第五歩

長々と、灰色の世界を語っていたが、今回で最後にしよう。

まずは、前回の答えからだ。

答えは単純。

もしかしたら、トンチだと言う人間もいるだろう。

それは、単純に他の場所から色を持ってくればいい。

もともと、この世界にいた(居たと確認されている)のは、彼(彼女)だけなのだから、見方によってそこは、【彼(彼女)個人の世界】と言っても過言ではない。

なら、彼(彼女)個人の世界に無いものを存在させるには、その世界の【外側】から入れ込むしかないのだ。

だから、黒と白と灰色の世界に色をつけるならば、混ぜ混むならば。

もう、答えは言ったよね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

後ろから声をかけられて、振り返ってみれば、その人は、同じくらいの年代の女の子で、ナオのことを知っていた。

 

(良かった。家族の人かな?ナオを引き取ってもらえば、これで一件落着。一件らくちゃ、く。か?)

 

リュウジは、自身の今の状況を、何故か客観的に見ることができた。

 

想像してほしい。

あなたには、可愛い妹(小学生)がいて、一緒に海水浴に来ていたが、その妹を見失い探していた。すると、その妹が、知らない男(高校生ぐらい)に手を取られ一緒に歩いていた。

 

さて、想像できただろうか?

あなたはどう思う?

 

(ヤバい!ヤバい!見つかったら通報されるやつじゃないのかこれ?!!)

 

リュウジはあせる。

 

がしかし、女の子は、ナオのことは見つけているが、リュウジのことを見ていなかった。見つけていなかった。

そして、その子はまっすぐリュウジたちに向かって歩いてきて。

余計に焦るリュウジ。リュウジの手を握ったまま、離さないナオ。

 

 

 

そして女の子は。

 

 

 

転けた。

 

リュウジたちの目の前で。

女の子は、ナオに倒れないように、とっさに空中で姿勢を変えようとしたが、その結果リュウジの方に倒れかかってくる。

 

結果、女の子はリュウジを押し倒した。

その後は省略するが、女の子が倒れたあとラノベによくある展開で胸を揉んでしまい、ぶっ叩かれるのはよくあるお話の一つに追加されるだろう。

 

 

(中略)

 

 

「で、君が、ナオを預かってくれた。と言うか、助けてくれた。感じ?」

 

女の子(橘 夕陽タチバナ ユウヒ)は、いかんせん納得が行っていないそして、信用していない顔でリュウジを見つめていた。

 

「は、はい。そう、ですね。」

 

そして、リュウジもコミュ症の影響?でしっかりと返事ができず、余計に怪しくなっていた。

 

「あ、あの、ゆうひちゃん。リュウジさんは、その、へ、変なことしてないよ?」

 

ナオも弁明しようとしているが、上手く話せていない。

砂浜の砂は、まだまだ温度をあげそうな状態が続いていた。




チョロインこと、橘 夕陽(タチバナ ユウヒ)ちゃん登場!
一応女子高生のつもりです。
学年は、そのうち明かしていきましょう。
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